【高校生のアトピー】全国2.38パーセント、学年で最も低い

【高校生のアトピー】全国2.38パーセント、学年で最も低い

高校生のうち、アトピー性皮膚炎を指摘された生徒はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

北海道が5.3%で1位。
47都道府県の平均は2.38%、中央値は2.2%です。
最も高い5.3%と最も低い0.9%の差は4.4ポイント、倍率にすると5.89倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

2.4%

高校生のアトピー性皮膚炎の被患率(2019年度)

最も多い 北海道

5.3%

最も少ない 和歌山県

0.9%

地図で見る

高校生のアトピー性皮膚炎の被患率(2019年度)
高校生のアトピー性皮膚炎の被患率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 5.3%青森 1.1%岩手 1.8%宮城 1.9%秋田 3.5%山形 1.9%福島 3.3%茨城 3.5%栃木 2.7%群馬 3.3%埼玉 1.3%千葉 1.9%東京 2.1%神奈川 2.5%新潟 3.1%富山 2.7%石川 1.7%福井 2%山梨 2.1%長野 2%岐阜 2.7%静岡 1.6%愛知 4.1%三重 2.2%滋賀 2.4%京都 2.6%大阪 2.1%兵庫 2.2%奈良 3.3%和歌山 0.9%鳥取 3%島根 2.7%岡山 4.5%広島 2.7%山口 1.1%徳島 3.2%香川 2.4%愛媛 3.2%高知 2.1%福岡 1.7%佐賀 2.4%長崎 1.9%熊本 1.1%大分 1.3%宮崎 1.3%鹿児島 2.3%沖縄 1%
高校生のアトピー性皮膚炎の被患率(%)
高校生のアトピー性皮膚炎の被患率(2019年度)
項目高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
北海道5.3%
青森県1.1%
岩手県1.8%
宮城県1.9%
秋田県3.5%
山形県1.9%
福島県3.3%
茨城県3.5%
栃木県2.7%
群馬県3.3%
埼玉県1.3%
千葉県1.9%
東京都2.1%
神奈川県2.5%
新潟県3.1%
富山県2.7%
石川県1.7%
福井県2%
山梨県2.1%
長野県2%
岐阜県2.7%
静岡県1.6%
愛知県4.1%
三重県2.2%
滋賀県2.4%
京都府2.6%
大阪府2.1%
兵庫県2.2%
奈良県3.3%
和歌山県0.9%
鳥取県3%
島根県2.7%
岡山県4.5%
広島県2.7%
山口県1.1%
徳島県3.2%
香川県2.4%
愛媛県3.2%
高知県2.1%
福岡県1.7%
佐賀県2.4%
長崎県1.9%
熊本県1.1%
大分県1.3%
宮崎県1.3%
鹿児島県2.3%
沖縄県1%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで岡山県、愛知県、秋田県、茨城県が続きます。
淡いのは和歌山県、沖縄県、熊本県でした。

47都道府県の平均は2.38%、中央値は2.2%です。
北海道の5.3%は平均を2.92ポイント上回ります。

1位と47位の差は4.4ポイント、倍率にすると5.89倍でした。

中学生のアトピー性皮膚炎の被患率で並べ替えると北海道が5.9で最も高く、開きは5.36倍になります。

主指標で1位の北海道は中学生のアトピー性皮膚炎の被患率では1位、中学生のアトピー性皮膚炎の被患率で1位の北海道は主指標では1位でした。

順位都道府県高校生のアトピー性皮膚炎の被患率(%)地方中学生のアトピー性皮膚炎の被患率
1北海道5.3北海道5.9
2岡山県4.5中国2.8
3愛知県4.1中部4.6
4茨城県3.5関東5.5
4秋田県3.5東北3.4
6群馬県3.3関東3.4
6奈良県3.3近畿3.2
6福島県3.3東北3.1
9愛媛県3.2四国1.4
9徳島県3.2四国3
11新潟県3.1中部4.1
12鳥取県3中国4.5
13岐阜県2.7中部2.8
13広島県2.7中国2.3
13島根県2.7中国5.5
13栃木県2.7関東3.9
13富山県2.7中部2.1
18京都府2.6近畿2.4
19神奈川県2.5関東3
20香川県2.4四国3.1
20佐賀県2.4九州1.8
20滋賀県2.4近畿1.6
23鹿児島県2.3九州1.2
24三重県2.2近畿3.2
24兵庫県2.2近畿2.7
26高知県2.1四国2
26山梨県2.1中部2.9
26大阪府2.1近畿2.2
26東京都2.1関東2.5
30長野県2中部3.1
30福井県2中部1.8
32宮城県1.9東北3.1
32山形県1.9東北3.2
32千葉県1.9関東3.3
32長崎県1.9九州1.9
36岩手県1.8東北3.2
37石川県1.7中部2.5
37福岡県1.7九州1.5
39静岡県1.6中部2.1
40宮崎県1.3九州1.6
40埼玉県1.3関東2.1
40大分県1.3九州1.6
43熊本県1.1九州1.9
43山口県1.1中国2.3
43青森県1.1東北1.1
46沖縄県1九州1.6
47和歌山県0.9近畿1.9
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

高校生のアトピーが多い上位5道県

上位5都道府県の高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
上位5都道府県の高校生のアトピー性皮膚炎の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 012345北海道: 5.3%5.3%岡山県: 4.5%4.5%愛知県: 4.1%4.1%秋田県: 3.5%3.5%茨城県: 3.5%3.5%北海道岡山県愛知県秋田県茨城県
上位5都道府県の高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
項目高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
北海道5.3%
岡山県4.5%
愛知県4.1%
秋田県3.5%
茨城県3.5%
下位5都道府県の高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
下位5都道府県の高校生のアトピー性皮膚炎の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 0.00.20.40.60.81.0和歌山県: 0.9%0.9%沖縄県: 1%1%青森県: 1.1%1.1%山口県: 1.1%1.1%熊本県: 1.1%1.1%和歌山県沖縄県青森県山口県熊本県
下位5都道府県の高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
項目高校生のアトピー性皮膚炎の被患率
和歌山県0.9%
沖縄県1%
青森県1.1%
山口県1.1%
熊本県1.1%

高校生のアトピーが多い上位5道県です。

北海道は5.3%、岡山県は4.5%、愛知県は4.1%でした。
1位と2位の差は0.8ポイントです。

4位は秋田県で3.5%、5位は茨城県で3.5%。
上位5はいずれも47都道府県の平均2.38%を上回りました。

1位の北海道は平均を2.92ポイント上回りました。
中央値の2.2%と比べると3.1ポイント高く、平均に対する比では2.23倍にあたります。

6位以下は福島県で3.3%、群馬県で3.3%、奈良県で3.3%と続きました。

2位と3位の差は0.4ポイント、3位と4位の差は0.6ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.2ポイントでした。

1位から5位までの幅は1.8ポイント、1位から8位までの幅は2ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

北海道は中学生のアトピー性皮膚炎の被患率でも1位に入っています。
全国の値は2.38%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は北の広い地方でした。
中学生でも1位だった道です。

中学生の割合と並べて見ます

この分布の背景を、ここから考えてみます。
高校生のアトピー性皮膚炎の割合の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

中学生のアトピー性皮膚炎の被患率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は北海道の5.9、2位は茨城県の5.5、3位は島根県の5.5。

4位以下は愛知県、鳥取県と続きます。
逆に下位は鹿児島県が1.2、青森県が1.1。
北海道と青森県では5.36倍の開きです。

中学生の割合と並べても1位は同じ道でした。
学年をまたいで同じ傾向が続きます。

高校生の2.4パーセントは、小学生3.3パーセント、中学生2.8パーセントより低く、学年のなかで最も低い水準です。

成長とともに症状が落ち着く子どもがいる一方で、大人になっても続く場合もあります。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が5.3%で最も高く、九州・沖縄8県が1.63%で最も低くなります。
中国5県2.8%と四国4県2.73%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

中学生のアトピー性皮膚炎の被患率の上位5都道府県
中学生のアトピー性皮膚炎の被患率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 012345北海道: 5.95.9茨城県: 5.55.5島根県: 5.55.5愛知県: 4.64.6鳥取県: 4.54.5北海道茨城県島根県愛知県鳥取県
中学生のアトピー性皮膚炎の被患率の上位5都道府県
項目中学生のアトピー性皮膚炎の被患率
北海道5.9
茨城県5.5
島根県5.5
愛知県4.6
鳥取県4.5

高校生のアトピーが少ない下位5県

高校生のアトピーが少ない下位5県です。

47位の和歌山県は0.9%、46位の沖縄県は1%、45位の熊本県は1.1%でした。
1位の北海道とは4.4ポイントの差があります。

44位は山口県で1.1%、43位は青森県で1.1%、42位は宮崎県で1.3%と続きます。

47位は近畿の県でした。
全国の平均を1.5ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は2.2%、平均は2.38%です。
47位の和歌山県は平均を1.48ポイント下回りました。

47位の和歌山県は1位の北海道の17.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると5.89倍の開きです。

46位との差は0.1ポイント、45位との差は0.2ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.4ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均2.38%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.2ポイントです。

和歌山県は中学生のアトピー性皮膚炎の被患率では中位位です。
全国の値は2.38%なので、47位はこれを1.48ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(高校生のアトピー性皮膚炎の被患率)
地方別の平均(高校生のアトピー性皮膚炎の被患率) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 012345北海道: 5.3%5.3%東北: 2.3%2.3%関東: 2.5%2.5%中部: 2.4%2.4%近畿: 2.2%2.2%中国: 2.8%2.8%四国: 2.7%2.7%九州: 1.6%1.6%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(高校生のアトピー性皮膚炎の被患率)
項目高校生のアトピー性皮膚炎の被患率の平均
北海道5.3%
東北2.3%
関東2.5%
中部2.4%
近畿2.2%
中国2.8%
四国2.7%
九州1.6%

高校生のアトピーは、寒い地方で多くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が5.3%で最も高くなります。
次いで中国5県が2.8%、四国4県が2.73%、関東7都県が2.47%と続きました。

低いほうは中部9県が2.44%、東北6県が2.25%、近畿7府県が2.24%、九州・沖縄8県が1.63%でした。

最も高い北海道と最も低い九州・沖縄8県の差は3.67ポイントです。
中学生のアトピー性皮膚炎の被患率で見ると北海道が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

学年が上がるほど下がる

2019年度のアトピー性皮膚炎の被患率は、小学校3.3パーセント、中学校2.8パーセント、高等学校2.4パーセントでした。

学年が上がるにつれて少しずつ下がっていきます。

健康診断の結果を集めた統計

学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査であることに加え、診る人によって判定に幅が出る項目もあります。

数字の散らばり

1位の北海道は5.3%、47位の和歌山県は0.9%。
差は4.4ポイント、倍率にすると5.89倍です。

中央値は2.2%、平均は2.38%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.18ポイントの差でした。

中学生のアトピー性皮膚炎の被患率で並べ替えると開きは5.36倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た高校生のアトピー性皮膚炎の被患率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北秋田県 3.5青森県 1.1
関東茨城県 3.5埼玉県 1.3
中部愛知県 4.1静岡県 1.6
近畿奈良県 3.3和歌山県 0.9
中国岡山県 4.5山口県 1.1
四国徳島県 3.2高知県 2.1
九州佐賀県 2.4沖縄県 1
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

高校生のアトピー性皮膚炎の割合を47都道府県で比べると、最も高い北海道で5.3%、最も低い和歌山県で0.9%でした。
その差は4.4ポイント、倍率にすると5.89倍です。

47都道府県の中央値は2.2%、平均は2.38%でした。
全国の値は2.38%です。
中学生のアトピー性皮膚炎の被患率で並べ替えると開きは5.36倍になり、主指標で1位の北海道はその見方では1位に位置します。

ここまでの高校生のアトピー性皮膚炎の割合の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、判定に幅が出やすい項目であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

中学生のアトピー性皮膚炎の被患率では北海道が5.9で最も高く、主指標で1位の北海道はこの見方では1位でした。

地方ごとの平均では北海道が5.3%で最も高く、九州・沖縄8県が1.63%で最も低くなりました。
中学生のアトピーやぜん息の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
  • 備考: 高等学校(15〜17歳)でアトピー性皮膚炎を指摘された生徒の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は中学生のアトピー性皮膚炎の被患率

注記: 高等学校(15〜17歳)でアトピー性皮膚炎を指摘された生徒の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は中学生のアトピー性皮膚炎の被患率

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