過去2年間に胃がん検診を受けた人はどれくらいいるのでしょうか。
20歳以上について47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。
山形県が53.69%で1位。
47都道府県の平均は40.42%、中央値は39.64%です。
最も高い53.69%と最も低い32.57%の差は21.12ポイント、倍率にすると1.65倍でした。
47都道府県の単純平均
40.4%
胃がん検診の受診率(2019年)
最も多い 山形県
53.7%
最も少ない 大阪府
32.6%
地図で見る
| 項目 | 胃がん検診の受診率 |
|---|---|
| 北海道 | 35.2% |
| 青森県 | 43.8% |
| 岩手県 | 42.0% |
| 宮城県 | 47.7% |
| 秋田県 | 45.4% |
| 山形県 | 53.7% |
| 福島県 | 46.8% |
| 茨城県 | 39.0% |
| 栃木県 | 41.1% |
| 群馬県 | 41.0% |
| 埼玉県 | 38.3% |
| 千葉県 | 39.2% |
| 東京都 | 39.3% |
| 神奈川県 | 39.5% |
| 新潟県 | 48.2% |
| 富山県 | 44.8% |
| 石川県 | 41.3% |
| 福井県 | 39.7% |
| 山梨県 | 45.7% |
| 長野県 | 43.4% |
| 岐阜県 | 38.5% |
| 静岡県 | 39.6% |
| 愛知県 | 37.4% |
| 三重県 | 36.6% |
| 滋賀県 | 36.2% |
| 京都府 | 35.1% |
| 大阪府 | 32.6% |
| 兵庫県 | 33.8% |
| 奈良県 | 38.4% |
| 和歌山県 | 37.6% |
| 鳥取県 | 45.1% |
| 島根県 | 42.3% |
| 岡山県 | 42.4% |
| 広島県 | 38.7% |
| 山口県 | 35.1% |
| 徳島県 | 35.9% |
| 香川県 | 41.9% |
| 愛媛県 | 37.1% |
| 高知県 | 41.4% |
| 福岡県 | 37.0% |
| 佐賀県 | 41.2% |
| 長崎県 | 37.5% |
| 熊本県 | 43.9% |
| 大分県 | 40.6% |
| 宮崎県 | 39.6% |
| 鹿児島県 | 40.7% |
| 沖縄県 | 38.8% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは山形県です。
次いで新潟県、宮城県、福島県、山梨県が続きます。
淡いのは大阪府、兵庫県、山口県でした。
47都道府県の平均は40.42%、中央値は39.64%です。
山形県の53.69%は平均を13.27ポイント上回ります。
1位と47位の差は21.12ポイント、倍率にすると1.65倍でした。
大腸がん検診の受診率で並べ替えると山形県が48.85で最も高く、開きは1.67倍になります。
主指標で1位の山形県は大腸がん検診の受診率では1位、大腸がん検診の受診率で1位の山形県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 胃がん検診の受診率(%) | 地方 | 大腸がん検診の受診率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 山形県 | 53.69 | 東北 | 48.85 |
| 2 | 新潟県 | 48.21 | 中部 | 41.42 |
| 3 | 宮城県 | 47.69 | 東北 | 42.37 |
| 4 | 福島県 | 46.8 | 東北 | 38.95 |
| 5 | 山梨県 | 45.65 | 中部 | 43.32 |
| 6 | 秋田県 | 45.4 | 東北 | 40.35 |
| 7 | 鳥取県 | 45.11 | 中国 | 38.8 |
| 8 | 富山県 | 44.84 | 中部 | 37.7 |
| 9 | 熊本県 | 43.85 | 九州 | 38.24 |
| 10 | 青森県 | 43.78 | 東北 | 41.37 |
| 11 | 長野県 | 43.41 | 中部 | 39.35 |
| 12 | 岡山県 | 42.41 | 中国 | 38.03 |
| 13 | 島根県 | 42.27 | 中国 | 39.18 |
| 14 | 岩手県 | 42.03 | 東北 | 40.42 |
| 15 | 香川県 | 41.94 | 四国 | 38.35 |
| 16 | 高知県 | 41.4 | 四国 | 34.8 |
| 17 | 石川県 | 41.34 | 中部 | 34.64 |
| 18 | 佐賀県 | 41.15 | 九州 | 34.08 |
| 19 | 栃木県 | 41.07 | 関東 | 37.98 |
| 20 | 群馬県 | 41.02 | 関東 | 36.91 |
| 21 | 鹿児島県 | 40.71 | 九州 | 35.89 |
| 22 | 大分県 | 40.61 | 九州 | 34.09 |
| 23 | 福井県 | 39.74 | 中部 | 36.95 |
| 24 | 宮崎県 | 39.64 | 九州 | 33.29 |
| 25 | 静岡県 | 39.6 | 中部 | 36.41 |
| 26 | 神奈川県 | 39.49 | 関東 | 35.21 |
| 27 | 東京都 | 39.28 | 関東 | 38.55 |
| 28 | 千葉県 | 39.16 | 関東 | 36.31 |
| 29 | 茨城県 | 38.97 | 関東 | 35.16 |
| 30 | 沖縄県 | 38.78 | 九州 | 31.18 |
| 31 | 広島県 | 38.67 | 中国 | 33.1 |
| 32 | 岐阜県 | 38.49 | 中部 | 35.96 |
| 33 | 奈良県 | 38.43 | 近畿 | 34.66 |
| 34 | 埼玉県 | 38.31 | 関東 | 36.47 |
| 35 | 和歌山県 | 37.6 | 近畿 | 29.78 |
| 36 | 長崎県 | 37.49 | 九州 | 31.21 |
| 37 | 愛知県 | 37.35 | 中部 | 34.62 |
| 38 | 愛媛県 | 37.06 | 四国 | 32.31 |
| 39 | 福岡県 | 37.03 | 九州 | 29.8 |
| 40 | 三重県 | 36.55 | 近畿 | 33.78 |
| 41 | 滋賀県 | 36.15 | 近畿 | 33.84 |
| 42 | 徳島県 | 35.9 | 四国 | 30.18 |
| 43 | 北海道 | 35.24 | 北海道 | 30.38 |
| 44 | 京都府 | 35.11 | 近畿 | 30.61 |
| 45 | 山口県 | 35.08 | 中国 | 29.19 |
| 46 | 兵庫県 | 33.84 | 近畿 | 32.5 |
| 47 | 大阪府 | 32.57 | 近畿 | 29.88 |
胃がん検診の受診率が高い上位5県
胃がん検診の受診率が高い上位5県です。
山形県は53.69%、新潟県は48.21%、宮城県は47.69%でした。
1位と2位の差は5.48ポイントです。
4位は福島県で46.8%、5位は山梨県で45.65%。
上位5はいずれも47都道府県の平均40.42%を上回りました。
1位の山形県は平均を13.27ポイント上回りました。
中央値の39.64%と比べると14.05ポイント高く、平均に対する比では1.33倍にあたります。
6位以下は秋田県で45.4%、鳥取県で45.11%、富山県で44.84%と続きました。
2位と3位の差は0.52ポイント、3位と4位の差は0.89ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.81ポイントでした。
1位から5位までの幅は8.04ポイント、1位から8位までの幅は8.85ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
山形県は大腸がん検診の受診率でも1位に入っています。
全国の値は40.42%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東北の県でした。
全国の平均を13ポイント上回ります。
大腸がん検診の受診率と並べて見ます
ここから先は、胃がん検診を受けた人の割合がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
大腸がん検診の受診率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は山形県の48.85、2位は山梨県の43.32、3位は宮城県の42.37。
4位以下は新潟県、青森県と続きます。
逆に下位は和歌山県が29.78、山口県が29.19。
山形県と山口県では1.67倍の開きです。
大腸がん検診の受診率と並べても、1位は同じ県でした。
検診に熱心な県はどの検診でも高くなります。
市町村が行う検診の案内の仕方や、職場での検診の受けやすさが受診率に影響すると考えられます。
当サイトの胃がんの死亡数を比べた記事とあわせて見ると、検診と結果のつながりを考える手がかりになります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が46.56%で最も高く、北海道が35.24%で最も低くなります。
中部9県42.07%と中国5県40.71%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
胃がん検診の受診率が低い下位5府県
胃がん検診の受診率が低い下位5府県です。
47位の大阪府は32.57%、46位の兵庫県は33.84%、45位の山口県は35.08%でした。
1位の山形県とは21.12ポイントの差があります。
44位は京都府で35.11%、43位は北海道で35.24%、42位は徳島県で35.9%と続きます。
47位は近畿の府県でした。
全国の平均を8ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は39.64%、平均は40.42%です。
47位の大阪府は平均を7.85ポイント下回りました。
47位の大阪府は1位の山形県の60.7パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.65倍の開きです。
46位との差は1.27ポイント、45位との差は2.51ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも3.33ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均40.42%を下回りました。
47位から43位までの幅は2.67ポイントです。
大阪府は大腸がん検診の受診率では44位です。
全国の値は40.42%なので、47位はこれを7.85ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
5つのがん検診
国が勧めるがん検診は胃、肺、大腸、子宮頸部、乳房の5つです。
この統計もその5種類に分けて集計しています。
胃がん検診と子宮がん・乳がん検診は2年に1回、肺がんと大腸がんの検診は1年に1回が目安とされています。
6年前の調査であること
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
そのうち都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分になります。
この記事の数字は6年前のものです。
標本調査にもとづく推計値でもあるため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
おおまかな地域の傾向として見てください。
数字の散らばり
1位の山形県は53.69%、47位の大阪府は32.57%。
差は21.12ポイント、倍率にすると1.65倍です。
中央値は39.64%、平均は40.42%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.78ポイントの差でした。
大腸がん検診の受診率で並べ替えると開きは1.67倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
胃がん検診を受けた人の割合の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
0.92という高い相関を示したのが【肺がん検診の受診率】全国42.95パーセント、5つの検診で最多でした。
最も食い違ったのは【睡眠5時間未満の人】全国7.21パーセント、大都市圏で多い(順位相関-0.76)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た胃がん検診の受診率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 53.69 | 岩手県 42.03 |
| 関東 | 栃木県 41.07 | 埼玉県 38.31 |
| 中部 | 新潟県 48.21 | 愛知県 37.35 |
| 近畿 | 奈良県 38.43 | 大阪府 32.57 |
| 中国 | 鳥取県 45.11 | 山口県 35.08 |
| 四国 | 香川県 41.94 | 徳島県 35.9 |
| 九州 | 熊本県 43.85 | 福岡県 37.03 |
まとめ
胃がん検診を受けた人の割合を47都道府県で比べると、最も高い山形県で53.69%、最も低い大阪府で32.57%でした。
その差は21.12ポイント、倍率にすると1.65倍です。
47都道府県の中央値は39.64%、平均は40.42%でした。
全国の値は40.42%です。
大腸がん検診の受診率で並べ替えると開きは1.67倍になり、主指標で1位の山形県はその見方では1位に位置します。
胃がん検診を受けた人の割合の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、過去2年間に受けた人の割合であること。
3つ目は2019年の数字であることです。
大腸がん検診の受診率では山形県が48.85で最も高く、主指標で1位の山形県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では東北6県が46.56%で最も高く、北海道が35.24%で最も低くなりました。
肺がん検診や大腸がん検診の受診率を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の山形県と2位の新潟県の差は5.48ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員20歳以上・がん検診受診状況)
- 調査年: 2019年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003442407
- 備考: 20歳以上の世帯人員のうち過去2年間に胃がん検診を受けた人の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は大腸がん検診の受診率
注記: 20歳以上の世帯人員のうち過去2年間に胃がん検診を受けた人の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は大腸がん検診の受診率
