【高2の肥満傾向児】全国9.41パーセント、差は2.19倍

【高2の肥満傾向児】全国9.41パーセント、差は2.19倍

高等学校16歳、2年生にあたる年齢の生徒のうち、肥満傾向児はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

秋田県が14.29%で1位。
47都道府県の平均は9.41%、中央値は9.12%です。
最も高い14.29%と最も低い6.54%の差は7.75ポイント、倍率にすると2.19倍でした。

47都道府県の単純平均

9.4%

高等学校16歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)

最も多い 秋田県

14.3%

最も少ない 奈良県

6.5%

高2の肥満傾向児が多い上位5県

上位5都道府県の高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
上位5都道府県の高等学校16歳の肥満傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 02468101214秋田県: 14.3%14.3%福島県: 14.2%14.2%宮崎県: 13.1%13.1%岩手県: 12.4%12.4%山形県: 12.4%12.4%秋田県福島県宮崎県岩手県山形県
上位5都道府県の高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
項目高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
秋田県14.3%
福島県14.2%
宮崎県13.1%
岩手県12.4%
山形県12.4%
下位5都道府県の高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
下位5都道府県の高等学校16歳の肥満傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 01234567奈良県: 6.5%6.5%兵庫県: 6.8%6.8%京都府: 7.0%7.0%大阪府: 7.3%7.3%愛知県: 7.4%7.4%奈良県兵庫県京都府大阪府愛知県
下位5都道府県の高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
項目高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
奈良県6.5%
兵庫県6.8%
京都府7.0%
大阪府7.3%
愛知県7.4%

高2の肥満傾向児が多い上位5県です。

秋田県は14.29%、福島県は14.16%、宮崎県は13.05%でした。
1位と2位の差は0.13ポイントです。

4位は岩手県で12.37%、5位は山形県で12.37%。
上位5はいずれも47都道府県の平均9.41%を上回りました。

1位の秋田県は平均を4.88ポイント上回りました。
中央値の9.12%と比べると5.17ポイント高く、平均に対する比では1.52倍にあたります。

6位以下は青森県で12.3%、長崎県で12.28%、佐賀県で10.86%と続きました。

2位と3位の差は1.11ポイント、3位と4位の差は0.68ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1.51ポイントでした。

1位から5位までの幅は1.92ポイント、1位から8位までの幅は3.43ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

秋田県は中学校13歳の肥満傾向児の出現率でも10位に入っています。
全国の値は9.41%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は東北の県でした。
全国の平均を5ポイント上回ります。

中2の割合と並べて見ます

以下は、高校2年生の肥満傾向児の割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

中学校13歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は福島県の12.29、2位は北海道の12.26、3位は宮城県の12.1。

4位以下は徳島県、岩手県と続きます。
逆に下位は京都府が6.26、滋賀県が5.83。
福島県と滋賀県では2.11倍の開きです。

中学2年生の割合と並べると、上位の顔ぶれは似ています。
北日本の県が続けて上位に来ます。

寒い地方では外で体を動かせる期間が短くなります。
それが積み重なっている可能性があります。

ただし食生活や通学の手段など、ほかの事情も重なっています。
この数字だけからは切り分けられません。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が12.72%で最も高く、近畿7府県が8.14%で最も低くなります。
九州・沖縄8県9.89%と中国5県9.14%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

中学校13歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
中学校13歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 024681012福島県: 12.312.3北海道: 12.312.3宮城県: 12.112.1徳島県: 12.012.0岩手県: 11.911.9福島県北海道宮城県徳島県岩手県
中学校13歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
項目中学校13歳の肥満傾向児の出現率
福島県12.3
北海道12.3
宮城県12.1
徳島県12.0
岩手県11.9

高2の肥満傾向児が少ない下位5県

高2の肥満傾向児が少ない下位5県です。

47位の奈良県は6.54%、46位の兵庫県は6.83%、45位の京都府は6.96%でした。
1位の秋田県とは7.75ポイントの差があります。

44位は大阪府で7.31%、43位は愛知県で7.38%、42位は岐阜県で7.43%と続きます。

47位は近畿の県でした。
全国の平均を3ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は9.12%、平均は9.41%です。
47位の奈良県は平均を2.87ポイント下回りました。

47位の奈良県は1位の秋田県の45.8パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.19倍の開きです。

46位との差は0.29ポイント、45位との差は0.42ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.89ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均9.41%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.84ポイントです。

奈良県は中学校13歳の肥満傾向児の出現率では中位位です。
全国の値は9.41%なので、47位はこれを2.87ポイント下回っています。

地図で見る

高等学校16歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)
高等学校16歳の肥満傾向児の出現率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 8.8%青森 12.3%岩手 12.4%宮城 10.8%秋田 14.3%山形 12.4%福島 14.2%茨城 10.4%栃木 9.2%群馬 8.3%埼玉 8.6%千葉 9.4%東京 8.0%神奈川 9.9%新潟 10.5%富山 8.0%石川 7.7%福井 8.9%山梨 9.7%長野 8.1%岐阜 7.4%静岡 9.1%愛知 7.4%三重 10.8%滋賀 8.1%京都 7.0%大阪 7.3%兵庫 6.8%奈良 6.5%和歌山 10.4%鳥取 8.6%島根 9.3%岡山 9.3%広島 9.1%山口 9.4%徳島 9.0%香川 8.7%愛媛 8.4%高知 8.6%福岡 9.4%佐賀 10.9%長崎 12.3%熊本 7.6%大分 7.7%宮崎 13.1%鹿児島 8.2%沖縄 10.0%
高等学校16歳の肥満傾向児の出現率(%)
高等学校16歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)
項目高等学校16歳の肥満傾向児の出現率
北海道8.8%
青森県12.3%
岩手県12.4%
宮城県10.8%
秋田県14.3%
山形県12.4%
福島県14.2%
茨城県10.4%
栃木県9.2%
群馬県8.3%
埼玉県8.6%
千葉県9.4%
東京都8.0%
神奈川県9.9%
新潟県10.5%
富山県8.0%
石川県7.7%
福井県8.9%
山梨県9.7%
長野県8.1%
岐阜県7.4%
静岡県9.1%
愛知県7.4%
三重県10.8%
滋賀県8.1%
京都府7.0%
大阪府7.3%
兵庫県6.8%
奈良県6.5%
和歌山県10.4%
鳥取県8.6%
島根県9.3%
岡山県9.3%
広島県9.1%
山口県9.4%
徳島県9.0%
香川県8.7%
愛媛県8.4%
高知県8.6%
福岡県9.4%
佐賀県10.9%
長崎県12.3%
熊本県7.6%
大分県7.7%
宮崎県13.1%
鹿児島県8.2%
沖縄県10.0%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは秋田県です。
次いで福島県、宮崎県、岩手県、山形県が続きます。
淡いのは奈良県、兵庫県、京都府でした。

47都道府県の平均は9.41%、中央値は9.12%です。
秋田県の14.29%は平均を4.88ポイント上回ります。

1位と47位の差は7.75ポイント、倍率にすると2.19倍でした。

中学校13歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると福島県が12.29で最も高く、開きは2.11倍になります。

主指標で1位の秋田県は中学校13歳の肥満傾向児の出現率では10位、中学校13歳の肥満傾向児の出現率で1位の福島県は主指標では2位でした。

順位都道府県高等学校16歳の肥満傾向児の出現率(%)地方中学校13歳の肥満傾向児の出現率
1秋田県14.29東北10.96
2福島県14.16東北12.29
3宮崎県13.05九州10.48
4岩手県12.37東北11.93
4山形県12.37東北9.18
6青森県12.3東北11.37
7長崎県12.28九州10.6
8佐賀県10.86九州10.15
9宮城県10.83東北12.1
9三重県10.83近畿8.89
11新潟県10.46中部8.7
12茨城県10.44関東11.26
13和歌山県10.35近畿9.55
14沖縄県9.97九州11.34
15神奈川県9.86関東6.52
16山梨県9.74中部10.21
17福岡県9.43九州8.69
18山口県9.4中国9.4
19千葉県9.37関東7.42
20島根県9.33中国7.77
21岡山県9.25中国11.14
22栃木県9.18関東10.14
23広島県9.12中国8.83
23静岡県9.12中部8.44
25徳島県8.97四国11.95
26福井県8.88中部6.82
27北海道8.84北海道12.26
28香川県8.7四国9.4
29鳥取県8.61中国6.91
30埼玉県8.57関東9.05
31高知県8.55四国10.65
32愛媛県8.36四国10.01
33群馬県8.31関東10.15
34鹿児島県8.21九州9.17
35滋賀県8.14近畿5.83
36長野県8.08中部9.98
37東京都8.03関東7.87
38富山県7.98中部8.88
39大分県7.71九州10.44
40石川県7.68中部7.53
41熊本県7.64九州8.93
42岐阜県7.43中部8.34
43愛知県7.38中部7.59
44大阪府7.31近畿7.71
45京都府6.96近畿6.26
46兵庫県6.83近畿7.36
47奈良県6.54近畿7.76
学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

年齢ごとの推移

2019年度の肥満傾向児の出現率は、幼稚園5歳2.9パーセント、小学校11歳10.5パーセント、中学校13歳9.3パーセント、高等学校16歳9.4パーセントでした。

小学校の高学年でいちばん高くなり、そのあとはほぼ横ばいになります。

標準体重からの離れ方で決まる

肥満傾向児と痩身傾向児は、性別・年齢・身長ごとに決められた標準体重を基準に判定されます。
標準体重より20パーセント以上重ければ肥満傾向児、20パーセント以上軽ければ痩身傾向児です。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
健康診断の結果を集計したものですが、抽出調査なので小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の秋田県は14.29%、47位の奈良県は6.54%。
差は7.75ポイント、倍率にすると2.19倍です。

中央値は9.12%、平均は9.41%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.29ポイントの差でした。

中学校13歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.11倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た高等学校16歳の肥満傾向児の出現率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北秋田県 14.29宮城県 10.83
関東茨城県 10.44東京都 8.03
中部新潟県 10.46愛知県 7.38
近畿三重県 10.83奈良県 6.54
中国山口県 9.4鳥取県 8.61
四国徳島県 8.97愛媛県 8.36
九州宮崎県 13.05熊本県 7.64
学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

高校2年生の肥満傾向児の割合を47都道府県で比べると、最も高い秋田県で14.29%、最も低い奈良県で6.54%でした。
その差は7.75ポイント、倍率にすると2.19倍です。

47都道府県の中央値は9.12%、平均は9.41%でした。
全国の値は9.41%です。
中学校13歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.11倍になり、主指標で1位の秋田県はその見方では10位に位置します。

高校2年生の肥満傾向児の割合をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、標準体重から20パーセント以上重い子どもの割合であること。
2つ目は、抽出調査にもとづく数字であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

中学校13歳の肥満傾向児の出現率では福島県が12.29で最も高く、主指標で1位の秋田県はこの見方では10位でした。

地方ごとの平均では東北6県が12.72%で最も高く、近畿7府県が8.14%で最も低くなりました。
中学2年生や幼稚園児の肥満傾向児の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146560
  • 備考: 高等学校16歳(2年生にあたる年齢)の肥満傾向児の出現率。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は中学校13歳の肥満傾向児の出現率

注記: 高等学校16歳(2年生にあたる年齢)の肥満傾向児の出現率。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は中学校13歳の肥満傾向児の出現率

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