【家族との人間関係の悩み】全国6.73パーセント、差は1.73倍

【家族との人間関係の悩み】全国6.73パーセント、差は1.73倍

悩みやストレスの原因に「家族との人間関係」を挙げた人はどれくらいいるのでしょうか。
12歳以上について47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。

新潟県が8.17%で1位。
47都道府県の平均は6.73%、中央値は6.71%です。
最も高い8.17%と最も低い4.71%の差は3.46ポイント、倍率にすると1.73倍でした。

47都道府県の単純平均

6.7%

家族との人間関係を原因に挙げた人の割合(2019年)

最も多い 新潟県

8.2%

最も少ない 宮崎県

4.7%

家族との人間関係の悩みが多い上位5県

上位5都道府県の家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
上位5都道府県の家族との人間関係を原因に挙げた人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 02468新潟県: 8.2%8.2%鳥取県: 7.8%7.8%山形県: 7.7%7.7%富山県: 7.6%7.6%奈良県: 7.6%7.6%新潟県鳥取県山形県富山県奈良県
上位5都道府県の家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
項目家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
新潟県8.2%
鳥取県7.8%
山形県7.7%
富山県7.6%
奈良県7.6%
下位5都道府県の家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
下位5都道府県の家族との人間関係を原因に挙げた人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 012345宮崎県: 4.7%4.7%山口県: 5.4%5.4%鹿児島県: 5.6%5.6%長崎県: 5.6%5.6%和歌山県: 5.7%5.7%高知県: 5.7%5.7%宮崎県山口県鹿児島県長崎県和歌山県高知県
下位5都道府県の家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
項目家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
宮崎県4.7%
山口県5.4%
鹿児島県5.6%
長崎県5.6%
和歌山県5.7%
高知県5.7%

家族との人間関係の悩みが多い上位5県です。

新潟県は8.17%、鳥取県は7.82%、山形県は7.68%でした。
1位と2位の差は0.35ポイントです。

4位は富山県で7.63%、5位は奈良県で7.59%。
上位5はいずれも47都道府県の平均6.73%を上回りました。

1位の新潟県は平均を1.44ポイント上回りました。
中央値の6.71%と比べると1.46ポイント高く、平均に対する比では1.21倍にあたります。

6位以下は岩手県で7.58%、福島県で7.56%、岐阜県で7.44%と続きました。

2位と3位の差は0.14ポイント、3位と4位の差は0.05ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.15ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.58ポイント、1位から8位までの幅は0.73ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

新潟県は家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合でも23位に入っています。
全国の値は6.73%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は中部の県でした。
全国の平均を1.4ポイント上回ります。

家族以外の人間関係の悩みと並べます

ここからは統計を離れて、家族との人間関係で悩む人の割合の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は滋賀県の8.28、2位は宮城県の8.09、3位は徳島県の7.85。

4位以下は福島県、香川県と続きます。
逆に下位は秋田県が6.04、宮崎県が6.02。
滋賀県と宮崎県では1.38倍の開きです。

家族以外の人間関係の悩みと並べると、1位が入れ替わります。
職場や学校での関係と、家庭での関係は別のものです。

1.73倍という開きは、家族以外との人間関係の1.38倍より大きくなっています。

三世代で住む家が多い地域では、家庭のなかの人間関係も複雑になると考えられます。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が7.16%で最も高く、九州・沖縄8県が5.94%で最も低くなります。
中部9県7.15%と中国5県6.93%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合の上位5都道府県
家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 02468滋賀県: 8.38.3宮城県: 8.18.1徳島県: 7.97.9福島県: 7.87.8香川県: 7.87.8滋賀県宮城県徳島県福島県香川県
家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合の上位5都道府県
項目家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合
滋賀県8.3
宮城県8.1
徳島県7.9
福島県7.8
香川県7.8

家族との人間関係の悩みが少ない下位5県

家族との人間関係の悩みが少ない下位5県です。

47位の宮崎県は4.71%、46位の山口県は5.42%、45位の鹿児島県は5.6%でした。
1位の新潟県とは3.46ポイントの差があります。

44位は長崎県で5.62%、43位は高知県で5.73%、42位は和歌山県で5.73%と続きます。

47位は九州の県でした。
全国の平均を2ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は6.71%、平均は6.73%です。
47位の宮崎県は平均を2.02ポイント下回りました。

47位の宮崎県は1位の新潟県の57.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.73倍の開きです。

46位との差は0.71ポイント、45位との差は0.89ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.02ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均6.73%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.02ポイントです。

宮崎県は家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合では47位です。
全国の値は6.73%なので、47位はこれを2.02ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(家族との人間関係を原因に挙げた人の割合)
地方別の平均(家族との人間関係を原因に挙げた人の割合) 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 01234567北海道: 6.5%6.5%東北: 7.2%7.2%関東: 6.9%6.9%中部: 7.2%7.2%近畿: 6.7%6.7%中国: 6.9%6.9%四国: 6.5%6.5%九州: 5.9%5.9%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(家族との人間関係を原因に挙げた人の割合)
項目家族との人間関係を原因に挙げた人の割合の平均
北海道6.5%
東北7.2%
関東6.9%
中部7.2%
近畿6.7%
中国6.9%
四国6.5%
九州5.9%

家族との人間関係の悩みは、地域によって差があります。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が7.16%で最も高くなります。
次いで中部9県が7.15%、中国5県が6.93%、関東7都県が6.85%と続きました。

低いほうは近畿7府県が6.7%、北海道が6.48%、四国4県が6.45%、九州・沖縄8県が5.94%でした。

最も高い東北6県と最も低い九州・沖縄8県の差は1.22ポイントです。
家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合で見ると四国4県が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。

地図で見る

家族との人間関係を原因に挙げた人の割合(2019年)
家族との人間関係を原因に挙げた人の割合(2019年) 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 6.5%青森 6.6%岩手 7.6%宮城 7.3%秋田 6.2%山形 7.7%福島 7.6%茨城 6.0%栃木 6.6%群馬 7.2%埼玉 6.9%千葉 6.9%東京 7.2%神奈川 7.1%新潟 8.2%富山 7.6%石川 6.8%福井 6.6%山梨 6.6%長野 7.2%岐阜 7.4%静岡 7.0%愛知 6.8%三重 6.4%滋賀 7.1%京都 7.2%大阪 6.7%兵庫 6.2%奈良 7.6%和歌山 5.7%鳥取 7.8%島根 7.4%岡山 7.4%広島 6.7%山口 5.4%徳島 7.1%香川 6.6%愛媛 6.4%高知 5.7%福岡 6.2%佐賀 6.4%長崎 5.6%熊本 6.6%大分 5.8%宮崎 4.7%鹿児島 5.6%沖縄 6.6%
家族との人間関係を原因に挙げた人の割合(%)
家族との人間関係を原因に挙げた人の割合(2019年)
項目家族との人間関係を原因に挙げた人の割合
北海道6.5%
青森県6.6%
岩手県7.6%
宮城県7.3%
秋田県6.2%
山形県7.7%
福島県7.6%
茨城県6.0%
栃木県6.6%
群馬県7.2%
埼玉県6.9%
千葉県6.9%
東京都7.2%
神奈川県7.1%
新潟県8.2%
富山県7.6%
石川県6.8%
福井県6.6%
山梨県6.6%
長野県7.2%
岐阜県7.4%
静岡県7.0%
愛知県6.8%
三重県6.4%
滋賀県7.1%
京都府7.2%
大阪府6.7%
兵庫県6.2%
奈良県7.6%
和歌山県5.7%
鳥取県7.8%
島根県7.4%
岡山県7.4%
広島県6.7%
山口県5.4%
徳島県7.1%
香川県6.6%
愛媛県6.4%
高知県5.7%
福岡県6.2%
佐賀県6.4%
長崎県5.6%
熊本県6.6%
大分県5.8%
宮崎県4.7%
鹿児島県5.6%
沖縄県6.6%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは新潟県です。
次いで鳥取県、山形県、富山県、奈良県が続きます。
淡いのは宮崎県、山口県、鹿児島県でした。

47都道府県の平均は6.73%、中央値は6.71%です。
新潟県の8.17%は平均を1.44ポイント上回ります。

1位と47位の差は3.46ポイント、倍率にすると1.73倍でした。

家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合で並べ替えると滋賀県が8.28で最も高く、開きは1.38倍になります。

主指標で1位の新潟県は家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合では23位、家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合で1位の滋賀県は主指標では16位でした。

順位都道府県家族との人間関係を原因に挙げた人の割合(%)地方家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合
1新潟県8.17中部6.98
2鳥取県7.82中国7.2
3山形県7.68東北6.93
4富山県7.63中部7.19
5奈良県7.59近畿7.76
6岩手県7.58東北7.3
7福島県7.56東北7.81
8岐阜県7.44中部6.61
9島根県7.39中国7.73
10岡山県7.35中国7.79
11宮城県7.34東北8.09
12長野県7.24中部7.41
13群馬県7.2関東7.26
14東京都7.19関東6.75
15京都府7.15近畿7.78
16滋賀県7.1近畿8.28
17神奈川県7.08関東6.58
18徳島県7.05四国7.85
19静岡県7.02中部6.92
20千葉県6.94関東7.51
21埼玉県6.89関東6.86
22愛知県6.84中部7.01
23石川県6.77中部6.46
24大阪府6.71近畿7.57
25広島県6.67中国7.18
26栃木県6.63関東6.86
27福井県6.62中部6.47
28青森県6.61東北6.43
29香川県6.59四国7.8
30沖縄県6.58九州6.5
30山梨県6.58中部6.29
32熊本県6.55九州6.55
33北海道6.48北海道6.89
34佐賀県6.44九州6.72
35愛媛県6.41四国7.27
36三重県6.37近畿6.78
37兵庫県6.24近畿7.22
38福岡県6.23九州6.9
39秋田県6.16東北6.04
40茨城県6.02関東7.16
41大分県5.78九州6.71
42高知県5.73四国6.87
42和歌山県5.73近畿6.72
44長崎県5.62九州7.02
45鹿児島県5.6九州6.32
46山口県5.42中国6.77
47宮崎県4.71九州6.02
国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

世帯の形との関わり

家族との人間関係の悩みは、同居する人の数や続柄によって変わってくると考えられます。

2019年の全国では6.73パーセント。
家族以外との人間関係の7.05パーセントをわずかに下回ります。

複数回答であること

悩みやストレスの原因は、当てはまるものをいくつでも選ぶ形でたずねています。
そのため各項目の割合を足し合わせても、悩みやストレスがある人の割合にはなりません。

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは3年ごとの大規模調査の年だけで、都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分です。
標本調査にもとづく推計値でもあるため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の新潟県は8.17%、47位の宮崎県は4.71%。
差は3.46ポイント、倍率にすると1.73倍です。

中央値は6.71%、平均は6.73%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.02ポイントの差でした。

家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合で並べ替えると開きは1.38倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
家族との人間関係で悩む人の割合の順位で探してみます。

最も似ていたのは【悩みやストレスがある人】全国47.22パーセント、およそ半数(順位相関0.7)です。
正反対だったのは【みかん以外のかんきつ】全国14,157ha、四国と九州で8割近くを占めるで、相関は-0.56です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た家族との人間関係を原因に挙げた人の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北山形県 7.68秋田県 6.16
関東群馬県 7.2茨城県 6.02
中部新潟県 8.17山梨県 6.58
近畿奈良県 7.59和歌山県 5.73
中国鳥取県 7.82山口県 5.42
四国徳島県 7.05高知県 5.73
九州沖縄県 6.58宮崎県 4.71
国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

家族との人間関係で悩む人の割合を47都道府県で比べると、最も高い新潟県で8.17%、最も低い宮崎県で4.71%でした。
その差は3.46ポイント、倍率にすると1.73倍です。

47都道府県の中央値は6.71%、平均は6.73%でした。
全国の値は6.73%です。
家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合で並べ替えると開きは1.38倍になり、主指標で1位の新潟県はその見方では23位に位置します。

家族との人間関係で悩む人の割合の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、複数回答であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合では滋賀県が8.28で最も高く、主指標で1位の新潟県はこの見方では23位でした。

地方ごとの平均では東北6県が7.16%で最も高く、九州・沖縄8県が5.94%で最も低くなりました。
家族以外の人間関係の悩みや世帯の人数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)
  • 調査年: 2019年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003442399
  • 備考: 12歳以上のうち悩みやストレスの原因に「家族との人間関係」を挙げた人の割合(複数回答)。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合

注記: 12歳以上のうち悩みやストレスの原因に「家族との人間関係」を挙げた人の割合(複数回答)。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は家族以外との人間関係を原因に挙げた人の割合

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