商店街がいちばん多いまちはどこだと思いますか?
商店街には、正式な名前や組合があるものもあれば、自然にお店が集まっただけのものもあります。
そこで国の統計では、お店が一定の数以上集まっている場所を「商業集積地区(しょうぎょうしゅうせきちく)」として数えます。
看板に商店街と書いてあるかどうかではなく、実際にお店が集まっているかで決まります。
今回は、この商業集積地区の数を市区町村別に比べます。
このランキングは、2021年の「経済センサス‐活動調査」で調べました。
5年に1度、日本じゅうのお店や会社をぜんぶ調べる大きな調査です。
こたえの発表
こたえは、東京都の東京23区(とうきょうにじゅうさんく)です。
755か所の商店街があります。
2位は大阪府の大阪市(おおさかし)で484か所、3位は神奈川県の横浜市(よこはまし)で249か所でした。
1位は2位の1.6倍でした。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(か所) |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京23区(とうきょうにじゅうさんく) | 東京都 | 755 |
| 2 | 大阪市(おおさかし) | 大阪府 | 484 |
| 3 | 横浜市(よこはまし) | 神奈川県 | 249 |
| 4 | 名古屋市(なごやし) | 愛知県 | 226 |
| 5 | 福岡市(ふくおかし) | 福岡県 | 155 |
| 6 | 札幌市(さっぽろし) | 北海道 | 139 |
| 7 | 京都市(きょうとし) | 京都府 | 137 |
| 8 | 神戸市(こうべし) | 兵庫県 | 137 |
| 9 | 新潟市(にいがたし) | 新潟県 | 114 |
| 10 | 堺市(さかいし) | 大阪府 | 96 |
| 11 | 北九州市(きたきゅうしゅうし) | 福岡県 | 95 |
| 12 | 広島市(ひろしまし) | 広島県 | 84 |
| 13 | 川崎市(かわさきし) | 神奈川県 | 80 |
| 14 | 熊本市(くまもとし) | 熊本県 | 78 |
| 15 | 松戸市(まつどし) | 千葉県 | 74 |
| 16 | 仙台市(せんだいし) | 宮城県 | 72 |
| 17 | 長野市(ながのし) | 長野県 | 70 |
| 18 | さいたま市(さいたまし) | 埼玉県 | 67 |
| 19 | 船橋市(ふなばしし) | 千葉県 | 67 |
| 20 | 浜松市(はままつし) | 静岡県 | 67 |
上位20のまちを表にしました。
20位の浜松市(はままつし)でも67か所。
人口の順番とは、はっきりちがう並びです。
たとえば人口では日本一の横浜市(よこはまし)が3位で、2位は大阪市(おおさかし)。
人口の順にならんでいないところが、この表のおもしろいところです。
地図でみてみよう

地図に上位20のまちを点で打つと、大都市だけでなく、地方の中心都市がいくつも入ります。
人口が同じくらいでも、商店街の数はまちによって大きくちがいます。
むかしから鉄道の駅が多いまちや、街道が通っていたまちでは、人が歩いて通る道にそって商店街ができました。
いまの商店街の数は、そのまちの「むかしの人の流れ」を映しているとも言えます。
どうしてだろう?
どうしてまちによって商店街の数がちがうのでしょうか。
商店街は、鉄道の駅前や、むかしからの街道ぞいにできました。
人が歩いて通る場所に、自然とお店が集まったのです。
そのため、駅がたくさんあるまちや、古くから人の行き来が多かったまちには、商店街がいくつもできました。
反対に、車で行く大きなお店が中心のまちでは、商店街としてまとまった場所は少なくなります。
商店街の数は、そのまちの人がどう買いものをしてきたかを映しています。
自由研究にするなら
商店街のことを調べるなら、まず自分のまちから始めるのがおすすめです。
- 自分のまちの商店街を歩いて、お店の数と種類を数えてみる
- 商店街の名前の由来を、お店の人に聞いてみる
- 上位のまちに駅がいくつあるか、地図で調べてみる
さらに調べたい人への問い: 「アーケードはどうしてつくられた?」「商店街はいつごろできた?」
データについて
このランキングのもとになったのは、総務省・経済産業省の「経済センサス‐活動調査」(2021年)です。
国が出しているデータで、だれでも無料で見られます。
数えているのは商業集積地区(しょうぎょうしゅうせきちく)といって、看板に「商店街」と書いてあるかどうかではなく、お店が一定の数以上集まっている場所のことです。
政令指定都市の区は市にまとめ、東京23区は23の区を合わせて数えています。
調べたことをまとめるときは、こう書いておきます。
「出典: 総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」(2021年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
商店街がいちばん多いまちは東京都の東京23区で、755か所でした。
商店街は、人が歩いて通る道にできました。
近所の商店街も、むかしは大事な通り道だったのかもしれません。
出典
- 統計名: 経済センサス‐活動調査
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省・経済産業省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004015880
- 備考: 2021年の商業集積地区(商店街)の数。お店が集まっている場所を、国が地区として数えたもの。政令指定都市の区は市にまとめている
