【働く世代の通院率】15〜64歳の33.8%、通院は高齢者だけではない

【働く世代の通院率】15〜64歳の33.8%、通院は高齢者だけではない

15〜64歳の働く世代で、病院や診療所に通っている人はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。

山形県が37.94%で1位。
47都道府県の平均は33.66%、中央値は33.6%です。
最も高い37.94%と最も低い29.4%の差は8.54ポイント、倍率にすると1.29倍でした。

47都道府県の単純平均

33.7%

15〜64歳の通院者の割合(2022年)

最も多い 山形県

37.9%

最も少ない 沖縄県

29.4%

地図で見る

15〜64歳の通院者の割合(2022年)
15〜64歳の通院者の割合(2022年) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 34.6%青森 36.0%岩手 37.4%宮城 35.4%秋田 37.7%山形 37.9%福島 33.9%茨城 33.0%栃木 33.7%群馬 31.4%埼玉 31.9%千葉 32.9%東京 35.0%神奈川 34.4%新潟 33.7%富山 32.6%石川 30.2%福井 32.2%山梨 31.3%長野 32.7%岐阜 33.0%静岡 33.6%愛知 34.8%三重 33.8%滋賀 32.8%京都 33.5%大阪 34.0%兵庫 34.3%奈良 33.9%和歌山 34.7%鳥取 31.9%島根 32.3%岡山 32.8%広島 32.4%山口 33.3%徳島 32.9%香川 33.3%愛媛 32.9%高知 34.8%福岡 33.2%佐賀 34.7%長崎 35.6%熊本 35.2%大分 32.8%宮崎 33.7%鹿児島 34.7%沖縄 29.4%
15〜64歳の通院者の割合(%)
15〜64歳の通院者の割合(2022年)
項目15〜64歳の通院者の割合
北海道34.6%
青森県36.0%
岩手県37.4%
宮城県35.4%
秋田県37.7%
山形県37.9%
福島県33.9%
茨城県33.0%
栃木県33.7%
群馬県31.4%
埼玉県31.9%
千葉県32.9%
東京都35.0%
神奈川県34.4%
新潟県33.7%
富山県32.6%
石川県30.2%
福井県32.2%
山梨県31.3%
長野県32.7%
岐阜県33.0%
静岡県33.6%
愛知県34.8%
三重県33.8%
滋賀県32.8%
京都府33.5%
大阪府34.0%
兵庫県34.3%
奈良県33.9%
和歌山県34.7%
鳥取県31.9%
島根県32.3%
岡山県32.8%
広島県32.4%
山口県33.3%
徳島県32.9%
香川県33.3%
愛媛県32.9%
高知県34.8%
福岡県33.2%
佐賀県34.7%
長崎県35.6%
熊本県35.2%
大分県32.8%
宮崎県33.7%
鹿児島県34.7%
沖縄県29.4%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは山形県です。
次いで秋田県、岩手県、青森県、長崎県が続きます。
淡いのは沖縄県、石川県、山梨県でした。

47都道府県の平均は33.66%、中央値は33.6%です。
山形県の37.94%は平均を4.28ポイント上回ります。

1位と47位の差は8.54ポイント、倍率にすると1.29倍でした。

65歳以上の通院者の割合で並べ替えると長崎県が75.63で最も高く、開きは1.18倍になります。

主指標で1位の山形県は65歳以上の通院者の割合では20位、65歳以上の通院者の割合で1位の長崎県は主指標では5位でした。

順位都道府県15〜64歳の通院者の割合(%)地方65歳以上の通院者の割合
1山形県37.94東北71.58
2秋田県37.74東北72.39
3岩手県37.39東北75.24
4青森県36.02東北72.9
5長崎県35.56九州75.63
6宮城県35.43東北72.98
7熊本県35.17九州72.88
8東京都34.95関東71.36
9高知県34.8四国74.43
10愛知県34.77中部73.01
11佐賀県34.74九州72.01
11鹿児島県34.74九州70.74
13和歌山県34.71近畿69.77
14北海道34.64北海道71.59
15神奈川県34.35関東71.1
16兵庫県34.26近畿72.69
17大阪府33.99近畿74.16
18福島県33.94東北73.86
19奈良県33.9近畿71.39
20三重県33.78近畿72.17
21新潟県33.69中部71.43
22宮崎県33.66九州68.41
23栃木県33.65関東70.07
24静岡県33.6中部72.12
25京都府33.46近畿69.59
26香川県33.33四国70.47
27山口県33.28中国72.3
28福岡県33.24九州70.47
29岐阜県32.96中部72.38
30茨城県32.95関東68.17
31徳島県32.87四国68.03
32千葉県32.86関東69.2
33愛媛県32.85四国70.84
34岡山県32.77中国73.13
34滋賀県32.77近畿70.85
34大分県32.77九州69.53
37長野県32.65中部70.25
38富山県32.64中部69.18
39広島県32.41中国72.27
40島根県32.33中国70.54
41福井県32.21中部68.53
42埼玉県31.91関東70.05
43鳥取県31.88中国68.89
44群馬県31.42関東67.69
45山梨県31.32中部68.42
46石川県30.19中部69.8
47沖縄県29.4九州64.27
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

地方別に見る

地方別の平均(15〜64歳の通院者の割合)
地方別の平均(15〜64歳の通院者の割合) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 05101520253035北海道: 34.6%34.6%東北: 36.4%36.4%関東: 33.2%33.2%中部: 32.7%32.7%近畿: 33.8%33.8%中国: 32.5%32.5%四国: 33.5%33.5%九州: 33.7%33.7%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(15〜64歳の通院者の割合)
項目15〜64歳の通院者の割合の平均
北海道34.6%
東北36.4%
関東33.2%
中部32.7%
近畿33.8%
中国32.5%
四国33.5%
九州33.7%

働く世代の通院率は、東北で高く、沖縄で低くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が36.41%で最も高くなります。
次いで北海道が34.64%、近畿7府県が33.84%、九州・沖縄8県が33.66%と続きました。

低いほうは四国4県が33.46%、関東7都県が33.16%、中部9県が32.67%、中国5県が32.53%でした。

最も高い東北6県と最も低い中国5県の差は3.88ポイントです。
65歳以上の通院者の割合で見ると東北6県が最も高く、関東7都県が最も低くなりました。

15〜64歳の通院が多い上位5県

上位5都道府県の15〜64歳の通院者の割合
上位5都道府県の15〜64歳の通院者の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 05101520253035山形県: 37.9%37.9%秋田県: 37.7%37.7%岩手県: 37.4%37.4%青森県: 36.0%36.0%長崎県: 35.6%35.6%山形県秋田県岩手県青森県長崎県
上位5都道府県の15〜64歳の通院者の割合
項目15〜64歳の通院者の割合
山形県37.9%
秋田県37.7%
岩手県37.4%
青森県36.0%
長崎県35.6%
下位5都道府県の15〜64歳の通院者の割合
下位5都道府県の15〜64歳の通院者の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 051015202530沖縄県: 29.4%29.4%石川県: 30.2%30.2%山梨県: 31.3%31.3%群馬県: 31.4%31.4%鳥取県: 31.9%31.9%沖縄県石川県山梨県群馬県鳥取県
下位5都道府県の15〜64歳の通院者の割合
項目15〜64歳の通院者の割合
沖縄県29.4%
石川県30.2%
山梨県31.3%
群馬県31.4%
鳥取県31.9%

15〜64歳の通院が多い上位5県です。

山形県は37.94%、秋田県は37.74%、岩手県は37.39%でした。
1位と2位の差は0.2ポイントです。

4位は青森県で36.02%、5位は長崎県で35.56%。
上位5はいずれも47都道府県の平均33.66%を上回りました。

1位の山形県は平均を4.28ポイント上回りました。
中央値の33.6%と比べると4.34ポイント高く、平均に対する比では1.13倍にあたります。

6位以下は宮城県で35.43%、熊本県で35.17%、東京都で34.95%と続きました。

2位と3位の差は0.35ポイント、3位と4位の差は1.37ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.61ポイントでした。

1位から5位までの幅は2.38ポイント、1位から8位までの幅は2.99ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

山形県は65歳以上の通院者の割合でも20位に入っています。
全国の値は33.76%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は山形県の37.94パーセント。
東北の県が上位に入ります。

高齢者の通院率と並べて見ます

以下は、働く世代で通院している人の割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

65歳以上の通院者の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は長崎県の75.63、2位は岩手県の75.24、3位は高知県の74.43。

4位以下は大阪府、福島県と続きます。
逆に下位は群馬県が67.69、沖縄県が64.27。
長崎県と沖縄県では1.18倍の開きです。

働く世代でも3人に1人は通院しています。
高血圧や糖尿病など生活習慣病の通院が中心です。

高齢者の通院率と同じく沖縄県が最下位で、受診の文化の違いが世代を通じて見えます。

当サイトの仕事のストレスの記事とあわせて見ると、働く世代の健康の全体像が見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が36.41%で最も高く、中国5県が32.53%で最も低くなります。
北海道34.64%と近畿7府県33.84%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

65歳以上の通院者の割合の上位5都道府県
65歳以上の通院者の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 010203040506070長崎県: 75.675.6岩手県: 75.275.2高知県: 74.474.4大阪府: 74.274.2福島県: 73.973.9長崎県岩手県高知県大阪府福島県
65歳以上の通院者の割合の上位5都道府県
項目65歳以上の通院者の割合
長崎県75.6
岩手県75.2
高知県74.4
大阪府74.2
福島県73.9

15〜64歳の通院が少ない下位5県

15〜64歳の通院が少ない下位5県です。

47位の沖縄県は29.4%、46位の石川県は30.19%、45位の山梨県は31.32%でした。
1位の山形県とは8.54ポイントの差があります。

44位は群馬県で31.42%、43位は鳥取県で31.88%、42位は埼玉県で31.91%と続きます。

最も低い沖縄県は29.4パーセント。
1位と47位の差は1.3倍です。

47都道府県の中央値は33.6%、平均は33.66%です。
47位の沖縄県は平均を4.26ポイント下回りました。

47位の沖縄県は1位の山形県の77.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.29倍の開きです。

46位との差は0.79ポイント、45位との差は1.92ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも2.51ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均33.66%を下回りました。
47位から43位までの幅は2.48ポイントです。

沖縄県は65歳以上の通院者の割合では47位です。
全国の値は33.76%なので、47位はこれを4.36ポイント下回っています。

このグラフについての豆知識

働く世代も3人に1人

15〜64歳の通院率は全国で33.76パーセント。
65歳以上の71.38パーセントの半分ほどですが、決して少なくありません。

治療と仕事の両立は、介護や育児と並ぶ職場の課題になりつつあります。

3年に一度の大規模調査

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。

公表されているのは人数や世帯数なので、区分の数を総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の「率」とは分母の取り方が違うことがあります。

標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の山形県は37.94%、47位の沖縄県は29.4%。
差は8.54ポイント、倍率にすると1.29倍です。

中央値は33.6%、平均は33.66%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.06ポイントの差でした。

65歳以上の通院者の割合で並べ替えると開きは1.18倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

働く世代で通院している人の割合の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

いちばん近かったのは【高齢者の通院率】全国71.4%、4人に3人が通院で、順位相関は0.68でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【どこも悪くない人】全国43.1%、半数は何かを抱える(相関-0.73)でした。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た15〜64歳の通院者の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北山形県 37.94福島県 33.94
関東東京都 34.95群馬県 31.42
中部愛知県 34.77石川県 30.19
近畿和歌山県 34.71滋賀県 32.77
中国山口県 33.28鳥取県 31.88
四国高知県 34.8愛媛県 32.85
九州長崎県 35.56沖縄県 29.4
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

働く世代の通院率を47都道府県で比べると、最も高い山形県で37.94%、最も低い沖縄県で29.4%でした。
その差は8.54ポイント、倍率にすると1.29倍です。

47都道府県の中央値は33.6%、平均は33.66%でした。
全国の値は33.76%です。
65歳以上の通院者の割合で並べ替えると開きは1.18倍になり、主指標で1位の山形県はその見方では20位に位置します。

働く世代で通院している人の割合の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、入院中の人は含まれないこと。
3つ目は2022年の数字であることです。

65歳以上の通院者の割合では長崎県が75.63で最も高く、主指標で1位の山形県はこの見方では20位でした。

地方ごとの平均では東北6県が36.41%で最も高く、中国5県が32.53%で最も低くなりました。
高齢者の通院率や仕事のストレスを比べた記事とあわせて読んでみてください。

1位の山形県と2位の秋田県の差は0.2ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041061
  • 備考: 15〜64歳の世帯人員のうち、傷病で通院している人の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は65歳以上の通院者の割合

注記: 15〜64歳の世帯人員のうち、傷病で通院している人の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は65歳以上の通院者の割合

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