店舗や作業場を兼ねず、住むためだけに使われている住宅は全国で54,893,100戸。
人が住んでいる住宅5,566万戸の98.6パーセントにあたります。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。
東京都が7,168,000戸で1位。
47都道府県の平均は1,167,938.3戸、中央値は699,000戸です。
1位と47位の間には33.1倍の開き、人口10万人あたりでは1.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
1,167,938戸
専用住宅数(2023年)
最も多い 東京都
7,168,000戸
最も少ない 鳥取県
216,800戸
専用住宅が多い5都府県
専用住宅が多い上位5都府県です。
東京都は7,168,000戸、神奈川県は4,235,600戸、大阪府は4,148,300戸でした。
東京都は2位の神奈川県の1.69倍です。
4位は愛知県で3,170,800戸、5位は埼玉県で3,167,600戸。
上位5で全国の39.9パーセント、上位3で28.3パーセント、上位10で60.4パーセントでした。
1位だけで13.1パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,167,938.3戸なので、1位は平均の6.1倍。
中央値の699,000戸と比べると10.3倍にあたります。
6位以下は千葉県で2,756,500戸、北海道で2,384,100戸、兵庫県で2,372,600戸と続きました。
2位と3位の差は87,300戸、3位と4位の差は977,500戸でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の60.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると11,403,600戸。
これだけで全国の20.8パーセントにあたります。
住宅の総数とほぼ同じ並びになりました。
いまの住宅のほとんどは、住むためだけの建物です。
実数でも人口あたりでも同じ都が1位です
以下は、住むためだけに使う住宅の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直しても、1位は変わりません。
1位は東京都の50,887.41戸、2位は大阪府47,338.81戸、3位は北海道46,820.5戸。
4位以下は神奈川県、京都府と続きます。
逆に人口あたりの下位は福井県37,620.97戸、山形県37,231.97戸。
東京都と山形県では1.4倍の開きです。
かつては店の奥に住まいがある建物が珍しくありませんでした。
いまは全国の住宅の98.6パーセントが専用住宅です。
職と住が分かれてきたことの表れだと言えます。
併用住宅が残っているのは、商店街や農村部です。
ただしその割合は年を追って下がり続けてきました。
1.4倍という人口あたりの差の小ささは、この形がすでに全国に行き渡っていることを示します。
住まいの標準的な姿が固まったということです。
実数の33.1倍に対し、人口あたりでは1.4倍でした。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が46,820.5戸で最も多く、東北6県が40,563.8戸で最も少なくなります。
関東7都県46,113.2戸と近畿7府県44,943.6戸がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
専用住宅が少ない5県
専用住宅が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は216,800戸、46位の島根県は259,400戸、45位の福井県は279,900戸でした。
1位の東京都とは33.1倍の差があります。
44位は徳島県で296,200戸、43位は高知県で301,300戸、42位は佐賀県で305,900戸と続きます。
人が住んでいる住宅の33倍とほぼ同じ大きさです。
専用住宅の割合はどの県でも高くなっています。
47都道府県の中央値は699,000戸。
平均は1,167,938.3戸なので、平均が中央値の1.7倍です。
47位の鳥取県は平均の18.6パーセント、中央値の31.0パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで13.1パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の3.02パーセントにあたる水準です。
46位との差は42,600戸、45位との差は63,100戸でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には6,951,200戸の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 専用住宅数 |
|---|---|
| 北海道 | 2,384,100戸 |
| 青森県 | 478,600戸 |
| 岩手県 | 467,300戸 |
| 宮城県 | 974,000戸 |
| 秋田県 | 360,000戸 |
| 山形県 | 382,000戸 |
| 福島県 | 712,200戸 |
| 茨城県 | 1,169,400戸 |
| 栃木県 | 788,200戸 |
| 群馬県 | 786,400戸 |
| 埼玉県 | 3,167,600戸 |
| 千葉県 | 2,756,500戸 |
| 東京都 | 7,168,000戸 |
| 神奈川県 | 4,235,600戸 |
| 新潟県 | 833,000戸 |
| 富山県 | 393,300戸 |
| 石川県 | 454,100戸 |
| 福井県 | 279,900戸 |
| 山梨県 | 328,500戸 |
| 長野県 | 806,200戸 |
| 岐阜県 | 754,000戸 |
| 静岡県 | 1,427,000戸 |
| 愛知県 | 3,170,800戸 |
| 三重県 | 715,700戸 |
| 滋賀県 | 572,000戸 |
| 京都府 | 1,161,000戸 |
| 大阪府 | 4,148,300戸 |
| 兵庫県 | 2,372,600戸 |
| 奈良県 | 536,500戸 |
| 和歌山県 | 377,000戸 |
| 鳥取県 | 216,800戸 |
| 島根県 | 259,400戸 |
| 岡山県 | 782,400戸 |
| 広島県 | 1,211,600戸 |
| 山口県 | 576,300戸 |
| 徳島県 | 296,200戸 |
| 香川県 | 391,400戸 |
| 愛媛県 | 575,200戸 |
| 高知県 | 301,300戸 |
| 福岡県 | 2,327,700戸 |
| 佐賀県 | 305,900戸 |
| 長崎県 | 528,200戸 |
| 熊本県 | 706,000戸 |
| 大分県 | 478,700戸 |
| 宮崎県 | 455,700戸 |
| 鹿児島県 | 699,000戸 |
| 沖縄県 | 621,500戸 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、福井県でした。
47都道府県の平均は1,167,938.3戸、中央値は699,000戸です。
東京都の7,168,000戸は平均の6.1倍にあたります。
上位3で28.3パーセント、1位と47位で33.1倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が50,887.41戸で最も多く、開きは1.4倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 専用住宅数(戸) | 地方 | 人口10万人あたりの専用住宅数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 7168000 | 関東 | 50887.41 |
| 2 | 神奈川県 | 4235600 | 関東 | 45894.46 |
| 3 | 大阪府 | 4148300 | 近畿 | 47338.81 |
| 4 | 愛知県 | 3170800 | 中部 | 42407.38 |
| 5 | 埼玉県 | 3167600 | 関東 | 43208.29 |
| 6 | 千葉県 | 2756500 | 関東 | 44054.66 |
| 7 | 北海道 | 2384100 | 北海道 | 46820.50 |
| 8 | 兵庫県 | 2372600 | 近畿 | 44182.50 |
| 9 | 福岡県 | 2327700 | 九州 | 45614.34 |
| 10 | 静岡県 | 1427000 | 中部 | 40140.65 |
| 11 | 広島県 | 1211600 | 中国 | 44251.28 |
| 12 | 茨城県 | 1169400 | 関東 | 41394.69 |
| 13 | 京都府 | 1161000 | 近畿 | 45798.82 |
| 14 | 宮城県 | 974000 | 東北 | 43021.20 |
| 15 | 新潟県 | 833000 | 中部 | 39181.56 |
| 16 | 長野県 | 806200 | 中部 | 40229.54 |
| 17 | 栃木県 | 788200 | 関東 | 41549.82 |
| 18 | 群馬県 | 786400 | 関東 | 41345.95 |
| 19 | 岡山県 | 782400 | 中国 | 42360.58 |
| 20 | 岐阜県 | 754000 | 中部 | 39047.13 |
| 21 | 三重県 | 715700 | 近畿 | 41441.81 |
| 22 | 福島県 | 712200 | 東北 | 40305.60 |
| 23 | 熊本県 | 706000 | 九州 | 41310.71 |
| 24 | 鹿児島県 | 699000 | 九州 | 45125.89 |
| 25 | 沖縄県 | 621500 | 九州 | 42336.51 |
| 26 | 山口県 | 576300 | 中国 | 44399.08 |
| 27 | 愛媛県 | 575200 | 四国 | 44554.61 |
| 28 | 滋賀県 | 572000 | 近畿 | 40653.87 |
| 29 | 奈良県 | 536500 | 近畿 | 41396.60 |
| 30 | 長崎県 | 528200 | 九州 | 41689.03 |
| 31 | 大分県 | 478700 | 九州 | 43677.01 |
| 32 | 青森県 | 478600 | 東北 | 40422.30 |
| 33 | 岩手県 | 467300 | 東北 | 40180.57 |
| 34 | 宮崎県 | 455700 | 九州 | 43733.21 |
| 35 | 石川県 | 454100 | 中部 | 40946.80 |
| 36 | 富山県 | 393300 | 中部 | 39056.60 |
| 37 | 香川県 | 391400 | 四国 | 42267.82 |
| 38 | 山形県 | 382000 | 東北 | 37231.97 |
| 39 | 和歌山県 | 377000 | 近畿 | 42264.57 |
| 40 | 秋田県 | 360000 | 東北 | 39387.31 |
| 41 | 山梨県 | 328500 | 中部 | 41268.84 |
| 42 | 佐賀県 | 305900 | 九州 | 38477.99 |
| 43 | 高知県 | 301300 | 四国 | 45240.24 |
| 44 | 徳島県 | 296200 | 四国 | 42618.71 |
| 45 | 福井県 | 279900 | 中部 | 37620.97 |
| 46 | 島根県 | 259400 | 中国 | 39907.69 |
| 47 | 鳥取県 | 216800 | 中国 | 40372.44 |
このグラフについての豆知識
専用住宅と併用住宅
住宅・土地統計調査では、住宅を専用住宅と併用住宅に分けます。
併用住宅は、店舗や作業場、事務所などを兼ねた住宅のことです。
1階が店で2階が住まいという建物が典型で、商店街や農村部に多く残っています。
98.6パーセントが専用住宅
人が住んでいる住宅は全国で5,566万戸。
そのうち54,893,100戸が専用住宅です。
併用住宅は残りの1.4パーセントほど。
職と住が分かれた暮らし方が標準になったことが分かります。
数字の開き
1位の東京都は7,168,000戸、47位の鳥取県は216,800戸。
両者の間には33.1倍の開きがあります。
上位3で全国の28.3パーセント、上位10で60.4パーセントを占めます。
中央値は699,000戸、平均は1,167,938.3戸です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと1.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の住むためだけに使う住宅の数は、2013年の50,981,700戸から2023年の54,893,100戸へ、この10年で8%増えました。
東京都は2013年から1位を守っています。
県別では沖縄県の17%増が最大です。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
住むためだけに使う住宅の数の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【世帯の数】全国5,621万世帯、人口あたりの差は1.3倍だけで、順位相関は1でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.76)です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た専用住宅数
| 地方 | 最も多い(戸) | 最も少ない(戸) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 974000 | 秋田県 360000 |
| 関東 | 東京都 7168000 | 群馬県 786400 |
| 中部 | 愛知県 3170800 | 福井県 279900 |
| 近畿 | 大阪府 4148300 | 和歌山県 377000 |
| 中国 | 広島県 1211600 | 鳥取県 216800 |
| 四国 | 愛媛県 575200 | 徳島県 296200 |
| 九州 | 福岡県 2327700 | 佐賀県 305900 |
まとめ
専用住宅の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で7,168,000戸、最も少ない鳥取県で216,800戸でした。
1位と47位の間には33.1倍の開きがあります。
上位3で全国の28.3パーセント、上位10で60.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は699,000戸、平均は1,167,938.3戸でした。
人口10万人あたりに直すと1.4倍の開きになります。
ここまでの住むためだけに使う住宅の数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、店舗などを兼ねる併用住宅は含まないこと。
2つ目は、空き家は含まないこと。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでも東京都が50,887.41戸で1位。
差は1.4倍にとどまります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の36.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が46,820.5戸で最多でした。
人が住んでいる住宅や共同住宅の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【木造の一戸建て】全国2,578万戸、人口あたりで23.5倍もの差
- 【高齢者向け設備がある住宅】全国3,115万4,500戸、6割に設備
- 【共同住宅の数】全国2,497万戸、実数でも人口あたりでも同じ都が首位
- 【一戸建て住宅】全国2,932万戸、持ち家率46位の都が1位です
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードH1201(専用住宅数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードH1201(専用住宅数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
