2025年の1年間に、県境をこえた20代の女性は全国で504,348人。
地方の人口問題の核心といわれる移動を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告、2025年の数字。
東京都が112,870人で1位。
47都道府県の平均は10,730.8人、中央値は3,995人です。
1位と47位の間には86.4倍の開き、人口10万人あたりでは5倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
10,731人
20代女性の県外からの転入者数(2025年)
最も多い 東京都
112,870人
最も少ない 鳥取県
1,307人
地図で見る
| 項目 | 20代女性の県外からの転入者数 |
|---|---|
| 北海道 | 8,024人 |
| 青森県 | 2,407人 |
| 岩手県 | 2,536人 |
| 宮城県 | 7,743人 |
| 秋田県 | 1,623人 |
| 山形県 | 2,044人 |
| 福島県 | 3,637人 |
| 茨城県 | 9,153人 |
| 栃木県 | 6,514人 |
| 群馬県 | 5,939人 |
| 埼玉県 | 38,455人 |
| 千葉県 | 34,129人 |
| 東京都 | 112,870人 |
| 神奈川県 | 50,094人 |
| 新潟県 | 3,774人 |
| 富山県 | 2,283人 |
| 石川県 | 3,104人 |
| 福井県 | 1,582人 |
| 山梨県 | 2,314人 |
| 長野県 | 5,200人 |
| 岐阜県 | 5,779人 |
| 静岡県 | 9,975人 |
| 愛知県 | 24,122人 |
| 三重県 | 5,079人 |
| 滋賀県 | 5,297人 |
| 京都府 | 12,430人 |
| 大阪府 | 41,974人 |
| 兵庫県 | 18,436人 |
| 奈良県 | 3,902人 |
| 和歌山県 | 2,001人 |
| 鳥取県 | 1,307人 |
| 島根県 | 1,826人 |
| 岡山県 | 5,027人 |
| 広島県 | 7,459人 |
| 山口県 | 3,333人 |
| 徳島県 | 1,482人 |
| 香川県 | 2,723人 |
| 愛媛県 | 2,576人 |
| 高知県 | 1,316人 |
| 福岡県 | 18,947人 |
| 佐賀県 | 2,728人 |
| 長崎県 | 3,409人 |
| 熊本県 | 5,025人 |
| 大分県 | 2,999人 |
| 宮崎県 | 2,831人 |
| 鹿児島県 | 3,995人 |
| 沖縄県 | 4,945人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、埼玉県、千葉県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、徳島県でした。
47都道府県の平均は10,730.8人、中央値は3,995人です。
東京都の112,870人は平均の10.5倍にあたります。
上位3で40.6パーセント、1位と47位で86.4倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が796.09人で最も多く、開きは5倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 20代女性の県外からの転入者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの20代女性の県外からの転入者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 112870 | 関東 | 796.09 |
| 2 | 神奈川県 | 50094 | 関東 | 543.02 |
| 3 | 大阪府 | 41974 | 近畿 | 479.32 |
| 4 | 埼玉県 | 38455 | 関東 | 524.48 |
| 5 | 千葉県 | 34129 | 関東 | 545.98 |
| 6 | 愛知県 | 24122 | 中部 | 323.35 |
| 7 | 福岡県 | 18947 | 九州 | 372.09 |
| 8 | 兵庫県 | 18436 | 近畿 | 345.44 |
| 9 | 京都府 | 12430 | 近畿 | 493.25 |
| 10 | 静岡県 | 9975 | 中部 | 282.82 |
| 11 | 茨城県 | 9153 | 関東 | 326.19 |
| 12 | 北海道 | 8024 | 北海道 | 159.11 |
| 13 | 宮城県 | 7743 | 東北 | 344.44 |
| 14 | 広島県 | 7459 | 中国 | 274.83 |
| 15 | 栃木県 | 6514 | 関東 | 345.57 |
| 16 | 群馬県 | 5939 | 関東 | 314.23 |
| 17 | 岐阜県 | 5779 | 中部 | 301.62 |
| 18 | 滋賀県 | 5297 | 近畿 | 377.82 |
| 19 | 長野県 | 5200 | 中部 | 261.7 |
| 20 | 三重県 | 5079 | 近畿 | 296.84 |
| 21 | 岡山県 | 5027 | 中国 | 274.55 |
| 22 | 熊本県 | 5025 | 九州 | 296.11 |
| 23 | 沖縄県 | 4945 | 九州 | 337.31 |
| 24 | 鹿児島県 | 3995 | 九州 | 260.77 |
| 25 | 奈良県 | 3902 | 近畿 | 303.66 |
| 26 | 新潟県 | 3774 | 中部 | 179.8 |
| 27 | 福島県 | 3637 | 東北 | 208.66 |
| 28 | 長崎県 | 3409 | 九州 | 272.28 |
| 29 | 山口県 | 3333 | 中国 | 260.19 |
| 30 | 石川県 | 3104 | 中部 | 282.7 |
| 31 | 大分県 | 2999 | 九州 | 276.41 |
| 32 | 宮崎県 | 2831 | 九州 | 274.06 |
| 33 | 佐賀県 | 2728 | 九州 | 346.19 |
| 34 | 香川県 | 2723 | 四国 | 296.95 |
| 35 | 愛媛県 | 2576 | 四国 | 201.88 |
| 36 | 岩手県 | 2536 | 東北 | 221.48 |
| 37 | 青森県 | 2407 | 東北 | 206.61 |
| 38 | 山梨県 | 2314 | 中部 | 292.54 |
| 39 | 富山県 | 2283 | 中部 | 228.99 |
| 40 | 山形県 | 2044 | 東北 | 202.18 |
| 41 | 和歌山県 | 2001 | 近畿 | 227.39 |
| 42 | 島根県 | 1826 | 中国 | 284.42 |
| 43 | 秋田県 | 1623 | 東北 | 180.94 |
| 44 | 福井県 | 1582 | 中部 | 214.07 |
| 45 | 徳島県 | 1482 | 四国 | 216.35 |
| 46 | 高知県 | 1316 | 四国 | 200.61 |
| 47 | 鳥取県 | 1307 | 中国 | 246.14 |
20代女性の転入が多い上位5都府県
20代女性の転入が多い上位5都府県です。
東京都は112,870人、神奈川県は50,094人、大阪府は41,974人でした。
東京都は2位の神奈川県の2.25倍です。
4位は埼玉県で38,455人、5位は千葉県で34,129人。
上位5で全国の55パーセント、上位3で40.6パーセント、上位10で71.7パーセントでした。
1位だけで22.4パーセントを占めます。
47都道府県の平均は10,730.8人なので、1位は平均の10.5倍。
中央値の3,995人と比べると28.3倍にあたります。
6位以下は愛知県で24,122人、福岡県で18,947人、兵庫県で18,436人と続きました。
2位と3位の差は8,120人、3位と4位の差は3,519人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の45パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると162,964人。
これだけで全国の32.3パーセントにあたります。
1位だけで全国の22.4パーセントを占めました。
20代全体の20.9パーセントより高い集中です。
人口あたりでも東京都が1位です
以下は、2025年に県外から転入した20代女性の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は東京都の796.09人、2位は千葉県545.98人、3位は神奈川県543.02人。
4位以下は埼玉県、京都府と続きます。
逆に人口あたりの下位は新潟県179.8人、北海道159.11人。
東京都と北海道では5倍の開きです。
人口あたりでも東京都が1位です。
20代女性の東京都への集中は、男性を含む20代全体よりさらに強く出ています。
若い女性の流出は、その後の結婚・出生を通じて地方の人口減少を加速させるとされ、地方創生の最重要テーマになっています。
当サイトの人口性比の記事とあわせて見ると、この移動の積み重ねが男女バランスに表れていることが分かります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が590.2人で最も多く、北海道が159.1人で最も少なくなります。
近畿7府県407.1人と九州・沖縄8県321.8人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
20代女性の転入が少ない下位5県
20代女性の転入が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は1,307人、46位の高知県は1,316人、45位の徳島県は1,482人でした。
1位の東京都とは86.4倍の差があります。
44位は福井県で1,582人、43位は秋田県で1,623人、42位は島根県で1,826人と続きます。
86.4倍という開きは、この記事で扱う移動のなかで最も大きいものです。
47都道府県の中央値は3,995人。
平均は10,730.8人なので、平均が中央値の2.7倍です。
47位の鳥取県は平均の12.2パーセント、中央値の32.7パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.4パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで22.4パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の1.16パーセントにあたる水準です。
46位との差は9人、45位との差は175人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には111,563人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
20代の半分近くが女性
2025年に県境をこえた20代111万9,335人のうち、女性は50万4,348人。
ほぼ半分です。
ただ行き先は男性より東京都に寄っており、事務職やサービス職の求人の偏りが背景にあると指摘されています。
住民票の移動で数える統計
住民基本台帳人口移動報告は、住民票の届け出をもとに人の移動を毎月集計した統計です。
この記事は2025年の1年間の合計を使っています。
「県外からの転入」は、移動前の住所地の総数から同じ県内の移動ぶんを引いて当サイトで計算しました。
進学などで住民票を移さない引っ越しは数字に表れないことに注意してください。
数字の開き
1位の東京都は112,870人、47位の鳥取県は1,307人。
両者の間には86.4倍の開きがあります。
上位3で全国の40.6パーセント、上位10で71.7パーセントを占めます。
中央値は3,995人、平均は10,730.8人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと5倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
2025年に県外から転入した20代女性の数の順位で探してみます。
1という高い相関を示したのが【県外からの転入】2025年の1年で251万5,731人でした。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.82です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た20代女性の県外からの転入者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 7743 | 秋田県 1623 |
| 関東 | 東京都 112870 | 群馬県 5939 |
| 中部 | 愛知県 24122 | 福井県 1582 |
| 近畿 | 大阪府 41974 | 和歌山県 2001 |
| 中国 | 広島県 7459 | 鳥取県 1307 |
| 四国 | 香川県 2723 | 高知県 1316 |
| 九州 | 福岡県 18947 | 佐賀県 2728 |
まとめ
2025年に県外から転入した20代女性の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で112,870人、最も少ない鳥取県で1,307人でした。
1位と47位の間には86.4倍の開きがあります。
上位3で全国の40.6パーセント、上位10で71.7パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は3,995人、平均は10,730.8人でした。
人口10万人あたりに直すと5倍の開きになります。
ここまでの2025年に県外から転入した20代女性の数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、住民票の移動で数えた数字であること。
2つ目は、転入で、転出は含まれないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
人口10万人あたりでは東京都が796.09人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の51パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が590.2人で最多でした。
20代の転入や人口性比を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【20代の転入】年111万9,335人、移動の4割超
- 【人口性比2025】全国94.5、100を超えるのは1県だけ
- 【女性の労働力率】全国54.2%、男性との18.2ポイント差は県によってかなり違います
- 【県外からの転入】2025年の1年で251万5,731人
- 【1か月の配偶者の収入】平均6万2,240円、共働きの姿が出る
出典
- 統計名: 住民基本台帳人口移動報告(2025年)
- 調査年: 2025年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004044293
- 備考: 2025年の1年間に他の都道府県から転入した20〜29歳の女性の数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2025年の1年間に他の都道府県から転入した20〜29歳の女性の数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
