劇場・音楽堂等とは、ホールを持ち、演劇や音楽の公演を行うために建てられた施設のことです。
ホール以外の部屋で開く講座には何人が参加しているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
福岡県が129,753人で1位。
47都道府県の平均は22,580.7人、中央値は14,632人です。
1位と47位の間には564.1倍の開き、人口10万人あたりでは313.1倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
22,581人
劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 福岡県
129,753人
最も少ない 青森県
230人
講座の参加者が多い上位5都県
講座の参加者が多い上位5都県です。
福岡県は129,753人、東京都は88,297人、神奈川県は77,728人でした。
福岡県は2位の東京都の1.47倍です。
4位は大阪府で69,364人、5位は大分県で67,053人。
上位5で全国の40.7パーセント、上位3で27.9パーセント、上位10で59.7パーセントでした。
1位だけで12.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は22,580.7人なので、1位は平均の5.7倍。
中央値の14,632人と比べると8.9倍にあたります。
6位以下は静岡県で51,790人、群馬県で39,757人、長野県で38,089人と続きました。
2位と3位の差は10,569人、3位と4位の差は8,364人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の59.3パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると218,050人。
これだけで全国の20.5パーセントにあたります。
上位と下位の開きが、劇場の項目のなかでとりわけ大きくなりました。
人口10万人あたりでは大分県が1位です
ここから先は、劇場・音楽堂の講座に参加した人がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は大分県の6,180人、2位は福岡県2,548.17人、3位は鹿児島県2,391.45人。
4位以下は山梨県、群馬県と続きます。
逆に人口あたりの下位は徳島県55.47人、青森県19.74人。
大分県と青森県では313.1倍の開きです。
人口10万人あたりでは大分県が1位です。
実数の並びとはかなり違う結果になりました。
劇場や音楽堂には、練習室やリハーサル室があります。
そこで演劇教室や音楽のワークショップを開く館があり、力の入れ方に差が出ています。
当サイトの公民館の講座の記事と並べると、学びの場の広がりが見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が1,976.56人で最も多く、東北6県が221.7人で最も少なくなります。
中国5県1,238.49人と近畿7府県834.85人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
講座の参加者が少ない下位5県
講座の参加者が少ない下位5県です。
47位の青森県は230人、46位の徳島県は380人、45位の秋田県は538人でした。
1位の福岡県とは564.1倍の差があります。
44位は島根県で737人、43位は福島県で2,247人、42位は山形県で2,248人と続きます。
講座を開くかどうかは、館の方針で大きく変わります。
47都道府県の中央値は14,632人。
平均は22,580.7人なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の青森県は平均の1.0パーセント、中央値の1.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の0.4パーセントにしかなりません。
1位の福岡県1つで12.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の青森県は、1位の福岡県の0.18パーセントにあたる水準です。
46位との差は150人、45位との差は308人でした。
1位の福岡県と47位の青森県の間には129,523人の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数 |
|---|---|
| 北海道 | 31,338人 |
| 青森県 | 230人 |
| 岩手県 | 7,218人 |
| 宮城県 | 5,718人 |
| 秋田県 | 538人 |
| 山形県 | 2,248人 |
| 福島県 | 2,247人 |
| 茨城県 | 14,632人 |
| 栃木県 | 17,845人 |
| 群馬県 | 39,757人 |
| 埼玉県 | 19,645人 |
| 千葉県 | 21,187人 |
| 東京都 | 88,297人 |
| 神奈川県 | 77,728人 |
| 新潟県 | 13,888人 |
| 富山県 | 9,008人 |
| 石川県 | 21,933人 |
| 福井県 | 2,560人 |
| 山梨県 | 18,248人 |
| 長野県 | 38,089人 |
| 岐阜県 | 6,859人 |
| 静岡県 | 51,790人 |
| 愛知県 | 9,416人 |
| 三重県 | 28,815人 |
| 滋賀県 | 24,590人 |
| 京都府 | 15,317人 |
| 大阪府 | 69,364人 |
| 兵庫県 | 29,355人 |
| 奈良県 | 11,181人 |
| 和歌山県 | 4,143人 |
| 鳥取県 | 5,618人 |
| 島根県 | 737人 |
| 岡山県 | 35,388人 |
| 広島県 | 25,555人 |
| 山口県 | 19,384人 |
| 徳島県 | 380人 |
| 香川県 | 3,980人 |
| 愛媛県 | 8,898人 |
| 高知県 | 2,540人 |
| 福岡県 | 129,753人 |
| 佐賀県 | 3,440人 |
| 長崎県 | 4,683人 |
| 熊本県 | 11,677人 |
| 大分県 | 67,053人 |
| 宮崎県 | 7,173人 |
| 鹿児島県 | 36,637人 |
| 沖縄県 | 15,215人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは福岡県です。
次いで東京都、神奈川県、大阪府、大分県が続きます。
淡いのは青森県、徳島県、秋田県でした。
47都道府県の平均は22,580.7人、中央値は14,632人です。
福岡県の129,753人は平均の5.7倍にあたります。
上位3で27.9パーセント、1位と47位で564.1倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと大分県が6,180人で最も多く、開きは313.1倍になります。
実数1位の福岡県は人数あたりでは2位、人数あたり1位の大分県は実数では5位でした。
| 順位 | 都道府県 | 劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 福岡県 | 129753 | 九州 | 2548.17 |
| 2 | 東京都 | 88297 | 関東 | 622.77 |
| 3 | 神奈川県 | 77728 | 関東 | 842.58 |
| 4 | 大阪府 | 69364 | 近畿 | 792.1 |
| 5 | 大分県 | 67053 | 九州 | 6180 |
| 6 | 静岡県 | 51790 | 中部 | 1468.39 |
| 7 | 群馬県 | 39757 | 関東 | 2103.54 |
| 8 | 長野県 | 38089 | 中部 | 1916.91 |
| 9 | 鹿児島県 | 36637 | 九州 | 2391.45 |
| 10 | 岡山県 | 35388 | 中国 | 1932.71 |
| 11 | 北海道 | 31338 | 北海道 | 621.42 |
| 12 | 兵庫県 | 29355 | 近畿 | 550.03 |
| 13 | 三重県 | 28815 | 近畿 | 1684.1 |
| 14 | 広島県 | 25555 | 中国 | 941.6 |
| 15 | 滋賀県 | 24590 | 近畿 | 1753.92 |
| 16 | 石川県 | 21933 | 中部 | 1997.54 |
| 17 | 千葉県 | 21187 | 関東 | 338.94 |
| 18 | 埼玉県 | 19645 | 関東 | 267.94 |
| 19 | 山口県 | 19384 | 中国 | 1513.19 |
| 20 | 山梨県 | 18248 | 中部 | 2306.95 |
| 21 | 栃木県 | 17845 | 関東 | 946.68 |
| 22 | 京都府 | 15317 | 近畿 | 607.82 |
| 23 | 沖縄県 | 15215 | 九州 | 1037.86 |
| 24 | 茨城県 | 14632 | 関東 | 521.45 |
| 25 | 新潟県 | 13888 | 中部 | 661.65 |
| 26 | 熊本県 | 11677 | 九州 | 688.1 |
| 27 | 奈良県 | 11181 | 近畿 | 870.12 |
| 28 | 愛知県 | 9416 | 中部 | 126.22 |
| 29 | 富山県 | 9008 | 中部 | 903.51 |
| 30 | 愛媛県 | 8898 | 四国 | 697.34 |
| 31 | 岩手県 | 7218 | 東北 | 630.39 |
| 32 | 宮崎県 | 7173 | 九州 | 694.39 |
| 33 | 岐阜県 | 6859 | 中部 | 357.99 |
| 34 | 宮城県 | 5718 | 東北 | 254.36 |
| 35 | 鳥取県 | 5618 | 中国 | 1058 |
| 36 | 長崎県 | 4683 | 九州 | 374.04 |
| 37 | 和歌山県 | 4143 | 近畿 | 470.8 |
| 38 | 香川県 | 3980 | 四国 | 434.02 |
| 39 | 佐賀県 | 3440 | 九州 | 436.55 |
| 40 | 福井県 | 2560 | 中部 | 346.41 |
| 41 | 高知県 | 2540 | 四国 | 387.2 |
| 42 | 山形県 | 2248 | 東北 | 222.35 |
| 43 | 福島県 | 2247 | 東北 | 128.92 |
| 44 | 島根県 | 737 | 中国 | 114.8 |
| 45 | 秋田県 | 538 | 東北 | 59.98 |
| 46 | 徳島県 | 380 | 四国 | 55.47 |
| 47 | 青森県 | 230 | 東北 | 19.74 |
このグラフについての豆知識
見るだけでなく、やってみる
公立の劇場や音楽堂には、子ども向けの演劇教室やワークショップを開くところがあります。
舞台を見るだけでなく、自分でやってみる機会をつくる取り組みです。
この数字はホール以外の場所で開かれた学級・講座の参加者です。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の福岡県は129,753人、47位の青森県は230人。
両者の間には564.1倍の開きがあります。
上位3で全国の27.9パーセント、上位10で59.7パーセントを占めます。
中央値は14,632人、平均は22,580.7人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと313.1倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
この劇場・音楽堂の講座に参加した人の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
いちばん近かったのは【外国人の転入】2025年は36万7,402人、移動全体の7分の1で、順位相関は0.78でした。
正反対だったのは【年金を受け取る世帯】全国51.7パーセントと半数を超えるで、相関は-0.63です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 7218 | 青森県 230 |
| 関東 | 東京都 88297 | 茨城県 14632 |
| 中部 | 静岡県 51790 | 福井県 2560 |
| 近畿 | 大阪府 69364 | 和歌山県 4143 |
| 中国 | 岡山県 35388 | 島根県 737 |
| 四国 | 愛媛県 8898 | 徳島県 380 |
| 九州 | 福岡県 129753 | 佐賀県 3440 |
まとめ
劇場・音楽堂の講座に参加した人を47都道府県で比べると、最も多い福岡県で129,753人、最も少ない青森県で230人でした。
1位と47位の間には564.1倍の開きがあります。
上位3で全国の27.9パーセント、上位10で59.7パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は14,632人、平均は22,580.7人でした。
人口10万人あたりに直すと313.1倍の開きになります。
劇場・音楽堂の講座に参加した人の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、のべ人数であること。
2つ目は、ホール以外で開かれたものだけを数えていること。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは大分県が6,180人で最多。
実数1位の福岡県は人数あたりでは2位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の26.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が1,976.56人で最多でした。
劇場・音楽堂の講演会や公民館の講座を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348993
- 備考: 2014年度に劇場・音楽堂等がホール以外の場所で開いた学級・講座に参加した人ののべ人数。人口10万人あたりの劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に劇場・音楽堂等がホール以外の場所で開いた学級・講座に参加した人ののべ人数。
人口10万人あたりの劇場・音楽堂等の学級・講座の参加者数は2024年の総人口で割った参考値
