野球やサッカーの観戦に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
埼玉県が3,742円で1位。
47都道府県の平均は1,174円、中央値は1,032円です。
最も高い3,742円と最も低い259円の差は3,483円、倍率にすると14.45倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
1,174円
1世帯当たりのスポーツ観覧料への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 埼玉県
3,742円
最も少ない 福島県
259円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのスポーツ観覧料への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,405円 |
| 青森県 | 382円 |
| 岩手県 | 1,077円 |
| 宮城県 | 1,360円 |
| 秋田県 | 631円 |
| 山形県 | 2,384円 |
| 福島県 | 259円 |
| 茨城県 | 427円 |
| 栃木県 | 2,199円 |
| 群馬県 | 902円 |
| 埼玉県 | 3,742円 |
| 千葉県 | 1,310円 |
| 東京都 | 1,374円 |
| 神奈川県 | 1,567円 |
| 新潟県 | 679円 |
| 富山県 | 615円 |
| 石川県 | 331円 |
| 福井県 | 685円 |
| 山梨県 | 1,242円 |
| 長野県 | 1,154円 |
| 岐阜県 | 410円 |
| 静岡県 | 1,542円 |
| 愛知県 | 1,032円 |
| 三重県 | 993円 |
| 滋賀県 | 978円 |
| 京都府 | 515円 |
| 大阪府 | 788円 |
| 兵庫県 | 1,151円 |
| 奈良県 | 562円 |
| 和歌山県 | 1,005円 |
| 鳥取県 | 521円 |
| 島根県 | 1,902円 |
| 岡山県 | 1,601円 |
| 広島県 | 3,477円 |
| 山口県 | 2,297円 |
| 徳島県 | 1,671円 |
| 香川県 | 784円 |
| 愛媛県 | 332円 |
| 高知県 | 489円 |
| 福岡県 | 848円 |
| 佐賀県 | 1,453円 |
| 長崎県 | 1,636円 |
| 熊本県 | 1,089円 |
| 大分県 | 1,976円 |
| 宮崎県 | 770円 |
| 鹿児島県 | 518円 |
| 沖縄県 | 1,116円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは埼玉県です。
次いで広島県、山形県、山口県、栃木県が続きます。
淡いのは福島県、石川県、愛媛県でした。
47都道府県の平均は1,174円、中央値は1,032円です。
埼玉県の3,742円は平均を2,568円上回ります。
1位と47位の差は3,483円、倍率にすると14.45倍でした。
映画・演劇等入場料への支出で並べ替えると東京都が13,699で最も高く、開きは4.35倍になります。
主指標で1位の埼玉県は映画・演劇等入場料への支出では2位、映画・演劇等入場料への支出で1位の東京都は主指標では15位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのスポーツ観覧料への支出(円) | 地方 | 映画・演劇等入場料への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 埼玉県 | 3742 | 関東 | 10713 |
| 2 | 広島県 | 3477 | 中国 | 7501 |
| 3 | 山形県 | 2384 | 東北 | 7182 |
| 4 | 山口県 | 2297 | 中国 | 5122 |
| 5 | 栃木県 | 2199 | 関東 | 6799 |
| 6 | 大分県 | 1976 | 九州 | 6114 |
| 7 | 島根県 | 1902 | 中国 | 4342 |
| 8 | 徳島県 | 1671 | 四国 | 3692 |
| 9 | 長崎県 | 1636 | 九州 | 5535 |
| 10 | 岡山県 | 1601 | 中国 | 8169 |
| 11 | 神奈川県 | 1567 | 関東 | 8395 |
| 12 | 静岡県 | 1542 | 中部 | 6101 |
| 13 | 佐賀県 | 1453 | 九州 | 4525 |
| 14 | 北海道 | 1405 | 北海道 | 6297 |
| 15 | 東京都 | 1374 | 関東 | 13699 |
| 16 | 宮城県 | 1360 | 東北 | 5950 |
| 17 | 千葉県 | 1310 | 関東 | 8687 |
| 18 | 山梨県 | 1242 | 中部 | 6246 |
| 19 | 長野県 | 1154 | 中部 | 5679 |
| 20 | 兵庫県 | 1151 | 近畿 | 7650 |
| 21 | 沖縄県 | 1116 | 九州 | 4177 |
| 22 | 熊本県 | 1089 | 九州 | 8600 |
| 23 | 岩手県 | 1077 | 東北 | 5704 |
| 24 | 愛知県 | 1032 | 中部 | 9747 |
| 25 | 和歌山県 | 1005 | 近畿 | 4348 |
| 26 | 三重県 | 993 | 近畿 | 7827 |
| 27 | 滋賀県 | 978 | 近畿 | 7252 |
| 28 | 群馬県 | 902 | 関東 | 5822 |
| 29 | 福岡県 | 848 | 九州 | 5631 |
| 30 | 大阪府 | 788 | 近畿 | 6693 |
| 31 | 香川県 | 784 | 四国 | 6324 |
| 32 | 宮崎県 | 770 | 九州 | 4441 |
| 33 | 福井県 | 685 | 中部 | 5532 |
| 34 | 新潟県 | 679 | 中部 | 4479 |
| 35 | 秋田県 | 631 | 東北 | 4625 |
| 36 | 富山県 | 615 | 中部 | 7023 |
| 37 | 奈良県 | 562 | 近畿 | 7471 |
| 38 | 鳥取県 | 521 | 中国 | 5674 |
| 39 | 鹿児島県 | 518 | 九州 | 6144 |
| 40 | 京都府 | 515 | 近畿 | 8014 |
| 41 | 高知県 | 489 | 四国 | 5607 |
| 42 | 茨城県 | 427 | 関東 | 8109 |
| 43 | 岐阜県 | 410 | 中部 | 3580 |
| 44 | 青森県 | 382 | 東北 | 3447 |
| 45 | 愛媛県 | 332 | 四国 | 3152 |
| 46 | 石川県 | 331 | 中部 | 4164 |
| 47 | 福島県 | 259 | 東北 | 6061 |
スポーツ観戦への支出が多い上位5都県
スポーツ観戦への支出が多い上位5都県です。
埼玉県は3,742円、広島県は3,477円、山形県は2,384円でした。
1位と2位の差は265円です。
4位は山口県で2,297円、5位は栃木県で2,199円。
上位5はいずれも47都道府県の平均1,174円を上回りました。
1位の埼玉県は平均を2,568円上回りました。
中央値の1,032円と比べると2,710円高く、平均に対する比では3.19倍にあたります。
6位以下は大分県で1,976円、島根県で1,902円、徳島県で1,671円と続きました。
2位と3位の差は1,093円、3位と4位の差は87円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は528円でした。
1位から5位までの幅は1,543円、1位から8位までの幅は2,071円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
埼玉県は映画・演劇等入場料への支出でも2位に入っています。
全国の値は1,174円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は埼玉県の3,742円。
プロチームの本拠地がある都県が上位です。
差は14.5倍にひらきます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は1世帯が1年間にスポーツ観戦へ使う金額の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
映画・演劇等入場料への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の13,699、2位は埼玉県の10,713、3位は愛知県の9,747。
4位以下は千葉県、熊本県と続きます。
逆に下位は青森県が3,447、愛媛県が3,152。
東京都と愛媛県では4.35倍の開きです。
この14.5倍という差は、プロスポーツの本拠地があるかどうかで説明がつきそうです。
スタジアムが近くにあれば、気軽に見に行けます。
映画・演劇の差が4.4倍だったのに対し、スポーツ観戦は14.5倍。
「その場所に行かないと体験できない」度合いが、より強いのかもしれません。
当サイトの映画・演劇への支出の記事と並べて読んでみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、中国5県が1,960円で最も高く、四国4県が819円で最も低くなります。
関東7都県1,646円と北海道1,405円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
スポーツ観戦への支出が少ない下位5県
スポーツ観戦への支出が少ない下位5県です。
47位の福島県は259円、46位の石川県は331円、45位の愛媛県は332円でした。
1位の埼玉県とは3,483円の差があります。
44位は青森県で382円、43位は岐阜県で410円、42位は茨城県で427円と続きます。
最も少ない福島県は259円。
1位と47位の差は14.5倍にひらきます。
47都道府県の中央値は1,032円、平均は1,174円です。
47位の福島県は平均を915円下回りました。
47位の福島県は1位の埼玉県の6.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると14.45倍の開きです。
46位との差は72円、45位との差は73円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも168円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均1,174円を下回りました。
47位から43位までの幅は151円です。
福島県は映画・演劇等入場料への支出では中位位です。
全国の値は1,174円なので、47位はこれを915円下回っています。
地方別に見る
スポーツ観戦への支出は、プロチームの本拠地がある地域で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、中国5県が1,960円で最も高くなります。
次いで関東7都県が1,646円、北海道が1,405円、九州・沖縄8県が1,176円と続きました。
低いほうは東北6県が1,016円、近畿7府県が856円、中部9県が854円、四国4県が819円でした。
最も高い中国5県と最も低い四国4県の差は1,141円です。
映画・演劇等入場料への支出で見ると関東7都県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
本拠地があるということ
スポーツ観覧料への支出は全国平均で年1,174円。
チケット1枚3,000円とすれば、2世帯に1回ぶんほどの計算です。
Jリーグやプロ野球の本拠地は全国に広がりつつあり、この地図は少しずつ変わっていくかもしれません。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の埼玉県は3,742円、47位の福島県は259円。
差は3,483円、倍率にすると14.45倍です。
中央値は1,032円、平均は1,174円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では142円の差でした。
映画・演劇等入場料への支出で並べ替えると開きは4.35倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのスポーツ観覧料への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 2384 | 福島県 259 |
| 関東 | 埼玉県 3742 | 茨城県 427 |
| 中部 | 静岡県 1542 | 石川県 331 |
| 近畿 | 兵庫県 1151 | 京都府 515 |
| 中国 | 広島県 3477 | 鳥取県 521 |
| 四国 | 徳島県 1671 | 愛媛県 332 |
| 九州 | 大分県 1976 | 鹿児島県 518 |
まとめ
1世帯が1年間にスポーツ観戦へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い埼玉県で3,742円、最も低い福島県で259円でした。
その差は3,483円、倍率にすると14.45倍です。
47都道府県の中央値は1,032円、平均は1,174円でした。
全国の値は1,174円です。
映画・演劇等入場料への支出で並べ替えると開きは4.35倍になり、主指標で1位の埼玉県はその見方では2位に位置します。
この1世帯が1年間にスポーツ観戦へ使う金額の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、交通費や飲食代を含まないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
映画・演劇等入場料への支出では東京都が13,699で最も高く、主指標で1位の埼玉県はこの見方では2位でした。
地方ごとの平均では中国5県が1,960円で最も高く、四国4県が819円で最も低くなりました。
映画・演劇やスポーツ月謝への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 野球やサッカーなどスポーツ観覧料への支出。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 野球やサッカーなどスポーツ観覧料への支出。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
