【社会教育の専任職員の数】全国1万6,240人、学校の外の学びを担う

【社会教育の専任職員の数】全国1万6,240人、学校の外の学びを担う

公民館や図書館などで社会教育にたずさわる専任の職員は、どれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年度の数字。

東京都が1,087人で1位。
47都道府県の平均は345.53人、中央値は263人です。
1位と47位の間には10.16倍の開き、人口10万人あたりでは13.7倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

346人

社会教育関係職員数(専任)(2021年)

最も多い 東京都

1,087人

最も少ない 鳥取県

107人

専任職員が多い上位5都道府県

上位5都道府県の社会教育関係職員数(専任)
上位5都道府県の社会教育関係職員数(専任) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 02004006008001,000東京都: 1,087人1,087人北海道: 1,019人1,019人愛知県: 773人773人埼玉県: 768人768人千葉県: 727人727人東京都北海道愛知県埼玉県千葉県
上位5都道府県の社会教育関係職員数(専任)
項目社会教育関係職員数(専任)
東京都1,087人
北海道1,019人
愛知県773人
埼玉県768人
千葉県727人
下位5都道府県の社会教育関係職員数(専任)
下位5都道府県の社会教育関係職員数(専任) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 050100150鳥取県: 107人107人徳島県: 113人113人島根県: 121人121人佐賀県: 156人156人滋賀県: 161人161人鳥取県徳島県島根県佐賀県滋賀県
下位5都道府県の社会教育関係職員数(専任)
項目社会教育関係職員数(専任)
鳥取県107人
徳島県113人
島根県121人
佐賀県156人
滋賀県161人

専任職員が多い上位5都道府県です。

東京都は1,087人、北海道は1,019人、愛知県は773人でした。
東京都は2位の北海道の1.067倍です。

4位は埼玉県で768人、5位は千葉県で727人。
上位5で全国の26.9パーセント、上位3で17.7パーセント、上位10で44.1パーセントでした。

1位だけで6.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は345.53人なので、1位は平均の3.1倍。
中央値の263人と比べると4.1倍にあたります。

6位以下は大阪府で653人、長野県で544人、福岡県で543人と続きました。

2位と3位の差は246人、3位と4位の差は5人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の73.1パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると2,106人。
これだけで全国の13.0パーセントにあたります。

人口の多い都道府県が上位に来ました。

人口10万人あたりでは島根県が1位です

ここからは統計を離れて、社会教育の専任職員の数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は福井県の41人、2位は和歌山県33.07人、3位は高知県32.47人。

4位以下は鹿児島県、愛媛県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大阪府7.46人、神奈川県2.99人。
福井県と神奈川県では13.7倍の開きです。

人口10万人あたりでは島根県が1位です。
人口の少ない県ほど、人あたりでは上位に来ます。

社会教育の職員は、学校の外の学びを支える人たちです。
講座を企画し、地域の団体をつなぎ、施設を運営します。
人口が少ない県でも、市町村ごとに置く必要があるため、人あたりでは高く出ます。

当サイトの社会教育主事の記事と並べると、体制のちがいが見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が24.28人で最も多く、近畿7府県が13.9人で最も少なくなります。
北海道20.21人と東北6県19.98人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)の上位5都道府県
人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 010203040福井県: 4141和歌山県: 33.133.1高知県: 32.532.5鹿児島県: 32.332.3愛媛県: 30.230.2福井県和歌山県高知県鹿児島県愛媛県
人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)
福井県41
和歌山県33.1
高知県32.5
鹿児島県32.3
愛媛県30.2

専任職員が少ない下位5県

専任職員が少ない下位5県です。

47位の鳥取県は107人、46位の徳島県は113人、45位の島根県は121人でした。
1位の東京都とは10.16倍の差があります。

44位は佐賀県で156人、43位は滋賀県で161人、42位は富山県で162人と続きます。

上位と下位の開きは、ほかの職員の項目より小さくなっています。

47都道府県の中央値は263人。
平均は345.53人なので、平均が中央値の1.3倍です。

47位の鳥取県は平均の31.0パーセント、中央値の40.7パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の4.1パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで6.7パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の9.84パーセントにあたる水準です。

46位との差は6人、45位との差は14人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には980人の開きがあります。

地図で見る

社会教育関係職員数(専任)(2021年)
社会教育関係職員数(専任)(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は人。 北海道 1,019人青森 220人岩手 184人宮城 384人秋田 207人山形 300人福島 263人茨城 516人栃木 528人群馬 439人埼玉 768人千葉 727人東京 1,087人神奈川 276人新潟 284人富山 162人石川 182人福井 303人山梨 199人長野 544人岐阜 314人静岡 319人愛知 773人三重 250人滋賀 161人京都 195人大阪 653人兵庫 441人奈良 189人和歌山 291人鳥取 107人島根 121人岡山 204人広島 248人山口 184人徳島 113人香川 165人愛媛 385人高知 213人福岡 543人佐賀 156人長崎 203人熊本 348人大分 202人宮崎 170人鹿児島 494人沖縄 206人
社会教育関係職員数(専任)(人)
社会教育関係職員数(専任)(2021年)
項目社会教育関係職員数(専任)
北海道1,019人
青森県220人
岩手県184人
宮城県384人
秋田県207人
山形県300人
福島県263人
茨城県516人
栃木県528人
群馬県439人
埼玉県768人
千葉県727人
東京都1,087人
神奈川県276人
新潟県284人
富山県162人
石川県182人
福井県303人
山梨県199人
長野県544人
岐阜県314人
静岡県319人
愛知県773人
三重県250人
滋賀県161人
京都府195人
大阪府653人
兵庫県441人
奈良県189人
和歌山県291人
鳥取県107人
島根県121人
岡山県204人
広島県248人
山口県184人
徳島県113人
香川県165人
愛媛県385人
高知県213人
福岡県543人
佐賀県156人
長崎県203人
熊本県348人
大分県202人
宮崎県170人
鹿児島県494人
沖縄県206人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで北海道、愛知県、埼玉県、千葉県が続きます。
淡いのは鳥取県、徳島県、島根県でした。

47都道府県の平均は345.53人、中央値は263人です。
東京都の1,087人は平均の3.1倍にあたります。

上位3で17.7パーセント、1位と47位で10.16倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと福井県が41人で最も多く、開きは13.7倍になります。

実数1位の東京都は人数あたりでは45位、人数あたり1位の福井県は実数では19位でした。

順位都道府県社会教育関係職員数(専任)(人)地方人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)
1東京都1087関東7.67
2北海道1019北海道20.21
3愛知県773中部10.36
4埼玉県768関東10.47
5千葉県727関東11.63
6大阪府653近畿7.46
7長野県544中部27.38
8福岡県543九州10.66
9栃木県528関東28.01
10茨城県516関東18.39
11鹿児島県494九州32.25
12兵庫県441近畿8.26
13群馬県439関東23.23
14愛媛県385四国30.17
15宮城県384東北17.08
16熊本県348九州20.51
17静岡県319中部9.04
18岐阜県314中部16.39
19福井県303中部41
20山形県300東北29.67
21和歌山県291近畿33.07
22新潟県284中部13.53
23神奈川県276関東2.99
24福島県263東北15.09
25三重県250近畿14.61
26広島県248中国9.14
27青森県220東北18.88
28高知県213四国32.47
29秋田県207東北23.08
30沖縄県206九州14.05
31岡山県204中国11.14
32長崎県203九州16.21
33大分県202九州18.62
34山梨県199中部25.16
35京都府195近畿7.74
36奈良県189近畿14.71
37岩手県184東北16.07
37山口県184中国14.36
39石川県182中部16.58
40宮崎県170九州16.46
41香川県165四国17.99
42富山県162中部16.25
43滋賀県161近畿11.48
44佐賀県156九州19.8
45島根県121中国18.85
46徳島県113四国16.5
47鳥取県107中国20.15
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

学校の外の学びを支える

社会教育は、学校以外の場で行われる学びのことです。
公民館の講座、図書館の行事、地域のスポーツ活動などが含まれます。

これを支えるのが、教育委員会や施設に置かれた職員です。

社会・人口統計体系という統計

社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。

調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。

数字の開き

1位の東京都は1,087人、47位の鳥取県は107人。
両者の間には10.16倍の開きがあります。
上位3で全国の17.7パーセント、上位10で44.1パーセントを占めます。

中央値は263人、平均は345.53人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと13.7倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

社会教育の専任職員の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

いちばん近かったのは【社会体育担当職員の数】全国5,170人、地域のスポーツを担うで、順位相関は0.83でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【ひとりが使う部屋数】全国1.93室、差は1.52倍(順位相関-0.55)です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た社会教育関係職員数(専任)

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 384岩手県 184
関東東京都 1087神奈川県 276
中部愛知県 773富山県 162
近畿大阪府 653滋賀県 161
中国広島県 248鳥取県 107
四国愛媛県 385徳島県 113
九州福岡県 543佐賀県 156
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

社会教育の専任職員の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,087人、最も少ない鳥取県で107人でした。
1位と47位の間には10.16倍の開きがあります。

上位3で全国の17.7パーセント、上位10で44.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は263人、平均は345.53人でした。
人口10万人あたりに直すと13.7倍の開きになります。

社会教育の専任職員の数をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、兼任や非常勤は含まないこと。
2つ目は、施設の職員と行政の職員の両方をふくむこと。
3つ目は2021年の数字であることです。

人口10万人あたりでは福井県が41人で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは45位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の26.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が24.28人で最多でした。
社会教育主事や公民館の専任職員の記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
  • 備考: 教育委員会や社会教育施設で社会教育にたずさわる専任の職員の数。人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)は総人口で割った参考値

注記: 教育委員会や社会教育施設で社会教育にたずさわる専任の職員の数。
人口10万人あたりの社会教育関係職員数(専任)は総人口で割った参考値

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