カーテンや照明器具、じゅうたんなどに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
富山県が1,152円で1位。
47都道府県の平均は556円、中央値は535円です。
1位と47位の差は6.16倍、消費支出に占める割合で見ると5.44倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。
47都道府県の単純平均
556円
1か月の室内装備・装飾品への支出(2024年)
最も多い 富山県
1,152円
最も少ない 沖縄県
187円
室内装備への支出が多い上位5県
室内装備への支出が多い上位5県です。
富山県は1,152円、岡山県は1,141円、石川県は962円でした。
富山県は2位の岡山県の1.01倍です。
4位は茨城県で724円、5位は山形県で711円。
6位以下は新潟県、大分県、滋賀県と続きました。
47都道府県の平均は556円、中央値は535円です。
1位の富山県は平均を596円上回り、平均の2.07倍にあたります。
2位と3位の差は179円、3位と4位の差は238円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の富山県は13,824円ほどになります。
上位5県の平均は938円で、47都道府県の平均を382円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は441円あります。
中央値と比べると1位は2.15倍でした。
1位は北陸の県でした。
家庭用耐久財でも1位だった県です。
1位の富山県と5位の山形県の差は441円、1位と8位の差は499円でした。
消費支出に占める割合で見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯当たりの室内装備・装飾品への支出の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は岡山県の0.49パーセント、2位は富山県0.4パーセント、3位は石川県0.35パーセント。
4位以下は山形県、大分県と続きます。
逆に割合の下位は京都府0.14パーセント、沖縄県0.09パーセント。
岡山県と沖縄県では5.44倍の開きです。
47都道府県の平均は0.22パーセントでした。
消費支出に占める割合で見ると、別の県が上位に来ます。
室内装備は住まいの広さに強く結びついた費目です。
窓の数が多く部屋数の多い家では、カーテンや照明の必要な数も増えます。
当サイトの1世帯あたりの床面積を比べた記事とあわせて見ると、住まいの広さとの関係がはっきりします。
地方別に県の平均を出すと、中国5県が676円で最も高く、四国4県が466円で最も低くなります。
中部9県667円と東北6県547円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
室内装備への支出が少ない下位5県
室内装備への支出が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は187円、46位の京都府は330円、45位の栃木県は349円でした。
1位の富山県とは6.16倍の差があります。
44位は香川県で360円、43位は大阪府で409円、42位は兵庫県で411円と続きます。
47位は南の島の県でした。
全国の平均を7割以上下回ります。
47位の沖縄県は平均の33.6パーセント、中央値の35.0パーセントにあたります。
平均との差は369円でした。
1位と47位の差は月あたり965円。
1年に直すと11,580円の開きになります。
46位との差は143円、45位との差は162円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は327円。
47都道府県の平均を229円下回り、上位5県との差は611円になります。
47位の沖縄県と43位の大阪府の差は222円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。
地方別に見る
室内装備への支出は、家の広い地方で多くなります。
地方別に県の平均を出すと、中国5県が676円で最も高くなります。
次いで中部9県が667円、東北6県が547円、関東7都県が546円と続きました。
低いほうは北海道が520円、近畿7府県が498円、九州・沖縄8県が475円、四国4県が466円でした。
消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
中国5県が0.27パーセント、中部9県が0.25パーセント、北海道が0.23パーセントの順に高く、最も低いのは四国4県が0.2パーセントです。
地図で見る
| 項目 | 1か月の室内装備・装飾品への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 520円 |
| 青森県 | 556円 |
| 岩手県 | 494円 |
| 宮城県 | 540円 |
| 秋田県 | 461円 |
| 山形県 | 711円 |
| 福島県 | 519円 |
| 茨城県 | 724円 |
| 栃木県 | 349円 |
| 群馬県 | 529円 |
| 埼玉県 | 503円 |
| 千葉県 | 497円 |
| 東京都 | 601円 |
| 神奈川県 | 616円 |
| 新潟県 | 697円 |
| 富山県 | 1,152円 |
| 石川県 | 962円 |
| 福井県 | 569円 |
| 山梨県 | 552円 |
| 長野県 | 542円 |
| 岐阜県 | 482円 |
| 静岡県 | 472円 |
| 愛知県 | 575円 |
| 三重県 | 564円 |
| 滋賀県 | 653円 |
| 京都府 | 330円 |
| 大阪府 | 409円 |
| 兵庫県 | 411円 |
| 奈良県 | 594円 |
| 和歌山県 | 524円 |
| 鳥取県 | 535円 |
| 島根県 | 644円 |
| 岡山県 | 1,141円 |
| 広島県 | 611円 |
| 山口県 | 451円 |
| 徳島県 | 474円 |
| 香川県 | 360円 |
| 愛媛県 | 589円 |
| 高知県 | 442円 |
| 福岡県 | 468円 |
| 佐賀県 | 472円 |
| 長崎県 | 438円 |
| 熊本県 | 571円 |
| 大分県 | 680円 |
| 宮崎県 | 436円 |
| 鹿児島県 | 547円 |
| 沖縄県 | 187円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで岡山県、石川県、茨城県、山形県が続きます。
淡いのは沖縄県、京都府、栃木県でした。
47都道府県の平均は556円、中央値は535円です。
富山県の1,152円は平均の2.07倍にあたります。
1位と47位で6.16倍の開きがありました。
金額の差は月あたり965円です。
消費支出に占める割合で見ると岡山県が0.49パーセントで最も高く、開きは5.44倍になります。
金額1位の富山県は割合では2位、割合1位の岡山県は金額では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の室内装備・装飾品への支出(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 1152 | 中部 | 0.4 |
| 2 | 岡山県 | 1141 | 中国 | 0.49 |
| 3 | 石川県 | 962 | 中部 | 0.35 |
| 4 | 茨城県 | 724 | 関東 | 0.27 |
| 5 | 山形県 | 711 | 東北 | 0.28 |
| 6 | 新潟県 | 697 | 中部 | 0.27 |
| 7 | 大分県 | 680 | 九州 | 0.28 |
| 8 | 滋賀県 | 653 | 近畿 | 0.23 |
| 9 | 島根県 | 644 | 中国 | 0.25 |
| 10 | 神奈川県 | 616 | 関東 | 0.23 |
| 11 | 広島県 | 611 | 中国 | 0.24 |
| 12 | 東京都 | 601 | 関東 | 0.23 |
| 13 | 奈良県 | 594 | 近畿 | 0.23 |
| 14 | 愛媛県 | 589 | 四国 | 0.26 |
| 15 | 愛知県 | 575 | 中部 | 0.23 |
| 16 | 熊本県 | 571 | 九州 | 0.24 |
| 17 | 福井県 | 569 | 中部 | 0.21 |
| 18 | 三重県 | 564 | 近畿 | 0.24 |
| 19 | 青森県 | 556 | 東北 | 0.27 |
| 20 | 山梨県 | 552 | 中部 | 0.21 |
| 21 | 鹿児島県 | 547 | 九州 | 0.25 |
| 22 | 長野県 | 542 | 中部 | 0.21 |
| 23 | 宮城県 | 540 | 東北 | 0.22 |
| 24 | 鳥取県 | 535 | 中国 | 0.19 |
| 25 | 群馬県 | 529 | 関東 | 0.2 |
| 26 | 和歌山県 | 524 | 近畿 | 0.24 |
| 27 | 北海道 | 520 | 北海道 | 0.23 |
| 28 | 福島県 | 519 | 東北 | 0.2 |
| 29 | 埼玉県 | 503 | 関東 | 0.2 |
| 30 | 千葉県 | 497 | 関東 | 0.18 |
| 31 | 岩手県 | 494 | 東北 | 0.2 |
| 32 | 岐阜県 | 482 | 中部 | 0.19 |
| 33 | 徳島県 | 474 | 四国 | 0.2 |
| 34 | 佐賀県 | 472 | 九州 | 0.21 |
| 34 | 静岡県 | 472 | 中部 | 0.18 |
| 36 | 福岡県 | 468 | 九州 | 0.21 |
| 37 | 秋田県 | 461 | 東北 | 0.19 |
| 38 | 山口県 | 451 | 中国 | 0.19 |
| 39 | 高知県 | 442 | 四国 | 0.2 |
| 40 | 長崎県 | 438 | 九州 | 0.19 |
| 41 | 宮崎県 | 436 | 九州 | 0.2 |
| 42 | 兵庫県 | 411 | 近畿 | 0.16 |
| 43 | 大阪府 | 409 | 近畿 | 0.17 |
| 44 | 香川県 | 360 | 四国 | 0.15 |
| 45 | 栃木県 | 349 | 関東 | 0.14 |
| 46 | 京都府 | 330 | 近畿 | 0.14 |
| 47 | 沖縄県 | 187 | 九州 | 0.09 |
このグラフについての豆知識
室内装備に入るもの
室内装備・装飾品にはカーテン、じゅうたん、照明器具、室内装飾品などが含まれます。
住まいの広さや部屋数がそのまま必要な量に効いてきます。
買う頻度は低く、年による振れも大きい費目です。
家計調査とは対象が違う
当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。
数字の開き
1位の富山県は1,152円、47位の沖縄県は187円。
両者の間には6.16倍、金額にして月965円の開きがあります。
47都道府県の平均は556円、中央値は535円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると岡山県が0.49パーセントで最も高く、平均は0.22パーセント。
開きは5.44倍になります。
地方のなかで見た1か月の室内装備・装飾品への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 711 | 秋田県 461 |
| 関東 | 茨城県 724 | 栃木県 349 |
| 中部 | 富山県 1152 | 静岡県 472 |
| 近畿 | 滋賀県 653 | 京都府 330 |
| 中国 | 岡山県 1141 | 山口県 451 |
| 四国 | 愛媛県 589 | 香川県 360 |
| 九州 | 大分県 680 | 沖縄県 187 |
まとめ
1か月の室内装備・装飾品への支出を47都道府県で比べると、最も高い富山県で1,152円、最も低い沖縄県で187円でした。
1位と47位の差は6.16倍です。
47都道府県の平均は556円、中央値は535円。
1位と47位の金額の差は月あたり965円、1年で11,580円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは5.44倍でした。
1世帯当たりの室内装備・装飾品への支出をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、買う頻度が低く年による振れが大きいこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では岡山県が0.49パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと中国5県が676円で最も高く、消費支出に占める割合では中国5県が0.27パーセントで最も高くなりました。
寝具や家庭用耐久財への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010402)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010402)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
