合図に合わせて20メートルを何回往復できるか。
持久力をみる20mシャトルランを、都道府県ごとに比べます。
このランキングは、スポーツ庁の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」をもとにしています。
2025年度に小学5年生が受けたテストの、都道府県別の平均値です。
全国の平均は43.69回、中央値は43.53回。
最も高い福井県51.78回と最も低い愛知県38.58回の差は13.20回、倍率にすると1.34倍でした。
47都道府県の単純平均
43.7回
小学5年生の20mシャトルランの回数(令和7年度(2025年度))
最も多い 福井県
51.8回
最も少ない 愛知県
38.6回
小学5年生の20mシャトルランの回数が多い5都道府県
記録が高い上位5都道府県です。
1位は福井県の51.78回。
2位の石川県は48.55回で、その差は3.23回でした。
3位は鳥取県47.87、4位は秋田県47.65、5位は新潟県47.47と続きます。
1位から5位までの幅は4.31回。
全国の平均43.69回を、上位5つはいずれも上回りました。
1位の福井県は平均を8.09回上回っています。
1位の福井県を男女で見ると、男子56.15回、女子47.11回。
その差は9.04回でした。
6位以下は大分県47.40回、埼玉県46.86回、山口県46.76回。
上位8つのうち、中国地方の県が最も多く入っています。
5位と8位のあいだは0.71回しかなく、このあたりは順位よりも「上位のかたまり」として見るほうがよさそうです。
1位から8位までの幅は5.02回です。
9位以下も46.60回台が続くため、上位グループの線引きははっきりしません。
差が最も大きい種目
1.34倍。
この記事でくらべた種目のなかで、最も差が大きくなりました。
1位の福井県51.78回と、47位の愛知県38.58回の差は13.20回。
ほかの種目が1.07倍から1.17倍にとどまるなかで、この種目だけ突出しています。
福井県は2位の石川県48.55回にも3.23回の差をつけました。
男子で見ると56.15回で、47位の愛知県の男子43.79回とは12.36回もの開きがあります。
持久力は、ふだんどれだけ体を動かしているかが出やすい力です。
短時間の練習では伸びにくく、日ごろの積み重ねが記録に表れます。
だから県ごとの差も大きくなるのでしょう。
地方別では中国5県44.65回が1位、北海道40.21回が最下位でした。
ひとつ気をつけたいのは、これが都道府県ごとの平均だということです。
1位の福井県と47位の愛知県の差は13.20回。
ところが同じ県のなかでも、記録の高い子と低い子のあいだにはそれよりずっと大きな開きがあります。
県の順位は、その県の子どもの実力を表すものではありません。
下位の県にも上位県の平均を大きく超える子がいますし、その逆もあります。
地域ごとの傾向を見るための数字だと考えてください。
小学5年生の20mシャトルランの回数が少ない5都道府県
記録が低い下位5都道府県です。
最も低いのは愛知県の38.58回。
46位は山梨県39.05、45位は神奈川県39.11、44位は北海道40.21、43位は宮城県40.44でした。
下位5つの幅は1.86回。
全国の平均43.69回を、いずれも下回っています。
47位の愛知県は平均より5.11回低い値でした。
47位の愛知県を男女で見ると、男子43.79回、女子33.18回。
1位の福井県との差は13.20回で、倍率にすると1.34倍です。
この調査は都道府県ごとの平均を比べるものです。
下位に並んだからといって、その県の子ども一人ひとりの記録が低いわけではありません。
同じ県のなかにも、上位県の平均を超える子どもは大勢います。
40位から42位は東京都41.06回、滋賀県40.70回、大阪府40.65回でした。
下位のほうも38.58回から41.06回のあいだに10県以上が並んでいて、順位の上下はわずかな差で入れかわります。
47都道府県の小学5年生の20mシャトルランの回数
| 項目 | 小学5年生の20mシャトルランの回数 |
|---|---|
| 北海道 | 40.2回 |
| 青森県 | 46.1回 |
| 岩手県 | 45.1回 |
| 宮城県 | 40.4回 |
| 秋田県 | 47.7回 |
| 山形県 | 45.2回 |
| 福島県 | 42.3回 |
| 茨城県 | 45.8回 |
| 栃木県 | 43.5回 |
| 群馬県 | 43.7回 |
| 埼玉県 | 46.9回 |
| 千葉県 | 42.7回 |
| 東京都 | 41.1回 |
| 神奈川県 | 39.1回 |
| 新潟県 | 47.5回 |
| 富山県 | 46.6回 |
| 石川県 | 48.6回 |
| 福井県 | 51.8回 |
| 山梨県 | 39.1回 |
| 長野県 | 42.1回 |
| 岐阜県 | 41.6回 |
| 静岡県 | 42.9回 |
| 愛知県 | 38.6回 |
| 三重県 | 42.1回 |
| 滋賀県 | 40.7回 |
| 京都府 | 42.4回 |
| 大阪府 | 40.7回 |
| 兵庫県 | 41.8回 |
| 奈良県 | 42.4回 |
| 和歌山県 | 43.6回 |
| 鳥取県 | 47.9回 |
| 島根県 | 44.9回 |
| 岡山県 | 42.5回 |
| 広島県 | 41.3回 |
| 山口県 | 46.8回 |
| 徳島県 | 41.9回 |
| 香川県 | 42.4回 |
| 愛媛県 | 45.2回 |
| 高知県 | 43.7回 |
| 福岡県 | 42.9回 |
| 佐賀県 | 44.9回 |
| 長崎県 | 43.6回 |
| 熊本県 | 44.4回 |
| 大分県 | 47.4回 |
| 宮崎県 | 45.7回 |
| 鹿児島県 | 43.6回 |
| 沖縄県 | 42.4回 |
日本地図で見ると、上位に福井県51.78回、石川県48.55回、鳥取県47.87回、秋田県47.65回、新潟県47.47回が並びました。
6位は大分県47.40回、7位は埼玉県46.86回、8位は山口県46.76回です。
下のほうは神奈川県39.11回、山梨県39.05回、愛知県38.58回。
中央値は43.53回で、平均の43.69回とほぼ同じ。
47都道府県が38.58回から51.78回のあいだに収まっています。
| 順位 | 都道府県 | 小学5年生の20mシャトルランの回数(回) | 地方 | 男子の平均 | 女子の平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 51.78 | 中部 | 56.15 | 47.11 |
| 2 | 石川県 | 48.55 | 中部 | 54.07 | 43.1 |
| 3 | 鳥取県 | 47.87 | 中国 | 53.61 | 42.05 |
| 4 | 秋田県 | 47.65 | 東北 | 52.42 | 42.75 |
| 5 | 新潟県 | 47.47 | 中部 | 52.83 | 41.97 |
| 6 | 大分県 | 47.4 | 九州 | 53.58 | 40.93 |
| 7 | 埼玉県 | 46.86 | 関東 | 52.33 | 41.33 |
| 8 | 山口県 | 46.76 | 中国 | 51.34 | 41.85 |
| 9 | 富山県 | 46.6 | 中部 | 51.87 | 41.12 |
| 10 | 青森県 | 46.05 | 東北 | 49.87 | 42.08 |
| 11 | 茨城県 | 45.82 | 関東 | 50.22 | 41.22 |
| 12 | 宮崎県 | 45.68 | 九州 | 50.94 | 40.23 |
| 13 | 山形県 | 45.21 | 東北 | 50.03 | 40.54 |
| 14 | 愛媛県 | 45.19 | 四国 | 49.29 | 40.84 |
| 15 | 岩手県 | 45.1 | 東北 | 49.59 | 40.44 |
| 16 | 佐賀県 | 44.88 | 九州 | 50.52 | 38.92 |
| 17 | 島根県 | 44.86 | 中国 | 51.16 | 38.59 |
| 18 | 熊本県 | 44.42 | 九州 | 49.63 | 39.18 |
| 19 | 高知県 | 43.68 | 四国 | 48.36 | 39.02 |
| 20 | 群馬県 | 43.66 | 関東 | 48.72 | 38.37 |
| 21 | 長崎県 | 43.63 | 九州 | 49.3 | 37.95 |
| 22 | 和歌山県 | 43.62 | 近畿 | 48.83 | 38.31 |
| 23 | 鹿児島県 | 43.61 | 九州 | 48.3 | 38.81 |
| 24 | 栃木県 | 43.53 | 関東 | 48.25 | 38.58 |
| 25 | 静岡県 | 42.91 | 中部 | 48.25 | 37.34 |
| 25 | 福岡県 | 42.91 | 九州 | 48.98 | 36.59 |
| 27 | 千葉県 | 42.74 | 関東 | 47.89 | 37.46 |
| 28 | 岡山県 | 42.51 | 中国 | 48 | 36.88 |
| 29 | 京都府 | 42.41 | 近畿 | 48.48 | 36.19 |
| 30 | 沖縄県 | 42.4 | 九州 | 48.41 | 36.25 |
| 31 | 香川県 | 42.39 | 四国 | 47.56 | 37.01 |
| 32 | 奈良県 | 42.36 | 近畿 | 47.88 | 36.6 |
| 33 | 福島県 | 42.29 | 東北 | 46.17 | 38.28 |
| 34 | 三重県 | 42.14 | 近畿 | 47.88 | 36.21 |
| 35 | 長野県 | 42.09 | 中部 | 47.98 | 36.11 |
| 36 | 徳島県 | 41.92 | 四国 | 46.99 | 36.18 |
| 37 | 兵庫県 | 41.75 | 近畿 | 47.6 | 35.6 |
| 38 | 岐阜県 | 41.55 | 中部 | 46.64 | 36.36 |
| 39 | 広島県 | 41.26 | 中国 | 46.61 | 35.79 |
| 40 | 東京都 | 41.06 | 関東 | 47.02 | 34.97 |
| 41 | 滋賀県 | 40.7 | 近畿 | 46.4 | 34.65 |
| 42 | 大阪府 | 40.65 | 近畿 | 46.18 | 34.97 |
| 43 | 宮城県 | 40.44 | 東北 | 45.72 | 35.02 |
| 44 | 北海道 | 40.21 | 北海道 | 45.85 | 34.35 |
| 45 | 神奈川県 | 39.11 | 関東 | 45.33 | 32.7 |
| 46 | 山梨県 | 39.05 | 中部 | 44.12 | 33.79 |
| 47 | 愛知県 | 38.58 | 中部 | 43.79 | 33.18 |
このグラフについての豆知識
合図に合わせて往復する
20メートルの間隔をおいた2本の線を、電子音の合図に合わせて往復します。
合図の間隔はだんだん短くなり、ついていけなくなったところで終わりです。
何回往復できたかを数えます。
男女の差が大きい
1位の福井県は男子56.15回、女子47.11回。
その差は9.04回です。
47位の愛知県は男子43.79回、女子33.18回で、差は10.61回でした。
男女の差が、県ごとの差より大きい種目です。
そのため主指標の男女計は、その県の男女の人数のバランスにも少し左右されます。
この調査について
全国体力・運動能力、運動習慣等調査は、スポーツ庁が毎年行っています。
対象は小学5年生と中学2年生で、公立学校のほぼ全員が受けます。
この記事の数字は公立学校のもので、政令指定都市をふくみます。
国立・私立の学校は入っていません。
主指標は男子と女子の平均値を、それぞれの標本数で重みづけて平均した値です。
男女で記録がはっきり違う種目もあるため、本文では男女それぞれの値も添えています。
地方のなかで見た小学5年生の20mシャトルランの回数
| 地方 | 最も多い(回) | 最も少ない(回) |
|---|---|---|
| 東北 | 秋田県 47.65 | 宮城県 40.44 |
| 関東 | 埼玉県 46.86 | 神奈川県 39.11 |
| 中部 | 福井県 51.78 | 愛知県 38.58 |
| 近畿 | 和歌山県 43.62 | 大阪府 40.65 |
| 中国 | 鳥取県 47.87 | 広島県 41.26 |
| 四国 | 愛媛県 45.19 | 徳島県 41.92 |
| 九州 | 大分県 47.4 | 沖縄県 42.4 |
まとめ
小学5年生の20mシャトルランは、全国の平均が43.69回、中央値は43.53回。
最も高い福井県51.78回と最も低い愛知県38.58回の差は13.20回、倍率は1.34倍でした。
福井県が51.78回で1位、愛知県が38.58回で47位。
1.34倍の開きは、この記事でくらべた種目のなかで最大でした。
日ごろの運動の積み重ねが出やすい種目だといえます。
地方別では中国5県が44.65回で最も高く、北海道が40.21回で最も低い結果です。
その差は4.44回でした。
この調査は毎年行われていて、対象は公立学校の小学5年生のほぼ全員です。
一人ひとりの記録ではなく、都道府県ごとの平均を並べたものだという点は読むときに気をつけてください。
同じ調査の別の種目を見ると、上位に並ぶ県が入れかわることがあります。
力の強さ、すばやさ、やわらかさ、持久力はそれぞれ別の性質で、ひとつの種目の順位だけでその県の子どもの体力を語ることはできません。
ほかの種目とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 全国体力・運動能力、運動習慣等調査
- 調査年: 令和7年度(2025年度)
- 公開元: スポーツ庁
- 参照URL: https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/1411922_00014.html
- 備考: 合図に合わせて20mを往復し、ついていけた回数。持久力をみる種目。公立学校の小学5年生が対象で、政令指定都市をふくむ。主指標は男子と女子の平均値を標本数で重みづけて平均した値。スポーツ庁の調査を加工して47グラフが作成
注記: 合図に合わせて20mを往復し、ついていけた回数。
持久力をみる種目。
公立学校の小学5年生が対象で、政令指定都市をふくむ。
主指標は男子と女子の平均値を標本数で重みづけて平均した値。
スポーツ庁の調査を加工して47グラフが作成
