自分で住むために建てた住宅は、2023年度に全国で219,633戸。
新設住宅の着工80万戸のおよそ4分の1にあたります。
47都道府県で比べます。
使うのは国土交通省の建築着工統計調査、2023年度の数字。
愛知県が15,361戸で1位。
47都道府県の平均は4,673戸、中央値は3,612戸です。
1位と47位の間には12.8倍の開き、人口10万人あたりでは3.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
4,673戸
持家の着工戸数(2023年度)
最も多い 愛知県
15,361戸
最も少ない 高知県
1,199戸
地図で見る
| 項目 | 持家の着工戸数 |
|---|---|
| 北海道 | 8,168戸 |
| 青森県 | 2,638戸 |
| 岩手県 | 2,723戸 |
| 宮城県 | 3,733戸 |
| 秋田県 | 1,925戸 |
| 山形県 | 2,336戸 |
| 福島県 | 3,943戸 |
| 茨城県 | 7,232戸 |
| 栃木県 | 4,971戸 |
| 群馬県 | 4,937戸 |
| 埼玉県 | 12,342戸 |
| 千葉県 | 10,109戸 |
| 東京都 | 13,289戸 |
| 神奈川県 | 11,120戸 |
| 新潟県 | 4,836戸 |
| 富山県 | 2,429戸 |
| 石川県 | 2,662戸 |
| 福井県 | 1,953戸 |
| 山梨県 | 2,369戸 |
| 長野県 | 5,949戸 |
| 岐阜県 | 4,799戸 |
| 静岡県 | 8,776戸 |
| 愛知県 | 15,361戸 |
| 三重県 | 4,250戸 |
| 滋賀県 | 3,830戸 |
| 京都府 | 3,602戸 |
| 大阪府 | 9,425戸 |
| 兵庫県 | 7,666戸 |
| 奈良県 | 2,304戸 |
| 和歌山県 | 2,021戸 |
| 鳥取県 | 1,242戸 |
| 島根県 | 1,438戸 |
| 岡山県 | 3,971戸 |
| 広島県 | 4,168戸 |
| 山口県 | 2,771戸 |
| 徳島県 | 1,619戸 |
| 香川県 | 2,283戸 |
| 愛媛県 | 2,852戸 |
| 高知県 | 1,199戸 |
| 福岡県 | 7,804戸 |
| 佐賀県 | 1,919戸 |
| 長崎県 | 2,177戸 |
| 熊本県 | 3,906戸 |
| 大分県 | 2,276戸 |
| 宮崎県 | 2,287戸 |
| 鹿児島県 | 3,612戸 |
| 沖縄県 | 2,411戸 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは愛知県です。
次いで東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県が続きます。
淡いのは高知県、鳥取県、島根県でした。
47都道府県の平均は4,673戸、中央値は3,612戸です。
愛知県の15,361戸は平均の3.3倍にあたります。
上位3で18.7パーセント、1位と47位で12.8倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと山梨県が299.49戸で最も多く、開きは3.2倍になります。
実数1位の愛知県は人口あたりでは32位、人口あたり1位の山梨県は実数では33位でした。
| 順位 | 都道府県 | 持家の着工戸数(戸) | 地方 | 人口10万人あたりの持家の着工戸数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 15361 | 中部 | 205.91 |
| 2 | 東京都 | 13289 | 関東 | 93.73 |
| 3 | 埼玉県 | 12342 | 関東 | 168.33 |
| 4 | 神奈川県 | 11120 | 関東 | 120.54 |
| 5 | 千葉県 | 10109 | 関東 | 161.72 |
| 6 | 大阪府 | 9425 | 近畿 | 107.63 |
| 7 | 静岡県 | 8776 | 中部 | 248.82 |
| 8 | 北海道 | 8168 | 北海道 | 161.97 |
| 9 | 福岡県 | 7804 | 九州 | 153.26 |
| 10 | 兵庫県 | 7666 | 近畿 | 143.64 |
| 11 | 茨城県 | 7232 | 関東 | 257.73 |
| 12 | 長野県 | 5949 | 中部 | 299.4 |
| 13 | 栃木県 | 4971 | 関東 | 263.71 |
| 14 | 群馬県 | 4937 | 関東 | 261.22 |
| 15 | 新潟県 | 4836 | 中部 | 230.4 |
| 16 | 岐阜県 | 4799 | 中部 | 250.47 |
| 17 | 三重県 | 4250 | 近畿 | 248.39 |
| 18 | 広島県 | 4168 | 中国 | 153.57 |
| 19 | 岡山県 | 3971 | 中国 | 216.88 |
| 20 | 福島県 | 3943 | 東北 | 226.22 |
| 21 | 熊本県 | 3906 | 九州 | 230.17 |
| 22 | 滋賀県 | 3830 | 近畿 | 273.18 |
| 23 | 宮城県 | 3733 | 東北 | 166.06 |
| 24 | 鹿児島県 | 3612 | 九州 | 235.77 |
| 25 | 京都府 | 3602 | 近畿 | 142.94 |
| 26 | 愛媛県 | 2852 | 四国 | 223.51 |
| 27 | 山口県 | 2771 | 中国 | 216.32 |
| 28 | 岩手県 | 2723 | 東北 | 237.82 |
| 29 | 石川県 | 2662 | 中部 | 242.44 |
| 30 | 青森県 | 2638 | 東北 | 226.44 |
| 31 | 富山県 | 2429 | 中部 | 243.63 |
| 32 | 沖縄県 | 2411 | 九州 | 164.46 |
| 33 | 山梨県 | 2369 | 中部 | 299.49 |
| 34 | 山形県 | 2336 | 東北 | 231.06 |
| 35 | 奈良県 | 2304 | 近畿 | 179.3 |
| 36 | 宮崎県 | 2287 | 九州 | 221.39 |
| 37 | 香川県 | 2283 | 四国 | 248.96 |
| 38 | 大分県 | 2276 | 九州 | 209.77 |
| 39 | 長崎県 | 2177 | 九州 | 173.88 |
| 40 | 和歌山県 | 2021 | 近畿 | 229.66 |
| 41 | 福井県 | 1953 | 中部 | 264.28 |
| 42 | 秋田県 | 1925 | 東北 | 214.6 |
| 43 | 佐賀県 | 1919 | 九州 | 243.53 |
| 44 | 徳島県 | 1619 | 四国 | 236.35 |
| 45 | 島根県 | 1438 | 中国 | 223.99 |
| 46 | 鳥取県 | 1242 | 中国 | 233.9 |
| 47 | 高知県 | 1199 | 四国 | 182.77 |
持家の着工が多い上位5都府県
持家の着工が多い上位5都府県です。
愛知県は15,361戸、東京都は13,289戸、埼玉県は12,342戸でした。
愛知県は2位の東京都の1.16倍です。
4位は神奈川県で11,120戸、5位は千葉県で10,109戸。
上位5で全国の28.3パーセント、上位3で18.7パーセント、上位10で47.4パーセントでした。
1位だけで7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は4,673戸なので、1位は平均の3.3倍。
中央値の3,612戸と比べると4.3倍にあたります。
6位以下は大阪府で9,425戸、静岡県で8,776戸、北海道で8,168戸と続きました。
2位と3位の差は947戸、3位と4位の差は1,222戸でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の71.7パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると28,650戸。
これだけで全国の13.0パーセントにあたります。
実数の1位が東京都でないのは、この区分の特徴です。
土地に余裕があり、家を建てやすい県が上位に来ます。
人口あたりでは山梨県が1位です
ここから先は、持家の着工戸数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は山梨県の299.49戸、2位は長野県299.4戸、3位は滋賀県273.18戸。
4位以下は福井県、栃木県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大阪府107.63戸、東京都93.73戸。
山梨県と東京都では3.2倍の開きです。
人口あたりで上位に来るのは、地価が手ごろで通勤圏に土地のある県です。
同じ予算でも建てられる家の大きさが違います。
大都市では、家を買うといっても分譲マンションや建売が中心になります。
自分で注文して建てる持家の比率は下がります。
当サイトの住宅ローン返済を比べた記事とあわせて見ると、家を建てる負担の姿がつかめます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中部9県が238.4戸で最も多く、関東7都県が146.9戸で最も少なくなります。
四国4県225戸と東北6県210.7戸がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
持家の着工が少ない下位5県
持家の着工が少ない下位5県です。
47位の高知県は1,199戸、46位の鳥取県は1,242戸、45位の島根県は1,438戸でした。
1位の愛知県とは12.8倍の差があります。
44位は徳島県で1,619戸、43位は佐賀県で1,919戸、42位は秋田県で1,925戸と続きます。
12.8倍という開きは、この記事で扱う着工の区分のなかで最も小さいものです。
持家は全国どこでも建てられています。
47都道府県の中央値は3,612戸。
平均は4,673戸なので、平均が中央値の1.3倍です。
47位の高知県は平均の25.7パーセント、中央値の33.2パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.4パーセントにしかなりません。
1位の愛知県1つで7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の高知県は、1位の愛知県の7.81パーセントにあたる水準です。
46位との差は43戸、45位との差は239戸でした。
1位の愛知県と47位の高知県の間には14,162戸の開きがあります。
地方別に見る
持家の着工は、土地に余裕のある地方で多くなります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の29.1パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が22.4パーセント、近畿7府県が15.1パーセント、九州・沖縄8県が12パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が7.9パーセント、中国5県が6.2パーセント、北海道が3.7パーセント、四国4県が3.6パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
中部9県が238.4戸、四国4県が225戸、東北6県が210.7戸の順に多く、最も少ないのは関東7都県が146.9戸です。
このグラフについての豆知識
利用関係による区分
着工住宅は、持家、貸家、給与住宅、分譲住宅の4つに分けて集計されます。
持家は建築主が自分で住むために建てるものです。
2023年度の内訳は、持家21万9,633戸、貸家34万431戸、分譲住宅23万5,044戸でした。
着工の統計という性格
建築着工統計は、工事を始めるときに出される届出をもとにした統計です。
その年度にどれだけ新しい住宅が建ち始めたかを示します。
いま建っている住宅の数を知りたい場合は、住宅・土地統計調査にもとづく当サイトのほかの記事を見てください。
着工は年ごとの振れが大きく、大きな物件が1つあるだけで県の数字が動きます。
数字の開き
1位の愛知県は15,361戸、47位の高知県は1,199戸。
両者の間には12.8倍の開きがあります。
上位3で全国の18.7パーセント、上位10で47.4パーセントを占めます。
中央値は3,612戸、平均は4,673戸です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと3.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
この持家の着工戸数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
並びが最も重なったのは【着工した持家の広さ】全国2,503万m2、人口あたりで3.2倍で、相関は1です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.79)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た持家の着工戸数
| 地方 | 最も多い(戸) | 最も少ない(戸) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3943 | 秋田県 1925 |
| 関東 | 東京都 13289 | 群馬県 4937 |
| 中部 | 愛知県 15361 | 福井県 1953 |
| 近畿 | 大阪府 9425 | 和歌山県 2021 |
| 中国 | 広島県 4168 | 鳥取県 1242 |
| 四国 | 愛媛県 2852 | 高知県 1199 |
| 九州 | 福岡県 7804 | 佐賀県 1919 |
まとめ
持家の着工戸数を47都道府県で比べると、最も多い愛知県で15,361戸、最も少ない高知県で1,199戸でした。
1位と47位の間には12.8倍の開きがあります。
上位3で全国の18.7パーセント、上位10で47.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は3,612戸、平均は4,673戸でした。
人口10万人あたりに直すと3.2倍の開きになります。
持家の着工戸数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、届出をもとにした着工の統計であること。
2つ目は、年ごとの振れが大きいこと。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは山梨県が299.49戸で最多。
実数1位の愛知県は人口あたりでは32位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の29.1パーセントで最多、人口10万人あたりでは中部9県が238.4戸で最多でした。
貸家や分譲住宅の着工戸数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)
- 調査年: 2023年度
- 公開元: 厚生労働省/国土交通省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003119736
- 備考: 2023年度に着工した住宅の持家の着工戸数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2023年度に着工した住宅の持家の着工戸数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
