【1日に退院する人】全国4万4,156人、入院とほぼ同数

【1日に退院する人】全国4万4,156人、入院とほぼ同数

全国では毎日、どれくらいの人が病院を退院しているのでしょうか。
1日平均の退院患者数を47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の病院報告、2024年の数字。

東京都が4,613人で1位。
47都道府県の平均は939.4人、中央値は567人です。
1位と47位の間には19.3倍の開き、人口10万人あたりでは1.9倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

939人

1日平均退院患者数(2024年)

最も多い 東京都

4,613人

最も少ない 鳥取県

239人

退院する人が多い上位5都府県

上位5都道府県の1日平均退院患者数
上位5都道府県の1日平均退院患者数 病院報告(都道府県別)(2024年) 01,0002,0003,0004,000東京都: 4,613人4,613人大阪府: 3,446人3,446人神奈川県: 2,742人2,742人愛知県: 2,410人2,410人北海道: 2,308人2,308人東京都大阪府神奈川県愛知県北海道
上位5都道府県の1日平均退院患者数
項目1日平均退院患者数
東京都4,613人
大阪府3,446人
神奈川県2,742人
愛知県2,410人
北海道2,308人
下位5都道府県の1日平均退院患者数
下位5都道府県の1日平均退院患者数 病院報告(都道府県別)(2024年) 050100150200250300鳥取県: 239人239人山梨県: 272人272人島根県: 288人288人福井県: 299人299人徳島県: 302人302人鳥取県山梨県島根県福井県徳島県
下位5都道府県の1日平均退院患者数
項目1日平均退院患者数
鳥取県239人
山梨県272人
島根県288人
福井県299人
徳島県302人

退院する人が多い上位5都府県です。

東京都は4,613人、大阪府は3,446人、神奈川県は2,742人でした。
東京都は2位の大阪府の1.34倍です。

4位は愛知県で2,410人、5位は北海道で2,308人。
上位5で全国の35.1パーセント、上位3で24.5パーセント、上位10で55.5パーセントでした。

1位だけで10.4パーセントを占めます。
47都道府県の平均は939.4人なので、1位は平均の4.9倍。
中央値の567人と比べると8.1倍にあたります。

6位以下は福岡県で2,128人、兵庫県で1,985人、埼玉県で1,899人と続きました。

2位と3位の差は704人、3位と4位の差は332人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の64.9パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると8,059人。
これだけで全国の18.3パーセントにあたります。

1位だけで全国の10.4パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。

人口あたりでは大分県が1位です

この分布の背景を、ここから考えてみます。
1日に退院する人の数の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は大分県の48.76人、2位は高知県48.48人、3位は北海道45.77人。

4位以下は鳥取県、長崎県と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県29.66人、埼玉県25.9人。
大分県と埼玉県では1.9倍の開きです。

人口あたりの1位は大分県で、新入院の1位と同じ顔ぶれです。
実数1位の都は人口あたりでは39位です。

入院が多い県は退院も多くなります。
2つの数字はどの県でもほぼつり合っています。

当サイトの1日に入院する人の数の記事と並べて読むと、病院の出入りの流れがつかめます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が45.8人で最も多く、関東7都県が30.5人で最も少なくなります。
四国4県43.2人と九州・沖縄8県42.3人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの1日平均退院患者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの1日平均退院患者数の上位5都道府県 病院報告(都道府県別)(2024年) 010203040大分県: 48.848.8高知県: 48.548.5北海道: 45.845.8鳥取県: 45.045.0長崎県: 44.944.9大分県高知県北海道鳥取県長崎県
人口10万人あたりの1日平均退院患者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの1日平均退院患者数
大分県48.8
高知県48.5
北海道45.8
鳥取県45.0
長崎県44.9

退院する人が少ない下位5県

退院する人が少ない下位5県です。

47位の鳥取県は239人、46位の山梨県は272人、45位の島根県は288人でした。
1位の東京都とは19.3倍の差があります。

44位は福井県で299人、43位は徳島県で302人、42位は佐賀県で314人と続きます。

19.3倍という開きは、新しく入院する人の数と同じ大きさです。

47都道府県の中央値は567人。
平均は939.4人なので、平均が中央値の1.7倍です。

47位の鳥取県は平均の25.4パーセント、中央値の42.2パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の3.2パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで10.4パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の5.18パーセントにあたる水準です。

46位との差は33人、45位との差は49人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には4,374人の開きがあります。

地図で見る

1日平均退院患者数(2024年)
1日平均退院患者数(2024年) 病院報告(都道府県別)(厚生労働省)をもとに作成。単位は人。 北海道 2,308人青森 400人岩手 389人宮城 794人秋田 359人山形 389人福島 612人茨城 864人栃木 607人群馬 693人埼玉 1,899人千葉 1,854人東京 4,613人神奈川 2,742人新潟 705人富山 413人石川 432人福井 299人山梨 272人長野 773人岐阜 599人静岡 1,100人愛知 2,410人三重 567人滋賀 471人京都 1,000人大阪 3,446人兵庫 1,985人奈良 495人和歌山 356人鳥取 239人島根 288人岡山 773人広島 1,036人山口 549人徳島 302人香川 379人愛媛 529人高知 318人福岡 2,128人佐賀 314人長崎 562人熊本 729人大分 529人宮崎 406人鹿児島 678人沖縄 549人
1日平均退院患者数(人)
1日平均退院患者数(2024年)
項目1日平均退院患者数
北海道2,308人
青森県400人
岩手県389人
宮城県794人
秋田県359人
山形県389人
福島県612人
茨城県864人
栃木県607人
群馬県693人
埼玉県1,899人
千葉県1,854人
東京都4,613人
神奈川県2,742人
新潟県705人
富山県413人
石川県432人
福井県299人
山梨県272人
長野県773人
岐阜県599人
静岡県1,100人
愛知県2,410人
三重県567人
滋賀県471人
京都府1,000人
大阪府3,446人
兵庫県1,985人
奈良県495人
和歌山県356人
鳥取県239人
島根県288人
岡山県773人
広島県1,036人
山口県549人
徳島県302人
香川県379人
愛媛県529人
高知県318人
福岡県2,128人
佐賀県314人
長崎県562人
熊本県729人
大分県529人
宮崎県406人
鹿児島県678人
沖縄県549人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、北海道が続きます。
淡いのは鳥取県、山梨県、島根県でした。

47都道府県の平均は939.4人、中央値は567人です。
東京都の4,613人は平均の4.9倍にあたります。

上位3で24.5パーセント、1位と47位で19.3倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと大分県が48.76人で最も多く、開きは1.9倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは39位、人口あたり1位の大分県は実数では29位でした。

順位都道府県1日平均退院患者数(人)地方人口10万人あたりの1日平均退院患者数
1東京都4613関東32.54
2大阪府3446近畿39.35
3神奈川県2742関東29.72
4愛知県2410中部32.31
5北海道2308北海道45.77
6福岡県2128九州41.79
7兵庫県1985近畿37.19
8埼玉県1899関東25.9
9千葉県1854関東29.66
10静岡県1100中部31.19
11広島県1036中国38.17
12京都府1000近畿39.68
13茨城県864関東30.79
14宮城県794東北35.32
15岡山県773中国42.22
15長野県773中部38.9
17熊本県729九州42.96
18新潟県705中部33.59
19群馬県693関東36.67
20鹿児島県678九州44.26
21福島県612東北35.11
22栃木県607関東32.2
23岐阜県599中部31.26
24三重県567近畿33.14
25長崎県562九州44.89
26沖縄県549九州37.45
26山口県549中国42.86
28愛媛県529四国41.46
28大分県529九州48.76
30奈良県495近畿38.52
31滋賀県471近畿33.59
32石川県432中部39.34
33富山県413中部41.42
34宮崎県406九州39.3
35青森県400東北34.33
36岩手県389東北33.97
36山形県389東北38.48
38香川県379四国41.33
39秋田県359東北40.02
40和歌山県356近畿40.45
41高知県318四国48.48
42佐賀県314九州39.85
43徳島県302四国44.09
44福井県299中部40.46
45島根県288中国44.86
46山梨県272中部34.39
47鳥取県239中国45.01
病院報告(都道府県別)(2024年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

退院には2つの意味がある

この統計の退院には、治って家に帰る場合だけでなく、ほかの病院や施設への転院、病院で亡くなった場合も含まれます。

1日平均4万4,156人という数字は、病院という場所の出入りの大きさを表しています。

病院報告という統計

病院報告は、全国のすべての病院が毎月提出する報告をまとめた統計です。
この記事は2024年の年平均を使っています。

対象は病院(病床20床以上)だけで、町の診療所は含まれていません。

また、患者数は住んでいる人ではなく病院の所在地で数えます。
県境をこえて通院・入院する人がいるため、その県の住民の受療そのものではないことに注意してください。

数字の開き

1位の東京都は4,613人、47位の鳥取県は239人。
両者の間には19.3倍の開きがあります。
上位3で全国の24.5パーセント、上位10で55.5パーセントを占めます。

中央値は567人、平均は939.4人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと1.9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

この1日に退院する人の数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

いちばん近かったのは【1日に入院する人】全国4万4,210人、年1,600万件の規模で、順位相関は1でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.73)です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た1日平均退院患者数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 794秋田県 359
関東東京都 4613栃木県 607
中部愛知県 2410山梨県 272
近畿大阪府 3446和歌山県 356
中国広島県 1036鳥取県 239
四国愛媛県 529徳島県 302
九州福岡県 2128佐賀県 314
病院報告(都道府県別)(2024年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

1日に退院する人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で4,613人、最も少ない鳥取県で239人でした。
1位と47位の間には19.3倍の開きがあります。

上位3で全国の24.5パーセント、上位10で55.5パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は567人、平均は939.4人でした。
人口10万人あたりに直すと1.9倍の開きになります。

1日に退院する人の数の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、病院の所在地で数えた数字であること。
2つ目は、転院や死亡退院も含むこと。
3つ目は2024年の数字であることです。

人口10万人あたりでは大分県が48.76人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは39位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の30.1パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が45.8人で最多でした。
1日に入院する人の数や病院での死亡数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

注記: 2024年の1日平均退院患者数(全病床)。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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