【魚介の漬物に使う金額】平均年2,944円、差は10倍

【魚介の漬物に使う金額】平均年2,944円、差は10倍

塩辛やいかの黒作りなど魚介の漬物に、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。

このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、魚介の漬物の購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。

全国平均は2,944円、中央値は2,750円。
最も支出額が多い富山県は7,213円で、最も少ない県の721円との差は6,492円です。
金額を比べると、約10倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

2,944円

1世帯当たりの魚介の漬物への支出(2023年〜2025年平均)

最も多い 富山県

7,213円

最も少ない 沖縄県

721円

魚介の漬物に使う金額が多い上位5県

上位5都道府県の1世帯当たりの魚介の漬物への支出
上位5都道府県の1世帯当たりの魚介の漬物への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,000富山県: 7,213円7,213円青森県: 5,881円5,881円長野県: 5,331円5,331円山梨県: 4,909円4,909円新潟県: 4,745円4,745円富山県青森県長野県山梨県新潟県
上位5都道府県の1世帯当たりの魚介の漬物への支出
項目1世帯当たりの魚介の漬物への支出
富山県7,213円
青森県5,881円
長野県5,331円
山梨県4,909円
新潟県4,745円
下位5都道府県の1世帯当たりの魚介の漬物への支出
下位5都道府県の1世帯当たりの魚介の漬物への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 05001,0001,500沖縄県: 721円721円愛媛県: 890円890円高知県: 1,502円1,502円山口県: 1,580円1,580円和歌山県: 1,602円1,602円沖縄県愛媛県高知県山口県和歌山県
下位5都道府県の1世帯当たりの魚介の漬物への支出
項目1世帯当たりの魚介の漬物への支出
沖縄県721円
愛媛県890円
高知県1,502円
山口県1,580円
和歌山県1,602円

魚介の漬物に使う金額が多い上位5県です。

富山県は7,213円、青森県は5,881円、長野県は5,331円でした。
1位と2位の差は1,332円です。

4位は山梨県で4,909円、5位は新潟県で4,745円。
上位5はいずれも47都道府県の平均2,944円を上回りました。

1位の富山県は平均を4,269円上回りました。
中央値の2,750円と比べると4,463円高く、平均に対する比では2.45倍にあたります。

6位以下は北海道で4,396円、秋田県で4,371円、福島県で4,228円と続きました。

2位と3位の差は550円、3位と4位の差は422円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は517円でした。

1位から5位までの幅は2,468円、1位から8位までの幅は2,985円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

富山県は魚介のつくだ煮への支出でも18位に入っています。
全国の値は2,944円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は富山県の7,213円。
2位の青森県5,881円に1.2倍の差をつけました。

いかへの支出と並べて見ます

ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。

魚介のつくだ煮への支出で並べ替えると、順位が変わります。

1位は静岡県の1,835、2位は長野県の1,556、3位は京都府の1,448。

4位以下は岐阜県、三重県と続きます。
逆に下位は佐賀県が432、沖縄県が159。
静岡県と沖縄県では11.54倍の開きです。

10.0倍。
この記事でくらべた食材のなかで、最も差が開きました。

1位は富山県。
いかの黒作りという郷土の保存食で知られる県です。
2位の青森県、5位の新潟県と、日本海側と北の県が上位に並びました。
地方別でも北海道4,396円が1位、東北4,272円が2位です。

一方で最下位は沖縄県721円、46位は愛媛県890円、45位は高知県1,502円。
地方別では四国1,553円が最下位でした。

魚がとれるかどうかではありません。
愛媛も高知も海に面した県です。
魚を塩や麹で漬けて保存する食べ方が根づいているかどうか。
この10倍の差は、食べる習慣そのものの違いを映しています。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が4,396円で最も高く、四国4県が1,553円で最も低くなります。
東北6県4,272円と中部9県4,175円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

魚介のつくだ煮への支出の上位5都道府県
魚介のつくだ煮への支出の上位5都道府県 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 05001,0001,500静岡県: 1,8351,835長野県: 1,5561,556京都府: 1,4481,448岐阜県: 1,3521,352三重県: 1,3471,347静岡県長野県京都府岐阜県三重県
魚介のつくだ煮への支出の上位5都道府県
項目魚介のつくだ煮への支出
静岡県1,835
長野県1,556
京都府1,448
岐阜県1,352
三重県1,347

魚介の漬物に使う金額が少ない下位5県

魚介の漬物に使う金額が少ない下位5県です。

47位の沖縄県は721円、46位の愛媛県は890円、45位の高知県は1,502円でした。
1位の富山県とは6,492円の差があります。

44位は山口県で1,580円、43位は和歌山県で1,602円、42位は熊本県で1,610円と続きます。

最も少ない県は721円。
上位の県とは10.0倍の開きがありました。

47都道府県の中央値は2,750円、平均は2,944円です。
47位の沖縄県は平均を2,223円下回りました。

47位の沖縄県は1位の富山県の10.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると10倍の開きです。

46位との差は169円、45位との差は781円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも889円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均2,944円を下回りました。
47位から43位までの幅は881円です。

沖縄県は魚介のつくだ煮への支出では47位です。
全国の値は2,944円なので、47位はこれを2,223円下回っています。

地図で見る

1世帯当たりの魚介の漬物への支出(2023年〜2025年平均)
1世帯当たりの魚介の漬物への支出(2023年〜2025年平均) 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 4,396円青森 5,881円岩手 4,034円宮城 3,327円秋田 4,371円山形 3,793円福島 4,228円茨城 3,503円栃木 3,912円群馬 3,443円埼玉 3,439円千葉 3,553円東京 3,792円神奈川 3,454円新潟 4,745円富山 7,213円石川 4,047円福井 2,834円山梨 4,909円長野 5,331円岐阜 2,556円静岡 3,187円愛知 2,750円三重 2,153円滋賀 2,556円京都 2,895円大阪 2,165円兵庫 2,257円奈良 2,930円和歌山 1,602円鳥取 1,869円島根 2,012円岡山 1,757円広島 1,755円山口 1,580円徳島 1,964円香川 1,857円愛媛 890円高知 1,502円福岡 1,994円佐賀 2,048円長崎 1,774円熊本 1,610円大分 1,713円宮崎 1,987円鹿児島 2,078円沖縄 721円
1世帯当たりの魚介の漬物への支出(円)
1世帯当たりの魚介の漬物への支出(2023年〜2025年平均)
項目1世帯当たりの魚介の漬物への支出
北海道4,396円
青森県5,881円
岩手県4,034円
宮城県3,327円
秋田県4,371円
山形県3,793円
福島県4,228円
茨城県3,503円
栃木県3,912円
群馬県3,443円
埼玉県3,439円
千葉県3,553円
東京都3,792円
神奈川県3,454円
新潟県4,745円
富山県7,213円
石川県4,047円
福井県2,834円
山梨県4,909円
長野県5,331円
岐阜県2,556円
静岡県3,187円
愛知県2,750円
三重県2,153円
滋賀県2,556円
京都府2,895円
大阪府2,165円
兵庫県2,257円
奈良県2,930円
和歌山県1,602円
鳥取県1,869円
島根県2,012円
岡山県1,757円
広島県1,755円
山口県1,580円
徳島県1,964円
香川県1,857円
愛媛県890円
高知県1,502円
福岡県1,994円
佐賀県2,048円
長崎県1,774円
熊本県1,610円
大分県1,713円
宮崎県1,987円
鹿児島県2,078円
沖縄県721円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで青森県、長野県、山梨県、新潟県が続きます。
淡いのは沖縄県、愛媛県、高知県でした。

47都道府県の平均は2,944円、中央値は2,750円です。
富山県の7,213円は平均を4,269円上回ります。

1位と47位の差は6,492円、倍率にすると10倍でした。

魚介のつくだ煮への支出で並べ替えると静岡県が1,835で最も高く、開きは11.54倍になります。

主指標で1位の富山県は魚介のつくだ煮への支出では18位、魚介のつくだ煮への支出で1位の静岡県は主指標では20位でした。

順位都道府県1世帯当たりの魚介の漬物への支出(円)地方魚介のつくだ煮への支出
1富山県7213中部974
2青森県5881東北434
3長野県5331中部1556
4山梨県4909中部1039
5新潟県4745中部460
6北海道4396北海道509
7秋田県4371東北1295
8福島県4228東北1040
9石川県4047中部881
10岩手県4034東北465
11栃木県3912関東1153
12山形県3793東北1101
13東京都3792関東854
14千葉県3553関東970
15茨城県3503関東1074
16神奈川県3454関東999
17群馬県3443関東836
18埼玉県3439関東672
19宮城県3327東北743
20静岡県3187中部1835
21奈良県2930近畿1085
22京都府2895近畿1448
23福井県2834中部713
24愛知県2750中部1167
25岐阜県2556中部1352
25滋賀県2556近畿1224
27兵庫県2257近畿1172
28大阪府2165近畿1075
29三重県2153近畿1347
30鹿児島県2078九州496
31佐賀県2048九州432
32島根県2012中国600
33福岡県1994九州662
34宮崎県1987九州571
35徳島県1964四国637
36鳥取県1869中国771
37香川県1857四国730
38長崎県1774九州466
39岡山県1757中国601
40広島県1755中国484
41大分県1713九州527
42熊本県1610九州641
43和歌山県1602近畿831
44山口県1580中国471
45高知県1502四国502
46愛媛県890四国483
47沖縄県721九州159
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

保存食の習慣が残る土地

魚介の漬物への支出は全国平均で年2,944円。

つくだ煮や缶詰は別の項目に入ります。

県庁所在市の数字であること

家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。

1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。

対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。

数字の散らばり

1位の富山県は7,213円、47位の沖縄県は721円。
差は6,492円、倍率にすると10倍です。

中央値は2,750円、平均は2,944円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では194円の差でした。

魚介のつくだ煮への支出で並べ替えると開きは11.54倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た1世帯当たりの魚介の漬物への支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北青森県 5881宮城県 3327
関東栃木県 3912埼玉県 3439
中部富山県 7213岐阜県 2556
近畿奈良県 2930和歌山県 1602
中国島根県 2012山口県 1580
四国徳島県 1964愛媛県 890
九州鹿児島県 2078沖縄県 721
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯が1年間に魚介の漬物へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い富山県で7,213円、最も低い沖縄県で721円でした。
その差は6,492円、倍率にすると10倍です。

47都道府県の中央値は2,750円、平均は2,944円でした。
全国の値は2,944円です。
魚介のつくだ煮への支出で並べ替えると開きは11.54倍になり、主指標で1位の富山県はその見方では18位に位置します。

読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、つくだ煮や缶詰は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。

魚介のつくだ煮への支出では静岡県が1,835で最も高く、主指標で1位の富山県はこの見方では18位でした。

地方ごとの平均では北海道が4,396円で最も高く、四国4県が1,553円で最も低くなりました。
いかや塩ざけへの支出とあわせて読んでみてください。

1位の富山県と2位の青森県の差は1,332円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
  • 調査年: 2023年〜2025年平均
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
  • 備考: 塩辛やいかの黒作りなど、魚介の漬物への支出。つくだ煮や缶詰は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

注記: 塩辛やいかの黒作りなど、魚介の漬物への支出。
つくだ煮や缶詰は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

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