公民館は、地域の人が集まって学んだり話し合ったりするための施設です。
市町村が置いています。
休みの日に通える土日の講座はどこに多いのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
兵庫県が10,341講座で1位。
47都道府県の平均は1,299.9講座、中央値は888講座です。
1位と47位の間には136.1倍の開き、人口10万人あたりでは131.7倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
1,300講座
土日に実施した公民館の学級・講座数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 兵庫県
10,341講座
最も少ない 宮崎県
76講座
土日の講座が多い上位5県
土日の講座が多い上位5県です。
兵庫県は10,341講座、福岡県は3,187講座、石川県は2,813講座でした。
兵庫県は2位の福岡県の3.24倍です。
4位は福井県で2,773講座、5位は岡山県で2,355講座。
上位5で全国の35.1パーセント、上位3で26.7パーセント、上位10で50.9パーセントでした。
1位だけで16.9パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,299.9講座なので、1位は平均の8.0倍。
中央値の888講座と比べると11.6倍にあたります。
6位以下は広島県で2,096講座、長野県で2,058講座、島根県で2,002講座と続きました。
2位と3位の差は374講座、3位と4位の差は40講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の64.9パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると13,528講座。
これだけで全国の22.1パーセントにあたります。
夕方からの講座と似た顔ぶれが上位に並びました。
人口10万人あたりでは福井県が1位です
ここからは統計を離れて、土日に開く公民館の講座の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は福井県の375.24講座、2位は島根県311.84講座、3位は鳥取県289.27講座。
4位以下は石川県、兵庫県と続きます。
逆に人口あたりの下位は宮崎県7.36講座、東京都2.85講座。
福井県と東京都では131.7倍の開きです。
人口10万人あたりでは福井県が1位です。
夕方からの講座と同じ県が1位になりました。
土日に開けば、平日は働いている人や学校のある子どもも参加できます。
働く世代や子どもを意識した講座づくりが進んでいる県ほど、この数字が伸びると考えられます。
当サイトの子ども向け講座の記事と並べると、その狙いが読み取れます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が131.32講座で最も多く、北海道が8.23講座で最も少なくなります。
四国4県109.82講座と中部9県68.48講座がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
土日の講座が少ない下位5県
土日の講座が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は76講座、46位の佐賀県は211講座、45位の沖縄県は259講座でした。
1位の兵庫県とは136.1倍の差があります。
44位は静岡県で397講座、43位は東京都で404講座、42位は香川県で408講座と続きます。
土日に開ける館とそうでない館があり、差が大きく開きます。
47都道府県の中央値は888講座。
平均は1,299.9講座なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の宮崎県は平均の5.8パーセント、中央値の8.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.2パーセントにしかなりません。
1位の兵庫県1つで16.9パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の宮崎県は、1位の兵庫県の0.73パーセントにあたる水準です。
46位との差は135講座、45位との差は183講座でした。
1位の兵庫県と47位の宮崎県の間には10,265講座の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 土日に実施した公民館の学級・講座数 |
|---|---|
| 北海道 | 415講座 |
| 青森県 | 843講座 |
| 岩手県 | 630講座 |
| 宮城県 | 1,328講座 |
| 秋田県 | 455講座 |
| 山形県 | 790講座 |
| 福島県 | 1,249講座 |
| 茨城県 | 516講座 |
| 栃木県 | 587講座 |
| 群馬県 | 484講座 |
| 埼玉県 | 1,847講座 |
| 千葉県 | 1,218講座 |
| 東京都 | 404講座 |
| 神奈川県 | 1,161講座 |
| 新潟県 | 793講座 |
| 富山県 | 1,323講座 |
| 石川県 | 2,813講座 |
| 福井県 | 2,773講座 |
| 山梨県 | 1,011講座 |
| 長野県 | 2,058講座 |
| 岐阜県 | 1,302講座 |
| 静岡県 | 397講座 |
| 愛知県 | 1,646講座 |
| 三重県 | 514講座 |
| 滋賀県 | 888講座 |
| 京都府 | 615講座 |
| 大阪府 | 1,488講座 |
| 兵庫県 | 10,341講座 |
| 奈良県 | 442講座 |
| 和歌山県 | 630講座 |
| 鳥取県 | 1,536講座 |
| 島根県 | 2,002講座 |
| 岡山県 | 2,355講座 |
| 広島県 | 2,096講座 |
| 山口県 | 1,202講座 |
| 徳島県 | 659講座 |
| 香川県 | 408講座 |
| 愛媛県 | 1,567講座 |
| 高知県 | 1,247講座 |
| 福岡県 | 3,187講座 |
| 佐賀県 | 211講座 |
| 長崎県 | 699講座 |
| 熊本県 | 834講座 |
| 大分県 | 1,061講座 |
| 宮崎県 | 76講座 |
| 鹿児島県 | 737講座 |
| 沖縄県 | 259講座 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは兵庫県です。
次いで福岡県、石川県、福井県、岡山県が続きます。
淡いのは宮崎県、佐賀県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は1,299.9講座、中央値は888講座です。
兵庫県の10,341講座は平均の8.0倍にあたります。
上位3で26.7パーセント、1位と47位で136.1倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと福井県が375.24講座で最も多く、開きは131.7倍になります。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは5位、人数あたり1位の福井県は実数では4位でした。
| 順位 | 都道府県 | 土日に実施した公民館の学級・講座数(講座) | 地方 | 人口10万人あたりの土日に実施した公民館の学級・講座数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 兵庫県 | 10341 | 近畿 | 193.76 |
| 2 | 福岡県 | 3187 | 九州 | 62.59 |
| 3 | 石川県 | 2813 | 中部 | 256.19 |
| 4 | 福井県 | 2773 | 中部 | 375.24 |
| 5 | 岡山県 | 2355 | 中国 | 128.62 |
| 6 | 広島県 | 2096 | 中国 | 77.23 |
| 7 | 長野県 | 2058 | 中部 | 103.57 |
| 8 | 島根県 | 2002 | 中国 | 311.84 |
| 9 | 埼玉県 | 1847 | 関東 | 25.19 |
| 10 | 愛知県 | 1646 | 中部 | 22.06 |
| 11 | 愛媛県 | 1567 | 四国 | 122.81 |
| 12 | 鳥取県 | 1536 | 中国 | 289.27 |
| 13 | 大阪府 | 1488 | 近畿 | 16.99 |
| 14 | 宮城県 | 1328 | 東北 | 59.07 |
| 15 | 富山県 | 1323 | 中部 | 132.7 |
| 16 | 岐阜県 | 1302 | 中部 | 67.95 |
| 17 | 福島県 | 1249 | 東北 | 71.66 |
| 18 | 高知県 | 1247 | 四国 | 190.09 |
| 19 | 千葉県 | 1218 | 関東 | 19.48 |
| 20 | 山口県 | 1202 | 中国 | 93.83 |
| 21 | 神奈川県 | 1161 | 関東 | 12.59 |
| 22 | 大分県 | 1061 | 九州 | 97.79 |
| 23 | 山梨県 | 1011 | 中部 | 127.81 |
| 24 | 滋賀県 | 888 | 近畿 | 63.34 |
| 25 | 青森県 | 843 | 東北 | 72.36 |
| 26 | 熊本県 | 834 | 九州 | 49.15 |
| 27 | 新潟県 | 793 | 中部 | 37.78 |
| 28 | 山形県 | 790 | 東北 | 78.14 |
| 29 | 鹿児島県 | 737 | 九州 | 48.11 |
| 30 | 長崎県 | 699 | 九州 | 55.83 |
| 31 | 徳島県 | 659 | 四国 | 96.2 |
| 32 | 岩手県 | 630 | 東北 | 55.02 |
| 32 | 和歌山県 | 630 | 近畿 | 71.59 |
| 34 | 京都府 | 615 | 近畿 | 24.4 |
| 35 | 栃木県 | 587 | 関東 | 31.14 |
| 36 | 茨城県 | 516 | 関東 | 18.39 |
| 37 | 三重県 | 514 | 近畿 | 30.04 |
| 38 | 群馬県 | 484 | 関東 | 25.61 |
| 39 | 秋田県 | 455 | 東北 | 50.72 |
| 40 | 奈良県 | 442 | 近畿 | 34.4 |
| 41 | 北海道 | 415 | 北海道 | 8.23 |
| 42 | 香川県 | 408 | 四国 | 44.49 |
| 43 | 東京都 | 404 | 関東 | 2.85 |
| 44 | 静岡県 | 397 | 中部 | 11.26 |
| 45 | 沖縄県 | 259 | 九州 | 17.67 |
| 46 | 佐賀県 | 211 | 九州 | 26.78 |
| 47 | 宮崎県 | 76 | 九州 | 7.36 |
このグラフについての豆知識
土日に開くということ
公民館を土日に開けるには、職員か地域の担い手が休みの日に出る必要があります。
住民が運営を担う地域では、土日の催しが多くなります。
この数字は講座数の内数です。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の兵庫県は10,341講座、47位の宮崎県は76講座。
両者の間には136.1倍の開きがあります。
上位3で全国の26.7パーセント、上位10で50.9パーセントを占めます。
中央値は888講座、平均は1,299.9講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと131.7倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
土日に開く公民館の講座の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【公民館の講座の数】1年で34万8,519講座が開かれましたで、順位相関は0.86でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【厚生年金を受け取る人・10年推移】47都道府県すべてでふえ、沖縄県は1.47倍(順位相関-0.38)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た土日に実施した公民館の学級・講座数
| 地方 | 最も多い(講座) | 最も少ない(講座) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1328 | 秋田県 455 |
| 関東 | 埼玉県 1847 | 東京都 404 |
| 中部 | 石川県 2813 | 静岡県 397 |
| 近畿 | 兵庫県 10341 | 奈良県 442 |
| 中国 | 岡山県 2355 | 山口県 1202 |
| 四国 | 愛媛県 1567 | 香川県 408 |
| 九州 | 福岡県 3187 | 宮崎県 76 |
まとめ
土日に開く公民館の講座を47都道府県で比べると、最も多い兵庫県で10,341講座、最も少ない宮崎県で76講座でした。
1位と47位の間には136.1倍の開きがあります。
上位3で全国の26.7パーセント、上位10で50.9パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は888講座、平均は1,299.9講座でした。
人口10万人あたりに直すと131.7倍の開きになります。
土日に開く公民館の講座の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、講座数の内数であること。
2つ目は、土日のどちらかに開けば数に入ること。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは福井県が375.24講座で最多。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは5位でした。
地方別に合計を出すと近畿7府県が全国の24.4パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が131.32講座で最多でした。
夕方からの公民館講座や子ども向けの講座を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003228560
- 備考: 2014年度に公民館が土曜・日曜に開いた学級・講座の数。学級・講座数の内数。人口10万人あたりの土日に実施した公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に公民館が土曜・日曜に開いた学級・講座の数。
学級・講座数の内数。
人口10万人あたりの土日に実施した公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
