運転免許を自分から返した人のうち、75歳以上はどれくらいを占めるのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、警察庁の「運転免許統計」をもとにしています。
2025年の1年間の自主返納のうち、75歳以上が占める割合を計算しました。
全国平均は67.25%、中央値は70.56%。
最も高い富山県は80.80%、最も低い東京都は36.42%で、2.22倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
67.3%
運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合(令和7年中(2025年))
最も多い 富山県
80.8%
最も少ない 東京都
36.4%
47都道府県の運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合
| 項目 | 運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合 |
|---|---|
| 北海道 | 54.8% |
| 青森県 | 56% |
| 岩手県 | 68.2% |
| 宮城県 | 62.2% |
| 秋田県 | 69.2% |
| 山形県 | 78.0% |
| 福島県 | 73.0% |
| 茨城県 | 72.7% |
| 栃木県 | 71.4% |
| 群馬県 | 79.4% |
| 埼玉県 | 53.8% |
| 千葉県 | 55.0% |
| 東京都 | 36.4% |
| 神奈川県 | 52.8% |
| 新潟県 | 71.0% |
| 富山県 | 80.8% |
| 石川県 | 76.6% |
| 福井県 | 78.5% |
| 山梨県 | 77.2% |
| 長野県 | 78.3% |
| 岐阜県 | 76.6% |
| 静岡県 | 70.6% |
| 愛知県 | 64.4% |
| 三重県 | 73.1% |
| 滋賀県 | 71.6% |
| 京都府 | 54.3% |
| 大阪府 | 44.0% |
| 兵庫県 | 53.6% |
| 奈良県 | 62.7% |
| 和歌山県 | 69.7% |
| 鳥取県 | 70.6% |
| 島根県 | 73.4% |
| 岡山県 | 72.0% |
| 広島県 | 60.9% |
| 山口県 | 71.8% |
| 徳島県 | 70.7% |
| 香川県 | 72.9% |
| 愛媛県 | 66.4% |
| 高知県 | 69.7% |
| 福岡県 | 59.7% |
| 佐賀県 | 75.0% |
| 長崎県 | 60.3% |
| 熊本県 | 67.3% |
| 大分県 | 73.6% |
| 宮崎県 | 75.2% |
| 鹿児島県 | 71.6% |
| 沖縄県 | 64.0% |
日本地図で見ると、中部と北陸が濃く出ます。
富山県80.80%、群馬県79.43%、福井県78.45%、長野県78.28%、山形県77.97%が上位に並びました。
6位は山梨県77.24%、7位は石川県76.59%、8位は岐阜県76.56%です。
薄いのは東京都36.42%、大阪府44.01%、神奈川県52.77%。
大都市圏です。
中央値は70.56%で、平均の67.25%を大きく上回ります。
東京都と大阪府の低い値が、全体の平均を引き下げています。
| 順位 | 都道府県 | 運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合(%) | 地方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 80.80 | 中部 |
| 2 | 群馬県 | 79.43 | 関東 |
| 3 | 福井県 | 78.45 | 中部 |
| 4 | 長野県 | 78.28 | 中部 |
| 5 | 山形県 | 77.97 | 東北 |
| 6 | 山梨県 | 77.24 | 中部 |
| 7 | 石川県 | 76.59 | 中部 |
| 8 | 岐阜県 | 76.56 | 中部 |
| 9 | 宮崎県 | 75.20 | 九州 |
| 10 | 佐賀県 | 75.03 | 九州 |
| 11 | 大分県 | 73.60 | 九州 |
| 12 | 島根県 | 73.39 | 中国 |
| 13 | 三重県 | 73.06 | 近畿 |
| 14 | 福島県 | 72.96 | 東北 |
| 15 | 香川県 | 72.86 | 四国 |
| 16 | 茨城県 | 72.69 | 関東 |
| 17 | 岡山県 | 72.04 | 中国 |
| 18 | 山口県 | 71.83 | 中国 |
| 19 | 滋賀県 | 71.60 | 近畿 |
| 20 | 鹿児島県 | 71.58 | 九州 |
| 21 | 栃木県 | 71.39 | 関東 |
| 22 | 新潟県 | 71.01 | 中部 |
| 23 | 徳島県 | 70.74 | 四国 |
| 24 | 静岡県 | 70.56 | 中部 |
| 24 | 鳥取県 | 70.56 | 中国 |
| 26 | 和歌山県 | 69.71 | 近畿 |
| 27 | 高知県 | 69.66 | 四国 |
| 28 | 秋田県 | 69.17 | 東北 |
| 29 | 岩手県 | 68.19 | 東北 |
| 30 | 熊本県 | 67.28 | 九州 |
| 31 | 愛媛県 | 66.40 | 四国 |
| 32 | 愛知県 | 64.38 | 中部 |
| 33 | 沖縄県 | 63.99 | 九州 |
| 34 | 奈良県 | 62.65 | 近畿 |
| 35 | 宮城県 | 62.18 | 東北 |
| 36 | 広島県 | 60.93 | 中国 |
| 37 | 長崎県 | 60.28 | 九州 |
| 38 | 福岡県 | 59.74 | 九州 |
| 39 | 青森県 | 56.00 | 東北 |
| 40 | 千葉県 | 54.97 | 関東 |
| 41 | 北海道 | 54.84 | 北海道 |
| 42 | 京都府 | 54.28 | 近畿 |
| 43 | 埼玉県 | 53.75 | 関東 |
| 44 | 兵庫県 | 53.63 | 近畿 |
| 45 | 神奈川県 | 52.77 | 関東 |
| 46 | 大阪府 | 44.01 | 近畿 |
| 47 | 東京都 | 36.42 | 関東 |
地方別に見る
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が74.87%で最も高くなります。
四国4県69.91%、中国5県69.75%、九州・沖縄8県68.34%が続きました。
最も低いのは北海道の54.84%です。
次いで関東7都県60.20%、近畿7府県61.28%。
中部とは20.03ポイントの開きがあります。
東北6県は67.75%で、ちょうど全国平均のあたりでした。
運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合が多い5都道府県
返納する人のうち75歳以上の割合が高い上位5県です。
1位は富山県の80.80%。
2位の群馬県79.43%、3位の福井県78.45%と続きます。
4位は長野県78.28%、5位は山形県77.97%でした。
返す人の5人に4人が75歳以上。
言いかえれば、75歳より前に手放す人がほとんどいないということです。
75歳になると免許の更新に認知機能検査が加わります。
それを機に返す人が多いため、この割合が高い県は「検査の時期まで乗り続ける県」だと読めます。
上位に並ぶ富山・福井・長野・山梨・石川・岐阜は、運転免許を持つ人の割合でも上位の常連です。
車が生活の前提になっている土地ほど、手放す時期が遅くなります。
上位8県のうち6県が中部と北陸です。
地方別でも中部9県74.87%が1位で、2位の四国4県69.91%を4.96ポイント上回りました。
上位5県はいずれも77%を超えます。
返す人の4人に3人以上が75歳以上、という水準です。
運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合が少ない5都道府県
返納する人のうち75歳以上の割合が低い下位5都府県です。
最も低いのは東京都の36.42%。
46位は大阪府44.01%、45位は神奈川県52.77%、44位は兵庫県53.63%、43位は埼玉県53.75%でした。
東京都では、返す人の6割以上が75歳より前に返しています。
車がなくても暮らせるため、早い段階で手放す選択ができます。
1位の富山県80.80%とくらべると、44.38ポイントの差。
倍率にすると2.22倍です。
同じ「返納」という行動でも、踏み切る年齢がこれだけ違います。
42位は京都府54.28%、41位は北海道54.84%、40位は千葉県54.97%。
大都市を抱える都道府県が下位に集まりました。
下位5都府県はすべて三大都市圏です。
鉄道とバスが密に走り、免許がなくても通院や買い物ができます。
東京都の36.42%は、47都道府県で唯一40%を下回りました。
返す人の3人に2人が、75歳より前に手放しています。
このグラフについての豆知識
「いつ返すか」の地図
ひとつ前の記事で見た返納の件数は、1.78倍の差でした。
こちらの「75歳以上が占める割合」は2.22倍。
どれだけ返すかより、いつ返すかのほうが地域で分かれます。
75歳という区切り
75歳以上の人が免許を更新するときは、認知機能検査を受けます。
結果によっては医師の診断が必要になることもあります。
この手続きを機に運転をやめる人が多いため、75歳は返納の大きな節目になっています。
返したあとの足
早く返せるかどうかは、返したあとに移動できるかで決まります。
鉄道やバスが使える土地では選択肢がありますが、そうでない土地では限界まで運転を続けることになります。
この数字の読み方
運転免許統計は、2種類以上の免許を持つ人を上位の免許1つで数えます。
大型免許を持つ人は普通免許も持っていますが、大型のほうにだけ計上されます。
人あたりの値は、社会・人口統計体系の人口(2024年)で割って当サイトが算出した参考値です。
免許は18歳から取れますが、都道府県別の18歳以上人口が手元にないため、15歳以上人口を母数にしています。
実際の保有率はこの数字より少し高くなります。
地方のなかで見た運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 77.97 | 青森県 56.00 |
| 関東 | 群馬県 79.43 | 東京都 36.42 |
| 中部 | 富山県 80.80 | 愛知県 64.38 |
| 近畿 | 三重県 73.06 | 大阪府 44.01 |
| 中国 | 島根県 73.39 | 広島県 60.93 |
| 四国 | 香川県 72.86 | 愛媛県 66.40 |
| 九州 | 宮崎県 75.20 | 福岡県 59.74 |
まとめ
運転免許の自主返納のうち75歳以上が占める割合は、全国平均で67.25%。
最も高い富山県80.80%と、最も低い東京都36.42%の差は2.22倍でした。
上位は富山・群馬・福井・長野・山形。
中部と北陸では、返す人の8割が75歳以上です。
75歳の認知機能検査を機に手放す人が多く、それまでは乗り続けています。
一方で東京都では6割以上が75歳より前に返しています。
返したあとに移動できるかどうかが、決断の時期を分けています。
自主返納の件数や運転免許を持つ人の割合とあわせて読んでみてください。
地方別で最下位の北海道は54.84%。
札幌市に人口が集まり、市内は地下鉄とバスで動けることが効いていそうです。
中部9県74.87%と北海道54.84%の差は20.03ポイント。
地方別で見ても、はっきりと二つに分かれました。
件数のランキングでは1.78倍だった差が、この指標では2.22倍まで開きます。
返すかどうかより、いつ返すかのほうが地域で分かれていました。
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出典
- 統計名: 運転免許統計
- 調査年: 令和7年中(2025年)
- 公開元: 警察庁
- 参照URL: https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo.html
- 備考: 1年間の自主返納のうち、75歳以上の人が占める割合。割合が低い県ほど、若い年齢のうちに返している。警察庁の統計を加工して47グラフが作成
注記: 1年間の自主返納のうち、75歳以上の人が占める割合。
割合が低い県ほど、若い年齢のうちに返している。
警察庁の統計を加工して47グラフが作成
