肩こりや腰痛、せきなど、何かしらの自覚症状のある人はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。
兵庫県が33.56%で1位。
47都道府県の平均は31.02%、中央値は31.09%です。
最も高い33.56%と最も低い27.72%の差は5.84ポイント、倍率にすると1.21倍でした。
47都道府県の単純平均
31.0%
自覚症状のある人(有訴者)の割合(2022年)
最も多い 兵庫県
33.6%
最も少ない 山梨県
27.7%
地図で見る
| 項目 | 自覚症状のある人(有訴者)の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 29.3% |
| 青森県 | 29.7% |
| 岩手県 | 31.4% |
| 宮城県 | 30.7% |
| 秋田県 | 30.8% |
| 山形県 | 30.4% |
| 福島県 | 29.7% |
| 茨城県 | 29.0% |
| 栃木県 | 28.2% |
| 群馬県 | 28.7% |
| 埼玉県 | 30.7% |
| 千葉県 | 29.9% |
| 東京都 | 31.8% |
| 神奈川県 | 32.1% |
| 新潟県 | 30.3% |
| 富山県 | 31.2% |
| 石川県 | 30.7% |
| 福井県 | 30.8% |
| 山梨県 | 27.7% |
| 長野県 | 30.7% |
| 岐阜県 | 32.8% |
| 静岡県 | 29.5% |
| 愛知県 | 30.7% |
| 三重県 | 32.5% |
| 滋賀県 | 33.2% |
| 京都府 | 32.9% |
| 大阪府 | 33.1% |
| 兵庫県 | 33.6% |
| 奈良県 | 31.9% |
| 和歌山県 | 31.1% |
| 鳥取県 | 31.1% |
| 島根県 | 30.4% |
| 岡山県 | 31.6% |
| 広島県 | 32.3% |
| 山口県 | 33.4% |
| 徳島県 | 32.2% |
| 香川県 | 31.1% |
| 愛媛県 | 31.3% |
| 高知県 | 32.1% |
| 福岡県 | 30.5% |
| 佐賀県 | 31.9% |
| 長崎県 | 31.5% |
| 熊本県 | 32.9% |
| 大分県 | 31.6% |
| 宮崎県 | 31.5% |
| 鹿児島県 | 28.3% |
| 沖縄県 | 29.5% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは兵庫県です。
次いで山口県、滋賀県、大阪府、熊本県が続きます。
淡いのは山梨県、栃木県、鹿児島県でした。
47都道府県の平均は31.02%、中央値は31.09%です。
兵庫県の33.56%は平均を2.54ポイント上回ります。
1位と47位の差は5.84ポイント、倍率にすると1.21倍でした。
65歳以上の有訴者の割合で並べ替えると大阪府が45.76で最も高く、開きは1.21倍になります。
主指標で1位の兵庫県は65歳以上の有訴者の割合では4位、65歳以上の有訴者の割合で1位の大阪府は主指標では4位でした。
| 順位 | 都道府県 | 自覚症状のある人(有訴者)の割合(%) | 地方 | 65歳以上の有訴者の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 兵庫県 | 33.56 | 近畿 | 44.93 |
| 2 | 山口県 | 33.39 | 中国 | 44.01 |
| 3 | 滋賀県 | 33.15 | 近畿 | 44.31 |
| 4 | 大阪府 | 33.09 | 近畿 | 45.76 |
| 5 | 熊本県 | 32.93 | 九州 | 44.58 |
| 6 | 京都府 | 32.89 | 近畿 | 43.68 |
| 7 | 岐阜県 | 32.82 | 中部 | 45.56 |
| 8 | 三重県 | 32.5 | 近畿 | 44.53 |
| 9 | 広島県 | 32.25 | 中国 | 45.32 |
| 10 | 徳島県 | 32.2 | 四国 | 43.85 |
| 11 | 高知県 | 32.1 | 四国 | 43.51 |
| 12 | 神奈川県 | 32.06 | 関東 | 43.94 |
| 13 | 奈良県 | 31.9 | 近畿 | 44.01 |
| 14 | 佐賀県 | 31.87 | 九州 | 41.79 |
| 15 | 東京都 | 31.78 | 関東 | 42.43 |
| 16 | 大分県 | 31.57 | 九州 | 41.77 |
| 17 | 岡山県 | 31.55 | 中国 | 44.63 |
| 18 | 宮崎県 | 31.5 | 九州 | 41.76 |
| 19 | 長崎県 | 31.48 | 九州 | 44.6 |
| 20 | 岩手県 | 31.44 | 東北 | 43.51 |
| 21 | 愛媛県 | 31.33 | 四国 | 43.13 |
| 22 | 富山県 | 31.18 | 中部 | 41.09 |
| 23 | 香川県 | 31.1 | 四国 | 43.62 |
| 24 | 和歌山県 | 31.09 | 近畿 | 42.44 |
| 25 | 鳥取県 | 31.06 | 中国 | 42.78 |
| 26 | 福井県 | 30.83 | 中部 | 43.1 |
| 27 | 秋田県 | 30.8 | 東北 | 40.28 |
| 28 | 愛知県 | 30.74 | 中部 | 44.66 |
| 28 | 宮城県 | 30.74 | 東北 | 41.73 |
| 30 | 長野県 | 30.7 | 中部 | 43.1 |
| 31 | 埼玉県 | 30.68 | 関東 | 41.97 |
| 32 | 石川県 | 30.65 | 中部 | 42.74 |
| 33 | 福岡県 | 30.47 | 九州 | 43.77 |
| 34 | 島根県 | 30.4 | 中国 | 43.75 |
| 35 | 山形県 | 30.37 | 東北 | 40.71 |
| 36 | 新潟県 | 30.28 | 中部 | 41.62 |
| 37 | 千葉県 | 29.86 | 関東 | 40.66 |
| 38 | 青森県 | 29.72 | 東北 | 40.77 |
| 39 | 福島県 | 29.68 | 東北 | 40.3 |
| 40 | 静岡県 | 29.53 | 中部 | 42.53 |
| 41 | 沖縄県 | 29.49 | 九州 | 42.67 |
| 42 | 北海道 | 29.33 | 北海道 | 37.72 |
| 43 | 茨城県 | 28.98 | 関東 | 38.81 |
| 44 | 群馬県 | 28.73 | 関東 | 40.34 |
| 45 | 鹿児島県 | 28.28 | 九州 | 38.28 |
| 46 | 栃木県 | 28.15 | 関東 | 38.32 |
| 47 | 山梨県 | 27.72 | 中部 | 38.87 |
自覚症状のある人が多い上位5府県
自覚症状のある人が多い上位5府県です。
兵庫県は33.56%、山口県は33.39%、滋賀県は33.15%でした。
1位と2位の差は0.17ポイントです。
4位は大阪府で33.09%、5位は熊本県で32.93%。
上位5はいずれも47都道府県の平均31.02%を上回りました。
1位の兵庫県は平均を2.54ポイント上回りました。
中央値の31.09%と比べると2.47ポイント高く、平均に対する比では1.08倍にあたります。
6位以下は京都府で32.89%、岐阜県で32.82%、三重県で32.5%と続きました。
2位と3位の差は0.24ポイント、3位と4位の差は0.06ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.43ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.63ポイント、1位から8位までの幅は1.06ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
兵庫県は65歳以上の有訴者の割合でも4位に入っています。
全国の値は31.14%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は兵庫県の33.56パーセント。
3人に1人が何らかの不調を感じています。
65歳以上にしぼると水準が上がります
この分布の背景を、ここから考えてみます。
体の不調を感じている人の割合の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
65歳以上の有訴者の割合で並べ替えると、順位が変わります。
1位は大阪府の45.76、2位は岐阜県の45.56、3位は広島県の45.32。
4位以下は兵庫県、愛知県と続きます。
逆に下位は鹿児島県が38.28、北海道が37.72。
大阪府と北海道では1.21倍の開きです。
差は1.2倍と小さく、体の不調はどの県でも同じように身近です。
65歳以上にしぼると42.7パーセントまで上がります。
年齢構成の違いが県ごとの差の一部を説明します。
当サイトの薬への支出の記事とあわせて見ると、不調への対処の仕方も見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が32.6%で最も高く、北海道が29.33%で最も低くなります。
中国5県31.73%と四国4県31.68%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
自覚症状のある人が少ない下位5県
自覚症状のある人が少ない下位5県です。
47位の山梨県は27.72%、46位の栃木県は28.15%、45位の鹿児島県は28.28%でした。
1位の兵庫県とは5.84ポイントの差があります。
44位は群馬県で28.73%、43位は茨城県で28.98%、42位は北海道で29.33%と続きます。
最も低い山梨県は27.72パーセント。
1位と47位の差は1.2倍です。
47都道府県の中央値は31.09%、平均は31.02%です。
47位の山梨県は平均を3.3ポイント下回りました。
47位の山梨県は1位の兵庫県の82.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.21倍の開きです。
46位との差は0.43ポイント、45位との差は0.56ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.61ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均31.02%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.26ポイントです。
山梨県は65歳以上の有訴者の割合では中位位です。
全国の値は31.14%なので、47位はこれを3.42ポイント下回っています。
地方別に見る
自覚症状のある人の割合は、全国でほぼ横並びです。
地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が32.6%で最も高くなります。
次いで中国5県が31.73%、四国4県が31.68%、九州・沖縄8県が30.95%と続きました。
低いほうは中部9県が30.49%、東北6県が30.46%、関東7都県が30.03%、北海道が29.33%でした。
最も高い近畿7府県と最も低い北海道の差は3.27ポイントです。
65歳以上の有訴者の割合で見ると近畿7府県が最も高く、北海道が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
3人に1人が有訴者
自覚症状のある人(有訴者)は全国で31.14パーセント。
症状の中身は腰痛、肩こり、せき・たんが上位を占めます。
公表されている有訴者率(人口千対)とは分母の取り方が違うため、数字は少しずれます。
3年に一度の大規模調査
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。
公表されているのは人数や世帯数なので、区分の数を総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の「率」とは分母の取り方が違うことがあります。
標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の兵庫県は33.56%、47位の山梨県は27.72%。
差は5.84ポイント、倍率にすると1.21倍です。
中央値は31.09%、平均は31.02%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.07ポイントの差でした。
65歳以上の有訴者の割合で並べ替えると開きは1.21倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この体の不調を感じている人の割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
0.77という高い相関を示したのが【高齢者の体の不調】65歳以上の42.7%、腰と関節が主役でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【どこも悪くない人】全国43.1%、半数は何かを抱える(相関-0.57)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た自覚症状のある人(有訴者)の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 31.44 | 福島県 29.68 |
| 関東 | 神奈川県 32.06 | 栃木県 28.15 |
| 中部 | 岐阜県 32.82 | 山梨県 27.72 |
| 近畿 | 兵庫県 33.56 | 和歌山県 31.09 |
| 中国 | 山口県 33.39 | 島根県 30.4 |
| 四国 | 徳島県 32.2 | 香川県 31.1 |
| 九州 | 熊本県 32.93 | 鹿児島県 28.28 |
まとめ
体の不調を感じている人の割合を47都道府県で比べると、最も高い兵庫県で33.56%、最も低い山梨県で27.72%でした。
その差は5.84ポイント、倍率にすると1.21倍です。
47都道府県の中央値は31.09%、平均は31.02%でした。
全国の値は31.14%です。
65歳以上の有訴者の割合で並べ替えると開きは1.21倍になり、主指標で1位の兵庫県はその見方では4位に位置します。
体の不調を感じている人の割合の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、6歳以上を対象にした数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
65歳以上の有訴者の割合では大阪府が45.76で最も高く、主指標で1位の兵庫県はこの見方では4位でした。
地方ごとの平均では近畿7府県が32.6%で最も高く、北海道が29.33%で最も低くなりました。
65歳以上の有訴者やどこも悪くない人を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【高齢者の体の不調】65歳以上の42.7%、腰と関節が主役
- 【どこも悪くない人】全国43.1%、半数は何かを抱える
- 【健康がよくない人】全国12.6%、自己評価の分布
- 【病院に通う人が多い県】通院者率の47都道府県ランキング、最大1.4倍の地域差が出ました
- 【医薬品に使う金額】1か月の平均は2,303円、1.55倍
- 【寝込んだ日のある人】全国8.7%、休み方の文化も映す
出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041061
- 備考: 6歳以上の世帯人員のうち、病気やけがなどで自覚症状のある人(有訴者)の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は65歳以上の有訴者の割合
注記: 6歳以上の世帯人員のうち、病気やけがなどで自覚症状のある人(有訴者)の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は65歳以上の有訴者の割合
