こたつの友であるみかんに、1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
和歌山県が6,494円で1位。
47都道府県の平均は4,380円、中央値は4,367円です。
最も高い6,494円と最も低い3,187円の差は3,307円、倍率にすると2.04倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
4,380円
1世帯当たりのみかんへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 和歌山県
6,494円
最も少ない 佐賀県
3,187円
みかんへの支出が多い上位5県
みかんへの支出が多い上位5県です。
和歌山県は6,494円、静岡県は5,724円、栃木県は5,695円でした。
1位と2位の差は770円です。
4位は新潟県で5,421円、5位は福井県で5,272円。
上位5はいずれも47都道府県の平均4,380円を上回りました。
1位の和歌山県は平均を2,114円上回りました。
中央値の4,367円と比べると2,127円高く、平均に対する比では1.48倍にあたります。
6位以下は茨城県で5,188円、富山県で5,140円、香川県で4,853円と続きました。
2位と3位の差は29円、3位と4位の差は274円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は419円でした。
1位から5位までの幅は1,222円、1位から8位までの幅は1,641円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
和歌山県はりんごへの支出でも47位に入っています。
全国の値は4,380円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は和歌山県の6,494円。
有田みかんで知られる日本一の産地です。
りんごへの支出と並べて見ます
ここから先は、1世帯が1年間にみかんへ使う金額がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
りんごへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は青森県の8,246、2位は長野県の8,220、3位は岩手県の8,095。
4位以下は山形県、秋田県と続きます。
逆に下位は大分県が3,676、和歌山県が3,671。
青森県と和歌山県では2.25倍の開きです。
りんごと同じく、みかんも産地の県が上位に来ます。
ただ差は2倍とりんごより小さく、みかんのほうが全国に広く行きわたっています。
静岡県や愛媛県といった産地も上位に並び、太平洋側の温暖な地域の果物だと分かります。
当サイトのりんごへの支出の記事と並べて読むと、冬の果物の東西が見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が4,837円で最も高く、九州・沖縄8県が3,637円で最も低くなります。
近畿7府県4,821円と関東7都県4,772円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
みかんへの支出が少ない下位5県
みかんへの支出が少ない下位5県です。
47位の佐賀県は3,187円、46位の熊本県は3,233円、45位の山口県は3,234円でした。
1位の和歌山県とは3,307円の差があります。
44位は鳥取県で3,492円、43位は鹿児島県で3,534円、42位は福岡県で3,753円と続きます。
最も少ない佐賀県は3,187円。
1位と47位の差は2倍です。
47都道府県の中央値は4,367円、平均は4,380円です。
47位の佐賀県は平均を1,193円下回りました。
47位の佐賀県は1位の和歌山県の49.1パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.04倍の開きです。
46位との差は46円、45位との差は47円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも566円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均4,380円を下回りました。
47位から43位までの幅は347円です。
佐賀県はりんごへの支出では45位です。
全国の値は4,380円なので、47位はこれを1,193円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのみかんへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 4,577円 |
| 青森県 | 3,828円 |
| 岩手県 | 4,163円 |
| 宮城県 | 4,425円 |
| 秋田県 | 4,391円 |
| 山形県 | 4,195円 |
| 福島県 | 3,926円 |
| 茨城県 | 5,188円 |
| 栃木県 | 5,695円 |
| 群馬県 | 4,555円 |
| 埼玉県 | 4,081円 |
| 千葉県 | 4,767円 |
| 東京都 | 4,753円 |
| 神奈川県 | 4,367円 |
| 新潟県 | 5,421円 |
| 富山県 | 5,140円 |
| 石川県 | 4,185円 |
| 福井県 | 5,272円 |
| 山梨県 | 4,396円 |
| 長野県 | 4,447円 |
| 岐阜県 | 4,207円 |
| 静岡県 | 5,724円 |
| 愛知県 | 4,738円 |
| 三重県 | 4,647円 |
| 滋賀県 | 4,471円 |
| 京都府 | 4,659円 |
| 大阪府 | 4,120円 |
| 兵庫県 | 4,529円 |
| 奈良県 | 4,827円 |
| 和歌山県 | 6,494円 |
| 鳥取県 | 3,492円 |
| 島根県 | 3,853円 |
| 岡山県 | 3,948円 |
| 広島県 | 4,047円 |
| 山口県 | 3,234円 |
| 徳島県 | 4,314円 |
| 香川県 | 4,853円 |
| 愛媛県 | 4,201円 |
| 高知県 | 4,610円 |
| 福岡県 | 3,753円 |
| 佐賀県 | 3,187円 |
| 長崎県 | 3,786円 |
| 熊本県 | 3,233円 |
| 大分県 | 3,865円 |
| 宮崎県 | 3,940円 |
| 鹿児島県 | 3,534円 |
| 沖縄県 | 3,799円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは和歌山県です。
次いで静岡県、栃木県、新潟県、福井県が続きます。
淡いのは佐賀県、熊本県、山口県でした。
47都道府県の平均は4,380円、中央値は4,367円です。
和歌山県の6,494円は平均を2,114円上回ります。
1位と47位の差は3,307円、倍率にすると2.04倍でした。
りんごへの支出で並べ替えると青森県が8,246で最も高く、開きは2.25倍になります。
主指標で1位の和歌山県はりんごへの支出では47位、りんごへの支出で1位の青森県は主指標では39位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのみかんへの支出(円) | 地方 | りんごへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 和歌山県 | 6494 | 近畿 | 3671 |
| 2 | 静岡県 | 5724 | 中部 | 4290 |
| 3 | 栃木県 | 5695 | 関東 | 4933 |
| 4 | 新潟県 | 5421 | 中部 | 4922 |
| 5 | 福井県 | 5272 | 中部 | 3983 |
| 6 | 茨城県 | 5188 | 関東 | 5328 |
| 7 | 富山県 | 5140 | 中部 | 4556 |
| 8 | 香川県 | 4853 | 四国 | 4550 |
| 9 | 奈良県 | 4827 | 近畿 | 5735 |
| 10 | 千葉県 | 4767 | 関東 | 5580 |
| 11 | 東京都 | 4753 | 関東 | 4760 |
| 12 | 愛知県 | 4738 | 中部 | 4440 |
| 13 | 京都府 | 4659 | 近畿 | 6001 |
| 14 | 三重県 | 4647 | 近畿 | 4006 |
| 15 | 高知県 | 4610 | 四国 | 4326 |
| 16 | 北海道 | 4577 | 北海道 | 4205 |
| 17 | 群馬県 | 4555 | 関東 | 5874 |
| 18 | 兵庫県 | 4529 | 近畿 | 5398 |
| 19 | 滋賀県 | 4471 | 近畿 | 4630 |
| 20 | 長野県 | 4447 | 中部 | 8220 |
| 21 | 宮城県 | 4425 | 東北 | 4411 |
| 22 | 山梨県 | 4396 | 中部 | 4024 |
| 23 | 秋田県 | 4391 | 東北 | 6512 |
| 24 | 神奈川県 | 4367 | 関東 | 4555 |
| 25 | 徳島県 | 4314 | 四国 | 5129 |
| 26 | 岐阜県 | 4207 | 中部 | 5136 |
| 27 | 愛媛県 | 4201 | 四国 | 4508 |
| 28 | 山形県 | 4195 | 東北 | 6759 |
| 29 | 石川県 | 4185 | 中部 | 4531 |
| 30 | 岩手県 | 4163 | 東北 | 8095 |
| 31 | 大阪府 | 4120 | 近畿 | 4519 |
| 32 | 埼玉県 | 4081 | 関東 | 4947 |
| 33 | 広島県 | 4047 | 中国 | 5011 |
| 34 | 岡山県 | 3948 | 中国 | 3801 |
| 35 | 宮崎県 | 3940 | 九州 | 5261 |
| 36 | 福島県 | 3926 | 東北 | 6122 |
| 37 | 大分県 | 3865 | 九州 | 3676 |
| 38 | 島根県 | 3853 | 中国 | 5234 |
| 39 | 青森県 | 3828 | 東北 | 8246 |
| 40 | 沖縄県 | 3799 | 九州 | 3794 |
| 41 | 長崎県 | 3786 | 九州 | 5286 |
| 42 | 福岡県 | 3753 | 九州 | 4241 |
| 43 | 鹿児島県 | 3534 | 九州 | 4440 |
| 44 | 鳥取県 | 3492 | 中国 | 4612 |
| 45 | 山口県 | 3234 | 中国 | 4848 |
| 46 | 熊本県 | 3233 | 九州 | 4222 |
| 47 | 佐賀県 | 3187 | 九州 | 3746 |
このグラフについての豆知識
冬の果物の代表
みかんへの支出は全国平均で年4,380円。
りんごの5,002円よりやや少なめです。
かつて日本一の果物だったみかんは消費が減り続けており、この数字はその途中経過でもあります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の和歌山県は6,494円、47位の佐賀県は3,187円。
差は3,307円、倍率にすると2.04倍です。
中央値は4,367円、平均は4,380円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では13円の差でした。
りんごへの支出で並べ替えると開きは2.25倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間にみかんへ使う金額の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
0.71という高い相関を示したのが【しらす干しへの支出】平均年1,424円、産地で食べる魚でした。
正反対だったのは【もやしへの支出】平均年1,095円、安さゆえの読み方で、相関は-0.61です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た1世帯当たりのみかんへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 4425 | 青森県 3828 |
| 関東 | 栃木県 5695 | 埼玉県 4081 |
| 中部 | 静岡県 5724 | 石川県 4185 |
| 近畿 | 和歌山県 6494 | 大阪府 4120 |
| 中国 | 広島県 4047 | 山口県 3234 |
| 四国 | 香川県 4853 | 愛媛県 4201 |
| 九州 | 宮崎県 3940 | 佐賀県 3187 |
まとめ
1世帯が1年間にみかんへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い和歌山県で6,494円、最も低い佐賀県で3,187円でした。
その差は3,307円、倍率にすると2.04倍です。
47都道府県の中央値は4,367円、平均は4,380円でした。
全国の値は4,380円です。
りんごへの支出で並べ替えると開きは2.25倍になり、主指標で1位の和歌山県はその見方では47位に位置します。
1世帯が1年間にみかんへ使う金額の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、ジュースなどの加工品を含まないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
りんごへの支出では青森県が8,246で最も高く、主指標で1位の和歌山県はこの見方では47位でした。
地方ごとの平均では中部9県が4,837円で最も高く、九州・沖縄8県が3,637円で最も低くなりました。
りんごやいちごへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の和歌山県と2位の静岡県の差は770円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 生鮮のみかんへの支出。ジュースなどの加工品は含まない。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 生鮮のみかんへの支出。
ジュースなどの加工品は含まない。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
