バスを運転して客を乗せられる人が、どれだけいるのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、警察庁の「運転免許統計」をもとにしています。
2025年12月31日現在の第二種大型免許の保有者数を、15歳以上人口1万人あたりに直しました。
全国平均は1万人あたり76.9人、中央値は71.2人。
最も多い北海道は195.0人、最も少ない愛知県は38.8人で、5.02倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
76.9人
15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数(令和7年末現在(2025年12月31日))
最も多い 北海道
195.0人
最も少ない 愛知県
38.8人
47都道府県の15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数
| 項目 | 15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数 |
|---|---|
| 北海道 | 195.0人 |
| 青森県 | 103.8人 |
| 岩手県 | 91.3人 |
| 宮城県 | 82.7人 |
| 秋田県 | 85.0人 |
| 山形県 | 81.1人 |
| 福島県 | 90.6人 |
| 茨城県 | 78.1人 |
| 栃木県 | 69.6人 |
| 群馬県 | 56.7人 |
| 埼玉県 | 54.1人 |
| 千葉県 | 66.3人 |
| 東京都 | 40.7人 |
| 神奈川県 | 58.5人 |
| 新潟県 | 63.4人 |
| 富山県 | 62.0人 |
| 石川県 | 78.2人 |
| 福井県 | 75.5人 |
| 山梨県 | 81.3人 |
| 長野県 | 75.7人 |
| 岐阜県 | 67.9人 |
| 静岡県 | 50.2人 |
| 愛知県 | 38.8人 |
| 三重県 | 51.1人 |
| 滋賀県 | 69.8人 |
| 京都府 | 70.4人 |
| 大阪府 | 46人 |
| 兵庫県 | 62.2人 |
| 奈良県 | 67.5人 |
| 和歌山県 | 59.5人 |
| 鳥取県 | 71.2人 |
| 島根県 | 78.4人 |
| 岡山県 | 58.7人 |
| 広島県 | 65.6人 |
| 山口県 | 60.6人 |
| 徳島県 | 101.1人 |
| 香川県 | 74.6人 |
| 愛媛県 | 72.6人 |
| 高知県 | 112.8人 |
| 福岡県 | 56.9人 |
| 佐賀県 | 73.8人 |
| 長崎県 | 132.5人 |
| 熊本県 | 89.7人 |
| 大分県 | 71.2人 |
| 宮崎県 | 66.5人 |
| 鹿児島県 | 99.7人 |
| 沖縄県 | 155.5人 |
日本地図で見ると、北海道が飛びぬけて濃く出ます。
195.02人で、2位の沖縄県155.51人を1.25倍上回りました。
3位は長崎県132.48人、4位は高知県112.78人、5位は青森県103.78人です。
薄いのは愛知県38.83人、東京都40.74人、大阪府46.00人。
人口の多い都府県ほど、人口あたりでは少なくなります。
中央値は71.20人で、平均の76.90人を下回ります。
上位の数県が全体の平均を押し上げている形です。
| 順位 | 都道府県 | 15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数(人) | 地方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 195.02 | 北海道 |
| 2 | 沖縄県 | 155.51 | 九州 |
| 3 | 長崎県 | 132.48 | 九州 |
| 4 | 高知県 | 112.78 | 四国 |
| 5 | 青森県 | 103.78 | 東北 |
| 6 | 徳島県 | 101.12 | 四国 |
| 7 | 鹿児島県 | 99.72 | 九州 |
| 8 | 岩手県 | 91.31 | 東北 |
| 9 | 福島県 | 90.62 | 東北 |
| 10 | 熊本県 | 89.65 | 九州 |
| 11 | 秋田県 | 85.01 | 東北 |
| 12 | 宮城県 | 82.69 | 東北 |
| 13 | 山梨県 | 81.27 | 中部 |
| 14 | 山形県 | 81.09 | 東北 |
| 15 | 島根県 | 78.38 | 中国 |
| 16 | 石川県 | 78.18 | 中部 |
| 17 | 茨城県 | 78.14 | 関東 |
| 18 | 長野県 | 75.67 | 中部 |
| 19 | 福井県 | 75.51 | 中部 |
| 20 | 香川県 | 74.58 | 四国 |
| 21 | 佐賀県 | 73.76 | 九州 |
| 22 | 愛媛県 | 72.64 | 四国 |
| 23 | 大分県 | 71.20 | 九州 |
| 23 | 鳥取県 | 71.20 | 中国 |
| 25 | 京都府 | 70.37 | 近畿 |
| 26 | 滋賀県 | 69.76 | 近畿 |
| 27 | 栃木県 | 69.61 | 関東 |
| 28 | 岐阜県 | 67.88 | 中部 |
| 29 | 奈良県 | 67.50 | 近畿 |
| 30 | 宮崎県 | 66.45 | 九州 |
| 31 | 千葉県 | 66.31 | 関東 |
| 32 | 広島県 | 65.60 | 中国 |
| 33 | 新潟県 | 63.38 | 中部 |
| 34 | 兵庫県 | 62.20 | 近畿 |
| 35 | 富山県 | 61.97 | 中部 |
| 36 | 山口県 | 60.63 | 中国 |
| 37 | 和歌山県 | 59.50 | 近畿 |
| 38 | 岡山県 | 58.66 | 中国 |
| 39 | 神奈川県 | 58.54 | 関東 |
| 40 | 福岡県 | 56.94 | 九州 |
| 41 | 群馬県 | 56.70 | 関東 |
| 42 | 埼玉県 | 54.12 | 関東 |
| 43 | 三重県 | 51.07 | 近畿 |
| 44 | 静岡県 | 50.20 | 中部 |
| 45 | 大阪府 | 46.00 | 近畿 |
| 46 | 東京都 | 40.74 | 関東 |
| 47 | 愛知県 | 38.83 | 中部 |
地方別に見る
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が195.02人で最も多くなります。
九州・沖縄8県93.21人、四国4県90.28人、東北6県89.08人が続きました。
最も少ないのは関東7都県の60.59人です。
次いで近畿7府県60.91人、中部9県65.88人。
北海道とは3.22倍の開きがあります。
中国5県は66.89人で、ちょうど中ほどの位置でした。
15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数が多い5都道府県
バスを運転できる人が多い上位5道県です。
1位は北海道の195.02人。
2位の沖縄県155.51人に1.25倍の差をつけました。
3位は長崎県132.48人、4位は高知県112.78人、5位は青森県103.78人です。
上位には、広い土地か、観光の多い土地が並びました。
北海道は移動距離が長く、鉄道の駅と駅の間もバスが担います。
路線の廃止が続いた区間ではバスが代わりを務めており、運転できる人が厚くなっていると考えられます。
2位の沖縄県、3位の長崎県は観光の島です。
空港や港から観光地へ人を運ぶ仕事が、免許を持つ人を増やしています。
6位以下は徳島県101.12人、鹿児島県99.72人、岩手県91.31人。
100人前後に数県がひしめいています。
上位8道県のうち、北海道・青森・岩手が北、沖縄・長崎・鹿児島が南、高知・徳島が四国。
本州の中央部だけが抜けています。
15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数が少ない5都道府県
バスを運転できる人が少ない下位5都府県です。
最も少ないのは愛知県の38.83人。
46位は東京都40.74人、45位は大阪府46.00人、44位は静岡県50.20人、43位は三重県51.07人でした。
いずれも人口が多く、バスの本数も多い都府県です。
それでも人口あたりでは少なくなります。
1人の運転士が1日に運ぶ人数が、地方よりずっと多いからです。
都市のバスは、短い路線を1日に何往復もします。
一方で地方のバスは、長い距離を少ない本数で走ります。
同じ人数を運ぶのに必要な運転士の数が違ってきます。
42位は埼玉県54.12人、41位は群馬県56.70人、40位は福岡県56.94人。
下位には人口の集まる地域が続きました。
下位5都府県のうち愛知・静岡・三重は東海道沿いです。
新幹線と在来線が並走し、都市の間を鉄道が結んでいます。
愛知県の38.83人は全国平均76.90人の半分ほど。
人口あたりで見ると、バスを運転できる人が最も薄い県でした。
このグラフについての豆知識
観光地に多い免許
2位の沖縄県、3位の長崎県は、観光バスの需要が大きい土地です。
空港や港から観光地へ人を運ぶ仕事が、免許を持つ人を厚くしていると考えられます。
4位の高知県も、県内の移動距離が長く観光の需要がある土地です。
路線バスと観光バス
この免許は路線バスにも観光バスにも要ります。
統計はどちらの用途かを分けていないため、「日常の足としてのバス」と「旅のためのバス」が同じ数字に混ざっています。
一種の大型とは顔ぶれが違う
荷物を運ぶ第一種の大型免許では、東北6県が660.96人で1位でした。
こちらの第二種では北海道が突出し、九州・沖縄が2位に入ります。
同じ大型車でも、荷物を運ぶ土地と人を運ぶ土地は別だということです。
この数字の読み方
運転免許統計は、2種類以上の免許を持つ人を上位の免許1つで数えます。
大型免許を持つ人は普通免許も持っていますが、大型のほうにだけ計上されます。
人あたりの値は、社会・人口統計体系の人口(2024年)で割って当サイトが算出した参考値です。
免許は18歳から取れますが、都道府県別の18歳以上人口が手元にないため、15歳以上人口を母数にしています。
実際の保有率はこの数字より少し高くなります。
地方のなかで見た15歳以上1万人あたりの大型二種免許の保有者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 103.78 | 山形県 81.09 |
| 関東 | 茨城県 78.14 | 東京都 40.74 |
| 中部 | 山梨県 81.27 | 愛知県 38.83 |
| 近畿 | 京都府 70.37 | 大阪府 46.00 |
| 中国 | 島根県 78.38 | 岡山県 58.66 |
| 四国 | 高知県 112.78 | 愛媛県 72.64 |
| 九州 | 沖縄県 155.51 | 福岡県 56.94 |
まとめ
15歳以上1万人あたりの大型二種免許保有者数は、全国平均で76.9人。
最も多い北海道195.02人と、最も少ない愛知県38.83人の差は5.02倍でした。
広い土地と観光地で多くなります。
北海道は移動距離が長く、鉄道の代わりをバスが担う区間もあります。
沖縄県と長崎県は、観光客を運ぶ仕事が免許を持つ人を厚くしていそうです。
一方で愛知・東京・大阪といった大都市圏は、バスの本数が多いにもかかわらず人口あたりでは下位になります。
1人の運転士が運ぶ人数が地方よりずっと多いためです。
タクシーを運転できる人の割合やバス代への支出とあわせて読んでみてください。
地方別で最下位の関東7都県は60.59人。
北海道195.02人との差は134.43人でした。
地方別の1位と最下位の差は3.22倍。
荷物を運ぶ大型免許の2.05倍より大きく開きました。
路線バスと観光バスが同じ項目にまとめられているため、日常の足としての需要と、旅のための需要が混ざった数字になっています。
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出典
- 統計名: 運転免許統計
- 調査年: 令和7年末現在(2025年12月31日)
- 公開元: 警察庁
- 参照URL: https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo.html
- 備考: バスなどで客を乗せて運ぶための免許。運転を仕事にする人が中心になる。人あたりの値は、社会・人口統計体系の総人口から年少人口を引いた15歳以上人口(2024年)で割って算出した参考値。警察庁の統計を加工して47グラフが作成
注記: バスなどで客を乗せて運ぶための免許。
運転を仕事にする人が中心になる。
人あたりの値は、社会・人口統計体系の総人口から年少人口を引いた15歳以上人口(2024年)で割って算出した参考値。
警察庁の統計を加工して47グラフが作成
