【鉄骨造の着工戸数】全国11万1,427戸、実数で108.6倍

【鉄骨造の着工戸数】全国11万1,427戸、実数で108.6倍

鉄骨造の住宅は、2023年度に全国で111,427戸。
木造と鉄筋コンクリート造に次ぐ3番目の構造です。
47都道府県で比べます。

使うのは国土交通省の建築着工統計調査、2023年度の数字。

東京都が17,377戸で1位。
47都道府県の平均は2,370.8戸、中央値は925戸です。
1位と47位の間には108.6倍の開き、人口10万人あたりでは13倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

2,371戸

鉄骨造の着工戸数(2023年度)

最も多い 東京都

17,377戸

最も少ない 沖縄県

160戸

地図で見る

鉄骨造の着工戸数(2023年度)
鉄骨造の着工戸数(2023年度) 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(厚生労働省/国土交通省)をもとに作成。単位は戸。 北海道 703戸青森 204戸岩手 796戸宮城 1,881戸秋田 458戸山形 384戸福島 1,364戸茨城 2,970戸栃木 1,599戸群馬 1,471戸埼玉 8,529戸千葉 7,596戸東京 17,377戸神奈川 9,694戸新潟 623戸富山 608戸石川 853戸福井 577戸山梨 665戸長野 2,127戸岐阜 1,894戸静岡 3,587戸愛知 8,835戸三重 1,744戸滋賀 1,982戸京都 3,268戸大阪 7,360戸兵庫 4,697戸奈良 1,036戸和歌山 472戸鳥取 332戸島根 419戸岡山 1,655戸広島 2,722戸山口 925戸徳島 369戸香川 532戸愛媛 592戸高知 264戸福岡 3,144戸佐賀 562戸長崎 369戸熊本 2,090戸大分 793戸宮崎 539戸鹿児島 606戸沖縄 160戸
鉄骨造の着工戸数(戸)
鉄骨造の着工戸数(2023年度)
項目鉄骨造の着工戸数
北海道703戸
青森県204戸
岩手県796戸
宮城県1,881戸
秋田県458戸
山形県384戸
福島県1,364戸
茨城県2,970戸
栃木県1,599戸
群馬県1,471戸
埼玉県8,529戸
千葉県7,596戸
東京都17,377戸
神奈川県9,694戸
新潟県623戸
富山県608戸
石川県853戸
福井県577戸
山梨県665戸
長野県2,127戸
岐阜県1,894戸
静岡県3,587戸
愛知県8,835戸
三重県1,744戸
滋賀県1,982戸
京都府3,268戸
大阪府7,360戸
兵庫県4,697戸
奈良県1,036戸
和歌山県472戸
鳥取県332戸
島根県419戸
岡山県1,655戸
広島県2,722戸
山口県925戸
徳島県369戸
香川県532戸
愛媛県592戸
高知県264戸
福岡県3,144戸
佐賀県562戸
長崎県369戸
熊本県2,090戸
大分県793戸
宮崎県539戸
鹿児島県606戸
沖縄県160戸

地図の色が濃いのは東京都です。
次いで神奈川県、愛知県、埼玉県、千葉県が続きます。
反対に薄いのは沖縄県、青森県、高知県でした。

県ごとの平均は2,370.8戸、中央値は925戸。
平均が中央値の2.6倍という、当サイトの指標のなかでも偏りの大きい分布です。
東京都の17,377戸は平均の7.3倍、中央値の18.8倍です。

上位3で32.2パーセント、1位と47位で108.6倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと滋賀県が141.37戸で最も多く、開きは13倍まで縮みます。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位、人口あたり1位の滋賀県は実数では15位でした。

順位都道府県鉄骨造の着工戸数(戸)地方人口10万人あたりの鉄骨造の着工戸数
1東京都17377関東122.56
2神奈川県9694関東105.08
3愛知県8835中部118.43
4埼玉県8529関東116.33
5千葉県7596関東121.52
6大阪府7360近畿84.05
7兵庫県4697近畿88.01
8静岡県3587中部101.7
9京都府3268近畿129.68
10福岡県3144九州61.74
11茨城県2970関東105.84
12広島県2722中国100.29
13長野県2127中部107.05
14熊本県2090九州123.16
15滋賀県1982近畿141.37
16岐阜県1894中部98.85
17宮城県1881東北83.67
18三重県1744近畿101.93
19岡山県1655中国90.39
20栃木県1599関東84.83
21群馬県1471関東77.83
22福島県1364東北78.26
23奈良県1036近畿80.62
24山口県925中国72.21
25石川県853中部77.69
26岩手県796東北69.52
27大分県793九州73.09
28北海道703北海道13.94
29山梨県665中部84.07
30新潟県623中部29.68
31富山県608中部60.98
32鹿児島県606九州39.56
33愛媛県592四国46.39
34福井県577中部78.08
35佐賀県562九州71.32
36宮崎県539九州52.18
37香川県532四国58.02
38和歌山県472近畿53.64
39秋田県458東北51.06
40島根県419中国65.26
41山形県384東北37.98
42長崎県369九州29.47
42徳島県369四国53.87
44鳥取県332中国62.52
45高知県264四国40.24
46青森県204東北17.51
47沖縄県160九州10.91
建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度、厚生労働省/国土交通省)をもとに作成

鉄骨造の着工が多い上位5都府県

上位5都道府県の鉄骨造の着工戸数
上位5都道府県の鉄骨造の着工戸数 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 05,00010,00015,000東京都: 17,377戸17,377戸神奈川県: 9,694戸9,694戸愛知県: 8,835戸8,835戸埼玉県: 8,529戸8,529戸千葉県: 7,596戸7,596戸東京都神奈川県愛知県埼玉県千葉県
上位5都道府県の鉄骨造の着工戸数
項目鉄骨造の着工戸数
東京都17,377戸
神奈川県9,694戸
愛知県8,835戸
埼玉県8,529戸
千葉県7,596戸
下位5都道府県の鉄骨造の着工戸数
下位5都道府県の鉄骨造の着工戸数 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 050100150200250300350沖縄県: 160戸160戸青森県: 204戸204戸高知県: 264戸264戸鳥取県: 332戸332戸徳島県: 369戸369戸長崎県: 369戸369戸沖縄県青森県高知県鳥取県徳島県長崎県
下位5都道府県の鉄骨造の着工戸数
項目鉄骨造の着工戸数
沖縄県160戸
青森県204戸
高知県264戸
鳥取県332戸
徳島県369戸
長崎県369戸

鉄骨造の着工が多い上位5都府県です。

東京都は17,377戸、神奈川県は9,694戸、愛知県は8,835戸でした。
東京都は2位の神奈川県の1.79倍です。

4位は埼玉県で8,529戸、5位は千葉県で7,596戸。
上位5で全国の46.7パーセント、上位3で32.2パーセント、上位10で66.5パーセントでした。

1位だけで15.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は2,370.8戸なので、1位は平均の7.3倍。
中央値の925戸と比べると18.8倍にあたります。

6位以下は大阪府で7,360戸、兵庫県で4,697戸、静岡県で3,587戸と続きました。

2位と3位の差は859戸、3位と4位の差は306戸でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の53.3パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると27,071戸。
これだけで全国の24.3パーセントにあたります。

実数は人口の多さに沿います。
鉄骨造は中層のアパートやプレハブ住宅で使われます。

人口あたりでは滋賀県が1位です

ここから先は、鉄骨造の着工戸数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は滋賀県の141.37戸、2位は京都府129.68戸、3位は熊本県123.16戸。

4位以下は東京都、千葉県と続きます。
逆に人口あたりの下位は北海道13.94戸、沖縄県10.91戸。
滋賀県と沖縄県では13倍の開きです。

人口あたりで上位に来るのは、大都市圏の周辺にある県です。
中層の賃貸住宅が建ちやすい地域だと考えられます。

鉄骨造は工場でつくった部材を現場で組み立てるため、工期が短く品質もそろいます。
プレハブ住宅の多くがこの構造です。

木造より丈夫で、鉄筋コンクリート造より軽く安い。
中間的な位置づけが、中層の賃貸住宅に向いています。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が113戸で最も多く、北海道が13.9戸で最も少なくなります。
中部9県95.9戸と近畿7府県93.9戸がそれに続きました。

人口あたりの1位は滋賀県でした。大都市圏の周辺で中層の賃貸が建ちやすい、という説明で腑に落ちました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの鉄骨造の着工戸数の上位5都道府県
人口10万人あたりの鉄骨造の着工戸数の上位5都道府県 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 020406080100120140滋賀県: 141.4141.4京都府: 129.7129.7熊本県: 123.2123.2東京都: 122.6122.6千葉県: 121.5121.5滋賀県京都府熊本県東京都千葉県
人口10万人あたりの鉄骨造の着工戸数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの鉄骨造の着工戸数
滋賀県141.4
京都府129.7
熊本県123.2
東京都122.6
千葉県121.5

鉄骨造の着工が少ない下位5県

鉄骨造の着工が少ない下位5県です。

47位の沖縄県は160戸、46位の青森県は204戸、45位の高知県は264戸でした。
1位の東京都とは108.6倍の差があります。

44位は鳥取県で332戸、43位は長崎県で369戸、42位は徳島県で369戸と続きます。

108.6倍という開きです。
木造の23.9倍より大きく、鉄筋コンクリート造の859.3倍よりは小さくなっています。

中央値でみると925戸。
平均は2,370.8戸なので、平均が中央値の2.6倍です。

47位の沖縄県は平均の6.7パーセント、中央値の17.3パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の1.2パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで15.6パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の沖縄県は、1位の東京都の0.92パーセントにあたる水準です。

46位との差は44戸、45位との差は104戸でした。
1位の東京都と47位の沖縄県の間には17,217戸の開きがあります。

108.6倍という開きは、木造の23.9倍より大きく、鉄筋コンクリート造の859.3倍よりは小さい。構造ごとに散らばり方がまるで違います。

地方別に見る

地方別の平均(鉄骨造の着工戸数)
地方別の平均(鉄骨造の着工戸数) 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 02,0004,0006,000北海道: 703戸703戸東北: 848戸848戸関東: 7,034戸7,034戸中部: 2,197戸2,197戸近畿: 2,937戸2,937戸中国: 1,211戸1,211戸四国: 439戸439戸九州: 1,033戸1,033戸北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(鉄骨造の着工戸数)
項目鉄骨造の着工戸数の平均
北海道703戸
東北848戸
関東7,034戸
中部2,197戸
近畿2,937戸
中国1,211戸
四国439戸
九州1,033戸

鉄骨造の着工は、大都市圏の周辺で多くなります。

地方ごとに足し上げると、関東7都県が全国の44.2パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が18.5パーセント、中部9県が17.7パーセント、九州・沖縄8県が7.4パーセントと続きました。

少ないほうは中国5県が5.4パーセント、東北6県が4.6パーセント、四国4県が1.6パーセント、北海道が0.6パーセントでした。

人口で割った平均に直すと、順位は入れ替わります。
関東7都県が113戸、中部9県が95.9戸、近畿7府県が93.9戸の順に多く、最も少ないのは北海道が13.9戸です。

このグラフについての豆知識

3番目に多い構造

2023年度の着工は、木造45万1,201戸、鉄筋コンクリート造23万2,540戸、鉄骨造11万1,427戸の順でした。

鉄骨造は工場でつくった部材を現場で組み立てるため、工期が短く済みます。
木造より丈夫で、鉄筋コンクリート造より軽くて安い。
中間的な位置づけがそのまま、中層の賃貸住宅という用途に結びついています。

沖縄県が最下位である理由

人口10万人あたりで見ると、沖縄県は10.91戸で47位です。
ところがこれは「家が建っていない」という意味ではありません。

同じ2023年度の着工を構造別に見ると、沖縄県は木造1,854戸、鉄筋コンクリート造7,483戸、鉄骨造160戸。
着工の78.8パーセントが鉄筋コンクリート造です。
人口10万人あたりのRC造で並べても沖縄県が510.4戸で全国1位、2位の東京都442.4戸を上回ります。

台風が多く、湿気とシロアリの被害を受けやすい土地では、鉄筋コンクリート造が選ばれてきたと言われます。
この統計から因果までは確かめられませんが、鉄骨造の最下位と、鉄筋コンクリート造の1位が同じ県で起きているという事実は、構造の選ばれ方が地域で違うことを示しています。

念のため、鉄骨造と鉄筋コンクリート造の人口あたりの数字を47都道府県で突き合わせると、相関係数はプラス0.04。
まったく無関係でした。
一方が多い県で他方も多い、という関係はありません。
構造ごとに、別々の理由で選ばれているということです。

着工の統計という性格

建築着工統計は、工事を始めるときに出される届出をもとにした統計です。
その年度にどれだけ新しい住宅が建ち始めたかを示します。

いま建っている住宅の数を知りたい場合は、住宅・土地統計調査にもとづく別の統計を見てください。
着工は年ごとの振れが大きく、大きな物件が1つあるだけで県の数字が動きます。
数字は2023年度のものです。

地方のなかで見た鉄骨造の着工戸数

地方最も多い(戸)最も少ない(戸)
東北宮城県 1881青森県 204
関東東京都 17377群馬県 1471
中部愛知県 8835福井県 577
近畿大阪府 7360和歌山県 472
中国広島県 2722鳥取県 332
四国愛媛県 592高知県 264
九州福岡県 3144沖縄県 160
建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度、厚生労働省/国土交通省)をもとに作成

まとめ

鉄骨造の着工戸数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で17,377戸、最も少ない沖縄県で160戸でした。
1位と47位の間には108.6倍の開きがあります。

届出をもとにした着工の統計で、軽量と重量の鉄骨を合わせた数です。
2023年度のものになります。
年ごとの振れが大きく、大きな物件が1つあるだけで県の数字が動く点に注意してください。

人口10万人あたりでは滋賀県が141.37戸で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位でした。

最下位の沖縄県は、着工の78.8パーセントが鉄筋コンクリート造。
構造ごとに、選ばれる理由が地域で違います。

木造より丈夫で、鉄筋コンクリート造より軽くて安い。その中間という位置づけが、そのまま分布に出ている指標でした。

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出典

  • 統計名: 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)
  • 調査年: 2023年度
  • 公開元: 厚生労働省/国土交通省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003119736
  • 備考: 2023年度に着工した住宅の鉄骨造の着工戸数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 2023年度に着工した住宅の鉄骨造の着工戸数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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