高校3年生にあたる17歳のうち、むし歯がある生徒はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。
沖縄県が68%で1位。
47都道府県の平均は49.98%、中央値は50.1%です。
最も高い68%と最も低い37.8%の差は30.2ポイント、倍率にすると1.8倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
50%
高校3年生のむし歯の被患率(2019年度)
最も多い 沖縄県
68%
最も少ない 岐阜県
37.8%
地図で見る
| 項目 | 高校3年生のむし歯の被患率 |
|---|---|
| 北海道 | 59.1% |
| 青森県 | 54.9% |
| 岩手県 | 53% |
| 宮城県 | 63.4% |
| 秋田県 | 49.3% |
| 山形県 | 42.6% |
| 福島県 | 58.4% |
| 茨城県 | 43.6% |
| 栃木県 | 50.3% |
| 群馬県 | 50.2% |
| 埼玉県 | 43.1% |
| 千葉県 | 45.6% |
| 東京都 | 46.8% |
| 神奈川県 | 46.4% |
| 新潟県 | 38.3% |
| 富山県 | 41.6% |
| 石川県 | 47.7% |
| 福井県 | 64.4% |
| 山梨県 | 52.9% |
| 長野県 | 44.1% |
| 岐阜県 | 37.8% |
| 静岡県 | 46.9% |
| 愛知県 | 39.5% |
| 三重県 | 51.1% |
| 滋賀県 | 49.9% |
| 京都府 | 43.1% |
| 大阪府 | 44.5% |
| 兵庫県 | 46.5% |
| 奈良県 | 52.2% |
| 和歌山県 | 52% |
| 鳥取県 | 49.3% |
| 島根県 | 56% |
| 岡山県 | 43.2% |
| 広島県 | 40.1% |
| 山口県 | 48.7% |
| 徳島県 | 50.7% |
| 香川県 | 51.2% |
| 愛媛県 | 42.5% |
| 高知県 | 52% |
| 福岡県 | 51% |
| 佐賀県 | 50.9% |
| 長崎県 | 50.1% |
| 熊本県 | 52.9% |
| 大分県 | 66.7% |
| 宮崎県 | 55.1% |
| 鹿児島県 | 61.3% |
| 沖縄県 | 68% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは沖縄県です。
次いで大分県、福井県、宮城県、鹿児島県が続きます。
淡いのは岐阜県、新潟県、愛知県でした。
47都道府県の平均は49.98%、中央値は50.1%です。
沖縄県の68%は平均を18.02ポイント上回ります。
1位と47位の差は30.2ポイント、倍率にすると1.8倍でした。
高校生全体のむし歯の被患率で並べ替えると沖縄県が65.2で最も高く、開きは1.98倍になります。
主指標で1位の沖縄県は高校生全体のむし歯の被患率では1位、高校生全体のむし歯の被患率で1位の沖縄県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 高校3年生のむし歯の被患率(%) | 地方 | 高校生全体のむし歯の被患率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄県 | 68 | 九州 | 65.2 |
| 2 | 大分県 | 66.7 | 九州 | 61.8 |
| 3 | 福井県 | 64.4 | 中部 | 61 |
| 4 | 宮城県 | 63.4 | 東北 | 57.8 |
| 5 | 鹿児島県 | 61.3 | 九州 | 55.1 |
| 6 | 北海道 | 59.1 | 北海道 | 53.7 |
| 7 | 福島県 | 58.4 | 東北 | 54.9 |
| 8 | 島根県 | 56 | 中国 | 52.8 |
| 9 | 宮崎県 | 55.1 | 九州 | 51.9 |
| 10 | 青森県 | 54.9 | 東北 | 51.9 |
| 11 | 岩手県 | 53 | 東北 | 48.4 |
| 12 | 熊本県 | 52.9 | 九州 | 48.7 |
| 12 | 山梨県 | 52.9 | 中部 | 47.6 |
| 14 | 奈良県 | 52.2 | 近畿 | 48.4 |
| 15 | 高知県 | 52 | 四国 | 46.6 |
| 15 | 和歌山県 | 52 | 近畿 | 49.2 |
| 17 | 香川県 | 51.2 | 四国 | 45.6 |
| 18 | 三重県 | 51.1 | 近畿 | 47.8 |
| 19 | 福岡県 | 51 | 九州 | 45.9 |
| 20 | 佐賀県 | 50.9 | 九州 | 46.7 |
| 21 | 徳島県 | 50.7 | 四国 | 47.8 |
| 22 | 栃木県 | 50.3 | 関東 | 45.9 |
| 23 | 群馬県 | 50.2 | 関東 | 47.2 |
| 24 | 長崎県 | 50.1 | 九州 | 47.4 |
| 25 | 滋賀県 | 49.9 | 近畿 | 43.1 |
| 26 | 秋田県 | 49.3 | 東北 | 44.2 |
| 26 | 鳥取県 | 49.3 | 中国 | 46.6 |
| 28 | 山口県 | 48.7 | 中国 | 45.4 |
| 29 | 石川県 | 47.7 | 中部 | 43.6 |
| 30 | 静岡県 | 46.9 | 中部 | 42.8 |
| 31 | 東京都 | 46.8 | 関東 | 42.6 |
| 32 | 兵庫県 | 46.5 | 近畿 | 41.3 |
| 33 | 神奈川県 | 46.4 | 関東 | 42.2 |
| 34 | 千葉県 | 45.6 | 関東 | 39.5 |
| 35 | 大阪府 | 44.5 | 近畿 | 42.1 |
| 36 | 長野県 | 44.1 | 中部 | 40.2 |
| 37 | 茨城県 | 43.6 | 関東 | 41.4 |
| 38 | 岡山県 | 43.2 | 中国 | 39.7 |
| 39 | 京都府 | 43.1 | 近畿 | 37.6 |
| 39 | 埼玉県 | 43.1 | 関東 | 38.7 |
| 41 | 山形県 | 42.6 | 東北 | 37.4 |
| 42 | 愛媛県 | 42.5 | 四国 | 38 |
| 43 | 富山県 | 41.6 | 中部 | 36.5 |
| 44 | 広島県 | 40.1 | 中国 | 36 |
| 45 | 愛知県 | 39.5 | 中部 | 35.7 |
| 46 | 新潟県 | 38.3 | 中部 | 33.2 |
| 47 | 岐阜県 | 37.8 | 中部 | 33 |
高3のむし歯が多い上位5県
高3のむし歯が多い上位5県です。
沖縄県は68%、大分県は66.7%、福井県は64.4%でした。
1位と2位の差は1.3ポイントです。
4位は宮城県で63.4%、5位は鹿児島県で61.3%。
上位5はいずれも47都道府県の平均49.98%を上回りました。
1位の沖縄県は平均を18.02ポイント上回りました。
中央値の50.1%と比べると17.9ポイント高く、平均に対する比では1.36倍にあたります。
6位以下は北海道で59.1%、福島県で58.4%、島根県で56%と続きました。
2位と3位の差は2.3ポイント、3位と4位の差は1ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は5.3ポイントでした。
1位から5位までの幅は6.7ポイント、1位から8位までの幅は12ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
沖縄県は高校生全体のむし歯の被患率でも1位に入っています。
全国の値は49.98%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は南の島の県でした。
全国の平均を18ポイント上回ります。
高校生全体の割合と並べて見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
高校3年生のむし歯の割合の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
高校生全体のむし歯の被患率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は沖縄県の65.2、2位は大分県の61.8、3位は福井県の61。
4位以下は宮城県、鹿児島県と続きます。
逆に下位は新潟県が33.2、岐阜県が33。
沖縄県と岐阜県では1.98倍の開きです。
高校生全体の割合と並べても1位は同じ県でした。
上位と下位の顔ぶれは学年をまたいでほとんど変わりません。
17歳の50.0パーセントは、学校で測られる年齢のなかで最も高い水準です。
2人に1人がむし歯を経験しています。
1.8倍という開きは、この記事で扱うむし歯の指標のなかで最も小さいものです。
年齢が上がるほど差は縮まります。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が59.1%で最も高く、中部9県が45.91%で最も低くなります。
九州・沖縄8県57%と東北6県53.6%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
高3のむし歯が少ない下位5県
高3のむし歯が少ない下位5県です。
47位の岐阜県は37.8%、46位の新潟県は38.3%、45位の愛知県は39.5%でした。
1位の沖縄県とは30.2ポイントの差があります。
44位は広島県で40.1%、43位は富山県で41.6%、42位は愛媛県で42.5%と続きます。
47位は中部の県でした。
全国の平均を12ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は50.1%、平均は49.98%です。
47位の岐阜県は平均を12.18ポイント下回りました。
47位の岐阜県は1位の沖縄県の55.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.8倍の開きです。
46位との差は0.5ポイント、45位との差は1.7ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも4.7ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均49.98%を下回りました。
47位から43位までの幅は3.8ポイントです。
岐阜県は高校生全体のむし歯の被患率では47位です。
全国の値は49.98%なので、47位はこれを12.18ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
学校で測る最後の年齢
学校保健統計調査で測られるのは5歳から17歳までです。
17歳は最後の年齢にあたります。
2019年度の17歳のむし歯の被患率は50.0パーセント。
年齢が上がるほど積み重なることがはっきり分かります。
健康診断の結果を集めた統計
学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。
この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の沖縄県は68%、47位の岐阜県は37.8%。
差は30.2ポイント、倍率にすると1.8倍です。
中央値は50.1%、平均は49.98%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.12ポイントの差でした。
高校生全体のむし歯の被患率で並べ替えると開きは1.98倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この高校3年生のむし歯の割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【高校生のむし歯】全国45.75パーセント、差は1.98倍(順位相関0.98)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【宗教団体の数】全国17万8,530団体、1位と2位の差は1.03倍(相関-0.58)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た高校3年生のむし歯の被患率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 63.4 | 山形県 42.6 |
| 関東 | 栃木県 50.3 | 埼玉県 43.1 |
| 中部 | 福井県 64.4 | 岐阜県 37.8 |
| 近畿 | 奈良県 52.2 | 京都府 43.1 |
| 中国 | 島根県 56 | 広島県 40.1 |
| 四国 | 高知県 52 | 愛媛県 42.5 |
| 九州 | 沖縄県 68 | 長崎県 50.1 |
まとめ
高校3年生のむし歯の割合を47都道府県で比べると、最も高い沖縄県で68%、最も低い岐阜県で37.8%でした。
その差は30.2ポイント、倍率にすると1.8倍です。
47都道府県の中央値は50.1%、平均は49.98%でした。
全国の値は49.98%です。
高校生全体のむし歯の被患率で並べ替えると開きは1.98倍になり、主指標で1位の沖縄県はその見方では1位に位置します。
この高校3年生のむし歯の割合の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、処置が終わったむし歯も含むこと。
3つ目は2019年の数字であることです。
高校生全体のむし歯の被患率では沖縄県が65.2で最も高く、主指標で1位の沖縄県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では北海道が59.1%で最も高く、中部9県が45.91%で最も低くなりました。
高校生全体のむし歯や小学1年生のむし歯を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
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- 【中学生のむし歯】全国36.49パーセント、小学生より低い
- 【高校生の未処置のむし歯】全国18.57パーセント、中学生より高い
- 【小学生のむし歯】全国47.56パーセント、2人に1人が経験
- 【高校生の歯肉の状態】全国4.66パーセント、学年で最も高い水準
出典
- 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
- 調査年: 2019年度
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
- 備考: 高等学校17歳(3年生にあたる年齢)でむし歯があった生徒の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は高校生全体のむし歯の被患率
注記: 高等学校17歳(3年生にあたる年齢)でむし歯があった生徒の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は高校生全体のむし歯の被患率
