日本酒(清酒)に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
秋田県が10,089円で1位。
47都道府県の平均は5,420円、中央値は5,407円です。
最も高い10,089円と最も低い1,479円の差は8,610円、倍率にすると6.82倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
5,420円
1世帯当たりの清酒への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 秋田県
10,089円
最も少ない 沖縄県
1,479円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの清酒への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 5,861円 |
| 青森県 | 6,761円 |
| 岩手県 | 7,136円 |
| 宮城県 | 6,729円 |
| 秋田県 | 10,089円 |
| 山形県 | 7,029円 |
| 福島県 | 9,366円 |
| 茨城県 | 6,398円 |
| 栃木県 | 6,428円 |
| 群馬県 | 4,643円 |
| 埼玉県 | 6,399円 |
| 千葉県 | 5,428円 |
| 東京都 | 6,229円 |
| 神奈川県 | 5,619円 |
| 新潟県 | 7,344円 |
| 富山県 | 6,691円 |
| 石川県 | 7,122円 |
| 福井県 | 5,923円 |
| 山梨県 | 6,024円 |
| 長野県 | 7,350円 |
| 岐阜県 | 4,036円 |
| 静岡県 | 4,063円 |
| 愛知県 | 5,361円 |
| 三重県 | 3,874円 |
| 滋賀県 | 5,097円 |
| 京都府 | 5,407円 |
| 大阪府 | 4,689円 |
| 兵庫県 | 5,437円 |
| 奈良県 | 6,098円 |
| 和歌山県 | 5,181円 |
| 鳥取県 | 5,544円 |
| 島根県 | 5,847円 |
| 岡山県 | 4,422円 |
| 広島県 | 4,841円 |
| 山口県 | 5,094円 |
| 徳島県 | 3,952円 |
| 香川県 | 5,052円 |
| 愛媛県 | 3,574円 |
| 高知県 | 3,148円 |
| 福岡県 | 5,286円 |
| 佐賀県 | 4,881円 |
| 長崎県 | 4,583円 |
| 熊本県 | 4,782円 |
| 大分県 | 3,644円 |
| 宮崎県 | 2,408円 |
| 鹿児島県 | 2,378円 |
| 沖縄県 | 1,479円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは秋田県です。
次いで福島県、長野県、新潟県、岩手県が続きます。
淡いのは沖縄県、鹿児島県、宮崎県でした。
47都道府県の平均は5,420円、中央値は5,407円です。
秋田県の10,089円は平均を4,669円上回ります。
1位と47位の差は8,610円、倍率にすると6.82倍でした。
焼酎への支出で並べ替えると宮崎県が12,067で最も高く、開きは3.18倍になります。
主指標で1位の秋田県は焼酎への支出では12位、焼酎への支出で1位の宮崎県は主指標では45位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの清酒への支出(円) | 地方 | 焼酎への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 秋田県 | 10089 | 東北 | 6544 |
| 2 | 福島県 | 9366 | 東北 | 5639 |
| 3 | 長野県 | 7350 | 中部 | 4125 |
| 4 | 新潟県 | 7344 | 中部 | 5193 |
| 5 | 岩手県 | 7136 | 東北 | 6480 |
| 6 | 石川県 | 7122 | 中部 | 3976 |
| 7 | 山形県 | 7029 | 東北 | 5430 |
| 8 | 青森県 | 6761 | 東北 | 7756 |
| 9 | 宮城県 | 6729 | 東北 | 4720 |
| 10 | 富山県 | 6691 | 中部 | 5911 |
| 11 | 栃木県 | 6428 | 関東 | 5402 |
| 12 | 埼玉県 | 6399 | 関東 | 4369 |
| 13 | 茨城県 | 6398 | 関東 | 5518 |
| 14 | 東京都 | 6229 | 関東 | 5451 |
| 15 | 奈良県 | 6098 | 近畿 | 6296 |
| 16 | 山梨県 | 6024 | 中部 | 5832 |
| 17 | 福井県 | 5923 | 中部 | 5789 |
| 18 | 北海道 | 5861 | 北海道 | 5337 |
| 19 | 島根県 | 5847 | 中国 | 7468 |
| 20 | 神奈川県 | 5619 | 関東 | 4507 |
| 21 | 鳥取県 | 5544 | 中国 | 5640 |
| 22 | 兵庫県 | 5437 | 近畿 | 5472 |
| 23 | 千葉県 | 5428 | 関東 | 5108 |
| 24 | 京都府 | 5407 | 近畿 | 4439 |
| 25 | 愛知県 | 5361 | 中部 | 4698 |
| 26 | 福岡県 | 5286 | 九州 | 8280 |
| 27 | 和歌山県 | 5181 | 近畿 | 4378 |
| 28 | 滋賀県 | 5097 | 近畿 | 3796 |
| 29 | 山口県 | 5094 | 中国 | 8054 |
| 30 | 香川県 | 5052 | 四国 | 5422 |
| 31 | 佐賀県 | 4881 | 九州 | 7340 |
| 32 | 広島県 | 4841 | 中国 | 5894 |
| 33 | 熊本県 | 4782 | 九州 | 7844 |
| 34 | 大阪府 | 4689 | 近畿 | 4696 |
| 35 | 群馬県 | 4643 | 関東 | 5361 |
| 36 | 長崎県 | 4583 | 九州 | 5814 |
| 37 | 岡山県 | 4422 | 中国 | 7455 |
| 38 | 静岡県 | 4063 | 中部 | 5401 |
| 39 | 岐阜県 | 4036 | 中部 | 4633 |
| 40 | 徳島県 | 3952 | 四国 | 4775 |
| 41 | 三重県 | 3874 | 近畿 | 4861 |
| 42 | 大分県 | 3644 | 九州 | 8521 |
| 43 | 愛媛県 | 3574 | 四国 | 4742 |
| 44 | 高知県 | 3148 | 四国 | 5086 |
| 45 | 宮崎県 | 2408 | 九州 | 12067 |
| 46 | 鹿児島県 | 2378 | 九州 | 11351 |
| 47 | 沖縄県 | 1479 | 九州 | 7742 |
地方別に見る
清酒への支出は、東北と北陸の米どころで多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が7,852円で最も高くなります。
次いで中部9県が5,990円、関東7都県が5,878円、北海道が5,861円と続きました。
低いほうは中国5県が5,150円、近畿7府県が5,112円、四国4県が3,932円、九州・沖縄8県が3,680円でした。
最も高い東北6県と最も低い九州・沖縄8県の差は4,172円です。
焼酎への支出で見ると九州・沖縄8県が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。
清酒への支出が多い上位5県
清酒への支出が多い上位5県です。
秋田県は10,089円、福島県は9,366円、長野県は7,350円でした。
1位と2位の差は723円です。
4位は新潟県で7,344円、5位は岩手県で7,136円。
上位5はいずれも47都道府県の平均5,420円を上回りました。
1位の秋田県は平均を4,669円上回りました。
中央値の5,407円と比べると4,682円高く、平均に対する比では1.86倍にあたります。
6位以下は石川県で7,122円、山形県で7,029円、青森県で6,761円と続きました。
2位と3位の差は2,016円、3位と4位の差は6円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は375円でした。
1位から5位までの幅は2,953円、1位から8位までの幅は3,328円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
秋田県は焼酎への支出でも12位に入っています。
全国の値は5,420円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は秋田県の1万89円。
東北・北陸の米どころが上位に並びます。
焼酎への支出と並べて見ます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は1世帯が1年間に清酒へ使う金額の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
焼酎への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は宮崎県の12,067、2位は鹿児島県の11,351、3位は大分県の8,521。
4位以下は福岡県、山口県と続きます。
逆に下位は石川県が3,976、滋賀県が3,796。
宮崎県と滋賀県では3.18倍の開きです。
焼酎への支出と並べると、清酒は東日本と北陸、焼酎は九州という、日本のお酒の東西南北が見えてきます。
米どころは酒どころでもあります。
清酒の支出は、米の産地の分布とよく重なります。
当サイトの焼酎への支出の記事と並べて読むと、この対比がはっきりします。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が7,852円で最も高く、九州・沖縄8県が3,680円で最も低くなります。
中部9県5,990円と関東7都県5,878円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
清酒への支出が少ない下位5県
清酒への支出が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は1,479円、46位の鹿児島県は2,378円、45位の宮崎県は2,408円でした。
1位の秋田県とは8,610円の差があります。
44位は高知県で3,148円、43位は愛媛県で3,574円、42位は大分県で3,644円と続きます。
最も少ない沖縄県は1,479円。
1位と47位の差は6.8倍にひらきます。
47都道府県の中央値は5,407円、平均は5,420円です。
47位の沖縄県は平均を3,941円下回りました。
47位の沖縄県は1位の秋田県の14.7パーセントにあたる水準で、倍率にすると6.82倍の開きです。
46位との差は899円、45位との差は929円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも2,165円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均5,420円を下回りました。
47位から43位までの幅は2,095円です。
沖縄県は焼酎への支出では中位位です。
全国の値は5,420円なので、47位はこれを3,941円下回っています。
このグラフについての豆知識
米どころは酒どころ
清酒への支出は全国平均で年5,420円。
秋田・新潟・福島といった米どころが上位に並びます。
沖縄県では泡盛が主役で、清酒への支出は最下位。
お酒の地図は、土地の農業と歴史そのものです。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の秋田県は10,089円、47位の沖縄県は1,479円。
差は8,610円、倍率にすると6.82倍です。
中央値は5,407円、平均は5,420円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では13円の差でした。
焼酎への支出で並べ替えると開きは3.18倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間に清酒へ使う金額の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
いちばん近かったのは【塩さけへの支出】平均年2,567円、東日本の朝食で、順位相関は0.84でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【みかん以外のかんきつ】全国14,157ha、四国と九州で8割近くを占める(相関-0.74)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た1世帯当たりの清酒への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 秋田県 10089 | 宮城県 6729 |
| 関東 | 栃木県 6428 | 群馬県 4643 |
| 中部 | 長野県 7350 | 岐阜県 4036 |
| 近畿 | 奈良県 6098 | 三重県 3874 |
| 中国 | 島根県 5847 | 岡山県 4422 |
| 四国 | 香川県 5052 | 高知県 3148 |
| 九州 | 福岡県 5286 | 沖縄県 1479 |
まとめ
1世帯が1年間に清酒へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い秋田県で10,089円、最も低い沖縄県で1,479円でした。
その差は8,610円、倍率にすると6.82倍です。
47都道府県の中央値は5,407円、平均は5,420円でした。
全国の値は5,420円です。
焼酎への支出で並べ替えると開きは3.18倍になり、主指標で1位の秋田県はその見方では12位に位置します。
1世帯が1年間に清酒へ使う金額をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、飲食店での飲酒代を含まないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
焼酎への支出では宮崎県が12,067で最も高く、主指標で1位の秋田県はこの見方では12位でした。
地方ごとの平均では東北6県が7,852円で最も高く、九州・沖縄8県が3,680円で最も低くなりました。
焼酎やビールへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の秋田県と2位の福島県の差は723円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 家庭で飲む清酒(日本酒)への支出。飲食店での飲酒代は含まない。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 家庭で飲む清酒(日本酒)への支出。
飲食店での飲酒代は含まない。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
