市町村のごみ収集の対象になっている人は、全国で1億2,507万人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。
東京都が1,390万3,726人で1位。
人口10万人あたりで見ると、どの県もほぼ全員が対象でした。
47都道府県の単純平均
2,660,962人
ごみ計画収集人口(2023年)
最も多い 東京都
13,903,726人
最も少ない 鳥取県
541,104人
ごみ収集の対象人口が多い5都府県
ごみ収集の対象人口が多い上位5都府県です。
東京都は1,390万3,726人、神奈川県は922万7,786人、大阪府は879万230人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.51倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の37.4パーセント。
上位3都府県で25.5パーセント、上位10都道府県で57.9パーセントでした。
1位のシェアは11.1パーセント。
人口の分布とほぼ同じです。
どの県もほぼ全員が対象です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下はごみの計画収集人口の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、47都道府県がほとんど同じ値になります。
1位は和歌山県の102,684.64人、2位は福島県102,652.29人、3位は香川県102,431.32人。
一方で下位は宮城県99,129.73人、東京都98,705.99人。
1位と47位の差は1.0倍です。
人口10万人あたり10万人を超える県があるのは、統計の年次と人口推計の年次がずれているためでしょう。
実質的には、どの県も住民全員が対象だと読めます。
上水道が1.2倍、下水道が5.2倍だったのに対し、ごみ収集は1.0倍。
生活のインフラのなかでも、ごみ収集は最も均等に行き渡っているサービスだということです。
ごみは毎日出ます。
管を引く必要がなく、収集車が回れば届く。
整備にかかる費用の構造が、上下水道とは違うためだと考えられます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が101,988.8人で最も多く、関東7都県が100,002.9人で最も少なくなります。
九州・沖縄8県101,184人と東北6県100,954.8人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
ごみ収集の対象人口が少ない5県
ごみ収集の対象人口が少ない下位5県です。
鳥取県は54万1,104人、島根県は65万845人、高知県は67万5,964人でした。
東京都とは25.7倍の差があります。
実数の差は人口の差をほぼそのまま映しています。
人口あたりに直すと、この開きは1.0倍まで縮みます。
47都道府県の中央値は157万7,732人。
平均は266万962人なので、平均が中央値の1.7倍です。
地方別に見る
ごみ収集は、最も均等に行き渡ったサービスです。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の34.8パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.7パーセント、中部9県が16.7パーセント、九州・沖縄8県が11.4パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.7パーセント、中国5県が5.7パーセント、北海道が4.1パーセント、四国4県が2.9パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が101,988.8人、九州・沖縄8県が101,184人、東北6県が100,954.8人の順に多く、最も少ないのは関東7都県が100,002.9人です。
地図で見る
| 項目 | ごみ計画収集人口 |
|---|---|
| 北海道 | 5,104,974人 |
| 青森県 | 1,209,237人 |
| 岩手県 | 1,176,017人 |
| 宮城県 | 2,244,297人 |
| 秋田県 | 927,022人 |
| 山形県 | 1,026,982人 |
| 福島県 | 1,813,866人 |
| 茨城県 | 2,867,491人 |
| 栃木県 | 1,918,121人 |
| 群馬県 | 1,922,122人 |
| 埼玉県 | 7,379,422人 |
| 千葉県 | 6,309,586人 |
| 東京都 | 13,903,726人 |
| 神奈川県 | 9,227,786人 |
| 新潟県 | 2,139,805人 |
| 富山県 | 1,020,085人 |
| 石川県 | 1,110,484人 |
| 福井県 | 753,460人 |
| 山梨県 | 807,271人 |
| 長野県 | 2,028,907人 |
| 岐阜県 | 1,939,480人 |
| 静岡県 | 3,611,045人 |
| 愛知県 | 7,500,116人 |
| 三重県 | 1,756,672人 |
| 滋賀県 | 1,410,904人 |
| 京都府 | 2,551,575人 |
| 大阪府 | 8,790,230人 |
| 兵庫県 | 5,428,523人 |
| 奈良県 | 1,315,982人 |
| 和歌山県 | 915,947人 |
| 鳥取県 | 541,104人 |
| 島根県 | 650,845人 |
| 岡山県 | 1,850,428人 |
| 広島県 | 2,755,040人 |
| 山口県 | 1,312,395人 |
| 徳島県 | 710,164人 |
| 香川県 | 948,514人 |
| 愛媛県 | 1,314,518人 |
| 高知県 | 675,964人 |
| 福岡県 | 5,145,330人 |
| 佐賀県 | 800,631人 |
| 長崎県 | 1,288,144人 |
| 熊本県 | 1,728,171人 |
| 大分県 | 1,111,569人 |
| 宮崎県 | 1,059,761人 |
| 鹿児島県 | 1,577,732人 |
| 沖縄県 | 1,483,770人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県です。
人口の地図とほとんど同じです。
淡いのは鳥取県、島根県、高知県でした。
47都道府県の平均は266万962人、中央値は157万7,732人です。
東京都の1,390万3,726人は平均の5.2倍にあたります。
上位3都府県で25.5パーセント、1位と47位で25.7倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | ごみ計画収集人口(人) | 地方 | 人口10万人あたりのごみ計画収集人口 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 13903726 | 関東 | 98705.99 |
| 2 | 神奈川県 | 9227786 | 関東 | 99986.85 |
| 3 | 大阪府 | 8790230 | 近畿 | 100310.74 |
| 4 | 愛知県 | 7500116 | 中部 | 100309.16 |
| 5 | 埼玉県 | 7379422 | 関東 | 100660.51 |
| 6 | 千葉県 | 6309586 | 関東 | 100840.43 |
| 7 | 兵庫県 | 5428523 | 近畿 | 101089.81 |
| 8 | 福岡県 | 5145330 | 九州 | 100829.51 |
| 9 | 北海道 | 5104974 | 北海道 | 100254.79 |
| 10 | 静岡県 | 3611045 | 中部 | 101576.51 |
| 11 | 茨城県 | 2867491 | 関東 | 101504.11 |
| 12 | 広島県 | 2755040 | 中国 | 100622.35 |
| 13 | 京都府 | 2551575 | 近畿 | 100653.85 |
| 14 | 宮城県 | 2244297 | 東北 | 99129.73 |
| 15 | 新潟県 | 2139805 | 中部 | 100649.34 |
| 16 | 長野県 | 2028907 | 中部 | 101242.86 |
| 17 | 岐阜県 | 1939480 | 中部 | 100439.15 |
| 18 | 群馬県 | 1922122 | 関東 | 101057.94 |
| 19 | 栃木県 | 1918121 | 関東 | 101113.39 |
| 20 | 岡山県 | 1850428 | 中国 | 100185.60 |
| 21 | 福島県 | 1813866 | 東北 | 102652.29 |
| 22 | 三重県 | 1756672 | 近畿 | 101718.12 |
| 23 | 熊本県 | 1728171 | 九州 | 101121.77 |
| 24 | 鹿児島県 | 1577732 | 九州 | 101854.87 |
| 25 | 沖縄県 | 1483770 | 九州 | 101074.25 |
| 26 | 滋賀県 | 1410904 | 近畿 | 100277.47 |
| 27 | 奈良県 | 1315982 | 近畿 | 101541.82 |
| 28 | 愛媛県 | 1314518 | 四国 | 101821.69 |
| 29 | 山口県 | 1312395 | 中国 | 101109.01 |
| 30 | 長崎県 | 1288144 | 九州 | 101668.82 |
| 31 | 青森県 | 1209237 | 東北 | 102131.50 |
| 32 | 岩手県 | 1176017 | 東北 | 101119.26 |
| 33 | 大分県 | 1111569 | 九州 | 101420.53 |
| 34 | 石川県 | 1110484 | 中部 | 100133.81 |
| 35 | 宮崎県 | 1059761 | 九州 | 101704.51 |
| 36 | 山形県 | 1026982 | 東北 | 100095.71 |
| 37 | 富山県 | 1020085 | 中部 | 101299.40 |
| 38 | 香川県 | 948514 | 四国 | 102431.32 |
| 39 | 秋田県 | 927022 | 東北 | 101424.73 |
| 40 | 和歌山県 | 915947 | 近畿 | 102684.64 |
| 41 | 山梨県 | 807271 | 中部 | 101415.95 |
| 42 | 佐賀県 | 800631 | 九州 | 100708.30 |
| 43 | 福井県 | 753460 | 中部 | 101271.51 |
| 44 | 徳島県 | 710164 | 四国 | 102181.87 |
| 45 | 高知県 | 675964 | 四国 | 101496.10 |
| 46 | 島根県 | 650845 | 中国 | 100130.00 |
| 47 | 鳥取県 | 541104 | 中国 | 100764.25 |
このグラフについての豆知識
計画収集人口とは
計画収集人口は、市町村がごみを収集する計画の対象になっている人の数です。
実際に収集しているかどうかではなく、制度上の対象人口を表します。
全国1億2,507万人は、人口1億2,380万人を上回ります。
統計の年次と人口推計の年次がずれているためです。
3つのインフラを比べる
人口10万人あたりの1位と47位の差は、ごみ収集が1.0倍、上水道が1.2倍、下水道が5.2倍。
収集車が回れば届くごみ収集、管を引く水道、広い工事が必要な下水道。
整備の難しさの順に、地域差が大きくなっています。
数字は2023年のものです。
10年前とくらべると
全国のごみの計画収集人口は、2013年の128,378,728人から2023年の125,065,215人へ、この10年で3%減りました。
東京都は2013年から1位を守っています。
県ごとに見ると、いちばん増えたのは東京都で5%増です。
順位の並びがにている記事
ごみの計画収集人口の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【世帯に住む人の数】全国1億2,422万人、人口とほぼ同じ数字に(順位相関1)です。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.77です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見たごみ計画収集人口
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 2244297 | 秋田県 927022 |
| 関東 | 東京都 13903726 | 栃木県 1918121 |
| 中部 | 愛知県 7500116 | 福井県 753460 |
| 近畿 | 大阪府 8790230 | 和歌山県 915947 |
| 中国 | 広島県 2755040 | 鳥取県 541104 |
| 四国 | 愛媛県 1314518 | 高知県 675964 |
| 九州 | 福岡県 5145330 | 佐賀県 800631 |
まとめ
ごみ収集の対象人口を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,390万3,726人、最も少ない鳥取県で54万1,104人でした。
人口10万人あたりの差は1.0倍しかありません。
ごみの計画収集人口の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、収集計画の対象人口であること。
2つ目は、実際の排出量とは別であること。
3つ目は2023年の数字であることです。
ごみ収集1.0倍、上水道1.2倍、下水道5.2倍。
整備の難しさの順に、地域差が大きくなります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の34.8パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が101,988.8人で最多でした。
上水道や下水道の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードH5608(ごみ計画収集人口)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードH5608(ごみ計画収集人口)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
