はじめての子どもが生まれたとき、母親は平均で何歳だったのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の人口動態調査、2024年の数字。
東京都が32.5歳で1位。
47都道府県の平均は30.51歳、中央値は30.4歳です。
最も高い32.5歳と最も低い29.7歳の差は2.8歳、倍率にすると1.09倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
30.5歳
第1子の母の平均年齢(2024年)
最も多い 東京都
32.5歳
最も少ない 宮崎県
29.7歳
第1子の母の年齢が高い上位5都府県
第1子の母の年齢が高い上位5都府県です。
東京都は32.5歳、神奈川県は31.7歳、埼玉県は31.3歳でした。
1位と2位の差は0.8歳です。
4位は千葉県で31.2歳、5位は長野県で31歳。
上位5はいずれも47都道府県の平均30.51歳を上回りました。
1位の東京都は平均を1.99歳上回りました。
中央値の30.4歳と比べると2.1歳高く、平均に対する比では1.07倍にあたります。
6位以下は京都府で31歳、大阪府で30.9歳、兵庫県で30.9歳と続きました。
2位と3位の差は0.4歳、3位と4位の差は0.1歳。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.1歳でした。
1位から5位までの幅は1.5歳、1位から8位までの幅は1.6歳でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
東京都は第1子の父の平均年齢でも1位に入っています。
全国の値は31歳で、上位5はいずれもこれを上回りました。
上位は大都市圏の都府県です。
最初の子を持つ年齢が全国で最も遅い地域になります。
第1子の父の年齢と並べて見ます
ここからは統計を離れて、第1子を産んだ母の平均年齢の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
第1子の父の平均年齢で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の34.5、2位は神奈川県の33.6、3位は埼玉県の33.2。
4位以下は千葉県、京都府と続きます。
逆に下位は佐賀県が31.5、宮崎県が31.4。
東京都と宮崎県では1.1倍の開きです。
第1子の父の年齢と並べると、どの都道府県でも父のほうが2歳ほど上でした。
第1子を産む年齢は、その後の子どもの数に影響します。
遅く始まるほど、2人目・3人目までの時間が短くなるためです。
当サイトの婚姻率を比べた記事とあわせて見ると、結婚と出産の時期の関係が見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が31.23歳で最も高く、中国5県が30.08歳で最も低くなります。
近畿7府県30.69歳と中部9県30.6歳がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
第1子の母の年齢が低い下位5県
第1子の母の年齢が低い下位5県です。
47位の宮崎県は29.7歳、46位の佐賀県は29.8歳、45位の島根県は29.9歳でした。
1位の東京都とは2.8歳の差があります。
44位は長崎県で30歳、43位は香川県で30歳、42位は山口県で30歳と続きます。
下位は九州の県でした。
全国の平均を1.3歳ほど下回ります。
47都道府県の中央値は30.4歳、平均は30.51歳です。
47位の宮崎県は平均を0.81歳下回りました。
47位の宮崎県は1位の東京都の91.4パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.09倍の開きです。
46位との差は0.1歳、45位との差は0.2歳。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.3歳しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均30.51歳を下回りました。
47位から43位までの幅は0.3歳です。
宮崎県は第1子の父の平均年齢では47位です。
全国の値は31歳なので、47位はこれを1.3歳下回っています。
地方別に見る
第1子の母の年齢は、大都市圏で高くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が31.23歳で最も高くなります。
次いで近畿7府県が30.69歳、中部9県が30.6歳、北海道が30.5歳と続きました。
低いほうは東北6県が30.45歳、四国4県が30.18歳、九州・沖縄8県が30.11歳、中国5県が30.08歳でした。
最も高い関東7都県と最も低い中国5県の差は1.15歳です。
第1子の父の平均年齢で見ると関東7都県が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 第1子の母の平均年齢 |
|---|---|
| 北海道 | 30.5歳 |
| 青森県 | 30.1歳 |
| 岩手県 | 30.3歳 |
| 宮城県 | 30.8歳 |
| 秋田県 | 30.6歳 |
| 山形県 | 30.7歳 |
| 福島県 | 30.2歳 |
| 茨城県 | 30.8歳 |
| 栃木県 | 30.7歳 |
| 群馬県 | 30.4歳 |
| 埼玉県 | 31.3歳 |
| 千葉県 | 31.2歳 |
| 東京都 | 32.5歳 |
| 神奈川県 | 31.7歳 |
| 新潟県 | 30.7歳 |
| 富山県 | 30.5歳 |
| 石川県 | 30.2歳 |
| 福井県 | 30.5歳 |
| 山梨県 | 30.6歳 |
| 長野県 | 31歳 |
| 岐阜県 | 30.4歳 |
| 静岡県 | 30.7歳 |
| 愛知県 | 30.8歳 |
| 三重県 | 30.4歳 |
| 滋賀県 | 30.7歳 |
| 京都府 | 31歳 |
| 大阪府 | 30.9歳 |
| 兵庫県 | 30.9歳 |
| 奈良県 | 30.8歳 |
| 和歌山県 | 30.1歳 |
| 鳥取県 | 30歳 |
| 島根県 | 29.9歳 |
| 岡山県 | 30.2歳 |
| 広島県 | 30.3歳 |
| 山口県 | 30歳 |
| 徳島県 | 30.3歳 |
| 香川県 | 30歳 |
| 愛媛県 | 30.2歳 |
| 高知県 | 30.2歳 |
| 福岡県 | 30.5歳 |
| 佐賀県 | 29.8歳 |
| 長崎県 | 30歳 |
| 熊本県 | 30.2歳 |
| 大分県 | 30.2歳 |
| 宮崎県 | 29.7歳 |
| 鹿児島県 | 30.4歳 |
| 沖縄県 | 30.1歳 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、埼玉県、千葉県、長野県が続きます。
淡いのは宮崎県、佐賀県、島根県でした。
47都道府県の平均は30.51歳、中央値は30.4歳です。
東京都の32.5歳は平均を1.99歳上回ります。
1位と47位の差は2.8歳、倍率にすると1.09倍でした。
第1子の父の平均年齢で並べ替えると東京都が34.5で最も高く、開きは1.1倍になります。
主指標で1位の東京都は第1子の父の平均年齢では1位、第1子の父の平均年齢で1位の東京都は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 第1子の母の平均年齢(歳) | 地方 | 第1子の父の平均年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 32.5 | 関東 | 34.5 |
| 2 | 神奈川県 | 31.7 | 関東 | 33.6 |
| 3 | 埼玉県 | 31.3 | 関東 | 33.2 |
| 4 | 千葉県 | 31.2 | 関東 | 33.1 |
| 5 | 京都府 | 31 | 近畿 | 33 |
| 5 | 長野県 | 31 | 中部 | 32.8 |
| 7 | 大阪府 | 30.9 | 近畿 | 32.9 |
| 7 | 兵庫県 | 30.9 | 近畿 | 32.6 |
| 9 | 愛知県 | 30.8 | 中部 | 32.7 |
| 9 | 茨城県 | 30.8 | 関東 | 32.7 |
| 9 | 宮城県 | 30.8 | 東北 | 32.7 |
| 9 | 奈良県 | 30.8 | 近畿 | 32.8 |
| 13 | 山形県 | 30.7 | 東北 | 32.4 |
| 13 | 滋賀県 | 30.7 | 近畿 | 32.5 |
| 13 | 新潟県 | 30.7 | 中部 | 32.4 |
| 13 | 静岡県 | 30.7 | 中部 | 32.7 |
| 13 | 栃木県 | 30.7 | 関東 | 32.8 |
| 18 | 山梨県 | 30.6 | 中部 | 32.7 |
| 18 | 秋田県 | 30.6 | 東北 | 32.4 |
| 20 | 富山県 | 30.5 | 中部 | 32.3 |
| 20 | 福井県 | 30.5 | 中部 | 32.2 |
| 20 | 福岡県 | 30.5 | 九州 | 32.4 |
| 20 | 北海道 | 30.5 | 北海道 | 32.4 |
| 24 | 岐阜県 | 30.4 | 中部 | 32.2 |
| 24 | 群馬県 | 30.4 | 関東 | 32.4 |
| 24 | 三重県 | 30.4 | 近畿 | 32.4 |
| 24 | 鹿児島県 | 30.4 | 九州 | 32.1 |
| 28 | 岩手県 | 30.3 | 東北 | 32 |
| 28 | 広島県 | 30.3 | 中国 | 32 |
| 28 | 徳島県 | 30.3 | 四国 | 32.1 |
| 31 | 愛媛県 | 30.2 | 四国 | 32 |
| 31 | 岡山県 | 30.2 | 中国 | 32 |
| 31 | 熊本県 | 30.2 | 九州 | 31.9 |
| 31 | 高知県 | 30.2 | 四国 | 31.9 |
| 31 | 石川県 | 30.2 | 中部 | 32 |
| 31 | 大分県 | 30.2 | 九州 | 32.1 |
| 31 | 福島県 | 30.2 | 東北 | 32 |
| 38 | 沖縄県 | 30.1 | 九州 | 31.9 |
| 38 | 青森県 | 30.1 | 東北 | 32.2 |
| 38 | 和歌山県 | 30.1 | 近畿 | 31.9 |
| 41 | 香川県 | 30 | 四国 | 31.9 |
| 41 | 山口県 | 30 | 中国 | 31.9 |
| 41 | 長崎県 | 30 | 九州 | 31.6 |
| 41 | 鳥取県 | 30 | 中国 | 31.9 |
| 45 | 島根県 | 29.9 | 中国 | 31.6 |
| 46 | 佐賀県 | 29.8 | 九州 | 31.5 |
| 47 | 宮崎県 | 29.7 | 九州 | 31.4 |
このグラフについての豆知識
第1子・第2子・第3子
2024年の母の平均年齢は、第1子31.0歳、第2子33.1歳、第3子34.2歳でした。
第1子と第2子の間は2.1歳、第2子と第3子の間は1.1歳。
2人目までの間隔のほうが長くなっています。
出生届から分かること
この平均年齢は、その年に生まれた子どもの出生届に書かれた父母の年齢を平均したものです。
子どもが生まれた時点の年齢なので、結婚したときの年齢とは違います。
出生順位ごとに分けて集計されているため、第1子・第2子・第3子で親の年齢がどう変わるかも追えます。
順位が上がるほど平均年齢は高くなります。
数字の散らばり
1位の東京都は32.5歳、47位の宮崎県は29.7歳。
差は2.8歳、倍率にすると1.09倍です。
中央値は30.4歳、平均は30.51歳でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.11歳の差でした。
第1子の父の平均年齢で並べ替えると開きは1.1倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
第1子を産んだ母の平均年齢の順位で探してみます。
0.96という高い相関を示したのが【第1子が生まれた父の年齢】全国32.9歳、3.1歳の開きでした。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.77です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た第1子の母の平均年齢
| 地方 | 最も多い(歳) | 最も少ない(歳) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 30.8 | 青森県 30.1 |
| 関東 | 東京都 32.5 | 群馬県 30.4 |
| 中部 | 長野県 31 | 石川県 30.2 |
| 近畿 | 京都府 31 | 和歌山県 30.1 |
| 中国 | 広島県 30.3 | 島根県 29.9 |
| 四国 | 徳島県 30.3 | 香川県 30 |
| 九州 | 福岡県 30.5 | 宮崎県 29.7 |
まとめ
第1子を産んだ母の平均年齢を47都道府県で比べると、最も高い東京都で32.5歳、最も低い宮崎県で29.7歳でした。
その差は2.8歳、倍率にすると1.09倍です。
47都道府県の中央値は30.4歳、平均は30.51歳でした。
全国の値は31歳です。
第1子の父の平均年齢で並べ替えると開きは1.1倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。
第1子を産んだ母の平均年齢の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、子どもが生まれた時点の年齢であること。
2つ目は、第1子だけを対象にしていること。
3つ目は2024年の数字であることです。
第1子の父の平均年齢では東京都が34.5で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が31.23歳で最も高く、中国5県が30.08歳で最も低くなりました。
第2子を産んだ母の年齢や第1子の父の年齢を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の東京都と2位の神奈川県の差は0.8歳で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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- 【出生率】全国は人口1,000人あたり5.7人、開きは2.22倍
- 【婚姻率】全国は人口1,000人あたり4.0件、開きは2.28倍
出典
- 統計名: 人口動態調査(上巻 出生順位別にみた都道府県別父母の平均年齢)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003411610
- 備考: 2024年の第1子の母の平均年齢。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は第1子の父の平均年齢
注記: 2024年の第1子の母の平均年齢。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は第1子の父の平均年齢
