大人に向けた学級・講座は、1年でどれくらい開かれているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会教育調査の2020年度の数字。
兵庫県が34,791講座で1位。
47都道府県の平均は3,521.6講座、中央値は2,233講座です。
1位と47位の間には48.59倍の開き、人口10万人あたりでは253.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
3,522講座
成人一般学級・講座数(2020年)
最も多い 兵庫県
34,791講座
最も少ない 京都府
716講座
地図で見る
| 項目 | 成人一般学級・講座数 |
|---|---|
| 北海道 | 6,123講座 |
| 青森県 | 1,267講座 |
| 岩手県 | 1,777講座 |
| 宮城県 | 2,423講座 |
| 秋田県 | 1,181講座 |
| 山形県 | 1,268講座 |
| 福島県 | 3,760講座 |
| 茨城県 | 1,254講座 |
| 栃木県 | 1,077講座 |
| 群馬県 | 1,728講座 |
| 埼玉県 | 3,867講座 |
| 千葉県 | 1,436講座 |
| 東京都 | 1,496講座 |
| 神奈川県 | 882講座 |
| 新潟県 | 2,233講座 |
| 富山県 | 3,377講座 |
| 石川県 | 5,757講座 |
| 福井県 | 5,205講座 |
| 山梨県 | 785講座 |
| 長野県 | 3,991講座 |
| 岐阜県 | 2,456講座 |
| 静岡県 | 1,566講座 |
| 愛知県 | 3,071講座 |
| 三重県 | 4,300講座 |
| 滋賀県 | 3,065講座 |
| 京都府 | 716講座 |
| 大阪府 | 2,244講座 |
| 兵庫県 | 34,791講座 |
| 奈良県 | 1,207講座 |
| 和歌山県 | 3,839講座 |
| 鳥取県 | 12,872講座 |
| 島根県 | 3,645講座 |
| 岡山県 | 7,263講座 |
| 広島県 | 3,193講座 |
| 山口県 | 3,586講座 |
| 徳島県 | 1,805講座 |
| 香川県 | 1,361講座 |
| 愛媛県 | 1,930講座 |
| 高知県 | 807講座 |
| 福岡県 | 4,391講座 |
| 佐賀県 | 1,041講座 |
| 長崎県 | 1,897講座 |
| 熊本県 | 1,380講座 |
| 大分県 | 4,701講座 |
| 宮崎県 | 1,037講座 |
| 鹿児島県 | 5,727講座 |
| 沖縄県 | 737講座 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは兵庫県です。
次いで鳥取県、岡山県、北海道、石川県が続きます。
淡いのは京都府、沖縄県、山梨県でした。
47都道府県の平均は3,521.6講座、中央値は2,233講座です。
兵庫県の34,791講座は平均の9.9倍にあたります。
上位3で33.2パーセント、1位と47位で48.59倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと鳥取県が2,424.11講座で最も多く、開きは253.6倍になります。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは3位、人数あたり1位の鳥取県は実数では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 成人一般学級・講座数(講座) | 地方 | 人口10万人あたりの成人一般学級・講座数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 兵庫県 | 34791 | 近畿 | 651.88 |
| 2 | 鳥取県 | 12872 | 中国 | 2424.11 |
| 3 | 岡山県 | 7263 | 中国 | 396.67 |
| 4 | 北海道 | 6123 | 北海道 | 121.42 |
| 5 | 石川県 | 5757 | 中部 | 524.32 |
| 6 | 鹿児島県 | 5727 | 九州 | 373.83 |
| 7 | 福井県 | 5205 | 中部 | 704.33 |
| 8 | 大分県 | 4701 | 九州 | 433.27 |
| 9 | 福岡県 | 4391 | 九州 | 86.23 |
| 10 | 三重県 | 4300 | 近畿 | 251.32 |
| 11 | 長野県 | 3991 | 中部 | 200.86 |
| 12 | 埼玉県 | 3867 | 関東 | 52.74 |
| 13 | 和歌山県 | 3839 | 近畿 | 436.25 |
| 14 | 福島県 | 3760 | 東北 | 215.72 |
| 15 | 島根県 | 3645 | 中国 | 567.76 |
| 16 | 山口県 | 3586 | 中国 | 279.94 |
| 17 | 富山県 | 3377 | 中部 | 338.72 |
| 18 | 広島県 | 3193 | 中国 | 117.65 |
| 19 | 愛知県 | 3071 | 中部 | 41.17 |
| 20 | 滋賀県 | 3065 | 近畿 | 218.62 |
| 21 | 岐阜県 | 2456 | 中部 | 128.18 |
| 22 | 宮城県 | 2423 | 東北 | 107.78 |
| 23 | 大阪府 | 2244 | 近畿 | 25.63 |
| 24 | 新潟県 | 2233 | 中部 | 106.38 |
| 25 | 愛媛県 | 1930 | 四国 | 151.25 |
| 26 | 長崎県 | 1897 | 九州 | 151.52 |
| 27 | 徳島県 | 1805 | 四国 | 263.5 |
| 28 | 岩手県 | 1777 | 東北 | 155.2 |
| 29 | 群馬県 | 1728 | 関東 | 91.43 |
| 30 | 静岡県 | 1566 | 中部 | 44.4 |
| 31 | 東京都 | 1496 | 関東 | 10.55 |
| 32 | 千葉県 | 1436 | 関東 | 22.97 |
| 33 | 熊本県 | 1380 | 九州 | 81.32 |
| 34 | 香川県 | 1361 | 四国 | 148.42 |
| 35 | 山形県 | 1268 | 東北 | 125.42 |
| 36 | 青森県 | 1267 | 東北 | 108.76 |
| 37 | 茨城県 | 1254 | 関東 | 44.69 |
| 38 | 奈良県 | 1207 | 近畿 | 93.93 |
| 39 | 秋田県 | 1181 | 東北 | 131.66 |
| 40 | 栃木県 | 1077 | 関東 | 57.14 |
| 41 | 佐賀県 | 1041 | 九州 | 132.11 |
| 42 | 宮崎県 | 1037 | 九州 | 100.39 |
| 43 | 神奈川県 | 882 | 関東 | 9.56 |
| 44 | 高知県 | 807 | 四国 | 123.02 |
| 45 | 山梨県 | 785 | 中部 | 99.24 |
| 46 | 沖縄県 | 737 | 九州 | 50.27 |
| 47 | 京都府 | 716 | 近畿 | 28.41 |
大人向けが多い上位5県
大人向けが多い上位5県です。
兵庫県は34,791講座、鳥取県は12,872講座、岡山県は7,263講座でした。
兵庫県は2位の鳥取県の2.703倍です。
4位は北海道で6,123講座、5位は石川県で5,757講座。
上位5で全国の40.4パーセント、上位3で33.2パーセント、上位10で55.1パーセントでした。
1位だけで21パーセントを占めます。
47都道府県の平均は3,521.6講座なので、1位は平均の9.9倍。
中央値の2,233講座と比べると15.6倍にあたります。
6位以下は鹿児島県で5,727講座、福井県で5,205講座、大分県で4,701講座と続きました。
2位と3位の差は5,609講座、3位と4位の差は1,140講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の59.6パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると47,663講座。
これだけで全国の28.8パーセントにあたります。
1位が突出しており、上位と下位の開きがとても大きくなりました。
人口10万人あたりでも兵庫県が1位です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
大人向けの学級・講座の数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は鳥取県の2,424.11講座、2位は福井県704.33講座、3位は兵庫県651.88講座。
4位以下は島根県、石川県と続きます。
逆に人口あたりの下位は東京都10.55講座、神奈川県9.56講座。
鳥取県と神奈川県では253.6倍の開きです。
人口10万人あたりでも兵庫県が1位でした。
数え方や運営のしかたが県によって大きくちがうことがうかがえます。
講座を1回ごとに数えるか、まとまりで数えるかは、報告する側の判断による部分があります。
数字をそのまま「学びの多さ」と読むのは慎重であるべきです。
当サイトの1日に学ぶ人の記事と並べると、学びの場と学ぶ人の関係が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が757.23講座で最も多く、関東7都県が41.3講座で最も少なくなります。
近畿7府県243.72講座と中部9県243.07講座がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
大人向けが少ない下位5府県
大人向けが少ない下位5府県です。
47位の京都府は716講座、46位の沖縄県は737講座、45位の山梨県は785講座でした。
1位の兵庫県とは48.59倍の差があります。
44位は高知県で807講座、43位は神奈川県で882講座、42位は宮崎県で1,037講座と続きます。
同じような人口の県でも、数が何十倍もちがいます。
47都道府県の中央値は2,233講座。
平均は3,521.6講座なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の京都府は平均の20.3パーセント、中央値の32.1パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.4パーセントにしかなりません。
1位の兵庫県1つで21パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の京都府は、1位の兵庫県の2.06パーセントにあたる水準です。
46位との差は21講座、45位との差は69講座でした。
1位の兵庫県と47位の京都府の間には34,075講座の開きがあります。
地方別に見る
大人向けの講座は、公民館を学びの場にしてきた地方で多くなります。
地方別に合計を出すと、近畿7府県が全国の30.3パーセントで最も大きくなります。
次いで中国5県が18.5パーセント、中部9県が17.2パーセント、九州・沖縄8県が12.6パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が7.1パーセント、関東7都県が7.1パーセント、北海道が3.7パーセント、四国4県が3.6パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
中国5県が757.23講座、近畿7府県が243.72講座、中部9県が243.07講座の順に多く、最も少ないのは関東7都県が41.3講座です。
このグラフについての豆知識
数え方に幅がある
連続講座を1つと数えるか、回ごとに数えるかで、報告される数は大きく変わります。
上位と下位で何十倍もの差が出るのは、この影響もあると考えられます。
社会・人口統計体系という統計
社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。
調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。
数字の開き
1位の兵庫県は34,791講座、47位の京都府は716講座。
両者の間には48.59倍の開きがあります。
上位3で全国の33.2パーセント、上位10で55.1パーセントを占めます。
中央値は2,233講座、平均は3,521.6講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと253.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
大人向けの学級・講座の数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
0.74という高い相関を示したのが【シニアが学ぶ公民館の講座】全国2万3,411講座、居場所にもなるでした。
正反対だったのは【なすの作付面積】全国3,179ha、1位と47位の差が24.6倍しかないで、相関は-0.41です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た成人一般学級・講座数
| 地方 | 最も多い(講座) | 最も少ない(講座) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3760 | 秋田県 1181 |
| 関東 | 埼玉県 3867 | 神奈川県 882 |
| 中部 | 石川県 5757 | 山梨県 785 |
| 近畿 | 兵庫県 34791 | 京都府 716 |
| 中国 | 鳥取県 12872 | 広島県 3193 |
| 四国 | 愛媛県 1930 | 高知県 807 |
| 九州 | 鹿児島県 5727 | 沖縄県 737 |
まとめ
大人向けの学級・講座の数を47都道府県で比べると、最も多い兵庫県で34,791講座、最も少ない京都府で716講座でした。
1位と47位の間には48.59倍の開きがあります。
上位3で全国の33.2パーセント、上位10で55.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は2,233講座、平均は3,521.6講座でした。
人口10万人あたりに直すと253.6倍の開きになります。
ここまでの大人向けの学級・講座の数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、数え方に県ごとの幅があること。
2つ目は、講座の規模までは分からないこと。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは鳥取県が2,424.11講座で最多。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは3位でした。
地方別に合計を出すと近畿7府県が全国の30.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が757.23講座で最多でした。
青少年向けや高齢者向けの講座を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: 教育委員会や公民館などが成人一般向けに開いた学級・講座の数。人口10万人あたりの成人一般学級・講座数は総人口で割った参考値
注記: 教育委員会や公民館などが成人一般向けに開いた学級・講座の数。
人口10万人あたりの成人一般学級・講座数は総人口で割った参考値
