【高齢者団体の公民館利用】1年でおよそ982万人

【高齢者団体の公民館利用】1年でおよそ982万人

公民館は、地域の人が集まって学んだり話し合ったりするための施設です。
市町村が置いています。
老人クラブなどの高齢者団体は、どれくらい使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。

埼玉県が843,961人で1位。
47都道府県の平均は208,918.2人、中央値は131,144人です。
1位と47位の間には15.3倍の開き、人口10万人あたりでは45倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

208,918人

公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数(平成26年度間(2014年度))

最も多い 埼玉県

843,961人

最も少ない 和歌山県

55,158人

高齢者団体の利用が多い上位5都県

上位5都道府県の公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
上位5都道府県の公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数 社会教育調査(平成26年度間(2014年度)) 0200,000400,000600,000800,000埼玉県: 843,961人843,961人千葉県: 594,795人594,795人福岡県: 557,743人557,743人神奈川県: 490,876人490,876人愛知県: 480,851人480,851人埼玉県千葉県福岡県神奈川県愛知県
上位5都道府県の公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
項目公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
埼玉県843,961人
千葉県594,795人
福岡県557,743人
神奈川県490,876人
愛知県480,851人
下位5都道府県の公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
下位5都道府県の公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数 社会教育調査(平成26年度間(2014年度)) 010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,000和歌山県: 55,158人55,158人宮崎県: 56,753人56,753人大阪府: 68,794人68,794人長崎県: 70,908人70,908人京都府: 75,626人75,626人和歌山県宮崎県大阪府長崎県京都府
下位5都道府県の公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
項目公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
和歌山県55,158人
宮崎県56,753人
大阪府68,794人
長崎県70,908人
京都府75,626人

高齢者団体の利用が多い上位5都県です。

埼玉県は843,961人、千葉県は594,795人、福岡県は557,743人でした。
埼玉県は2位の千葉県の1.42倍です。

4位は神奈川県で490,876人、5位は愛知県で480,851人。
上位5で全国の30.2パーセント、上位3で20.3パーセント、上位10で48.1パーセントでした。

1位だけで8.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は208,918.2人なので、1位は平均の4.0倍。
中央値の131,144人と比べると6.4倍にあたります。

6位以下は長野県で412,036人、兵庫県で403,287人、石川県で323,219人と続きました。

2位と3位の差は37,052人、3位と4位の差は66,867人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の69.8パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると1,438,756人。
これだけで全国の14.7パーセントにあたります。

高齢の人が多い県が上位に来るとはかぎりませんでした。

人口10万人あたりでは石川県が1位です

以下は、公民館を使った高齢者の団体にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は石川県の29,437.07人、2位は富山県22,769.41人、3位は愛媛県21,446.16人。

4位以下は秋田県、長野県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大阪府785.59人、東京都654.57人。
石川県と東京都では45倍の開きです。

人口10万人あたりでは石川県が1位です。
実数の並びとは顔ぶれが変わります。

老人クラブは、おおむね60歳以上の人が地域ごとに作る集まりです。
公民館で健康体操やお茶会、旅行の相談などをしています。
加入する人の割合には地域差があります。

当サイトのゲートボール場の記事と並べると、高齢の人の集まる場のかたちが見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が15,314.04人で最も多く、近畿7府県が4,069.6人で最も少なくなります。
中国5県11,726.6人と中部9県10,907.7人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数の上位5都道府県 社会教育調査(平成26年度間(2014年度)) 010,00020,000石川県: 29,437.129,437.1富山県: 22,769.422,769.4愛媛県: 21,446.221,446.2秋田県: 21,121.621,121.6長野県: 20,736.620,736.6石川県富山県愛媛県秋田県長野県
人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
石川県29,437.1
富山県22,769.4
愛媛県21,446.2
秋田県21,121.6
長野県20,736.6

高齢者団体の利用が少ない下位5県

高齢者団体の利用が少ない下位5県です。

47位の和歌山県は55,158人、46位の宮崎県は56,753人、45位の大阪府は68,794人でした。
1位の埼玉県とは15.3倍の差があります。

44位は長崎県で70,908人、43位は京都府で75,626人、42位は鳥取県で76,179人と続きます。

老人クラブに入る人の割合は、地域によって差があります。

47都道府県の中央値は131,144人。
平均は208,918.2人なので、平均が中央値の1.6倍です。

47位の和歌山県は平均の26.4パーセント、中央値の42.1パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の3.3パーセントにしかなりません。
1位の埼玉県1つで8.6パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の和歌山県は、1位の埼玉県の6.54パーセントにあたる水準です。

46位との差は1,595人、45位との差は13,636人でした。
1位の埼玉県と47位の和歌山県の間には788,803人の開きがあります。

地図で見る

公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数(平成26年度間(2014年度))
公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数(平成26年度間(2014年度)) 社会教育調査(文部科学省)をもとに作成。単位は人。 北海道 317,716人青森 99,393人岩手 78,490人宮城 255,050人秋田 189,461人山形 130,327人福島 123,957人茨城 302,426人栃木 166,893人群馬 228,387人埼玉 843,961人千葉 594,795人東京 92,805人神奈川 490,876人新潟 246,033人富山 227,011人石川 323,219人福井 131,144人山梨 94,574人長野 412,036人岐阜 254,062人静岡 79,583人愛知 480,851人三重 104,444人滋賀 97,882人京都 75,626人大阪 68,794人兵庫 403,287人奈良 85,725人和歌山 55,158人鳥取 76,179人島根 113,078人岡山 188,167人広島 293,725人山口 149,596人徳島 97,680人香川 91,163人愛媛 273,653人高知 78,702人福岡 557,743人佐賀 108,663人長崎 70,908人熊本 115,021人大分 200,589人宮崎 56,753人鹿児島 93,699人沖縄 199,869人
公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数(人)
公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数(平成26年度間(2014年度))
項目公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
北海道317,716人
青森県99,393人
岩手県78,490人
宮城県255,050人
秋田県189,461人
山形県130,327人
福島県123,957人
茨城県302,426人
栃木県166,893人
群馬県228,387人
埼玉県843,961人
千葉県594,795人
東京都92,805人
神奈川県490,876人
新潟県246,033人
富山県227,011人
石川県323,219人
福井県131,144人
山梨県94,574人
長野県412,036人
岐阜県254,062人
静岡県79,583人
愛知県480,851人
三重県104,444人
滋賀県97,882人
京都府75,626人
大阪府68,794人
兵庫県403,287人
奈良県85,725人
和歌山県55,158人
鳥取県76,179人
島根県113,078人
岡山県188,167人
広島県293,725人
山口県149,596人
徳島県97,680人
香川県91,163人
愛媛県273,653人
高知県78,702人
福岡県557,743人
佐賀県108,663人
長崎県70,908人
熊本県115,021人
大分県200,589人
宮崎県56,753人
鹿児島県93,699人
沖縄県199,869人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは埼玉県です。
次いで千葉県、福岡県、神奈川県、愛知県が続きます。
淡いのは和歌山県、宮崎県、大阪府でした。

47都道府県の平均は208,918.2人、中央値は131,144人です。
埼玉県の843,961人は平均の4.0倍にあたります。

上位3で20.3パーセント、1位と47位で15.3倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと石川県が29,437.07人で最も多く、開きは45倍になります。

実数1位の埼玉県は人数あたりでは20位、人数あたり1位の石川県は実数では8位でした。

順位都道府県公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数(人)地方人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数
1埼玉県843961関東11510.65
2千葉県594795関東9515.2
3福岡県557743九州10953.32
4神奈川県490876関東5321.15
5愛知県480851中部6445.72
6長野県412036中部20736.59
7兵庫県403287近畿7556.44
8石川県323219中部29437.07
9北海道317716北海道6300.14
10茨城県302426関東10777.83
11広島県293725中国10822.59
12愛媛県273653四国21446.16
13宮城県255050東北11345.64
14岐阜県254062中部13260.02
15新潟県246033中部11721.44
16群馬県228387関東12083.97
17富山県227011中部22769.41
18大分県200589九州18487.47
19沖縄県199869九州13633.63
20秋田県189461東北21121.63
21岡山県188167中国10276.73
22栃木県166893関東8853.74
23山口県149596中国11678.06
24福井県131144中部17746.14
25山形県130327東北12890.9
26福島県123957東北7111.7
27熊本県115021九州6777.9
28島根県113078中国17613.4
29佐賀県108663九州13789.72
30三重県104444近畿6104.27
31青森県99393東北8531.59
32滋賀県97882近畿6981.6
33徳島県97680四国14259.85
34山梨県94574中部11956.26
35鹿児島県93699九州6116.12
36東京都92805関東654.57
37香川県91163四国9941.44
38奈良県85725近畿6671.21
39静岡県79583中部2256.39
40高知県78702四国11997.26
41岩手県78490東北6855.02
42鳥取県76179中国14346.33
43京都府75626近畿3001.03
44長崎県70908九州5663.58
45大阪府68794近畿785.59
46宮崎県56753九州5494
47和歌山県55158近畿6267.95
社会教育調査(平成26年度間(2014年度)、文部科学省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

老人クラブという集まり

老人クラブは1950年代から各地に作られました。
おおむね60歳以上を対象に、健康づくりや地域の見守りなどを行っています。

会員数は全国的に減りつつありますが、公民館を活動の場とする形は続いています。

社会教育調査という統計

社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。

施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。

数字の開き

1位の埼玉県は843,961人、47位の和歌山県は55,158人。
両者の間には15.3倍の開きがあります。
上位3で全国の20.3パーセント、上位10で48.1パーセントを占めます。

中央値は131,144人、平均は208,918.2人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと45倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

公民館を使った高齢者の団体とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。

最も似ていたのは【子ども会などの公民館利用】1年でおよそ1,286万人(順位相関0.87)です。
正反対だったのは【高齢者の一人暮らし】は6世帯に1世帯という県も、47都道府県で割合を比較で、相関は-0.49です。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 255050岩手県 78490
関東埼玉県 843961東京都 92805
中部愛知県 480851静岡県 79583
近畿兵庫県 403287和歌山県 55158
中国広島県 293725鳥取県 76179
四国愛媛県 273653高知県 78702
九州福岡県 557743宮崎県 56753
社会教育調査(平成26年度間(2014年度)、文部科学省)をもとに作成

まとめ

公民館を使った高齢者の団体を47都道府県で比べると、最も多い埼玉県で843,961人、最も少ない和歌山県で55,158人でした。
1位と47位の間には15.3倍の開きがあります。

上位3で全国の20.3パーセント、上位10で48.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は131,144人、平均は208,918.2人でした。
人口10万人あたりに直すと45倍の開きになります。

公民館を使った高齢者の団体の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、のべ人数であること。
2つ目は、老人クラブの加入率が地域で違うこと。
3つ目は2014年の数字であることです。

人口10万人あたりでは石川県が29,437.07人で最多。
実数1位の埼玉県は人数あたりでは20位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の27.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が15,314.04人で最多でした。
公民館の利用団体やゲートボール場の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

関連記事

出典

  • 統計名: 社会教育調査
  • 調査年: 平成26年度間(2014年度)
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003226061
  • 備考: 2014年度の1年間に、老人クラブなどの高齢者団体として公民館を使った人ののべ人数。人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数は2024年の総人口で割った参考値

注記: 2014年度の1年間に、老人クラブなどの高齢者団体として公民館を使った人ののべ人数。
人口10万人あたりの公民館を使った高齢者団体の延べ利用者数は2024年の総人口で割った参考値

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

関連記事 Relation Entry