公民館に専任として勤める職員は、どれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年度の数字。
埼玉県が584人で1位。
47都道府県の平均は140.66人、中央値は113人です。
1位と47位の間には27.81倍の開き、人口10万人あたりでは20.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
141人
公民館職員数(専任)(2021年)
最も多い 埼玉県
584人
最も少ない 宮崎県
21人
公民館の専任職員が多い上位5県
公民館の専任職員が多い上位5県です。
埼玉県は584人、千葉県は373人、長野県は328人でした。
埼玉県は2位の千葉県の1.566倍です。
4位は群馬県で325人、5位は愛媛県で300人。
上位5で全国の28.9パーセント、上位3で19.4パーセント、上位10で46.6パーセントでした。
1位だけで8.8パーセントを占めます。
47都道府県の平均は140.66人なので、1位は平均の4.2倍。
中央値の113人と比べると5.2倍にあたります。
6位以下は神奈川県で278人、福島県で263人、石川県で242人と続きました。
2位と3位の差は45人、3位と4位の差は3人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の71.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると957人。
これだけで全国の14.5パーセントにあたります。
関東の県が1位になりました。
人口10万人あたりでは島根県が1位です
ここからは統計を離れて、公民館の専任職員の数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は愛媛県の23.51人、2位は福井県23人、3位は石川県22.04人。
4位以下は山形県、群馬県と続きます。
逆に人口あたりの下位は静岡県1.16人、東京都1.14人。
愛媛県と東京都では20.6倍の開きです。
人口10万人あたりでは島根県が1位です。
実数の並びとは顔ぶれが変わります。
公民館の職員には、専任のほかに役場の仕事と掛け持ちする兼任がいます。
専任を置けば講座を企画したり地域の相談にのったりする余裕が生まれますが、人件費がかかるため、自治体の判断が分かれます。
当サイトの公民館の数の記事と並べると、1館あたりの人の配置が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、東北6県が10.66人で最も多く、北海道が2.48人で最も少なくなります。
中部9県10.6人と四国4県10.53人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
公民館の専任職員が少ない下位5県
公民館の専任職員が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は21人、46位の高知県は25人、45位の京都府は37人でした。
1位の埼玉県とは27.81倍の差があります。
44位は鳥取県で41人、43位は静岡県で41人、42位は山梨県で41人と続きます。
館の数が多い県が、必ずしも職員数で上位に来るわけではありません。
47都道府県の中央値は113人。
平均は140.66人なので、平均が中央値の1.2倍です。
47位の宮崎県は平均の14.9パーセント、中央値の18.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.5パーセントにしかなりません。
1位の埼玉県1つで8.8パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の宮崎県は、1位の埼玉県の3.6パーセントにあたる水準です。
46位との差は4人、45位との差は16人でした。
1位の埼玉県と47位の宮崎県の間には563人の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 公民館職員数(専任) |
|---|---|
| 北海道 | 125人 |
| 青森県 | 77人 |
| 岩手県 | 65人 |
| 宮城県 | 190人 |
| 秋田県 | 89人 |
| 山形県 | 184人 |
| 福島県 | 263人 |
| 茨城県 | 164人 |
| 栃木県 | 197人 |
| 群馬県 | 325人 |
| 埼玉県 | 584人 |
| 千葉県 | 373人 |
| 東京都 | 162人 |
| 神奈川県 | 278人 |
| 新潟県 | 175人 |
| 富山県 | 120人 |
| 石川県 | 242人 |
| 福井県 | 170人 |
| 山梨県 | 41人 |
| 長野県 | 328人 |
| 岐阜県 | 86人 |
| 静岡県 | 41人 |
| 愛知県 | 194人 |
| 三重県 | 75人 |
| 滋賀県 | 62人 |
| 京都府 | 37人 |
| 大阪府 | 113人 |
| 兵庫県 | 185人 |
| 奈良県 | 67人 |
| 和歌山県 | 68人 |
| 鳥取県 | 41人 |
| 島根県 | 84人 |
| 岡山県 | 135人 |
| 広島県 | 67人 |
| 山口県 | 43人 |
| 徳島県 | 46人 |
| 香川県 | 74人 |
| 愛媛県 | 300人 |
| 高知県 | 25人 |
| 福岡県 | 115人 |
| 佐賀県 | 127人 |
| 長崎県 | 85人 |
| 熊本県 | 74人 |
| 大分県 | 91人 |
| 宮崎県 | 21人 |
| 鹿児島県 | 138人 |
| 沖縄県 | 65人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは埼玉県です。
次いで千葉県、長野県、群馬県、愛媛県が続きます。
淡いのは宮崎県、高知県、京都府でした。
47都道府県の平均は140.66人、中央値は113人です。
埼玉県の584人は平均の4.2倍にあたります。
上位3で19.4パーセント、1位と47位で27.81倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと愛媛県が23.51人で最も多く、開きは20.6倍になります。
実数1位の埼玉県は人数あたりでは18位、人数あたり1位の愛媛県は実数では5位でした。
| 順位 | 都道府県 | 公民館職員数(専任)(人) | 地方 | 人口10万人あたりの公民館職員数(専任) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 埼玉県 | 584 | 関東 | 7.97 |
| 2 | 千葉県 | 373 | 関東 | 5.97 |
| 3 | 長野県 | 328 | 中部 | 16.51 |
| 4 | 群馬県 | 325 | 関東 | 17.2 |
| 5 | 愛媛県 | 300 | 四国 | 23.51 |
| 6 | 神奈川県 | 278 | 関東 | 3.01 |
| 7 | 福島県 | 263 | 東北 | 15.09 |
| 8 | 石川県 | 242 | 中部 | 22.04 |
| 9 | 栃木県 | 197 | 関東 | 10.45 |
| 10 | 愛知県 | 194 | 中部 | 2.6 |
| 11 | 宮城県 | 190 | 東北 | 8.45 |
| 12 | 兵庫県 | 185 | 近畿 | 3.47 |
| 13 | 山形県 | 184 | 東北 | 18.2 |
| 14 | 新潟県 | 175 | 中部 | 8.34 |
| 15 | 福井県 | 170 | 中部 | 23 |
| 16 | 茨城県 | 164 | 関東 | 5.84 |
| 17 | 東京都 | 162 | 関東 | 1.14 |
| 18 | 鹿児島県 | 138 | 九州 | 9.01 |
| 19 | 岡山県 | 135 | 中国 | 7.37 |
| 20 | 佐賀県 | 127 | 九州 | 16.12 |
| 21 | 北海道 | 125 | 北海道 | 2.48 |
| 22 | 富山県 | 120 | 中部 | 12.04 |
| 23 | 福岡県 | 115 | 九州 | 2.26 |
| 24 | 大阪府 | 113 | 近畿 | 1.29 |
| 25 | 大分県 | 91 | 九州 | 8.39 |
| 26 | 秋田県 | 89 | 東北 | 9.92 |
| 27 | 岐阜県 | 86 | 中部 | 4.49 |
| 28 | 長崎県 | 85 | 九州 | 6.79 |
| 29 | 島根県 | 84 | 中国 | 13.08 |
| 30 | 青森県 | 77 | 東北 | 6.61 |
| 31 | 三重県 | 75 | 近畿 | 4.38 |
| 32 | 熊本県 | 74 | 九州 | 4.36 |
| 32 | 香川県 | 74 | 四国 | 8.07 |
| 34 | 和歌山県 | 68 | 近畿 | 7.73 |
| 35 | 広島県 | 67 | 中国 | 2.47 |
| 35 | 奈良県 | 67 | 近畿 | 5.21 |
| 37 | 沖縄県 | 65 | 九州 | 4.43 |
| 37 | 岩手県 | 65 | 東北 | 5.68 |
| 39 | 滋賀県 | 62 | 近畿 | 4.42 |
| 40 | 徳島県 | 46 | 四国 | 6.72 |
| 41 | 山口県 | 43 | 中国 | 3.36 |
| 42 | 山梨県 | 41 | 中部 | 5.18 |
| 42 | 静岡県 | 41 | 中部 | 1.16 |
| 42 | 鳥取県 | 41 | 中国 | 7.72 |
| 45 | 京都府 | 37 | 近畿 | 1.47 |
| 46 | 高知県 | 25 | 四国 | 3.81 |
| 47 | 宮崎県 | 21 | 九州 | 2.03 |
このグラフについての豆知識
1館に何人いるか
職員数を館の数で割ると、1館あたりの人数が出ます。
この計算をすると、館は多いが人は少ない県、その逆の県が見えてきます。
無人で貸し出しだけをしている館もあります。
社会・人口統計体系という統計
社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。
調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。
数字の開き
1位の埼玉県は584人、47位の宮崎県は21人。
両者の間には27.81倍の開きがあります。
上位3で全国の19.4パーセント、上位10で46.6パーセントを占めます。
中央値は113人、平均は140.66人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと20.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
公民館の専任職員の数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【公民館を使った人の数】1年でおよそ1億6,187万人(順位相関0.73)です。
正反対だったのは【高齢者の一人暮らし】は6世帯に1世帯という県も、47都道府県で割合を比較で、相関は-0.47です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た公民館職員数(専任)
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 263 | 岩手県 65 |
| 関東 | 埼玉県 584 | 東京都 162 |
| 中部 | 長野県 328 | 静岡県 41 |
| 近畿 | 兵庫県 185 | 京都府 37 |
| 中国 | 岡山県 135 | 鳥取県 41 |
| 四国 | 愛媛県 300 | 高知県 25 |
| 九州 | 鹿児島県 138 | 宮崎県 21 |
まとめ
公民館の専任職員の数を47都道府県で比べると、最も多い埼玉県で584人、最も少ない宮崎県で21人でした。
1位と47位の間には27.81倍の開きがあります。
上位3で全国の19.4パーセント、上位10で46.6パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は113人、平均は140.66人でした。
人口10万人あたりに直すと20.6倍の開きになります。
ここまでの公民館の専任職員の数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、兼任は含まないこと。
2つ目は、館の数とは別の話であること。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでは愛媛県が23.51人で最多。
実数1位の埼玉県は人数あたりでは18位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の31.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは東北6県が10.66人で最多でした。
公民館の数や催しを開いた館の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: 公民館に専任として勤める職員の数。兼任は含まない。人口10万人あたりの公民館職員数(専任)は総人口で割った参考値
注記: 公民館に専任として勤める職員の数。
兼任は含まない。
人口10万人あたりの公民館職員数(専任)は総人口で割った参考値
