【入院している人の数】1日平均113万3,196人、110人に1人

【入院している人の数】1日平均113万3,196人、110人に1人

いま病院に入院している人は、全国でどれくらいいるのでしょうか。
1日平均の在院患者数を47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の病院報告、2024年の数字。

東京都が93,813人で1位。
47都道府県の平均は24,110.5人、中央値は15,705人です。
1位と47位の間には15倍の開き、人口10万人あたりでは2.9倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

24,111人

1日平均在院患者数(2024年)

最も多い 東京都

93,813人

最も少ない 鳥取県

6,252人

入院患者が多い上位5都府県

上位5都道府県の1日平均在院患者数
上位5都道府県の1日平均在院患者数 病院報告(都道府県別)(2024年) 020,00040,00060,00080,000東京都: 93,813人93,813人大阪府: 81,176人81,176人北海道: 67,135人67,135人福岡県: 64,977人64,977人神奈川県: 58,223人58,223人東京都大阪府北海道福岡県神奈川県
上位5都道府県の1日平均在院患者数
項目1日平均在院患者数
東京都93,813人
大阪府81,176人
北海道67,135人
福岡県64,977人
神奈川県58,223人
下位5都道府県の1日平均在院患者数
下位5都道府県の1日平均在院患者数 病院報告(都道府県別)(2024年) 02,0004,0006,0008,000鳥取県: 6,252人6,252人島根県: 7,443人7,443人山梨県: 7,603人7,603人福井県: 7,650人7,650人和歌山県: 9,071人9,071人鳥取県島根県山梨県福井県和歌山県
下位5都道府県の1日平均在院患者数
項目1日平均在院患者数
鳥取県6,252人
島根県7,443人
山梨県7,603人
福井県7,650人
和歌山県9,071人

入院患者が多い上位5都府県です。

東京都は93,813人、大阪府は81,176人、北海道は67,135人でした。
東京都は2位の大阪府の1.16倍です。

4位は福岡県で64,977人、5位は神奈川県で58,223人。
上位5で全国の32.2パーセント、上位3で21.4パーセント、上位10で52パーセントでした。

1位だけで8.3パーセントを占めます。
47都道府県の平均は24,110.5人なので、1位は平均の3.9倍。
中央値の15,705人と比べると6.0倍にあたります。

6位以下は愛知県で51,110人、埼玉県で49,289人、兵庫県で49,160人と続きました。

2位と3位の差は14,041人、3位と4位の差は2,158人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の67.8パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると174,989人。
これだけで全国の15.4パーセントにあたります。

実数は人口の多さに沿います。
1位でも全国の8.3パーセントにとどまりました。

人口あたりでは高知県が1位です

ここから先は、入院している人の数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は高知県の1,855.95人、2位は鹿児島県1,603.46人、3位は長崎県1,539.22人。

4位以下は徳島県、山口県と続きます。
逆に人口あたりの下位は東京都661.68人、神奈川県631.14人。
高知県と神奈川県では2.9倍の開きです。

人口あたりの1位は高知県です。
実数1位の都は人口あたりでは46位まで下がります。

高知県は人口あたりの病床数が全国で最も多い県として知られます。
病床が多い県ほど入院も多くなる関係です。

当サイトの病院の病床数や平均在院日数の記事とあわせて見ると、入院医療の地域差が立体的に見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が1,356.3人で最も多く、関東7都県が693.7人で最も少なくなります。
北海道1,331.3人と四国4県1,330.4人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの1日平均在院患者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの1日平均在院患者数の上位5都道府県 病院報告(都道府県別)(2024年) 05001,0001,500高知県: 1,856.01,856.0鹿児島県: 1,603.51,603.5長崎県: 1,539.21,539.2徳島県: 1,503.71,503.7山口県: 1,497.21,497.2高知県鹿児島県長崎県徳島県山口県
人口10万人あたりの1日平均在院患者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの1日平均在院患者数
高知県1,856.0
鹿児島県1,603.5
長崎県1,539.2
徳島県1,503.7
山口県1,497.2

入院患者が少ない下位5県

入院患者が少ない下位5県です。

47位の鳥取県は6,252人、46位の島根県は7,443人、45位の山梨県は7,603人でした。
1位の東京都とは15倍の差があります。

44位は福井県で7,650人、43位は和歌山県で9,071人、42位は香川県で10,122人と続きます。

15倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。

47都道府県の中央値は15,705人。
平均は24,110.5人なので、平均が中央値の1.5倍です。

47位の鳥取県は平均の25.9パーセント、中央値の39.8パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の3.4パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで8.3パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の6.66パーセントにあたる水準です。

46位との差は1,191人、45位との差は1,351人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には87,561人の開きがあります。

地図で見る

1日平均在院患者数(2024年)
1日平均在院患者数(2024年) 病院報告(都道府県別)(厚生労働省)をもとに作成。単位は人。 北海道 67,135人青森 11,704人岩手 11,287人宮城 18,280人秋田 10,240人山形 10,477人福島 15,705人茨城 21,592人栃木 15,746人群馬 18,224人埼玉 49,289人千葉 45,344人東京 93,813人神奈川 58,223人新潟 19,387人富山 11,560人石川 12,461人福井 7,650人山梨 7,603人長野 17,279人岐阜 13,671人静岡 27,516人愛知 51,110人三重 14,597人滋賀 10,487人京都 23,689人大阪 81,176人兵庫 49,160人奈良 12,087人和歌山 9,071人鳥取 6,252人島根 7,443人岡山 19,360人広島 29,250人山口 19,179人徳島 10,300人香川 10,122人愛媛 14,418人高知 12,175人福岡 64,977人佐賀 11,552人長崎 19,271人熊本 25,302人大分 15,408人宮崎 13,033人鹿児島 24,565人沖縄 15,025人
1日平均在院患者数(人)
1日平均在院患者数(2024年)
項目1日平均在院患者数
北海道67,135人
青森県11,704人
岩手県11,287人
宮城県18,280人
秋田県10,240人
山形県10,477人
福島県15,705人
茨城県21,592人
栃木県15,746人
群馬県18,224人
埼玉県49,289人
千葉県45,344人
東京都93,813人
神奈川県58,223人
新潟県19,387人
富山県11,560人
石川県12,461人
福井県7,650人
山梨県7,603人
長野県17,279人
岐阜県13,671人
静岡県27,516人
愛知県51,110人
三重県14,597人
滋賀県10,487人
京都府23,689人
大阪府81,176人
兵庫県49,160人
奈良県12,087人
和歌山県9,071人
鳥取県6,252人
島根県7,443人
岡山県19,360人
広島県29,250人
山口県19,179人
徳島県10,300人
香川県10,122人
愛媛県14,418人
高知県12,175人
福岡県64,977人
佐賀県11,552人
長崎県19,271人
熊本県25,302人
大分県15,408人
宮崎県13,033人
鹿児島県24,565人
沖縄県15,025人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、北海道、福岡県、神奈川県が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、山梨県でした。

47都道府県の平均は24,110.5人、中央値は15,705人です。
東京都の93,813人は平均の3.9倍にあたります。

上位3で21.4パーセント、1位と47位で15倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと高知県が1,855.95人で最も多く、開きは2.9倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは46位、人口あたり1位の高知県は実数では32位でした。

順位都道府県1日平均在院患者数(人)地方人口10万人あたりの1日平均在院患者数
1東京都93813関東661.68
2大阪府81176近畿926.98
3北海道67135北海道1331.25
4福岡県64977九州1276.06
5神奈川県58223関東631.14
6愛知県51110中部685.12
7埼玉県49289関東672.24
8兵庫県49160近畿921.12
9千葉県45344関東725.39
10広島県29250中国1077.75
11静岡県27516中部780.15
12熊本県25302九州1490.98
13鹿児島県24565九州1603.46
14京都府23689近畿940.04
15茨城県21592関東769.49
16新潟県19387中部923.63
17岡山県19360中国1057.35
18長崎県19271九州1539.22
19山口県19179中国1497.19
20宮城県18280東北813.17
21群馬県18224関東964.23
22長野県17279中部869.6
23栃木県15746関東835.33
24福島県15705東北901.03
25大分県15408九州1420.09
26沖縄県15025九州1024.9
27三重県14597近畿853.13
28愛媛県14418四国1129.94
29岐阜県13671中部713.52
30宮崎県13033九州1261.67
31石川県12461中部1134.88
32高知県12175四国1855.95
33奈良県12087近畿940.62
34青森県11704東北1004.64
35富山県11560中部1159.48
36佐賀県11552九州1465.99
37岩手県11287東北985.76
38滋賀県10487近畿748
39山形県10477東北1036.3
40徳島県10300四国1503.65
41秋田県10240東北1141.58
42香川県10122四国1103.82
43和歌山県9071近畿1030.8
44福井県7650中部1035.18
45山梨県7603中部961.19
46島根県7443中国1159.35
47鳥取県6252中国1177.4
病院報告(都道府県別)(2024年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

毎日113万人が入院している

2024年の1日平均在院患者数は全国で113万3,196人。
日本の人口のおよそ110人に1人が、その日病院のベッドにいる計算です。

内訳は一般病床が64万5,093人、精神病床が25万7,929人、療養病床が22万8,973人です。

病院報告という統計

病院報告は、全国のすべての病院が毎月提出する報告をまとめた統計です。
この記事は2024年の年平均を使っています。

対象は病院(病床20床以上)だけで、町の診療所は含まれていません。

また、患者数は住んでいる人ではなく病院の所在地で数えます。
県境をこえて通院・入院する人がいるため、その県の住民の受療そのものではないことに注意してください。

数字の開き

1位の東京都は93,813人、47位の鳥取県は6,252人。
両者の間には15倍の開きがあります。
上位3で全国の21.4パーセント、上位10で52パーセントを占めます。

中央値は15,705人、平均は24,110.5人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと2.9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

この入院している人の数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

並びが最も重なったのは【病院の病床数】全国148万床、人口で割ると顔ぶれが総入れ替えで、相関は0.99です。
正反対だったのは【世帯が使う部屋数】全国4.63室、1位と47位で1.84倍で、相関は-0.76です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た1日平均在院患者数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 18280秋田県 10240
関東東京都 93813栃木県 15746
中部愛知県 51110山梨県 7603
近畿大阪府 81176和歌山県 9071
中国広島県 29250鳥取県 6252
四国愛媛県 14418香川県 10122
九州福岡県 64977佐賀県 11552
病院報告(都道府県別)(2024年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

入院している人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で93,813人、最も少ない鳥取県で6,252人でした。
1位と47位の間には15倍の開きがあります。

上位3で全国の21.4パーセント、上位10で52パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は15,705人、平均は24,110.5人でした。
人口10万人あたりに直すと2.9倍の開きになります。

この入院している人の数の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、病院の所在地で数えた数字であること。
2つ目は、診療所への入院を含まないこと。
3つ目は2024年の数字であることです。

人口10万人あたりでは高知県が1,855.95人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは46位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の26.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が1,356.3人で最多でした。
一般病床の入院患者や病院の病床数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

関連記事

出典

  • 統計名: 病院報告(都道府県別)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004045422
  • 備考: 2024年の1日平均在院患者数(全病床)。毎月の報告を年平均したもの。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 2024年の1日平均在院患者数(全病床)。
毎月の報告を年平均したもの。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

関連記事 Relation Entry