ホームヘルパーが家を訪ねて身のまわりの世話をする訪問介護。
この仕組みを使う人は全国で1,217,340人。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。
大阪府が165,817人で1位。
実数でも人口あたりでも同じ府が首位に立ちます。
47都道府県の平均は25,900.9人、中央値は15,043人です。
1位と47位の差は43.6倍、人口10万人あたりに直すと3.5倍でした。
47都道府県の単純平均
25,901人
訪問介護利用者数(2023年)
最も多い 大阪府
165,817人
最も少ない 鳥取県
3,807人
地図で見る
| 項目 | 訪問介護利用者数 |
|---|---|
| 北海道 | 59,037人 |
| 青森県 | 18,943人 |
| 岩手県 | 10,828人 |
| 宮城県 | 15,476人 |
| 秋田県 | 9,230人 |
| 山形県 | 7,312人 |
| 福島県 | 16,774人 |
| 茨城県 | 18,602人 |
| 栃木県 | 11,650人 |
| 群馬県 | 16,142人 |
| 埼玉県 | 50,158人 |
| 千葉県 | 60,824人 |
| 東京都 | 121,789人 |
| 神奈川県 | 81,913人 |
| 新潟県 | 14,295人 |
| 富山県 | 10,790人 |
| 石川県 | 9,393人 |
| 福井県 | 5,414人 |
| 山梨県 | 6,552人 |
| 長野県 | 19,083人 |
| 岐阜県 | 15,280人 |
| 静岡県 | 27,325人 |
| 愛知県 | 54,844人 |
| 三重県 | 19,600人 |
| 滋賀県 | 13,627人 |
| 京都府 | 30,001人 |
| 大阪府 | 165,817人 |
| 兵庫県 | 55,676人 |
| 奈良県 | 19,804人 |
| 和歌山県 | 16,283人 |
| 鳥取県 | 3,807人 |
| 島根県 | 6,523人 |
| 岡山県 | 14,330人 |
| 広島県 | 23,726人 |
| 山口県 | 14,456人 |
| 徳島県 | 10,218人 |
| 香川県 | 9,865人 |
| 愛媛県 | 15,043人 |
| 高知県 | 5,843人 |
| 福岡県 | 42,787人 |
| 佐賀県 | 4,326人 |
| 長崎県 | 12,939人 |
| 熊本県 | 25,201人 |
| 大分県 | 12,260人 |
| 宮崎県 | 12,931人 |
| 鹿児島県 | 12,043人 |
| 沖縄県 | 8,584人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは大阪府です。
次いで東京都、神奈川県、千葉県、北海道が続きます。
淡いのは鳥取県、佐賀県、福井県でした。
47都道府県の平均は25,900.9人、中央値は15,043人です。
大阪府の165,817人は平均の6.4倍にあたります。
上位3で30.4パーセント、1位と47位で43.6倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと大阪府が1,892.24人で最も多く、開きは3.5倍になります。
実数1位の大阪府は人口あたりでは1位、人口あたり1位の大阪府は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 訪問介護利用者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの訪問介護利用者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大阪府 | 165817 | 近畿 | 1892.24 |
| 2 | 東京都 | 121789 | 関東 | 864.61 |
| 3 | 神奈川県 | 81913 | 関東 | 887.56 |
| 4 | 千葉県 | 60824 | 関東 | 972.10 |
| 5 | 北海道 | 59037 | 北海道 | 1159.41 |
| 6 | 兵庫県 | 55676 | 近畿 | 1036.80 |
| 7 | 愛知県 | 54844 | 中部 | 733.50 |
| 8 | 埼玉県 | 50158 | 関東 | 684.19 |
| 9 | 福岡県 | 42787 | 九州 | 838.47 |
| 10 | 京都府 | 30001 | 近畿 | 1183.47 |
| 11 | 静岡県 | 27325 | 中部 | 768.64 |
| 12 | 熊本県 | 25201 | 九州 | 1474.61 |
| 13 | 広島県 | 23726 | 中国 | 866.54 |
| 14 | 奈良県 | 19804 | 近畿 | 1528.09 |
| 15 | 三重県 | 19600 | 近畿 | 1134.92 |
| 16 | 長野県 | 19083 | 中部 | 952.25 |
| 17 | 青森県 | 18943 | 東北 | 1599.92 |
| 18 | 茨城県 | 18602 | 関東 | 658.48 |
| 19 | 福島県 | 16774 | 東北 | 949.29 |
| 20 | 和歌山県 | 16283 | 近畿 | 1825.45 |
| 21 | 群馬県 | 16142 | 関東 | 848.69 |
| 22 | 宮城県 | 15476 | 東北 | 683.57 |
| 23 | 岐阜県 | 15280 | 中部 | 791.30 |
| 24 | 愛媛県 | 15043 | 四国 | 1165.22 |
| 25 | 山口県 | 14456 | 中国 | 1113.71 |
| 26 | 岡山県 | 14330 | 中国 | 775.85 |
| 27 | 新潟県 | 14295 | 中部 | 672.39 |
| 28 | 滋賀県 | 13627 | 近畿 | 968.51 |
| 29 | 長崎県 | 12939 | 九州 | 1021.23 |
| 30 | 宮崎県 | 12931 | 九州 | 1240.98 |
| 31 | 大分県 | 12260 | 九州 | 1118.61 |
| 32 | 鹿児島県 | 12043 | 九州 | 777.47 |
| 33 | 栃木県 | 11650 | 関東 | 614.13 |
| 34 | 岩手県 | 10828 | 東北 | 931.04 |
| 35 | 富山県 | 10790 | 中部 | 1071.50 |
| 36 | 徳島県 | 10218 | 四国 | 1470.22 |
| 37 | 香川県 | 9865 | 四国 | 1065.33 |
| 38 | 石川県 | 9393 | 中部 | 846.98 |
| 39 | 秋田県 | 9230 | 東北 | 1009.85 |
| 40 | 沖縄県 | 8584 | 九州 | 584.74 |
| 41 | 山形県 | 7312 | 東北 | 712.67 |
| 42 | 山梨県 | 6552 | 中部 | 823.12 |
| 43 | 島根県 | 6523 | 中国 | 1003.54 |
| 44 | 高知県 | 5843 | 四国 | 877.33 |
| 45 | 福井県 | 5414 | 中部 | 727.69 |
| 46 | 佐賀県 | 4326 | 九州 | 544.15 |
| 47 | 鳥取県 | 3807 | 中国 | 708.94 |
訪問介護の利用者が多い5都府県
訪問介護の利用者が多い上位5都府県です。
大阪府は165,817人、東京都は121,789人、神奈川県は81,913人でした。
大阪府は2位の東京都の1.36倍です。
4位は千葉県で60,824人、5位は北海道で59,037人。
上位5で全国の40.2パーセント、上位3で30.4パーセント、上位10で59.4パーセントでした。
1位だけで13.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は25,900.9人なので、1位は平均の6.4倍。
中央値の15,043人と比べると11.0倍にあたります。
6位以下は兵庫県で55,676人、愛知県で54,844人、埼玉県で50,158人と続きました。
2位と3位の差は39,876人、3位と4位の差は21,089人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の59.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると287,606人。
これだけで全国の23.6パーセントにあたります。
1位の府は2位を大きく引き離しました。
人口の順位からは説明のつかない差がついています。
実数でも人口あたりでも同じ府が1位です
ここからは統計を離れて、訪問介護の利用者数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直しても、1位は変わりません。
1位は大阪府の1,892.24人、2位は和歌山県1,825.45人、3位は青森県1,599.92人。
4位以下は奈良県、熊本県と続きます。
逆に人口あたりの下位は沖縄県584.74人、佐賀県544.15人。
大阪府と佐賀県では3.5倍の開きです。
実数と人口あたりの両方で首位に立つのは、人口規模だけでは説明できない使われ方があるということです。
事業所の数が多く、選択の幅が広いことが背景にあると考えられます。
訪問介護は住宅が密集した地域ほど回りやすくなります。
1人のヘルパーが1日に訪ねられる件数が増えるためです。
逆に集落が散らばる地域では移動に時間がかかります。
通所介護の記事と見比べると、同じ介護でも県ごとに主流の形が違うことが分かります。
訪問が厚い地域、通所が厚い地域、それぞれの事情があります。
実数の43.6倍に対し、人口あたりでは3.5倍でした。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、近畿7府県が1,458.9人で最も多く、中部9県が785.5人で最も少なくなります。
北海道1,159.4人と四国4県1,145人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
訪問介護の利用者が少ない5県
訪問介護の利用者が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は3,807人、46位の佐賀県は4,326人、45位の福井県は5,414人でした。
1位の大阪府とは43.6倍の差があります。
44位は高知県で5,843人、43位は島根県で6,523人、42位は山梨県で6,552人と続きます。
人口の差の1.7倍近い開きです。
訪問介護がどれだけ使われるかには、はっきりした地域差があります。
47都道府県の中央値は15,043人。
平均は25,900.9人なので、平均が中央値の1.7倍です。
47位の鳥取県は平均の14.7パーセント、中央値の25.3パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.1パーセントにしかなりません。
1位の大阪府1つで13.6パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の大阪府の2.3パーセントにあたる水準です。
46位との差は519人、45位との差は1,607人でした。
1位の大阪府と47位の鳥取県の間には162,010人の開きがあります。
地方別に見る
訪問介護の利用は、都市部に厚く分布します。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の29.7パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が26.4パーセント、中部9県が13.4パーセント、九州・沖縄8県が10.8パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.5パーセント、中国5県が5.2パーセント、北海道が4.8パーセント、四国4県が3.4パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
近畿7府県が1,458.9人、北海道が1,159.4人、四国4県が1,145人の順に多く、最も少ないのは中部9県が785.5人です。
このグラフについての豆知識
訪問介護とは
訪問介護員が利用者の自宅を訪ね、入浴や排せつ、食事の介助といった身体介護と、掃除や調理などの生活援助を行うサービスです。
介護保険から給付されます。
要介護認定を受けた人が対象で、要支援の人は別の総合事業の枠組みで支援を受けます。
通所介護との違い
施設へ通うデイサービスに対し、訪問介護は住まいでサービスを受ける形です。
住宅の密集の度合いが、回れる件数に影響します。
当サイトには訪問介護事業所の数を比べた記事もあります。
供給の厚さと利用の広がりを見比べてみてください。
数字の開き
1位の大阪府は165,817人、47位の鳥取県は3,807人で、その差は43.6倍です。
上位3で全国の30.4パーセント、上位10で59.4パーセントを占めます。
中央値は15,043人、平均は25,900.9人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと開きは3.5倍。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の訪問介護の利用者数は、2013年の870,987人から2023年の1,217,344人へ、この10年でおよそ40%増えました。
大阪府は2013年から1位を守っています。
県別では奈良県の92%増が最大です。
順位の並びがにている記事
訪問介護の利用者数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
いちばん近かったのは【訪問介護事業所の数】全国36,893所、1位は2位の1.69倍と独走しますで、順位相関は0.98でした。
正反対だったのは【図書館の数】が多い県ほど本を読むのか、47都道府県のデータで確かめましたで、相関は-0.73です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た訪問介護利用者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 18943 | 山形県 7312 |
| 関東 | 東京都 121789 | 栃木県 11650 |
| 中部 | 愛知県 54844 | 福井県 5414 |
| 近畿 | 大阪府 165817 | 滋賀県 13627 |
| 中国 | 広島県 23726 | 鳥取県 3807 |
| 四国 | 愛媛県 15043 | 高知県 5843 |
| 九州 | 福岡県 42787 | 佐賀県 4326 |
まとめ
訪問介護の利用者数を47都道府県で比べると、最も多い大阪府で165,817人、最も少ない鳥取県で3,807人でした。
1位と47位の差は43.6倍です。
上位3で全国の30.4パーセント、上位10で59.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は15,043人、平均は25,900.9人でした。
人口10万人あたりに直すと、開きは3.5倍まで縮みます。
ここまでの訪問介護の利用者数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、要介護認定を受けた人が対象であること。
2つ目は、事業所の分布に影響されること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでも大阪府が1,892.24人で1位。
実数と同じ顔ぶれです。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の29.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは近畿7府県が1,458.9人で最多でした。
訪問介護事業所の数やデイサービスの利用者を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【ケアマネの平均月給】全国27.4万円、介護職より3.6万円上
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードJ230156(訪問介護利用者数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードJ230156(訪問介護利用者数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
