【バスの利用額】平均年3,124円、1位は2位の1.6倍

【バスの利用額】平均年3,124円、1位は2位の1.6倍

路線バスの運賃に、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。

このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、バス代に支払った金額を都道府県ごとに見ていきます。

全国平均は3,124円、中央値は2,866円。
最も支出額が多い長崎県は8,801円で、最も少ない県の916円との差は7,885円です。
金額を比べると、約9.6倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

3,124円

1世帯当たりのバス代への支出(2023年〜2025年平均)

最も多い 長崎県

8,801円

最も少ない 和歌山県

916円

バスの利用額が多い上位5県

上位5都道府県の1世帯当たりのバス代への支出
上位5都道府県の1世帯当たりのバス代への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 02,0004,0006,0008,000長崎県: 8,801円8,801円広島県: 5,564円5,564円茨城県: 5,527円5,527円千葉県: 5,232円5,232円熊本県: 5,116円5,116円長崎県広島県茨城県千葉県熊本県
上位5都道府県の1世帯当たりのバス代への支出
項目1世帯当たりのバス代への支出
長崎県8,801円
広島県5,564円
茨城県5,527円
千葉県5,232円
熊本県5,116円
下位5都道府県の1世帯当たりのバス代への支出
下位5都道府県の1世帯当たりのバス代への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 02004006008001,0001,2001,400和歌山県: 916円916円山口県: 1,030円1,030円群馬県: 1,287円1,287円愛媛県: 1,339円1,339円福井県: 1,425円1,425円和歌山県山口県群馬県愛媛県福井県
下位5都道府県の1世帯当たりのバス代への支出
項目1世帯当たりのバス代への支出
和歌山県916円
山口県1,030円
群馬県1,287円
愛媛県1,339円
福井県1,425円

バスの利用額が多い上位5県です。

長崎県は8,801円、広島県は5,564円、茨城県は5,527円でした。
1位と2位の差は3,237円です。

4位は千葉県で5,232円、5位は熊本県で5,116円。
上位5はいずれも47都道府県の平均3,124円を上回りました。

1位の長崎県は平均を5,677円上回りました。
中央値の2,866円と比べると5,935円高く、平均に対する比では2.82倍にあたります。

6位以下は神奈川県で5,094円、兵庫県で5,032円、徳島県で4,565円と続きました。

2位と3位の差は37円、3位と4位の差は295円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は551円でした。

1位から5位までの幅は3,685円、1位から8位までの幅は4,236円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

長崎県は鉄道運賃への支出でも36位に入っています。
全国の値は3,124円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は長崎県の8,801円。
2位の広島県5,564円に1.6倍の差をつけました。

鉄道運賃への支出と並べて見ます

ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。

鉄道運賃への支出で並べ替えると、順位が変わります。

1位は東京都の49,347、2位は埼玉県の47,024、3位は神奈川県の40,757。

4位以下は愛知県、京都府と続きます。
逆に下位は愛媛県が4,366、沖縄県が3,943。
東京都と沖縄県では12.52倍の開きです。

長崎県が1位で、2位に1.6倍の差をつけました。
長崎市は坂の多い地形で知られ、路面電車とバスが日常の足になっています。

2位の広島県、3位の茨城県、5位の熊本県と続き、地方別では北海道3,992円、九州3,833円、関東3,716円が上位でした。
最下位は中部2,525円です。

鉄道運賃と並べると、性格のちがいが見えます。
鉄道は関東が突出しますが、バスは九州や北海道が上位に来ました。
鉄道の少ない地域では、バスがその役割を担っていると考えられます。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が3,992円で最も高く、中部9県が2,525円で最も低くなります。
九州・沖縄8県3,833円と関東7都県3,716円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

鉄道運賃への支出の上位5都道府県
鉄道運賃への支出の上位5都道府県 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 010,00020,00030,00040,000東京都: 49,34749,347埼玉県: 47,02447,024神奈川県: 40,75740,757愛知県: 36,86036,860京都府: 35,34835,348東京都埼玉県神奈川県愛知県京都府
鉄道運賃への支出の上位5都道府県
項目鉄道運賃への支出
東京都49,347
埼玉県47,024
神奈川県40,757
愛知県36,860
京都府35,348

バスの利用額が少ない下位5県

バスの利用額が少ない下位5県です。

47位の和歌山県は916円、46位の山口県は1,030円、45位の群馬県は1,287円でした。
1位の長崎県とは7,885円の差があります。

44位は愛媛県で1,339円、43位は福井県で1,425円、42位は富山県で1,550円と続きます。

最も少ない県は916円。
上位の県とは9.6倍の開きがありました。

47都道府県の中央値は2,866円、平均は3,124円です。
47位の和歌山県は平均を2,208円下回りました。

47位の和歌山県は1位の長崎県の10.4パーセントにあたる水準で、倍率にすると9.61倍の開きです。

46位との差は114円、45位との差は371円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも634円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均3,124円を下回りました。
47位から43位までの幅は509円です。

和歌山県は鉄道運賃への支出では中位位です。
全国の値は3,124円なので、47位はこれを2,208円下回っています。

地図で見る

1世帯当たりのバス代への支出(2023年〜2025年平均)
1世帯当たりのバス代への支出(2023年〜2025年平均) 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 3,992円青森 1,568円岩手 4,486円宮城 3,724円秋田 1,797円山形 2,040円福島 2,013円茨城 5,527円栃木 1,668円群馬 1,287円埼玉 2,923円千葉 5,232円東京 4,284円神奈川 5,094円新潟 3,735円富山 1,550円石川 2,741円福井 1,425円山梨 2,172円長野 2,878円岐阜 2,942円静岡 3,038円愛知 2,240円三重 1,664円滋賀 2,104円京都 3,362円大阪 1,610円兵庫 5,032円奈良 4,308円和歌山 916円鳥取 2,824円島根 3,311円岡山 2,245円広島 5,564円山口 1,030円徳島 4,565円香川 4,471円愛媛 1,339円高知 3,480円福岡 3,702円佐賀 2,255円長崎 8,801円熊本 5,116円大分 2,502円宮崎 2,782円鹿児島 2,643円沖縄 2,866円
1世帯当たりのバス代への支出(円)
1世帯当たりのバス代への支出(2023年〜2025年平均)
項目1世帯当たりのバス代への支出
北海道3,992円
青森県1,568円
岩手県4,486円
宮城県3,724円
秋田県1,797円
山形県2,040円
福島県2,013円
茨城県5,527円
栃木県1,668円
群馬県1,287円
埼玉県2,923円
千葉県5,232円
東京都4,284円
神奈川県5,094円
新潟県3,735円
富山県1,550円
石川県2,741円
福井県1,425円
山梨県2,172円
長野県2,878円
岐阜県2,942円
静岡県3,038円
愛知県2,240円
三重県1,664円
滋賀県2,104円
京都府3,362円
大阪府1,610円
兵庫県5,032円
奈良県4,308円
和歌山県916円
鳥取県2,824円
島根県3,311円
岡山県2,245円
広島県5,564円
山口県1,030円
徳島県4,565円
香川県4,471円
愛媛県1,339円
高知県3,480円
福岡県3,702円
佐賀県2,255円
長崎県8,801円
熊本県5,116円
大分県2,502円
宮崎県2,782円
鹿児島県2,643円
沖縄県2,866円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは長崎県です。
次いで広島県、茨城県、千葉県、熊本県が続きます。
淡いのは和歌山県、山口県、群馬県でした。

47都道府県の平均は3,124円、中央値は2,866円です。
長崎県の8,801円は平均を5,677円上回ります。

1位と47位の差は7,885円、倍率にすると9.61倍でした。

鉄道運賃への支出で並べ替えると東京都が49,347で最も高く、開きは12.52倍になります。

主指標で1位の長崎県は鉄道運賃への支出では36位、鉄道運賃への支出で1位の東京都は主指標では12位でした。

順位都道府県1世帯当たりのバス代への支出(円)地方鉄道運賃への支出
1長崎県8801九州11384
2広島県5564中国26247
3茨城県5527関東18175
4千葉県5232関東32867
5熊本県5116九州15612
6神奈川県5094関東40757
7兵庫県5032近畿32173
8徳島県4565四国4950
9岩手県4486東北28582
10香川県4471四国15745
11奈良県4308近畿34686
12東京都4284関東49347
13北海道3992北海道11101
14新潟県3735中部15041
15宮城県3724東北23439
16福岡県3702九州23395
17高知県3480四国6474
18京都府3362近畿35348
19島根県3311中国9422
20静岡県3038中部33147
21岐阜県2942中部17310
22埼玉県2923関東47024
23長野県2878中部30547
24沖縄県2866九州3943
25鳥取県2824中国9930
26宮崎県2782九州5736
27石川県2741中部20037
28鹿児島県2643九州17396
29大分県2502九州8442
30佐賀県2255九州9546
31岡山県2245中国31706
32愛知県2240中部36860
33山梨県2172中部13729
34滋賀県2104近畿31787
35山形県2040東北16163
36福島県2013東北25929
37秋田県1797東北9913
38栃木県1668関東30046
39三重県1664近畿21484
40大阪府1610近畿21554
41青森県1568東北12968
42富山県1550中部20584
43福井県1425中部20171
44愛媛県1339四国4366
45群馬県1287関東16091
46山口県1030中国24057
47和歌山県916近畿13850
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

鉄道のない場所を結ぶ

バス代への支出は全国平均で年3,124円。
鉄道運賃の2万1,044円とくらべると大きく下回ります。

通勤・通学の定期代は別の項目に入るため、この数字には含まれていません。

県庁所在市の数字であること

家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。

1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。

対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。

数字の散らばり

1位の長崎県は8,801円、47位の和歌山県は916円。
差は7,885円、倍率にすると9.61倍です。

中央値は2,866円、平均は3,124円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では258円の差でした。

鉄道運賃への支出で並べ替えると開きは12.52倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た1世帯当たりのバス代への支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北岩手県 4486青森県 1568
関東茨城県 5527群馬県 1287
中部新潟県 3735福井県 1425
近畿兵庫県 5032和歌山県 916
中国広島県 5564山口県 1030
四国徳島県 4565愛媛県 1339
九州長崎県 8801佐賀県 2255
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯が1年間にバス代へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い長崎県で8,801円、最も低い和歌山県で916円でした。
その差は7,885円、倍率にすると9.61倍です。

47都道府県の中央値は2,866円、平均は3,124円でした。
全国の値は3,124円です。
鉄道運賃への支出で並べ替えると開きは12.52倍になり、主指標で1位の長崎県はその見方では36位に位置します。

読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、定期代は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。

鉄道運賃への支出では東京都が49,347で最も高く、主指標で1位の長崎県はこの見方では36位でした。

地方ごとの平均では北海道が3,992円で最も高く、中部9県が2,525円で最も低くなりました。
鉄道運賃やクリーニング代への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。

1位の長崎県と2位の広島県の差は3,237円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
  • 調査年: 2023年〜2025年平均
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
  • 備考: 路線バスの運賃への支出。通勤・通学の定期代は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

注記: 路線バスの運賃への支出。
通勤・通学の定期代は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

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