【民営家賃】平均年8万7,842円、持ち家率の裏返し

【民営家賃】平均年8万7,842円、持ち家率の裏返し

民間の賃貸住宅の家賃に、1世帯あたり年間いくら払っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。

このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、民営の家賃に払った金額を都道府県ごとに見ていきます。

全国平均は87,842円、中央値は74,001円。
最も支出額が多い沖縄県は242,776円で、最も少ない県の21,846円との差は220,930円です。
金額を比べると、約11倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

87,842円

1世帯当たりの民営家賃への支出(2023年〜2025年平均)

最も多い 沖縄県

242,776円

最も少ない 三重県

21,846円

地図で見る

1世帯当たりの民営家賃への支出(2023年〜2025年平均)
1世帯当たりの民営家賃への支出(2023年〜2025年平均) 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 180,056円青森 50,589円岩手 97,372円宮城 180,950円秋田 37,589円山形 53,468円福島 70,162円茨城 48,178円栃木 68,524円群馬 45,228円埼玉 69,253円千葉 83,250円東京 159,674円神奈川 70,410円新潟 49,306円富山 52,546円石川 58,331円福井 24,413円山梨 64,018円長野 65,538円岐阜 31,536円静岡 105,389円愛知 74,001円三重 21,846円滋賀 93,631円京都 106,852円大阪 129,660円兵庫 87,687円奈良 63,332円和歌山 74,100円鳥取 56,927円島根 86,422円岡山 82,849円広島 139,239円山口 63,291円徳島 138,462円香川 70,608円愛媛 59,062円高知 158,137円福岡 73,465円佐賀 79,676円長崎 87,568円熊本 133,095円大分 115,663円宮崎 84,049円鹿児島 140,376円沖縄 242,776円
1世帯当たりの民営家賃への支出(円)
1世帯当たりの民営家賃への支出(2023年〜2025年平均)
項目1世帯当たりの民営家賃への支出
北海道180,056円
青森県50,589円
岩手県97,372円
宮城県180,950円
秋田県37,589円
山形県53,468円
福島県70,162円
茨城県48,178円
栃木県68,524円
群馬県45,228円
埼玉県69,253円
千葉県83,250円
東京都159,674円
神奈川県70,410円
新潟県49,306円
富山県52,546円
石川県58,331円
福井県24,413円
山梨県64,018円
長野県65,538円
岐阜県31,536円
静岡県105,389円
愛知県74,001円
三重県21,846円
滋賀県93,631円
京都府106,852円
大阪府129,660円
兵庫県87,687円
奈良県63,332円
和歌山県74,100円
鳥取県56,927円
島根県86,422円
岡山県82,849円
広島県139,239円
山口県63,291円
徳島県138,462円
香川県70,608円
愛媛県59,062円
高知県158,137円
福岡県73,465円
佐賀県79,676円
長崎県87,568円
熊本県133,095円
大分県115,663円
宮崎県84,049円
鹿児島県140,376円
沖縄県242,776円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは沖縄県です。
次いで宮城県、北海道、東京都、高知県が続きます。
淡いのは三重県、福井県、岐阜県でした。

47都道府県の平均は87,842円、中央値は74,001円です。
沖縄県の242,776円は平均を154,934円上回ります。

1位と47位の差は220,930円、倍率にすると11.11倍でした。

植木・庭手入れ代への支出で並べ替えると石川県が10,172で最も高く、開きは23.22倍になります。

主指標で1位の沖縄県は植木・庭手入れ代への支出では42位、植木・庭手入れ代への支出で1位の石川県は主指標では36位でした。

順位都道府県1世帯当たりの民営家賃への支出(円)地方植木・庭手入れ代への支出
1沖縄県242776九州860
2宮城県180950東北2419
3北海道180056北海道438
4東京都159674関東4611
5高知県158137四国741
6鹿児島県140376九州1953
7広島県139239中国2553
8徳島県138462四国4771
9熊本県133095九州1973
10大阪府129660近畿774
11大分県115663九州515
12京都府106852近畿4706
13静岡県105389中部4388
14岩手県97372東北3241
15滋賀県93631近畿3484
16兵庫県87687近畿2240
17長崎県87568九州3080
18島根県86422中国4955
19宮崎県84049九州2161
20千葉県83250関東3358
21岡山県82849中国5180
22佐賀県79676九州4361
23和歌山県74100近畿8035
24愛知県74001中部2962
25福岡県73465九州2805
26香川県70608四国3465
27神奈川県70410関東4183
28福島県70162東北1751
29埼玉県69253関東4264
30栃木県68524関東6990
31長野県65538中部8627
32山梨県64018中部1914
33奈良県63332近畿7978
34山口県63291中国6683
35愛媛県59062四国1776
36石川県58331中部10172
37鳥取県56927中国6830
38山形県53468東北3247
39富山県52546中部5332
40青森県50589東北843
41新潟県49306中部1502
42茨城県48178関東4187
43群馬県45228関東5152
44秋田県37589東北1398
45岐阜県31536中部3248
46福井県24413中部4359
47三重県21846近畿2030
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

民営家賃が多い上位5道県

上位5都道府県の1世帯当たりの民営家賃への支出
上位5都道府県の1世帯当たりの民営家賃への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 0100,000200,000沖縄県: 242,776円242,776円宮城県: 180,950円180,950円北海道: 180,056円180,056円東京都: 159,674円159,674円高知県: 158,137円158,137円沖縄県宮城県北海道東京都高知県
上位5都道府県の1世帯当たりの民営家賃への支出
項目1世帯当たりの民営家賃への支出
沖縄県242,776円
宮城県180,950円
北海道180,056円
東京都159,674円
高知県158,137円
下位5都道府県の1世帯当たりの民営家賃への支出
下位5都道府県の1世帯当たりの民営家賃への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 010,00020,00030,00040,000三重県: 21,846円21,846円福井県: 24,413円24,413円岐阜県: 31,536円31,536円秋田県: 37,589円37,589円群馬県: 45,228円45,228円三重県福井県岐阜県秋田県群馬県
下位5都道府県の1世帯当たりの民営家賃への支出
項目1世帯当たりの民営家賃への支出
三重県21,846円
福井県24,413円
岐阜県31,536円
秋田県37,589円
群馬県45,228円

民営家賃が多い上位5道県です。

沖縄県は242,776円、宮城県は180,950円、北海道は180,056円でした。
1位と2位の差は61,826円です。

4位は東京都で159,674円、5位は高知県で158,137円。
上位5はいずれも47都道府県の平均87,842円を上回りました。

1位の沖縄県は平均を154,934円上回りました。
中央値の74,001円と比べると168,775円高く、平均に対する比では2.76倍にあたります。

6位以下は鹿児島県で140,376円、広島県で139,239円、徳島県で138,462円と続きました。

2位と3位の差は894円、3位と4位の差は20,382円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は19,675円でした。

1位から5位までの幅は84,639円、1位から8位までの幅は104,314円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

沖縄県は植木・庭手入れ代への支出でも42位に入っています。
全国の値は87,842円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は沖縄県の242,776円。
2位の宮城県180,950円に1.3倍の差をつけました。

植木・庭手入れ代と並べて見ます

ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。

植木・庭手入れ代への支出で並べ替えると、順位が変わります。

1位は石川県の10,172、2位は長野県の8,627、3位は和歌山県の8,035。

4位以下は奈良県、栃木県と続きます。
逆に下位は大分県が515、北海道が438。
石川県と北海道では23.22倍の開きです。

この数字は「家賃の相場」ではありません。
持ち家の世帯もふくめた全世帯の平均なので、家賃を払う世帯がどれだけいるかが大きく効きます。

1位の沖縄県は、持ち家率が全国で最も低い県として知られています。
借りて住む世帯が多いぶん、ならした家賃も大きくなるのです。
2位の宮城県、3位の北海道も、仙台・札幌という借家の多い大都市をかかえています。

逆に下位の三重県・福井県は持ち家率の高い県です。
家賃の相場が安いというより、そもそも家賃を払う世帯が少ないと読むのが正確です。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が180,056円で最も高く、中部9県が58,342円で最も低くなります。
九州・沖縄8県119,584円と四国4県106,567円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

植木・庭手入れ代への支出の上位5都道府県
植木・庭手入れ代への支出の上位5都道府県 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 04,0008,000石川県: 10,17210,172長野県: 8,6278,627和歌山県: 8,0358,035奈良県: 7,9787,978栃木県: 6,9906,990石川県長野県和歌山県奈良県栃木県
植木・庭手入れ代への支出の上位5都道府県
項目植木・庭手入れ代への支出
石川県10,172
長野県8,627
和歌山県8,035
奈良県7,978
栃木県6,990

民営家賃が少ない下位5県

民営家賃が少ない下位5県です。

47位の三重県は21,846円、46位の福井県は24,413円、45位の岐阜県は31,536円でした。
1位の沖縄県とは220,930円の差があります。

44位は秋田県で37,589円、43位は群馬県で45,228円、42位は茨城県で48,178円と続きます。

最も少ない県は21,846円。
上位の県とは11倍の開きがありました。

47都道府県の中央値は74,001円、平均は87,842円です。
47位の三重県は平均を65,996円下回りました。

47位の三重県は1位の沖縄県の9.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると11.11倍の開きです。

46位との差は2,567円、45位との差は9,690円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも26,332円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均87,842円を下回りました。
47位から43位までの幅は23,382円です。

三重県は植木・庭手入れ代への支出では中位位です。
全国の値は87,842円なので、47位はこれを65,996円下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(1世帯当たりの民営家賃への支出)
地方別の平均(1世帯当たりの民営家賃への支出) 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 050,000100,000150,000北海道: 180,056円180,056円東北: 81,688円81,688円関東: 77,788円77,788円中部: 58,342円58,342円近畿: 82,444円82,444円中国: 85,746円85,746円四国: 106,567円106,567円九州: 119,584円119,584円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1世帯当たりの民営家賃への支出)
項目1世帯当たりの民営家賃への支出の平均
北海道180,056円
東北81,688円
関東77,788円
中部58,342円
近畿82,444円
中国85,746円
四国106,567円
九州119,584円

民営家賃は、北海道と九州で多くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が180,056円で最も高くなります。
次いで九州・沖縄8県が119,584円、四国4県が106,567円、中国5県が85,746円と続きました。

低いほうは近畿7府県が82,444円、東北6県が81,688円、関東7都県が77,788円、中部9県が58,342円でした。

最も高い北海道と最も低い中部9県の差は121,714円です。
植木・庭手入れ代への支出で見ると中国5県が最も高く、北海道が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

持ち家率の裏返し

民営家賃は全国平均で年8万7,842円。
今回くらべた品目で最大の金額です。

公営住宅の家賃や地代は別の項目に入ります。

県庁所在市の数字であること

家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。

1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。

対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。

数字の散らばり

1位の沖縄県は242,776円、47位の三重県は21,846円。
差は220,930円、倍率にすると11.11倍です。

中央値は74,001円、平均は87,842円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では13,841円の差でした。

植木・庭手入れ代への支出で並べ替えると開きは23.22倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た1世帯当たりの民営家賃への支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北宮城県 180950秋田県 37589
関東東京都 159674群馬県 45228
中部静岡県 105389福井県 24413
近畿大阪府 129660三重県 21846
中国広島県 139239鳥取県 56927
四国高知県 158137愛媛県 59062
九州沖縄県 242776福岡県 73465
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯が1年間に払う民営家賃を47都道府県で比べると、最も高い沖縄県で242,776円、最も低い三重県で21,846円でした。
その差は220,930円、倍率にすると11.11倍です。

47都道府県の中央値は74,001円、平均は87,842円でした。
全国の値は87,842円です。
植木・庭手入れ代への支出で並べ替えると開きは23.22倍になり、主指標で1位の沖縄県はその見方では42位に位置します。

読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、持ち家の世帯もふくめた平均であること。
3つ目は2025年の数字であることです。

植木・庭手入れ代への支出では石川県が10,172で最も高く、主指標で1位の沖縄県はこの見方では42位でした。

地方ごとの平均では北海道が180,056円で最も高く、中部9県が58,342円で最も低くなりました。
持ち家率や家賃の相場の記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
  • 調査年: 2023年〜2025年平均
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
  • 備考: 民間の賃貸住宅の家賃への支出。持ち家の世帯もふくめた平均なので、家賃を払う世帯の割合が数字を左右する。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

注記: 民間の賃貸住宅の家賃への支出。
持ち家の世帯もふくめた平均なので、家賃を払う世帯の割合が数字を左右する。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

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