【テニスコートの数】全国6,250面のうち、屋内コートは1割ちょっとにとどまります

【テニスコートの数】全国6,250面のうち、屋内コートは1割ちょっとにとどまります

テニスコートは全国に6,250面。
そのうち屋根のあるコートは829面で、全体の13.3%にとどまります。
雨や雪の日は使えないコートがほとんどだということです。

今回は47都道府県の人口10万人あたり庭球場数を、令和6年10月1日現在の文部科学省「社会教育調査」(体育施設調査)のデータを使って比べました。

47都道府県を合計すると6,250面。
そのうち屋内コートは829面で、全体の13.3%にとどまりました。

47都道府県の単純平均

6.1面

人口10万人あたり庭球場数(令和6年度(2024年10月1日現在))

最も多い 山梨県

10.4面

最も少ない 大阪府

2.8面

地図で見るテニスコートの多さ

人口10万人あたり庭球場数(令和6年度(2024年10月1日現在))
人口10万人あたり庭球場数(令和6年度(2024年10月1日現在)) 社会教育調査(体育施設調査)(文部科学省)をもとに作成。単位は面。 北海道 7.7面青森 5.0面岩手 6.5面宮城 4.7面秋田 7.8面山形 5.6面福島 6.7面茨城 6.2面栃木 5.0面群馬 6.3面埼玉 4.6面千葉 5.9面東京 3.4面神奈川 3.4面新潟 6.3面富山 6.6面石川 6.7面福井 7.0面山梨 10.4面長野 9.4面岐阜 6.6面静岡 4.5面愛知 4.3面三重 6.7面滋賀 5.7面京都 4.1面大阪 2.8面兵庫 4.1面奈良 6.6面和歌山 8.4面鳥取 7.5面島根 8.6面岡山 6.3面広島 5.1面山口 7.1面徳島 7.3面香川 6.8面愛媛 5.8面高知 6.4面福岡 3.6面佐賀 6.4面長崎 6.5面熊本 4.5面大分 6.6面宮崎 6面鹿児島 7.2面沖縄 3.7面
人口10万人あたり庭球場数(面)
人口10万人あたり庭球場数(令和6年度(2024年10月1日現在))
項目人口10万人あたり庭球場数
北海道7.7面
青森県5.0面
岩手県6.5面
宮城県4.7面
秋田県7.8面
山形県5.6面
福島県6.7面
茨城県6.2面
栃木県5.0面
群馬県6.3面
埼玉県4.6面
千葉県5.9面
東京都3.4面
神奈川県3.4面
新潟県6.3面
富山県6.6面
石川県6.7面
福井県7.0面
山梨県10.4面
長野県9.4面
岐阜県6.6面
静岡県4.5面
愛知県4.3面
三重県6.7面
滋賀県5.7面
京都府4.1面
大阪府2.8面
兵庫県4.1面
奈良県6.6面
和歌山県8.4面
鳥取県7.5面
島根県8.6面
岡山県6.3面
広島県5.1面
山口県7.1面
徳島県7.3面
香川県6.8面
愛媛県5.8面
高知県6.4面
福岡県3.6面
佐賀県6.4面
長崎県6.5面
熊本県4.5面
大分県6.6面
宮崎県6面
鹿児島県7.2面
沖縄県3.7面

日本地図で見ると、色が濃く出るのは山梨県と長野県、山陰、それに紀伊半島の南部です。
淡いのは大阪府と首都圏、福岡県、沖縄県でした。

47都道府県の単純平均は6.06面、中央値は6.34面です。
中央値のほうが平均より大きいのは、下位に集まる都府県が平均を押し下げているためです。

8面を超えたのは4県、4面を下回ったのは5都府県。
多くの県が5面から7面の間に収まる、山のなだらかな分布でした。

順位都道府県人口10万人あたり庭球場数(面)地方庭球場の数屋外屋内
1山梨県10.37中部82748
2長野県9.41中部18716423
3島根県8.57中国55541
4和歌山県8.41近畿745816
5秋田県7.8東北706010
6北海道7.73北海道39035337
7鳥取県7.53中国40382
8徳島県7.3四国50419
9鹿児島県7.18九州1109515
10山口県7.1中国91829
11福井県7.04中部524210
12香川県6.76四国625210
13石川県6.74中部745717
14三重県6.72近畿1159520
15福島県6.66東北11610115
16大分県6.64九州72666
17岐阜県6.63中部12710918
18富山県6.62中部665412
19奈良県6.61近畿857510
20長崎県6.47九州81765
21岩手県6.46東北74686
22高知県6.4四国42420
23佐賀県6.35九州50446
24岡山県6.34中国1161079
24新潟県6.34中部13311122
26群馬県6.3関東1191109
27茨城県6.2関東17416410
28宮崎県6.0九州62539
29千葉県5.9関東36931158
30愛媛県5.8四国74659
31滋賀県5.71近畿80746
32山形県5.64東北57516
33広島県5.12中国13912811
34栃木県5.04関東95941
35青森県4.98東北58544
36宮城県4.67東北105978
37埼玉県4.61関東33829444
38熊本県4.54九州776710
39静岡県4.51中部15914613
40愛知県4.25中部31724176
41兵庫県4.1近畿21917841
42京都府4.09近畿103967
43沖縄県3.68九州54495
44福岡県3.63九州18515530
45神奈川県3.44関東31727740
45東京都3.44関東48841870
47大阪府2.82近畿24718166
社会教育調査(体育施設調査)(令和6年度(2024年10月1日現在)、文部科学省)をもとに作成

人口あたりのテニスコートが多い5県

上位5都道府県の人口10万人あたり庭球場数
上位5都道府県の人口10万人あたり庭球場数 社会教育調査(体育施設調査)(令和6年度(2024年10月1日現在)) 0246810山梨県: 10.4面10.4面長野県: 9.4面9.4面島根県: 8.6面8.6面和歌山県: 8.4面8.4面秋田県: 7.8面7.8面山梨県長野県島根県和歌山県秋田県
上位5都道府県の人口10万人あたり庭球場数
項目人口10万人あたり庭球場数
山梨県10.4面
長野県9.4面
島根県8.6面
和歌山県8.4面
秋田県7.8面
下位5都道府県の人口10万人あたり庭球場数
下位5都道府県の人口10万人あたり庭球場数 社会教育調査(体育施設調査)(令和6年度(2024年10月1日現在)) 0.00.51.01.52.02.53.03.5大阪府: 2.8面2.8面東京都: 3.4面3.4面神奈川県: 3.4面3.4面福岡県: 3.6面3.6面沖縄県: 3.7面3.7面大阪府東京都神奈川県福岡県沖縄県
下位5都道府県の人口10万人あたり庭球場数
項目人口10万人あたり庭球場数
大阪府2.8面
東京都3.4面
神奈川県3.4面
福岡県3.6面
沖縄県3.7面

人口10万人あたりのテニスコートが多い上位5県です。

山梨県は10.37面、長野県は9.41面、島根県は8.57面、和歌山県は8.41面、秋田県は7.80面でした。
山梨県と最下位の大阪府では3.68倍の差があります。

6位以下は北海道7.73面、鳥取県7.53面、徳島県7.30面と続きます。

実数では東京都の488面が1位、北海道390面、千葉県369面、埼玉県338面、神奈川県と愛知県が317面。
人口との相関係数はプラス0.92と高く、実数はほぼ人口どおりに並びます。

屋内コートだけを見ると、雪の多い県が上に来る

以下は、人口あたりで見る庭球場にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

屋外と屋内を分けると、まったく違う県が上に来ます。

屋外コートの人口10万人あたりの上位は山梨県9.36面、島根県8.41面、長野県8.25面、鳥取県7.16面。
屋内コートでは和歌山県1.82面、石川県1.55面、福井県1.35面、徳島県1.31面、富山県1.20面が上位です。
石川県、福井県、富山県という北陸3県が屋内で上位に入り、屋外の上位とはほとんど重なりません。

雪や雨で屋外コートが使えない期間の長さが効いていると考えられます。
北陸3県は年間降水日数を比べた記事でも上位に並んだ地域で、富山県は178.3日で全国1位でした。
屋外だけでは1年のうち使える日が限られるため、屋根のあるコートが整備されてきたという読み方ができます。

和歌山県が屋内1位というのは説明がつきにくいところです。
降水日数は97.2日で全国41位、むしろ雨の少ない県です。
人口88.0万人と少ないため、屋内コート16面でも人口あたりでは1位になるという分母の効果が大きいと見るべきでしょう。

逆に屋内コートが極端に少ない県もあります。
高知県は0面、栃木県と島根県は1面、鳥取県は2面。
屋外コートが人口あたり全国4位の鳥取県が、屋内では下から4番目という組み合わせでした。

屋内コートの実数では愛知県76面、東京都70面、大阪府66面が上位です。
人口の多い都府県が屋内を整備していることになりますが、人口で割ると順位は下がります。

人口あたりのテニスコートが少ない5都府県

人口10万人あたりのテニスコートが少ない下位5都府県です。

大阪府は2.82面、神奈川県は3.44面、東京都は3.44面、福岡県は3.63面、沖縄県は3.68面でした。
山梨県の10.37面とは3.68倍の差があります。

下位に並んだのは大都市を抱える都府県ですが、この記事の倍率3.68倍は、体育館の8.27倍や野球場の8.93倍に比べるとかなり小さい。
テニスコートは都市部でも一定の数が確保されている施設だと言えます。

実数で少ないのは鳥取県40面、高知県42面、佐賀県と徳島県が50面、福井県52面でした。

沖縄県は実数54面で人口あたりも3.68面。
屋外での運動に向いた気候の県ですが、下から5番目にとどまりました。

このグラフについての豆知識

「面」と「か所」の違い

体育施設調査では、テニスコートは施設の数ではなく面の数で数えられています。
10面あるテニスコート1か所は、10として数えられます。

そのため、この記事の6,250という数字はテニスができる場所の数ではなく、同時にプレーできるコートの数に近いものです。
ほかの施設が「か所」で数えられているのとは単位が違うことに注意してください。

公共が4,603面、民間が1,647面で、73.6パーセントが公共施設でした。

屋内コートは13.3パーセント

屋外コート5,421面に対し、屋内コートは829面。
全体の13.3パーセントしかありません。

屋内コートが1面もないのは高知県だけでした。
栃木県と島根県は1面、鳥取県は2面と、1桁にとどまる県もいくつかあります。

数字は令和6年度、2024年10月1日現在のものです。

順位の並びがにている記事

人口あたりで見る庭球場とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。

いちばん近かったのは【体育施設の数】全国7万6千か所、人口10万人あたり最多と最少では3.2倍の差で、順位相関は0.79でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【人口集中地区】全国の7割が住む「まちの中」、県によっては4分の1しかいません(相関-0.75)でした。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た人口10万人あたり庭球場数

地方最も多い(面)最も少ない(面)
東北秋田県 7.8宮城県 4.67
関東群馬県 6.3神奈川県 3.44
中部山梨県 10.37愛知県 4.25
近畿和歌山県 8.41大阪府 2.82
中国島根県 8.57広島県 5.12
四国徳島県 7.3愛媛県 5.8
九州鹿児島県 7.18福岡県 3.63
社会教育調査(体育施設調査)(令和6年度(2024年10月1日現在)、文部科学省)をもとに作成

まとめ

人口10万人あたりのテニスコートの数を比べると、最も多い山梨県は10.37面、最も少ない大阪府は2.82面で、その差は3.68倍でした。
47都道府県の合計は6,250面です。

人口あたりで見る庭球場の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、施設ではなく面の数で数えていること。
2つ目は、屋内コートが13.3パーセントしかないこと。
3つ目は令和6年10月1日現在の数字であることです。

屋内コートだけを見ると、石川県・福井県・富山県の北陸3県が上位に並びます。
屋外の上位に来る山梨県や長野県とはほとんど重なりません。

倍率3.68倍は体育館の8.27倍、野球場の8.93倍よりずっと小さい。
都市でも地方でも一定の数が確保されている施設でした。
野球場やプールの数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

関連記事

出典

注記: 公共の社会体育施設(第197表)と民間体育施設(第214表)の合計。
人口10万人あたりの値は2024年10月1日現在の人口推計で割って算出した。
屋外と屋内の庭球場を合わせた数

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