【防犯・交通安全のボランティア】全国3.1%、開きは3倍

【防犯・交通安全のボランティア】全国3.1%、開きは3倍

防犯パトロールや交通安全の見守りをした人は、どれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会生活基本調査の2021年の数字。

滋賀県が5.4%で1位。
47都道府県の平均は3.45%、中央値は3.4%です。
最も高い5.4%と最も低い1.8%の差は3.6ポイント、倍率にすると3倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

3.4%

安全な生活のためのボランティア活動の行動者率(2021年)

最も多い 滋賀県

5.4%

最も少ない 青森県

1.8%

地図で見る

安全な生活のためのボランティア活動の行動者率(2021年)
安全な生活のためのボランティア活動の行動者率(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は%。 北海道 2.6%青森 1.8%岩手 4.6%宮城 4.3%秋田 3.2%山形 5.1%福島 3.6%茨城 3%栃木 2.7%群馬 3.2%埼玉 2.5%千葉 2.2%東京 2.7%神奈川 2.5%新潟 3.5%富山 4.9%石川 4%福井 3.5%山梨 4.5%長野 4.1%岐阜 4.2%静岡 4.3%愛知 3.5%三重 3.6%滋賀 5.4%京都 2.5%大阪 2.7%兵庫 2.8%奈良 3.3%和歌山 3%鳥取 4.6%島根 5.3%岡山 3.7%広島 2.9%山口 2.9%徳島 3.1%香川 2.9%愛媛 3.4%高知 2.9%福岡 2.6%佐賀 4.5%長崎 3.6%熊本 3.7%大分 3.4%宮崎 3.2%鹿児島 3.7%沖縄 1.8%
安全な生活のためのボランティア活動の行動者率(%)
安全な生活のためのボランティア活動の行動者率(2021年)
項目安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
北海道2.6%
青森県1.8%
岩手県4.6%
宮城県4.3%
秋田県3.2%
山形県5.1%
福島県3.6%
茨城県3%
栃木県2.7%
群馬県3.2%
埼玉県2.5%
千葉県2.2%
東京都2.7%
神奈川県2.5%
新潟県3.5%
富山県4.9%
石川県4%
福井県3.5%
山梨県4.5%
長野県4.1%
岐阜県4.2%
静岡県4.3%
愛知県3.5%
三重県3.6%
滋賀県5.4%
京都府2.5%
大阪府2.7%
兵庫県2.8%
奈良県3.3%
和歌山県3%
鳥取県4.6%
島根県5.3%
岡山県3.7%
広島県2.9%
山口県2.9%
徳島県3.1%
香川県2.9%
愛媛県3.4%
高知県2.9%
福岡県2.6%
佐賀県4.5%
長崎県3.6%
熊本県3.7%
大分県3.4%
宮崎県3.2%
鹿児島県3.7%
沖縄県1.8%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは滋賀県です。
次いで島根県、山形県、富山県、岩手県が続きます。
淡いのは沖縄県、青森県、千葉県でした。

47都道府県の平均は3.45%、中央値は3.4%です。
滋賀県の5.4%は平均を1.95ポイント上回ります。

1位と47位の差は3.6ポイント、倍率にすると3倍でした。

ボランティア活動の行動者率で並べ替えると島根県が25.6で最も高く、開きは1.83倍になります。

主指標で1位の滋賀県はボランティア活動の行動者率では4位、ボランティア活動の行動者率で1位の島根県は主指標では2位でした。

順位都道府県安全な生活のためのボランティア活動の行動者率(%)地方ボランティア活動の行動者率
1滋賀県5.4近畿24.2
2島根県5.3中国25.6
3山形県5.1東北23.6
4富山県4.9中部19.5
5岩手県4.6東北24.4
5鳥取県4.6中国24.1
7佐賀県4.5九州24.8
7山梨県4.5中部21.1
9宮城県4.3東北20.7
9静岡県4.3中部18.9
11岐阜県4.2中部21.7
12長野県4.1中部22
13石川県4中部20.7
14岡山県3.7中国23.2
14熊本県3.7九州22.1
14鹿児島県3.7九州22.3
17三重県3.6近畿19.3
17長崎県3.6九州21
17福島県3.6東北19.7
20愛知県3.5中部16.6
20新潟県3.5中部19.3
20福井県3.5中部21.7
23愛媛県3.4四国19.6
23大分県3.4九州20.3
25奈良県3.3近畿18.5
26宮崎県3.2九州20.1
26群馬県3.2関東19.2
26秋田県3.2東北20.9
29徳島県3.1四国17.4
30茨城県3関東17.1
30和歌山県3近畿18.2
32広島県2.9中国18.6
32香川県2.9四国18.1
32高知県2.9四国18.9
32山口県2.9中国20.1
36兵庫県2.8近畿17.7
37大阪府2.7近畿14.5
37東京都2.7関東15.5
37栃木県2.7関東16.5
40福岡県2.6九州19.1
40北海道2.6北海道16.3
42京都府2.5近畿16.6
42埼玉県2.5関東15.6
42神奈川県2.5関東17
45千葉県2.2関東14.9
46沖縄県1.8九州17.4
46青森県1.8東北14
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

安全の活動が多い上位5県

上位5都道府県の安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
上位5都道府県の安全な生活のためのボランティア活動の行動者率 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 012345滋賀県: 5.4%5.4%島根県: 5.3%5.3%山形県: 5.1%5.1%富山県: 4.9%4.9%岩手県: 4.6%4.6%鳥取県: 4.6%4.6%滋賀県島根県山形県富山県岩手県鳥取県
上位5都道府県の安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
項目安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
滋賀県5.4%
島根県5.3%
山形県5.1%
富山県4.9%
岩手県4.6%
鳥取県4.6%
下位5都道府県の安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
下位5都道府県の安全な生活のためのボランティア活動の行動者率 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0.00.51.01.52.02.5青森県: 1.8%1.8%沖縄県: 1.8%1.8%千葉県: 2.2%2.2%埼玉県: 2.5%2.5%神奈川県: 2.5%2.5%京都府: 2.5%2.5%青森県沖縄県千葉県埼玉県神奈川県京都府
下位5都道府県の安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
項目安全な生活のためのボランティア活動の行動者率
青森県1.8%
沖縄県1.8%
千葉県2.2%
埼玉県2.5%
神奈川県2.5%
京都府2.5%

安全の活動が多い上位5県です。

滋賀県は5.4%、島根県は5.3%、山形県は5.1%でした。
1位と2位の差は0.1ポイントです。

4位は富山県で4.9%、5位は岩手県で4.6%。
上位5はいずれも47都道府県の平均3.45%を上回りました。

1位の滋賀県は平均を1.95ポイント上回りました。
中央値の3.4%と比べると2ポイント高く、平均に対する比では1.57倍にあたります。

6位以下は鳥取県で4.6%、山梨県で4.5%、佐賀県で4.5%と続きました。

2位と3位の差は0.2ポイント、3位と4位の差は0.2ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.1ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.8ポイント、1位から8位までの幅は0.9ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

滋賀県はボランティア活動の行動者率でも4位に入っています。
全国の値は3.1%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

まちづくりの活動とは、上位の顔ぶれが少しちがいます。

まちづくりでは佐賀県が1位です

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は防犯・交通安全ボランティアの割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

ボランティア活動の行動者率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は島根県の25.6、2位は佐賀県の24.8、3位は岩手県の24.4。

4位以下は滋賀県、鳥取県と続きます。
逆に下位は大阪府が14.5、青森県が14。
島根県と青森県では1.83倍の開きです。

まちづくりでは佐賀県が1位でしたが、安全の活動では別の県が1位になりました。
同じ地域活動でも、力の入れどころは県によって変わります。

防犯パトロールや通学路の見守りは、警察や学校と連携して行われることが多い活動です。
仕組みが整っている地域ほど、参加しやすくなります。

当サイトの子ども向けボランティアの記事と並べると、活動が重なる部分が見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が4.06%で最も高く、北海道が2.6%で最も低くなります。
中国5県3.88%と東北6県3.77%がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

ボランティア活動の行動者率の上位5都道府県
ボランティア活動の行動者率の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0510152025島根県: 25.625.6佐賀県: 24.824.8岩手県: 24.424.4滋賀県: 24.224.2鳥取県: 24.124.1島根県佐賀県岩手県滋賀県鳥取県
ボランティア活動の行動者率の上位5都道府県
項目ボランティア活動の行動者率
島根県25.6
佐賀県24.8
岩手県24.4
滋賀県24.2
鳥取県24.1

安全の活動が少ない下位5県

安全の活動が少ない下位5県です。

47位の沖縄県は1.8%、46位の青森県は1.8%、45位の千葉県は2.2%でした。
1位の滋賀県とは3.6ポイントの差があります。

44位は京都府で2.5%、43位は神奈川県で2.5%、42位は埼玉県で2.5%と続きます。

数字そのものは小さく、分野としては参加者の少ないほうです。

47都道府県の中央値は3.4%、平均は3.45%です。
47位の沖縄県は平均を1.65ポイント下回りました。

47位の沖縄県は1位の滋賀県の33.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると3倍の開きです。

46位との差は0ポイント、45位との差は0.4ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.7ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均3.45%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.7ポイントです。

沖縄県はボランティア活動の行動者率では中位位です。
全国の値は3.1%なので、47位はこれを1.3ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(安全な生活のためのボランティア活動の行動者率)
地方別の平均(安全な生活のためのボランティア活動の行動者率) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 01234北海道: 2.6%2.6%東北: 3.8%3.8%関東: 2.7%2.7%中部: 4.1%4.1%近畿: 3.3%3.3%中国: 3.9%3.9%四国: 3.1%3.1%九州: 3.3%3.3%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(安全な生活のためのボランティア活動の行動者率)
項目安全な生活のためのボランティア活動の行動者率の平均
北海道2.6%
東北3.8%
関東2.7%
中部4.1%
近畿3.3%
中国3.9%
四国3.1%
九州3.3%

安全のための活動は、仕組みの整った地方で高くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が4.06%で最も高くなります。
次いで中国5県が3.88%、東北6県が3.77%、近畿7府県が3.33%と続きました。

低いほうは九州・沖縄8県が3.31%、四国4県が3.08%、関東7都県が2.69%、北海道が2.6%でした。

最も高い中部9県と最も低い北海道の差は1.46ポイントです。
ボランティア活動の行動者率で見ると中国5県が最も高く、北海道が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

青色回転灯のパトロール

地域の防犯パトロールでは、青色の回転灯をつけた車を使うことがあります。
警察に届け出て認められた団体だけが使えるしくみです。

下校の時間帯に合わせて回る地域が多くなっています。

行動者率という数え方

行動者率は、1年間にその活動を1回でもした人の割合です。
毎週やっている人も、年に1度だけの人も、同じ1人として数えます。

社会生活基本調査は5年ごとに行われ、この記事は2021年の調査によっています。
新型コロナウイルスの影響で活動を控えた年にあたる点は、読むときに頭に置いておく必要があります。

数字の散らばり

1位の滋賀県は5.4%、47位の沖縄県は1.8%。
差は3.6ポイント、倍率にすると3倍です。

中央値は3.4%、平均は3.45%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.05ポイントの差でした。

ボランティア活動の行動者率で並べ替えると開きは1.83倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
防犯・交通安全ボランティアの割合の順位で探してみます。

0.85という高い相関を示したのが【ボランティアをする人】全国17.8%、開きは1.83倍でした。
最も食い違ったのは【第3次産業で働く人の割合】全国73.4%、上下の差が1.35倍しかない珍しい指標(順位相関-0.6)でした。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た安全な生活のためのボランティア活動の行動者率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北山形県 5.1青森県 1.8
関東群馬県 3.2千葉県 2.2
中部富山県 4.9愛知県 3.5
近畿滋賀県 5.4京都府 2.5
中国島根県 5.3山口県 2.9
四国愛媛県 3.4高知県 2.9
九州佐賀県 4.5沖縄県 1.8
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

防犯・交通安全ボランティアの割合を47都道府県で比べると、最も高い滋賀県で5.4%、最も低い沖縄県で1.8%でした。
その差は3.6ポイント、倍率にすると3倍です。

47都道府県の中央値は3.4%、平均は3.45%でした。
全国の値は3.1%です。
ボランティア活動の行動者率で並べ替えると開きは1.83倍になり、主指標で1位の滋賀県はその見方では4位に位置します。

防犯・交通安全ボランティアの割合の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、1年に1回でもすれば数に入ること。
2つ目は、分野としては参加者の少ない活動であること。
3つ目は2021年の数字であることです。

ボランティア活動の行動者率では島根県が25.6で最も高く、主指標で1位の滋賀県はこの見方では4位でした。

地方ごとの平均では中部9県が4.06%で最も高く、北海道が2.6%で最も低くなりました。
まちづくりや子ども向けの活動を比べた記事とあわせて読んでみてください。

1位の滋賀県と2位の島根県の差は0.1ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
  • 備考: 10歳以上のうち、1年間に安全な生活のためのボランティア活動をした人の割合。防犯パトロールや交通安全の見守りなど

注記: 10歳以上のうち、1年間に安全な生活のためのボランティア活動をした人の割合。
防犯パトロールや交通安全の見守りなど

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