【義務教育学校の数】全国238校、7県にはまだ1校もない

【義務教育学校の数】全国238校、7県にはまだ1校もない

義務教育学校の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。
小学校と中学校を一体にした9年制の学校で、2016年に制度が始まりました。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。

全国238校のうち、北海道が29校で1位。
一方で7県にはまだ1校もありません。

47都道府県の単純平均

5校

義務教育学校数(2024年)

最も多い 北海道

29校

最も少ない 青森県

0校

義務教育学校が多い5道府県

上位5都道府県の義務教育学校数
上位5都道府県の義務教育学校数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 0510152025北海道: 29校29校鹿児島県: 17校17校茨城県: 16校16校京都府: 11校11校大阪府: 11校11校北海道鹿児島県茨城県京都府大阪府
上位5都道府県の義務教育学校数
項目義務教育学校数
北海道29校
鹿児島県17校
茨城県16校
京都府11校
大阪府11校
下位5都道府県の義務教育学校数
下位5都道府県の義務教育学校数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 0.00.20.40.60.81.0青森県山梨県山口県徳島県香川県愛媛県沖縄県
下位5都道府県の義務教育学校数
項目義務教育学校数
青森県0校
山梨県0校
山口県0校
徳島県0校
香川県0校
愛媛県0校
沖縄県0校

義務教育学校が多い上位5道府県です。

北海道は29校、鹿児島県は17校、茨城県は16校、京都府は11校、大阪府は11校でした。
北海道は2位の鹿児島県の1.71倍あります。

6位以下は東京都10校、福島県9校、兵庫県9校と続きます。

上位3道県で全国の26.1パーセント、上位5道府県で35.3パーセント、上位10道府県で54.2パーセント。
全国238校という規模なので、1校の増減で順位が動きます。

2016年にできた新しい学校で、まだ7県にありません

ここから先は、義務教育学校数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

2016年に始まったばかりの学校なので、広がり方に地域差が出ています。

全国238校のうち、北海道29校、鹿児島県17校、茨城県16校。
この3道県だけで26.1パーセントを占めます。
一方で7県はゼロです。

人口10万人あたりで割り直すと、1位は鳥取県の1.1校、2位は鹿児島県1.1校、3位は佐賀県0.8校、4位は奈良県0.7校、5位は高知県0.6校。
人口の少ない県が上位に来ます。

実数1位の北海道は人口あたりでは6位、実数6位の東京都は34位まで落ちます。

義務教育学校は、小学校と中学校を統合するときの受け皿になることがあります。
子どもの数が減って学校を再編する必要のある地域ほど、導入が進みやすいと考えられます。
北海道や鹿児島県が上位に来るのは、その表れかもしれません。
ただしこの統計から設置の経緯までは分かりません。

地方別に見ると、関東7都県が20.2パーセント、九州・沖縄8県が18.9パーセント、近畿7府県が18.5パーセント。
四国4県は1.7パーセント、4校にとどまります。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの義務教育学校数の上位5都道府県
人口10万人あたりの義務教育学校数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 0.00.20.40.60.81.0鳥取県: 1.11.1鹿児島県: 1.11.1佐賀県: 0.80.8奈良県: 0.70.7高知県: 0.60.6鳥取県鹿児島県佐賀県奈良県高知県
人口10万人あたりの義務教育学校数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの義務教育学校数
鳥取県1.1
鹿児島県1.1
佐賀県0.8
奈良県0.7
高知県0.6

義務教育学校のない7県

義務教育学校がない県です。

1校もないのは青森県、山梨県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、沖縄県の7県。
四国では徳島県、香川県、愛媛県の3県がゼロで、高知県だけに置かれています。

47都道府県の中央値は4校です。
平均は5.1校なので、平均が中央値の1.3倍にとどまります。
上位の道県でも数十校という規模で、まだ広がりの途中にある学校だといえます。

5校以下は27県。
半分以上の県で、まだ数校にとどまります。

地方別に見る

地方別の平均(義務教育学校数)
地方別の平均(義務教育学校数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 0510152025北海道: 29校29校東北: 3校3校関東: 7校7校中部: 3校3校近畿: 6校6校中国: 4校4校四国: 1校1校九州: 6校6校北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(義務教育学校数)
項目義務教育学校数の平均
北海道29校
東北3校
関東7校
中部3校
近畿6校
中国4校
四国1校
九州6校

地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。

関東7都県が全国の20.2パーセント、九州・沖縄8県が18.9パーセント、近畿7府県が18.5パーセント、北海道が12.2パーセントと続きます。
少ないほうは中部9県が11.3パーセント、中国5県が8.8パーセント、東北6県が8.4パーセント、四国4県が1.7パーセントでした。

1道だけの北海道が12.2パーセントを占め、9県ある中部の11.3パーセントを上回ります。

四国4県の1.7パーセント、4校という少なさが目を引きます。
高知県以外の3県はゼロ。
人口10万人あたりの平均でも四国4県は0.1校で最下位でした。
中国5県0.4校、九州・沖縄8県0.4校が上位です。

地図で見る

義務教育学校数(2024年)
義務教育学校数(2024年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は校。 北海道 29校青森 0校岩手 1校宮城 4校秋田 3校山形 3校福島 9校茨城 16校栃木 6校群馬 4校埼玉 3校千葉 4校東京 10校神奈川 5校新潟 1校富山 4校石川 3校福井 1校山梨 0校長野 6校岐阜 7校静岡 3校愛知 2校三重 1校滋賀 2校京都 11校大阪 11校兵庫 9校奈良 9校和歌山 1校鳥取 6校島根 3校岡山 4校広島 8校山口 0校徳島 0校香川 0校愛媛 0校高知 4校福岡 8校佐賀 6校長崎 2校熊本 4校大分 3校宮崎 5校鹿児島 17校沖縄 0校
義務教育学校数(校)
義務教育学校数(2024年)
項目義務教育学校数
北海道29校
青森県0校
岩手県1校
宮城県4校
秋田県3校
山形県3校
福島県9校
茨城県16校
栃木県6校
群馬県4校
埼玉県3校
千葉県4校
東京都10校
神奈川県5校
新潟県1校
富山県4校
石川県3校
福井県1校
山梨県0校
長野県6校
岐阜県7校
静岡県3校
愛知県2校
三重県1校
滋賀県2校
京都府11校
大阪府11校
兵庫県9校
奈良県9校
和歌山県1校
鳥取県6校
島根県3校
岡山県4校
広島県8校
山口県0校
徳島県0校
香川県0校
愛媛県0校
高知県4校
福岡県8校
佐賀県6校
長崎県2校
熊本県4校
大分県3校
宮崎県5校
鹿児島県17校
沖縄県0校

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道、鹿児島県、茨城県です。
次いで京都府、大阪府、東京都が続きます。
全国238校という規模なので、多くの県は淡い色にとどまります。

白く抜けるのは青森県、山梨県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、沖縄県の7県です。

47都道府県の平均は5.1校、中央値は4校です。
北海道の29校は平均の5.7倍にあたります。

上位3道県で26.1パーセント、5校以下が27県という分布でした。

順位都道府県義務教育学校数(校)地方人口10万人あたりの義務教育学校数
1北海道29北海道0.58
2鹿児島県17九州1.11
3茨城県16関東0.57
4京都府11近畿0.44
4大阪府11近畿0.13
6東京都10関東0.07
7奈良県9近畿0.7
7福島県9東北0.52
7兵庫県9近畿0.17
10広島県8中国0.29
10福岡県8九州0.16
12岐阜県7中部0.37
13佐賀県6九州0.76
13長野県6中部0.3
13鳥取県6中国1.13
13栃木県6関東0.32
17宮崎県5九州0.48
17神奈川県5関東0.05
19岡山県4中国0.22
19宮城県4東北0.18
19熊本県4九州0.24
19群馬県4関東0.21
19高知県4四国0.61
19千葉県4関東0.06
19富山県4中部0.4
26埼玉県3関東0.04
26山形県3東北0.3
26秋田県3東北0.33
26静岡県3中部0.09
26石川県3中部0.27
26大分県3九州0.28
26島根県3中国0.47
33愛知県2中部0.03
33滋賀県2近畿0.14
33長崎県2九州0.16
36岩手県1東北0.09
36三重県1近畿0.06
36新潟県1中部0.05
36福井県1中部0.14
36和歌山県1近畿0.11
41愛媛県0四国0.0
41沖縄県0九州0.0
41香川県0四国0.0
41山口県0中国0.0
41山梨県0中部0.0
41青森県0東北0.0
41徳島県0四国0.0
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

2016年にできた学校の種類

義務教育学校は2016年に制度が始まった、小中一貫の9年制の学校です。
前期課程が小学校、後期課程が中学校にあたります。

従来からある小中一貫教育とは違い、ひとつの学校として設置されます。
校長は1人、教職員も一体で配置されます。

全国でまだ238校

全国の小学校はおよそ1万9,000校、中学校はおよそ1万校。
それに対して義務教育学校は238校で、ごくわずかです。

7県にはまだ1校もありません。
制度が始まって10年に満たないため、これからどう広がるかは今後の数字を待つことになります。

数字は2024年のものです。

順位の並びがにている記事

義務教育学校数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。

並びが最も重なったのは【青少年教育施設の数】全国840施設、人口あたりでは都市部が下位にで、相関は0.6です。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.43です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た義務教育学校数

地方最も多い(校)最も少ない(校)
東北福島県 9青森県 0
関東茨城県 16埼玉県 3
中部岐阜県 7山梨県 0
近畿京都府 11和歌山県 1
中国広島県 8山口県 0
四国高知県 4愛媛県 0
九州鹿児島県 17沖縄県 0
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

義務教育学校の数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で29校、7県には1校もありませんでした。
2016年に制度が始まった9年制の学校です。

義務教育学校数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、小中一貫教育とは別に、ひとつの学校として設置されること。
2つ目は、全国238校とまだ数が少ないこと。
3つ目は2024年の数字であることです。

ゼロなのは青森県、山梨県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、沖縄県の7県。
四国では高知県だけに置かれています。

人口10万人あたりでは鳥取県と鹿児島県が1.1校で上位。
人口の少ない県が上に来ます。
特別支援学校や小学校数の推移を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードE3901(義務教育学校数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードE3901(義務教育学校数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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