【小学生で0.3未満の視力】全国9.46パーセント、差は2.59倍

【小学生で0.3未満の視力】全国9.46パーセント、差は2.59倍

小学生のうち、裸眼の視力が0.3に届かない子どもはどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

青森県が14%で1位。
47都道府県の平均は9.46%、中央値は9.5%です。
最も高い14%と最も低い5.4%の差は8.6ポイント、倍率にすると2.59倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

9.5%

小学生の裸眼視力0.3未満の被患率(2019年度)

最も多い 青森県

14%

最も少ない 兵庫県

5.4%

地図で見る

小学生の裸眼視力0.3未満の被患率(2019年度)
小学生の裸眼視力0.3未満の被患率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 11.8%青森 14%岩手 8.4%宮城 10.5%秋田 9.9%山形 9.1%福島 10.1%茨城 10.9%栃木 9.3%群馬 10%埼玉 7.7%千葉 10%東京 11.2%神奈川 5.5%新潟 10.8%富山 8.7%石川 11%福井 10%山梨 9.5%長野 8.2%岐阜 9.3%静岡 9.4%愛知 9.7%三重 8.6%滋賀 7.5%京都 10.1%大阪 10.2%兵庫 5.4%奈良 8.9%和歌山 8.2%鳥取 8.8%島根 9%岡山 8.1%広島 10.3%山口 9.7%徳島 9.2%香川 9.5%愛媛 11.6%高知 9.5%福岡 11.5%佐賀 10.8%長崎 6.3%熊本 8.7%大分 7.9%宮崎 9.2%鹿児島 8.1%沖縄 12.7%
小学生の裸眼視力0.3未満の被患率(%)
小学生の裸眼視力0.3未満の被患率(2019年度)
項目小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
北海道11.8%
青森県14%
岩手県8.4%
宮城県10.5%
秋田県9.9%
山形県9.1%
福島県10.1%
茨城県10.9%
栃木県9.3%
群馬県10%
埼玉県7.7%
千葉県10%
東京都11.2%
神奈川県5.5%
新潟県10.8%
富山県8.7%
石川県11%
福井県10%
山梨県9.5%
長野県8.2%
岐阜県9.3%
静岡県9.4%
愛知県9.7%
三重県8.6%
滋賀県7.5%
京都府10.1%
大阪府10.2%
兵庫県5.4%
奈良県8.9%
和歌山県8.2%
鳥取県8.8%
島根県9%
岡山県8.1%
広島県10.3%
山口県9.7%
徳島県9.2%
香川県9.5%
愛媛県11.6%
高知県9.5%
福岡県11.5%
佐賀県10.8%
長崎県6.3%
熊本県8.7%
大分県7.9%
宮崎県9.2%
鹿児島県8.1%
沖縄県12.7%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは青森県です。
次いで沖縄県、北海道、愛媛県、福岡県が続きます。
淡いのは兵庫県、神奈川県、長崎県でした。

47都道府県の平均は9.46%、中央値は9.5%です。
青森県の14%は平均を4.54ポイント上回ります。

1位と47位の差は8.6ポイント、倍率にすると2.59倍でした。

小学生の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると青森県が46.2で最も高く、開きは1.64倍になります。

主指標で1位の青森県は小学生の裸眼視力1.0未満の被患率では1位、小学生の裸眼視力1.0未満の被患率で1位の青森県は主指標では1位でした。

順位都道府県小学生の裸眼視力0.3未満の被患率(%)地方小学生の裸眼視力1.0未満の被患率
1青森県14東北46.2
2沖縄県12.7九州39.2
3北海道11.8北海道42.4
4愛媛県11.6四国36.7
5福岡県11.5九州41.7
6東京都11.2関東38.7
7石川県11中部36.6
8茨城県10.9関東36.4
9佐賀県10.8九州37.8
9新潟県10.8中部36.9
11宮城県10.5東北34.5
12広島県10.3中国37
13大阪府10.2近畿34
14京都府10.1近畿34.2
14福島県10.1東北36.5
16群馬県10関東32.3
16千葉県10関東33.3
16福井県10中部34.1
19秋田県9.9東北39.5
20愛知県9.7中部34.2
20山口県9.7中国30.9
22香川県9.5四国35.1
22高知県9.5四国34
22山梨県9.5中部33.7
25静岡県9.4中部30.2
26岐阜県9.3中部32.9
26栃木県9.3関東33.2
28宮崎県9.2九州34.3
28徳島県9.2四国33.5
30山形県9.1東北31.5
31島根県9中国34
32奈良県8.9近畿30.2
33鳥取県8.8中国33
34熊本県8.7九州31.1
34富山県8.7中部32.8
36三重県8.6近畿34.6
37岩手県8.4東北37.2
38長野県8.2中部30.9
38和歌山県8.2近畿30.9
40岡山県8.1中国31.2
40鹿児島県8.1九州31.5
42大分県7.9九州33.4
43埼玉県7.7関東30.5
44滋賀県7.5近畿28.1
45長崎県6.3九州30.9
46神奈川県5.5関東32.6
47兵庫県5.4近畿29.7
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

視力0.3未満が多い上位5県

上位5都道府県の小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
上位5都道府県の小学生の裸眼視力0.3未満の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 02468101214青森県: 14%14%沖縄県: 12.7%12.7%北海道: 11.8%11.8%愛媛県: 11.6%11.6%福岡県: 11.5%11.5%青森県沖縄県北海道愛媛県福岡県
上位5都道府県の小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
項目小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
青森県14%
沖縄県12.7%
北海道11.8%
愛媛県11.6%
福岡県11.5%
下位5都道府県の小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
下位5都道府県の小学生の裸眼視力0.3未満の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 01234567兵庫県: 5.4%5.4%神奈川県: 5.5%5.5%長崎県: 6.3%6.3%滋賀県: 7.5%7.5%埼玉県: 7.7%7.7%兵庫県神奈川県長崎県滋賀県埼玉県
下位5都道府県の小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
項目小学生の裸眼視力0.3未満の被患率
兵庫県5.4%
神奈川県5.5%
長崎県6.3%
滋賀県7.5%
埼玉県7.7%

視力0.3未満が多い上位5県です。

青森県は14%、沖縄県は12.7%、北海道は11.8%でした。
1位と2位の差は1.3ポイントです。

4位は愛媛県で11.6%、5位は福岡県で11.5%。
上位5はいずれも47都道府県の平均9.46%を上回りました。

1位の青森県は平均を4.54ポイント上回りました。
中央値の9.5%と比べると4.5ポイント高く、平均に対する比では1.48倍にあたります。

6位以下は東京都で11.2%、石川県で11%、茨城県で10.9%と続きました。

2位と3位の差は0.9ポイント、3位と4位の差は0.2ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.6ポイントでした。

1位から5位までの幅は2.5ポイント、1位から8位までの幅は3.1ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

青森県は小学生の裸眼視力1.0未満の被患率でも1位に入っています。
全国の値は9.46%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は東北の県でした。
全国の平均を4.5ポイント上回ります。

視力1.0未満の割合と並べて見ます

以下は、小学生で裸眼視力0.3未満の割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

小学生の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は青森県の46.2、2位は北海道の42.4、3位は福岡県の41.7。

4位以下は秋田県、沖縄県と続きます。
逆に下位は兵庫県が29.7、滋賀県が28.1。
青森県と滋賀県では1.64倍の開きです。

視力1.0未満の割合と並べても1位は同じ県でした。
2つの指標は同じ方向に動きます。

0.3未満はめがねなしでは黒板の字が読めない水準です。
小学生の10人に1人がこの状態にあたります。

2.59倍という開きは、視力1.0未満の1.64倍より大きくなっています。
強い近視ほど地域差がはっきり出ます。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が11.8%で最も高く、近畿7府県が8.41%で最も低くなります。
東北6県10.33%と四国4県9.95%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

小学生の裸眼視力1.0未満の被患率の上位5都道府県
小学生の裸眼視力1.0未満の被患率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 010203040青森県: 46.246.2北海道: 42.442.4福岡県: 41.741.7秋田県: 39.539.5沖縄県: 39.239.2青森県北海道福岡県秋田県沖縄県
小学生の裸眼視力1.0未満の被患率の上位5都道府県
項目小学生の裸眼視力1.0未満の被患率
青森県46.2
北海道42.4
福岡県41.7
秋田県39.5
沖縄県39.2

視力0.3未満が少ない下位5県

視力0.3未満が少ない下位5県です。

47位の兵庫県は5.4%、46位の神奈川県は5.5%、45位の長崎県は6.3%でした。
1位の青森県とは8.6ポイントの差があります。

44位は滋賀県で7.5%、43位は埼玉県で7.7%、42位は大分県で7.9%と続きます。

47位は近畿の県でした。
全国の平均を4ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は9.5%、平均は9.46%です。
47位の兵庫県は平均を4.06ポイント下回りました。

47位の兵庫県は1位の青森県の38.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.59倍の開きです。

46位との差は0.1ポイント、45位との差は0.9ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも2.5ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均9.46%を下回りました。
47位から43位までの幅は2.3ポイントです。

兵庫県は小学生の裸眼視力1.0未満の被患率では46位です。
全国の値は9.46%なので、47位はこれを4.06ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(小学生の裸眼視力0.3未満の被患率)
地方別の平均(小学生の裸眼視力0.3未満の被患率) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 0246810北海道: 11.8%11.8%東北: 10.3%10.3%関東: 9.2%9.2%中部: 9.6%9.6%近畿: 8.4%8.4%中国: 9.2%9.2%四国: 9.9%9.9%九州: 9.4%9.4%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(小学生の裸眼視力0.3未満の被患率)
項目小学生の裸眼視力0.3未満の被患率の平均
北海道11.8%
東北10.3%
関東9.2%
中部9.6%
近畿8.4%
中国9.2%
四国9.9%
九州9.4%

小学生の視力0.3未満は、北日本で多くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が11.8%で最も高くなります。
次いで東北6県が10.33%、四国4県が9.95%、中部9県が9.62%と続きました。

低いほうは九州・沖縄8県が9.4%、関東7都県が9.23%、中国5県が9.18%、近畿7府県が8.41%でした。

最も高い北海道と最も低い近畿7府県の差は3.39ポイントです。
小学生の裸眼視力1.0未満の被患率で見ると北海道が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

0.3未満という水準

視力0.3未満は、めがねやコンタクトなしでは日常生活に支障が出る水準です。

2019年度の小学校全体では9.5パーセント。
10人に1人がこの状態にあたります。

健康診断の結果を集めた統計

学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の青森県は14%、47位の兵庫県は5.4%。
差は8.6ポイント、倍率にすると2.59倍です。

中央値は9.5%、平均は9.46%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.04ポイントの差でした。

小学生の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると開きは1.64倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

小学生で裸眼視力0.3未満の割合の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

いちばん近かったのは【小学生の視力1.0未満】全国34.34パーセント、差は1.64倍で、順位相関は0.77でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【肉類への支出】1か月の平均は6,053円、魚介類を上回る(順位相関-0.52)です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た小学生の裸眼視力0.3未満の被患率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北青森県 14岩手県 8.4
関東東京都 11.2神奈川県 5.5
中部石川県 11長野県 8.2
近畿大阪府 10.2兵庫県 5.4
中国広島県 10.3岡山県 8.1
四国愛媛県 11.6徳島県 9.2
九州沖縄県 12.7長崎県 6.3
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

小学生で裸眼視力0.3未満の割合を47都道府県で比べると、最も高い青森県で14%、最も低い兵庫県で5.4%でした。
その差は8.6ポイント、倍率にすると2.59倍です。

47都道府県の中央値は9.5%、平均は9.46%でした。
全国の値は9.46%です。
小学生の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると開きは1.64倍になり、主指標で1位の青森県はその見方では1位に位置します。

小学生で裸眼視力0.3未満の割合の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、めがねやコンタクトを使わない状態の視力であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

小学生の裸眼視力1.0未満の被患率では青森県が46.2で最も高く、主指標で1位の青森県はこの見方では1位でした。

地方ごとの平均では北海道が11.8%で最も高く、近畿7府県が8.41%で最も低くなりました。
視力1.0未満の割合や小学1年生の視力を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
  • 備考: 小学校(6〜11歳)で裸眼視力が0.3未満だった児童の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学生の裸眼視力1.0未満の被患率

注記: 小学校(6〜11歳)で裸眼視力が0.3未満だった児童の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学生の裸眼視力1.0未満の被患率

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