【国定公園の面積】全国139万1,217ha、2位は滋賀県という並び

【国定公園の面積】全国139万1,217ha、2位は滋賀県という並び

この記事では、国定公園の面積を47都道府県で比べます。
国が指定し、都道府県が管理する自然公園です。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。

全国139万1,217ヘクタールのうち、北海道が14万1,478ヘクタールで1位、滋賀県が11万3,071ヘクタールで2位。
国立公園がゼロの滋賀県が、ここでは上位に来ます。

47都道府県の単純平均

29,600ha

国定公園の面積(2024年)

最も多い 北海道

141,478ha

最も少ない 栃木県

0ha

国定公園が広い5道府県

上位5都道府県の国定公園の面積
上位5都道府県の国定公園の面積 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 020,00040,00060,00080,000100,000120,000140,000北海道: 141,478ha141,478ha滋賀県: 113,071ha113,071ha京都府: 93,562ha93,562ha大分県: 89,307ha89,307ha新潟県: 81,928ha81,928ha北海道滋賀県京都府大分県新潟県
上位5都道府県の国定公園の面積
項目国定公園の面積
北海道141,478ha
滋賀県113,071ha
京都府93,562ha
大分県89,307ha
新潟県81,928ha
下位5都道府県の国定公園の面積
下位5都道府県の国定公園の面積 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 02004006008001,000東京都: 777ha777ha富山県: 1,005ha1,005ha栃木県埼玉県香川県東京都富山県
下位5都道府県の国定公園の面積
項目国定公園の面積
栃木県0ha
埼玉県0ha
香川県0ha
東京都777ha
富山県1,005ha

国定公園が広い上位5道府県です。

北海道は14万1,478ヘクタール、滋賀県は11万3,071ヘクタール、京都府は9万3,562ヘクタール、大分県は8万9,307ヘクタール、新潟県は8万1,928ヘクタールでした。
北海道は2位の滋賀県の1.25倍で、上位は接近しています。

6位以下は長野県8万1,872ヘクタール、福島県5万431ヘクタール、宮城県5万273ヘクタールと続きます。

上位3道府県で全国の25.0パーセント、上位5道府県で37.3パーセント、上位10道府県で57.4パーセント。
国立公園の上位3道県42.2パーセントと比べると、散らばった分布です。

国立公園がゼロの滋賀県が、ここでは2位です

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
国定公園の面積の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

国立公園とは、上位の顔ぶれが大きく違います。

国立公園では長野県が2位、新潟県が3位、栃木県が4位でした。
国定公園では滋賀県が2位、京都府が3位、大分県が4位。
しかも滋賀県は国立公園がゼロ、栃木県は国定公園がゼロです。
同じ自然公園でも、指定の種類で県の顔ぶれが入れ替わります。

人口10万人あたりで割り直すと、1位は大分県の8,231.1ヘクタール、2位は滋賀県8,065.0ヘクタール、3位は秋田県5,213.5ヘクタール。
実数1位の北海道は13位まで落ちます。

逆に人口あたりの下位は栃木県と埼玉県、香川県がゼロ、東京都5.5ヘクタール。
大都市圏が並びます。

地方別に見ると、近畿7府県が23.0パーセントで最大。
滋賀県11万3,071ヘクタールと京都府9万3,562ヘクタールが大きく効いています。
国立公園では近畿が5.7パーセントで下から2番目だったので、ここでも入れ替わりが起きます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、東北6県が3,352.9ヘクタールで最も多く、関東7都県が286.5ヘクタールで最も少なくなります。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの国定公園の面積の上位5都道府県
人口10万人あたりの国定公園の面積の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 02,0004,0006,0008,000大分県: 8,231.18,231.1滋賀県: 8,065.08,065.0秋田県: 5,213.55,213.5山形県: 4,179.54,179.5長野県: 4,120.44,120.4大分県滋賀県秋田県山形県長野県
人口10万人あたりの国定公園の面積の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの国定公園の面積
大分県8,231.1
滋賀県8,065.0
秋田県5,213.5
山形県4,179.5
長野県4,120.4

国定公園のない3県

国定公園がない県です。

国定公園が1か所もないのは栃木県、埼玉県、香川県の3県。
国立公園がゼロだった6府県とは、顔ぶれがまったく違います。

面積が記録されている都県のなかで狭いのは、東京都777ヘクタール、富山県1,005ヘクタールでした。

47都道府県の中央値は2万731ヘクタール。
平均は2万9,600.4ヘクタールなので、平均が中央値の1.4倍にとどまります。
国立公園より偏りの小さい分布です。

地方別に見る

地方別の平均(国定公園の面積)
地方別の平均(国定公園の面積) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 060,000120,000北海道: 141,478ha141,478ha東北: 42,425ha42,425ha関東: 11,008ha11,008ha中部: 32,455ha32,455ha近畿: 45,696ha45,696ha中国: 15,492ha15,492ha四国: 9,469ha9,469ha九州: 23,854ha23,854ha北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(国定公園の面積)
項目国定公園の面積の平均
北海道141,478ha
東北42,425ha
関東11,008ha
中部32,455ha
近畿45,696ha
中国15,492ha
四国9,469ha
九州23,854ha

地方別に合計を出すと、近畿が最も大きくなります。

近畿7府県が全国の23.0パーセント、中部9県が21.0パーセント、東北6県が18.3パーセント、九州・沖縄8県が13.7パーセントと続きます。
少ないほうは北海道が10.2パーセント、中国5県が5.6パーセント、関東7都県が5.5パーセント、四国4県が2.7パーセントでした。

国立公園では30.9パーセントで1位だった北海道が、国定公園では10.2パーセントで5番目にとどまります。

人口10万人あたりの平均で見ると、東北6県が3,352.9ヘクタールで1位、北海道が2,805.4ヘクタールで2位、近畿7府県が2,585.2ヘクタールで3位。
関東7都県は286.5ヘクタールで最下位、四国4県も1,263.2ヘクタールで下から3番目でした。

地図で見る

国定公園の面積(2024年)
国定公園の面積(2024年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位はha。 北海道 141,478ha青森 44,607ha岩手 20,219ha宮城 50,273ha秋田 46,765ha山形 42,255ha福島 50,431ha茨城 31,801ha栃木 0ha群馬 8,063ha埼玉 0ha千葉 8,845ha東京 777ha神奈川 27,572ha新潟 81,928ha富山 1,005ha石川 10,453ha福井 23,467ha山梨 4,088ha長野 81,872ha岐阜 34,632ha静岡 4,835ha愛知 49,817ha三重 26,272ha滋賀 113,071ha京都 93,562ha大阪 16,498ha兵庫 25,200ha奈良 28,522ha和歌山 16,746ha鳥取 10,016ha島根 10,848ha岡山 15,024ha広島 20,731ha山口 20,839ha徳島 21,921ha香川 0ha愛媛 7,820ha高知 8,133ha福岡 22,246ha佐賀 3,924ha長崎 12,304ha熊本 16,597ha大分 89,307ha宮崎 31,968ha鹿児島 6,486ha沖縄 7,999ha
国定公園の面積(ha)
国定公園の面積(2024年)
項目国定公園の面積
北海道141,478ha
青森県44,607ha
岩手県20,219ha
宮城県50,273ha
秋田県46,765ha
山形県42,255ha
福島県50,431ha
茨城県31,801ha
栃木県0ha
群馬県8,063ha
埼玉県0ha
千葉県8,845ha
東京都777ha
神奈川県27,572ha
新潟県81,928ha
富山県1,005ha
石川県10,453ha
福井県23,467ha
山梨県4,088ha
長野県81,872ha
岐阜県34,632ha
静岡県4,835ha
愛知県49,817ha
三重県26,272ha
滋賀県113,071ha
京都府93,562ha
大阪府16,498ha
兵庫県25,200ha
奈良県28,522ha
和歌山県16,746ha
鳥取県10,016ha
島根県10,848ha
岡山県15,024ha
広島県20,731ha
山口県20,839ha
徳島県21,921ha
香川県0ha
愛媛県7,820ha
高知県8,133ha
福岡県22,246ha
佐賀県3,924ha
長崎県12,304ha
熊本県16,597ha
大分県89,307ha
宮崎県31,968ha
鹿児島県6,486ha
沖縄県7,999ha

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道、滋賀県、京都府、大分県、新潟県です。
琵琶湖のまわりと九州東部、北陸が濃くなります。
国立公園の地図とはかなり違う見え方です。

白く抜けるのは栃木県、埼玉県、香川県の3県。
国定公園が1か所もありません。

47都道府県の平均は2万9,600.4ヘクタール、中央値は2万731ヘクタールです。
北海道の14万1,478ヘクタールは平均の4.8倍にあたります。

上位3道府県で25.0パーセント、3県がゼロという分布でした。

順位都道府県国定公園の面積(ha)地方人口10万人あたりの国定公園の面積
1北海道141478北海道2805.43
2滋賀県113071近畿8064.98
3京都府93562近畿3712.78
4大分県89307九州8231.06
5新潟県81928中部3903.19
6長野県81872中部4120.38
7福島県50431東北2893.34
8宮城県50273東北2236.34
9愛知県49817中部667.79
10秋田県46765東北5213.49
11青森県44607東北3828.93
12山形県42255東北4179.53
13岐阜県34632中部1807.52
14宮崎県31968九州3094.68
15茨城県31801関東1133.32
16奈良県28522近畿2219.61
17神奈川県27572関東298.88
18三重県26272近畿1535.48
19兵庫県25200近畿472.18
20福井県23467中部3175.51
21福岡県22246九州436.88
22徳島県21921四国3200.15
23山口県20839中国1626.78
24広島県20731中国763.85
25岩手県20219東北1765.85
26和歌山県16746近畿1902.95
27熊本県16597九州978.02
28大阪府16498近畿188.4
29岡山県15024中国820.54
30長崎県12304九州982.75
31島根県10848中国1689.72
32石川県10453中部952.0
33鳥取県10016中国1886.25
34千葉県8845関東141.5
35高知県8133四国1239.79
36群馬県8063関東426.61
37沖縄県7999九州545.63
38愛媛県7820四国612.85
39鹿児島県6486九州423.37
40静岡県4835中部137.09
41山梨県4088中部516.81
42佐賀県3924九州497.97
43富山県1005中部100.8
44東京都777関東5.48
45香川県0四国0.0
45埼玉県0関東0.0
45栃木県0関東0.0
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

国が指定し、都道府県が管理する

国定公園は、国立公園に準じる自然の風景地として国が指定し、管理は都道府県が行います。
国立公園は指定も管理も国です。

全国139万1,217ヘクタールは、国立公園244万7,450ヘクタールのおよそ6割にあたります。

滋賀県は琵琶湖

滋賀県の11万3,071ヘクタールは県の面積のおよそ3割にあたります。
琵琶湖とそのまわりが琵琶湖国定公園に指定されているためです。

国立公園はゼロですが、国定公園では全国2位。
3種類ある自然公園のうちどれに指定されるかは、自然の性格によって変わります。

数字は2024年のものです。

10年前とくらべると

全国の国定公園の面積は、2014年の1,350,694haから2024年の1,391,217haへ、この10年で3%増えました。

2014年の時点でも1位は北海道でした。
この10年、順位は動いていません。

伸びがいちばん大きかったのは京都府で、283%増でした。

地方のなかで見た国定公園の面積

地方最も多い(ha)最も少ない(ha)
東北福島県 50431岩手県 20219
関東茨城県 31801埼玉県 0
中部新潟県 81928富山県 1005
近畿滋賀県 113071大阪府 16498
中国山口県 20839鳥取県 10016
四国徳島県 21921香川県 0
九州大分県 89307佐賀県 3924
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

国定公園の面積を47都道府県で比べると、最も広い北海道で14万1,478ヘクタール、3県には1か所もありませんでした。
2位は滋賀県の11万3,071ヘクタールで、国立公園がゼロの県が上位に来ます。

国定公園の面積の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、国が指定し都道府県が管理する公園であること。
2つ目は、国立公園や都道府県立自然公園とは別に数えること。
3つ目は2024年の数字であることです。

国立公園がゼロの滋賀県が国定公園では2位、国定公園がゼロの栃木県は国立公園では4位。
指定の種類で顔ぶれが入れ替わります。

人口10万人あたりでは大分県8,231.1ヘクタールが1位、実数1位の北海道は13位まで落ちました。
国立公園や都道府県立自然公園を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードB2105(国定公園面積)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードB2105(国定公園面積)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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