貨物をいちばんたくさん運ぶ港は、どこだと思いますか?
ヒント: 自動車の輸出で有名な、あの地方の港です。
国土交通省(こくどこうつうしょう)の「港湾統計(年報)」(2023年)で、港を出入りした貨物の重さをくらべました。
こたえの発表
こたえは、愛知県の名古屋港(なごやこう)です。
1年間に出入りした貨物は1億5,784万トン。
トヨタ自動車などの自動車を世界へ送り出す、日本一の貿易港です。
2位は千葉県の千葉港(ちばこう)で1億2,623万トン、3位は北海道の苫小牧港(とまこまいこう)で1億128万トンでした。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(万トン) |
|---|---|---|---|
| 1 | 名古屋港(なごやこう) | 愛知県 | 15,784 |
| 2 | 千葉港(ちばこう) | 千葉県 | 12,624 |
| 3 | 苫小牧港(とまこまいこう) | 北海道 | 10,128 |
| 4 | 横浜港(よこはまこう) | 神奈川県 | 10,097 |
| 5 | 北九州港(きたきゅうしゅうこう) | 福岡県 | 9,857 |
| 6 | 神戸港(こうべこう) | 兵庫県 | 9,206 |
| 7 | 大阪港(おおさかこう) | 大阪府 | 8,257 |
| 8 | 東京港(とうきょうこう) | 東京都 | 8,205 |
| 9 | 水島港(みずしまこう) | 岡山県 | 7,182 |
| 10 | 大分港(おおいたこう) | 大分県 | 6,492 |
| 11 | 川崎港(かわさきこう) | 神奈川県 | 6,320 |
| 12 | 木更津港(きさらづこう) | 千葉県 | 5,797 |
| 13 | 堺泉北港(さかいせんぼくこう) | 大阪府 | 5,782 |
| 14 | 鹿島港(かしまこう) | 茨城県 | 5,607 |
| 15 | 四日市港(よっかいちこう) | 三重県 | 5,574 |
| 16 | 徳山下松港(とくやまくだまつこう) | 山口県 | 4,452 |
| 17 | 喜入港(きいれこう) | 鹿児島県 | 4,423 |
| 18 | 福山港(ふくやまこう) | 広島県 | 4,030 |
| 19 | 仙台塩釜港(せんだいしおがまこう) | 宮城県 | 3,928 |
| 20 | 茨城港(いばらきこう) | 茨城県 | 3,877 |
上位20の港を表にしました。
東京港・横浜港・名古屋港・大阪港・神戸港という大都市の港だけでなく、苫小牧港や大分港のような、工業や物流の基地になっている港が上位に入っているのがポイントです。
地図でみてみよう

地図に上位20の港を点で打つと、太平洋側と瀬戸内海(せとないかい)に集中していることが分かります。
工業のまちランキングの地図とくらべてみてください。
ほとんど同じ場所に点があります。
工業と港は、切っても切れない関係なのです。
どうしてだろう?
どうして名古屋港が日本一なのでしょうか。
名古屋港のすぐ近くには、日本一の工業のまち・豊田市があります。
完成した自動車を船で世界へ送り出し、原料や部品を受け入れる。
名古屋港は日本のものづくりの玄関口なのです。
2位の千葉港は石油や鉄の原料、3位の苫小牧港は北海道と本州を結ぶフェリーの荷物が中心。
同じ「港」でも、運んでいるものはまったくちがいます。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 上位の港を白地図にかきこんで、工業地帯との位置関係を調べてみる
- スーパーの食品の産地を調べて、外国からの品物がどの港に着くのか予想してみる
- 港の見学ツアーやフェリーターミナルに行って、実際の貨物船を見てみる
さらに調べたい人への問い: 「飛行機で運ぶ貨物と船で運ぶ貨物は、何がちがうのだろう?」「コンテナ船には何個のコンテナが乗るのだろう?」
データについて
このランキングは、国土交通省の「港湾統計(年報)」(2023年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
貨物の重さは、輸出・輸入・国内へ送る分・国内から受け入れる分をすべてあわせたトン数です。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 国土交通省「港湾統計(年報)」(2023年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
貨物をいちばん運ぶ港は愛知県の名古屋港で、1年間に1億5,784万トンでした。
日本は資源を輸入し、工業製品を輸出する国。
その出入り口が港です。
「工業で日本一のまち」の記事とセットで読むと、日本の産業の流れが見えてきます。
出典
- 統計名: 港湾統計(年報)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 国土交通省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003130803
- 備考: 輸出・輸入・移出・移入をあわせた海上出入貨物のトン数
