【駐車場代】平均年1万6,696円、都市部が上位とは限らない

【駐車場代】平均年1万6,696円、都市部が上位とは限らない

月ぎめや年ぎめで借りる駐車場に、1世帯あたり年間いくら払っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。

このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、年ぎめ・月ぎめの駐車場を借りるために払った金額を都道府県ごとに見ていきます。

全国平均は16,696円、中央値は15,602円。
最も支出額が多い高知県は35,291円で、最も少ない県の7,348円との差は27,943円です。
金額を比べると、約4.8倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

16,696円

1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出(2023年〜2025年平均)

最も多い 高知県

35,291円

最も少ない 宮崎県

7,348円

駐車場代が多い上位5県

上位5都道府県の1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
上位5都道府県の1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,000高知県: 35,291円35,291円愛知県: 27,807円27,807円長崎県: 27,312円27,312円大阪府: 26,367円26,367円広島県: 26,242円26,242円高知県愛知県長崎県大阪府広島県
上位5都道府県の1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
項目1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
高知県35,291円
愛知県27,807円
長崎県27,312円
大阪府26,367円
広島県26,242円
下位5都道府県の1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
下位5都道府県の1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,000宮崎県: 7,348円7,348円愛媛県: 7,389円7,389円青森県: 7,431円7,431円群馬県: 7,436円7,436円三重県: 7,812円7,812円宮崎県愛媛県青森県群馬県三重県
下位5都道府県の1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
項目1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
宮崎県7,348円
愛媛県7,389円
青森県7,431円
群馬県7,436円
三重県7,812円

駐車場代が多い上位5県です。

高知県は35,291円、愛知県は27,807円、長崎県は27,312円でした。
1位と2位の差は7,484円です。

4位は大阪府で26,367円、5位は広島県で26,242円。
上位5はいずれも47都道府県の平均16,696円を上回りました。

1位の高知県は平均を18,595円上回りました。
中央値の15,602円と比べると19,689円高く、平均に対する比では2.11倍にあたります。

6位以下は兵庫県で24,126円、滋賀県で24,107円、沖縄県で23,317円と続きました。

2位と3位の差は495円、3位と4位の差は945円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は2,925円でした。

1位から5位までの幅は9,049円、1位から8位までの幅は11,974円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

高知県はガソリンへの支出でも17位に入っています。
全国の値は16,696円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は高知県の3万5,291円。
2位の愛知県2万7,807円に1.3倍の差をつけました。

自動車の部品への支出と並べて見ます

ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。

ガソリンへの支出で並べ替えると、順位が変わります。

1位は鳥取県の107,406、2位は山口県の105,987、3位は三重県の103,794。

4位以下は群馬県、富山県と続きます。
逆に下位は大阪府が25,102、東京都が21,767。
鳥取県と東京都では4.93倍の開きです。

このランキングは、都市部が上位に並ぶだろうと思って見ると裏切られます。

1位は高知県。
愛知県・長崎県・大阪府・広島県が続き、地方別では北海道2万2,972円が1位で、東北1万2,784円が最下位でした。

駐車場代が生まれるのは、車を持っていて、なおかつ自宅に停められないときだけです。
ここに2つの力が働きます。
車を持つ世帯が多いほど支出は増えますが、敷地に停められる家が多ければ増えません。

東北や青森・愛媛・宮崎が下位に来るのは、車は多くても自宅の敷地に停められるからでしょう。
逆に高知市や長崎市のように平地が狭く市街地が密集した土地では、車を持つ世帯でも、外に駐車場を借りることになります。

車の多さでも、地価の高さでもない。
「家に停められるかどうか」が出るランキングです。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が22,972円で最も高く、東北6県が12,784円で最も低くなります。
近畿7府県20,340円と四国4県19,433円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

ガソリンへの支出の上位5都道府県
ガソリンへの支出の上位5都道府県 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 040,00080,000鳥取県: 107,406107,406山口県: 105,987105,987三重県: 103,794103,794群馬県: 102,136102,136富山県: 101,587101,587鳥取県山口県三重県群馬県富山県
ガソリンへの支出の上位5都道府県
項目ガソリンへの支出
鳥取県107,406
山口県105,987
三重県103,794
群馬県102,136
富山県101,587

駐車場代が少ない下位5県

駐車場代が少ない下位5県です。

47位の宮崎県は7,348円、46位の愛媛県は7,389円、45位の青森県は7,431円でした。
1位の高知県とは27,943円の差があります。

44位は群馬県で7,436円、43位は三重県で7,812円、42位は茨城県で7,949円と続きます。

最も少ない県は7,348円。
上位の県とは4.8倍の開きがありました。

47都道府県の中央値は15,602円、平均は16,696円です。
47位の宮崎県は平均を9,348円下回りました。

47位の宮崎県は1位の高知県の20.8パーセントにあたる水準で、倍率にすると4.8倍の開きです。

46位との差は41円、45位との差は83円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも601円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均16,696円を下回りました。
47位から43位までの幅は464円です。

宮崎県はガソリンへの支出では中位位です。
全国の値は16,696円なので、47位はこれを9,348円下回っています。

地図で見る

1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出(2023年〜2025年平均)
1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出(2023年〜2025年平均) 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 22,972円青森 7,431円岩手 13,567円宮城 20,026円秋田 8,795円山形 15,602円福島 11,281円茨城 7,949円栃木 14,031円群馬 7,436円埼玉 21,493円千葉 19,829円東京 20,253円神奈川 18,848円新潟 15,910円富山 9,866円石川 13,701円福井 10,495円山梨 10,907円長野 14,545円岐阜 14,731円静岡 15,375円愛知 27,807円三重 7,812円滋賀 24,107円京都 21,177円大阪 26,367円兵庫 24,126円奈良 20,957円和歌山 17,831円鳥取 13,440円島根 20,860円岡山 14,714円広島 26,242円山口 12,301円徳島 19,200円香川 15,851円愛媛 7,389円高知 35,291円福岡 19,415円佐賀 8,669円長崎 27,312円熊本 19,726円大分 15,254円宮崎 7,348円鹿児島 13,148円沖縄 23,317円
1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出(円)
1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出(2023年〜2025年平均)
項目1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出
北海道22,972円
青森県7,431円
岩手県13,567円
宮城県20,026円
秋田県8,795円
山形県15,602円
福島県11,281円
茨城県7,949円
栃木県14,031円
群馬県7,436円
埼玉県21,493円
千葉県19,829円
東京都20,253円
神奈川県18,848円
新潟県15,910円
富山県9,866円
石川県13,701円
福井県10,495円
山梨県10,907円
長野県14,545円
岐阜県14,731円
静岡県15,375円
愛知県27,807円
三重県7,812円
滋賀県24,107円
京都府21,177円
大阪府26,367円
兵庫県24,126円
奈良県20,957円
和歌山県17,831円
鳥取県13,440円
島根県20,860円
岡山県14,714円
広島県26,242円
山口県12,301円
徳島県19,200円
香川県15,851円
愛媛県7,389円
高知県35,291円
福岡県19,415円
佐賀県8,669円
長崎県27,312円
熊本県19,726円
大分県15,254円
宮崎県7,348円
鹿児島県13,148円
沖縄県23,317円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは高知県です。
次いで愛知県、長崎県、大阪府、広島県が続きます。
淡いのは宮崎県、愛媛県、青森県でした。

47都道府県の平均は16,696円、中央値は15,602円です。
高知県の35,291円は平均を18,595円上回ります。

1位と47位の差は27,943円、倍率にすると4.8倍でした。

ガソリンへの支出で並べ替えると鳥取県が107,406で最も高く、開きは4.93倍になります。

主指標で1位の高知県はガソリンへの支出では17位、ガソリンへの支出で1位の鳥取県は主指標では33位でした。

順位都道府県1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出(円)地方ガソリンへの支出
1高知県35291四国88332
2愛知県27807中部59621
3長崎県27312九州58796
4大阪府26367近畿25102
5広島県26242中国65904
6兵庫県24126近畿38217
7滋賀県24107近畿66014
8沖縄県23317九州59379
9北海道22972北海道59512
10埼玉県21493関東40081
11京都府21177近畿38695
12奈良県20957近畿58288
13島根県20860中国101440
14東京都20253関東21767
15宮城県20026東北68429
16千葉県19829関東52822
17熊本県19726九州80701
18福岡県19415九州65587
19徳島県19200四国85429
20神奈川県18848関東40754
21和歌山県17831近畿62476
22新潟県15910中部87737
23香川県15851四国83355
24山形県15602東北93561
25静岡県15375中部71219
26大分県15254九州90904
27岐阜県14731中部90615
28岡山県14714中国73262
29長野県14545中部100243
30栃木県14031関東99142
31石川県13701中部94862
32岩手県13567東北89968
33鳥取県13440中国107406
34鹿児島県13148九州89725
35山口県12301中国105987
36福島県11281東北91626
37山梨県10907中部84439
38福井県10495中部87322
39富山県9866中部101587
40秋田県8795東北86280
41佐賀県8669九州85716
42茨城県7949関東98829
43三重県7812近畿103794
44群馬県7436関東102136
45青森県7431東北74769
46愛媛県7389四国60809
47宮崎県7348九州83046
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

家に停められるかどうか

駐車場代は全国平均で年1万6,696円。

時間貸しの駐車料金は別の項目に入ります。

県庁所在市の数字であること

家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。

1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。

対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。

数字の散らばり

1位の高知県は35,291円、47位の宮崎県は7,348円。
差は27,943円、倍率にすると4.8倍です。

中央値は15,602円、平均は16,696円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では1,094円の差でした。

ガソリンへの支出で並べ替えると開きは4.93倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た1世帯当たりの年極・月極駐車場借料への支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北宮城県 20026青森県 7431
関東埼玉県 21493群馬県 7436
中部愛知県 27807富山県 9866
近畿大阪府 26367三重県 7812
中国広島県 26242山口県 12301
四国高知県 35291愛媛県 7389
九州長崎県 27312宮崎県 7348
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯が1年間に払う駐車場代を47都道府県で比べると、最も高い高知県で35,291円、最も低い宮崎県で7,348円でした。
その差は27,943円、倍率にすると4.8倍です。

47都道府県の中央値は15,602円、平均は16,696円でした。
全国の値は16,696円です。
ガソリンへの支出で並べ替えると開きは4.93倍になり、主指標で1位の高知県はその見方では17位に位置します。

読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、時間貸しの駐車料金は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。

ガソリンへの支出では鳥取県が107,406で最も高く、主指標で1位の高知県はこの見方では17位でした。

地方ごとの平均では北海道が22,972円で最も高く、東北6県が12,784円で最も低くなりました。
自動車の部品や有料道路の通行料とあわせて読んでみてください。

1位の高知県と2位の愛知県の差は7,484円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
  • 調査年: 2023年〜2025年平均
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
  • 備考: 月ぎめ・年ぎめで借りる駐車場の料金への支出。時間貸しの駐車料金は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

注記: 月ぎめ・年ぎめで借りる駐車場の料金への支出。
時間貸しの駐車料金は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

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