女性100人に対して男性は何人いるのでしょうか。
国勢調査2025の人口性比を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の国勢調査、2025年10月1日の速報集計。
茨城県が100.1で1位。
47都道府県の平均は93.54、中央値は93.7です。
最も高い100.1と最も低い88.3の差は11.8ポイント、倍率にすると1.13倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
93.5
人口性比(2025年)
最も多い 茨城県
100.1
最も少ない 奈良県
88.3
男性の割合が高い上位5県
男性の割合が高い上位5県です。
茨城県は100.1、栃木県は99.7、愛知県は99.2でした。
1位と2位の差は0.4ポイントです。
4位は埼玉県で98、5位は神奈川県で98。
上位5はいずれも47都道府県の平均93.54を上回りました。
1位の茨城県は平均を6.56ポイント上回りました。
中央値の93.7と比べると6.4ポイント高く、平均に対する比では1.07倍にあたります。
6位以下は千葉県で97.8、群馬県で97.7、滋賀県で97.1と続きました。
2位と3位の差は0.5ポイント、3位と4位の差は1.2ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.9ポイントでした。
1位から5位までの幅は2.1ポイント、1位から8位までの幅は3ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
茨城県は2025年の人口でも11位に入っています。
全国の値は94.5で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は茨城県の100.1。
女性100人に男性100.1人と、唯一100を超えました。
100を超えるのは1県だけです
ここから先は、人口性比がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
2025年の人口で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の14,246,219、2位は神奈川県の9,193,657、3位は大阪府の8,764,578。
4位以下は愛知県、埼玉県と続きます。
逆に下位は島根県が629,460、鳥取県が523,732。
東京都と鳥取県では27.2倍の開きです。
全国では94.5と、女性のほうが多くなっています。
女性の寿命が長いことが大きな理由です。
工場の多い県では働く男性が集まって性比が高く、大都市郊外や西日本では低い傾向があります。
当サイトの20代女性の転入の記事とあわせて見ると、若い世代の移動の影響も見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が98.16で最も高く、北海道が89.6で最も低くなります。
中部9県95.81と東北6県93.1がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
男性の割合が低い下位5県
男性の割合が低い下位5県です。
47位の奈良県は88.3、46位の和歌山県は89.1、45位の長崎県は89.4でした。
1位の茨城県とは11.8ポイントの差があります。
44位は宮崎県で89.5、43位は北海道で89.6、42位は高知県で89.7と続きます。
最も低い奈良県は88.3。
女性100人に男性88人ほどです。
47都道府県の中央値は93.7、平均は93.54です。
47位の奈良県は平均を5.24ポイント下回りました。
47位の奈良県は1位の茨城県の88.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.13倍の開きです。
46位との差は0.8ポイント、45位との差は1.1ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.4ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均93.54を下回りました。
47位から43位までの幅は1.3ポイントです。
奈良県は2025年の人口では中位位です。
全国の値は94.5なので、47位はこれを6.2ポイント下回っています。
地方別に見る
人口性比は、北関東などの工業県で高く、西日本で低くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が98.16で最も高くなります。
次いで中部9県が95.81、東北6県が93.1、中国5県が92.5と続きました。
低いほうは近畿7府県が91.74、四国4県が91.45、九州・沖縄8県が91.01、北海道が89.6でした。
最も高い関東7都県と最も低い北海道の差は8.56ポイントです。
2025年の人口で見ると関東7都県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 人口性比 |
|---|---|
| 北海道 | 89.6 |
| 青森県 | 89.8 |
| 岩手県 | 93.4 |
| 宮城県 | 94.7 |
| 秋田県 | 89.7 |
| 山形県 | 94.3 |
| 福島県 | 96.7 |
| 茨城県 | 100.1 |
| 栃木県 | 99.7 |
| 群馬県 | 97.7 |
| 埼玉県 | 98 |
| 千葉県 | 97.8 |
| 東京都 | 95.8 |
| 神奈川県 | 98 |
| 新潟県 | 94.7 |
| 富山県 | 95.1 |
| 石川県 | 94.9 |
| 福井県 | 95.1 |
| 山梨県 | 96.4 |
| 長野県 | 95.6 |
| 岐阜県 | 94.4 |
| 静岡県 | 96.9 |
| 愛知県 | 99.2 |
| 三重県 | 95.5 |
| 滋賀県 | 97.1 |
| 京都府 | 90.8 |
| 大阪府 | 91.2 |
| 兵庫県 | 90.2 |
| 奈良県 | 88.3 |
| 和歌山県 | 89.1 |
| 鳥取県 | 91.7 |
| 島根県 | 93.5 |
| 岡山県 | 92.4 |
| 広島県 | 94.1 |
| 山口県 | 90.8 |
| 徳島県 | 91.7 |
| 香川県 | 93.7 |
| 愛媛県 | 90.7 |
| 高知県 | 89.7 |
| 福岡県 | 90 |
| 佐賀県 | 90.8 |
| 長崎県 | 89.4 |
| 熊本県 | 90.4 |
| 大分県 | 91.3 |
| 宮崎県 | 89.5 |
| 鹿児島県 | 89.8 |
| 沖縄県 | 96.9 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは茨城県です。
次いで栃木県、愛知県、埼玉県、神奈川県が続きます。
淡いのは奈良県、和歌山県、長崎県でした。
47都道府県の平均は93.54、中央値は93.7です。
茨城県の100.1は平均を6.56ポイント上回ります。
1位と47位の差は11.8ポイント、倍率にすると1.13倍でした。
2025年の人口で並べ替えると東京都が14,246,219で最も高く、開きは27.2倍になります。
主指標で1位の茨城県は2025年の人口では11位、2025年の人口で1位の東京都は主指標では13位でした。
| 順位 | 都道府県 | 人口性比 | 地方 | 2025年の人口 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 茨城県 | 100.1 | 関東 | 2791207 |
| 2 | 栃木県 | 99.7 | 関東 | 1864833 |
| 3 | 愛知県 | 99.2 | 中部 | 7449403 |
| 4 | 埼玉県 | 98 | 関東 | 7287169 |
| 4 | 神奈川県 | 98 | 関東 | 9193657 |
| 6 | 千葉県 | 97.8 | 関東 | 6258512 |
| 7 | 群馬県 | 97.7 | 関東 | 1867582 |
| 8 | 滋賀県 | 97.1 | 近畿 | 1392439 |
| 9 | 沖縄県 | 96.9 | 九州 | 1468220 |
| 9 | 静岡県 | 96.9 | 中部 | 3468845 |
| 11 | 福島県 | 96.7 | 東北 | 1711937 |
| 12 | 山梨県 | 96.4 | 中部 | 779912 |
| 13 | 東京都 | 95.8 | 関東 | 14246219 |
| 14 | 長野県 | 95.6 | 中部 | 1954950 |
| 15 | 三重県 | 95.5 | 近畿 | 1694896 |
| 16 | 富山県 | 95.1 | 中部 | 985675 |
| 16 | 福井県 | 95.1 | 中部 | 729386 |
| 18 | 石川県 | 94.9 | 中部 | 1088221 |
| 19 | 宮城県 | 94.7 | 東北 | 2227240 |
| 19 | 新潟県 | 94.7 | 中部 | 2068476 |
| 21 | 岐阜県 | 94.4 | 中部 | 1891489 |
| 22 | 山形県 | 94.3 | 東北 | 993127 |
| 23 | 広島県 | 94.1 | 中国 | 2683399 |
| 24 | 香川県 | 93.7 | 四国 | 907725 |
| 25 | 島根県 | 93.5 | 中国 | 629460 |
| 26 | 岩手県 | 93.4 | 東北 | 1125502 |
| 27 | 岡山県 | 92.4 | 中国 | 1808664 |
| 28 | 鳥取県 | 91.7 | 中国 | 523732 |
| 28 | 徳島県 | 91.7 | 四国 | 675489 |
| 30 | 大分県 | 91.3 | 九州 | 1076875 |
| 31 | 大阪府 | 91.2 | 近畿 | 8764578 |
| 32 | 京都府 | 90.8 | 近畿 | 2502747 |
| 32 | 佐賀県 | 90.8 | 九州 | 781214 |
| 32 | 山口県 | 90.8 | 中国 | 1264006 |
| 35 | 愛媛県 | 90.7 | 四国 | 1260088 |
| 36 | 熊本県 | 90.4 | 九州 | 1678090 |
| 37 | 兵庫県 | 90.2 | 近畿 | 5323825 |
| 38 | 福岡県 | 90 | 九州 | 5081879 |
| 39 | 鹿児島県 | 89.8 | 九州 | 1512969 |
| 39 | 青森県 | 89.8 | 東北 | 1140395 |
| 41 | 高知県 | 89.7 | 四国 | 643437 |
| 41 | 秋田県 | 89.7 | 東北 | 882100 |
| 43 | 北海道 | 89.6 | 北海道 | 4985419 |
| 44 | 宮崎県 | 89.5 | 九州 | 1018904 |
| 45 | 長崎県 | 89.4 | 九州 | 1232190 |
| 46 | 和歌山県 | 89.1 | 近畿 | 864262 |
| 47 | 奈良県 | 88.3 | 近畿 | 1269180 |
このグラフについての豆知識
100を超えるのは茨城県だけ
人口性比が100を超える(男性のほうが多い)のは茨城県だけでした。
全国の性比は94.5です。
生まれる子どもは男の子のほうがやや多いのですが、年齢が上がるにつれ女性の割合が増えていきます。
速報値であること
国勢調査は5年に一度、日本に住むすべての人を対象に行われる調査です。
この記事の数字は2025年10月1日時点の速報集計で、確定値の公表で小さく変わることがあります。
当サイトの人口の記事の多くは毎年の人口推計がもとです。
国勢調査は推計の土台になる実測値で、5年ぶりに実際に数えた結果という意味があります。
数字の散らばり
1位の茨城県は100.1、47位の奈良県は88.3。
差は11.8ポイント、倍率にすると1.13倍です。
中央値は93.7、平均は93.54でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.16ポイントの差でした。
2025年の人口で並べ替えると開きは27.2倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
人口性比とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
いちばん近かったのは【持ち家の数・10年推移】10年で171万戸の上積みで、順位相関は0.7でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【高齢者の一人暮らし】は6世帯に1世帯という県も、47都道府県で割合を比較(相関-0.84)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た人口性比
| 地方 | 最も多い | 最も少ない |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 96.7 | 秋田県 89.7 |
| 関東 | 茨城県 100.1 | 東京都 95.8 |
| 中部 | 愛知県 99.2 | 岐阜県 94.4 |
| 近畿 | 滋賀県 97.1 | 奈良県 88.3 |
| 中国 | 広島県 94.1 | 山口県 90.8 |
| 四国 | 香川県 93.7 | 高知県 89.7 |
| 九州 | 沖縄県 96.9 | 長崎県 89.4 |
まとめ
男女のバランス(人口性比)を47都道府県で比べると、最も高い茨城県で100.1、最も低い奈良県で88.3でした。
その差は11.8ポイント、倍率にすると1.13倍です。
47都道府県の中央値は93.7、平均は93.54でした。
全国の値は94.5です。
2025年の人口で並べ替えると開きは27.2倍になり、主指標で1位の茨城県はその見方では11位に位置します。
人口性比の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、速報値で確定値と変わりうること。
2つ目は、年齢構成の影響を受ける数字であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
2025年の人口では東京都が14,246,219で最も高く、主指標で1位の茨城県はこの見方では11位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が98.16で最も高く、北海道が89.6で最も低くなりました。
2025年の人口や20代女性の転入を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の茨城県と2位の栃木県の差は0.4ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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- 【世帯数・国勢調査2025】5,712万4,507世帯、なお増加中
- 【婚姻件数】全国48万5,092件、47都道府県の並び
- 【単独世帯の数】全国2,115万世帯、6分の1が1つの都に
出典
- 統計名: 国勢調査(2025年10月1日・速報集計)
- 調査年: 2025年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004050417
- 備考: 2025年国勢調査(速報集計)による人口性比。女性100人に対する男性の数で、100を下回ると女性のほうが多い。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は2025年の人口
注記: 2025年国勢調査(速報集計)による人口性比。
女性100人に対する男性の数で、100を下回ると女性のほうが多い。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は2025年の人口
