惣菜として買うとんかつやカツレツに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、カツレツの購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は2,287円、中央値は2,231円。
最も支出額が多い福井県は4,282円で、最も少ない県の1,541円との差は2,741円です。
金額を比べると、約2.8倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
2,287円
1世帯当たりのカツレツへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 福井県
4,282円
最も少ない 福岡県
1,541円
カツレツに使う金額が多い上位5県
カツレツに使う金額が多い上位5県です。
福井県は4,282円、富山県は3,334円、新潟県は3,027円でした。
1位と2位の差は948円です。
4位は山梨県で3,013円、5位は沖縄県で2,957円。
上位5はいずれも47都道府県の平均2,287円を上回りました。
1位の福井県は平均を1,995円上回りました。
中央値の2,231円と比べると2,051円高く、平均に対する比では1.87倍にあたります。
6位以下は石川県で2,709円、宮城県で2,702円、滋賀県で2,677円と続きました。
2位と3位の差は307円、3位と4位の差は14円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は280円でした。
1位から5位までの幅は1,325円、1位から8位までの幅は1,605円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
福井県はコロッケへの支出でも1位に入っています。
全国の値は2,287円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は福井県の4,282円。
2位の富山県3,334円に1.3倍の差をつけました。
コロッケへの支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
コロッケへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は福井県の3,519、2位は富山県の3,473、3位は滋賀県の3,192。
4位以下は兵庫県、京都府と続きます。
逆に下位は沖縄県が1,593、北海道が1,422。
福井県と北海道では2.47倍の開きです。
1位の福井県は、2位に1.3倍の差をつけました。
上位5位のうち福井・富山・新潟・山梨と、4つを北陸から中部にかけての県が占めています。
地方別でも中部2,831円が1位でした。
福井県にはソースカツ丼という郷土の食べ方があります。
ごはんの上にカツをのせ、ソースにくぐらせる形です。
惣菜として買うカツの多さは、その食べ方の広がりと無縁ではないでしょう。
5位には沖縄県2,957円が入りました。
一方で最下位は福岡県1,541円、46位は愛媛県1,561円。
同じ揚げものでも、コロッケでは近畿と中部が上位でした。
惣菜の売り場の顔ぶれは、県によってずいぶん違うようです。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が2,831円で最も高く、北海道が1,590円で最も低くなります。
関東7都県2,471円と東北6県2,329円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
カツレツに使う金額が少ない下位5道県
カツレツに使う金額が少ない下位5道県です。
47位の福岡県は1,541円、46位の愛媛県は1,561円、45位の北海道は1,590円でした。
1位の福井県とは2,741円の差があります。
44位は長崎県で1,697円、43位は高知県で1,702円、42位は鹿児島県で1,736円と続きます。
最も少ない県は1,541円。
上位の県とは2.8倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は2,231円、平均は2,287円です。
47位の福岡県は平均を746円下回りました。
47位の福岡県は1位の福井県の36.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.78倍の開きです。
46位との差は20円、45位との差は49円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも195円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均2,287円を下回りました。
47位から43位までの幅は161円です。
福岡県はコロッケへの支出では45位です。
全国の値は2,287円なので、47位はこれを746円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのカツレツへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,590円 |
| 青森県 | 2,151円 |
| 岩手県 | 2,305円 |
| 宮城県 | 2,702円 |
| 秋田県 | 1,906円 |
| 山形県 | 2,469円 |
| 福島県 | 2,443円 |
| 茨城県 | 2,560円 |
| 栃木県 | 2,397円 |
| 群馬県 | 2,477円 |
| 埼玉県 | 2,566円 |
| 千葉県 | 2,513円 |
| 東京都 | 2,556円 |
| 神奈川県 | 2,231円 |
| 新潟県 | 3,027円 |
| 富山県 | 3,334円 |
| 石川県 | 2,709円 |
| 福井県 | 4,282円 |
| 山梨県 | 3,013円 |
| 長野県 | 2,156円 |
| 岐阜県 | 2,226円 |
| 静岡県 | 2,488円 |
| 愛知県 | 2,244円 |
| 三重県 | 1,830円 |
| 滋賀県 | 2,677円 |
| 京都府 | 2,300円 |
| 大阪府 | 2,491円 |
| 兵庫県 | 2,052円 |
| 奈良県 | 1,929円 |
| 和歌山県 | 2,104円 |
| 鳥取県 | 1,848円 |
| 島根県 | 1,914円 |
| 岡山県 | 2,171円 |
| 広島県 | 2,095円 |
| 山口県 | 1,956円 |
| 徳島県 | 2,428円 |
| 香川県 | 2,255円 |
| 愛媛県 | 1,561円 |
| 高知県 | 1,702円 |
| 福岡県 | 1,541円 |
| 佐賀県 | 1,871円 |
| 長崎県 | 1,697円 |
| 熊本県 | 2,061円 |
| 大分県 | 1,936円 |
| 宮崎県 | 2,010円 |
| 鹿児島県 | 1,736円 |
| 沖縄県 | 2,957円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは福井県です。
次いで富山県、新潟県、山梨県、沖縄県が続きます。
淡いのは福岡県、愛媛県、北海道でした。
47都道府県の平均は2,287円、中央値は2,231円です。
福井県の4,282円は平均を1,995円上回ります。
1位と47位の差は2,741円、倍率にすると2.78倍でした。
コロッケへの支出で並べ替えると福井県が3,519で最も高く、開きは2.47倍になります。
主指標で1位の福井県はコロッケへの支出では1位、コロッケへの支出で1位の福井県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのカツレツへの支出(円) | 地方 | コロッケへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 4282 | 中部 | 3519 |
| 2 | 富山県 | 3334 | 中部 | 3473 |
| 3 | 新潟県 | 3027 | 中部 | 2689 |
| 4 | 山梨県 | 3013 | 中部 | 2198 |
| 5 | 沖縄県 | 2957 | 九州 | 1593 |
| 6 | 石川県 | 2709 | 中部 | 2708 |
| 7 | 宮城県 | 2702 | 東北 | 2258 |
| 8 | 滋賀県 | 2677 | 近畿 | 3192 |
| 9 | 埼玉県 | 2566 | 関東 | 2189 |
| 10 | 茨城県 | 2560 | 関東 | 2016 |
| 11 | 東京都 | 2556 | 関東 | 2115 |
| 12 | 千葉県 | 2513 | 関東 | 2128 |
| 13 | 大阪府 | 2491 | 近畿 | 2685 |
| 14 | 静岡県 | 2488 | 中部 | 2627 |
| 15 | 群馬県 | 2477 | 関東 | 1861 |
| 16 | 山形県 | 2469 | 東北 | 2148 |
| 17 | 福島県 | 2443 | 東北 | 2528 |
| 18 | 徳島県 | 2428 | 四国 | 2252 |
| 19 | 栃木県 | 2397 | 関東 | 2362 |
| 20 | 岩手県 | 2305 | 東北 | 2019 |
| 21 | 京都府 | 2300 | 近畿 | 2793 |
| 22 | 香川県 | 2255 | 四国 | 2521 |
| 23 | 愛知県 | 2244 | 中部 | 2382 |
| 24 | 神奈川県 | 2231 | 関東 | 2357 |
| 25 | 岐阜県 | 2226 | 中部 | 2629 |
| 26 | 岡山県 | 2171 | 中国 | 2170 |
| 27 | 長野県 | 2156 | 中部 | 1976 |
| 28 | 青森県 | 2151 | 東北 | 2070 |
| 29 | 和歌山県 | 2104 | 近畿 | 2431 |
| 30 | 広島県 | 2095 | 中国 | 2324 |
| 31 | 熊本県 | 2061 | 九州 | 1844 |
| 32 | 兵庫県 | 2052 | 近畿 | 2798 |
| 33 | 宮崎県 | 2010 | 九州 | 1819 |
| 34 | 山口県 | 1956 | 中国 | 1945 |
| 35 | 大分県 | 1936 | 九州 | 1874 |
| 36 | 奈良県 | 1929 | 近畿 | 2744 |
| 37 | 島根県 | 1914 | 中国 | 2594 |
| 38 | 秋田県 | 1906 | 東北 | 1713 |
| 39 | 佐賀県 | 1871 | 九州 | 1932 |
| 40 | 鳥取県 | 1848 | 中国 | 2357 |
| 41 | 三重県 | 1830 | 近畿 | 2655 |
| 42 | 鹿児島県 | 1736 | 九州 | 1724 |
| 43 | 高知県 | 1702 | 四国 | 1854 |
| 44 | 長崎県 | 1697 | 九州 | 2285 |
| 45 | 北海道 | 1590 | 北海道 | 1422 |
| 46 | 愛媛県 | 1561 | 四国 | 2061 |
| 47 | 福岡県 | 1541 | 九州 | 1613 |
このグラフについての豆知識
ソースカツ丼の県
カツレツへの支出は全国平均で年2,287円。
コロッケの2,286円とほぼ同じ規模です。
店で食べる場合は外食の項目に入ります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の福井県は4,282円、47位の福岡県は1,541円。
差は2,741円、倍率にすると2.78倍です。
中央値は2,231円、平均は2,287円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では56円の差でした。
コロッケへの支出で並べ替えると開きは2.47倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのカツレツへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 2702 | 秋田県 1906 |
| 関東 | 埼玉県 2566 | 神奈川県 2231 |
| 中部 | 福井県 4282 | 長野県 2156 |
| 近畿 | 滋賀県 2677 | 三重県 1830 |
| 中国 | 岡山県 2171 | 鳥取県 1848 |
| 四国 | 徳島県 2428 | 愛媛県 1561 |
| 九州 | 沖縄県 2957 | 福岡県 1541 |
まとめ
1世帯が1年間にカツレツへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い福井県で4,282円、最も低い福岡県で1,541円でした。
その差は2,741円、倍率にすると2.78倍です。
47都道府県の中央値は2,231円、平均は2,287円でした。
全国の値は2,287円です。
コロッケへの支出で並べ替えると開きは2.47倍になり、主指標で1位の福井県はその見方では1位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、店で食べる場合は外食の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
コロッケへの支出では福井県が3,519で最も高く、主指標で1位の福井県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では中部9県が2,831円で最も高く、北海道が1,590円で最も低くなりました。
コロッケやハンバーグへの支出とあわせて読んでみてください。
1位の福井県と2位の富山県の差は948円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 惣菜として買うとんかつやカツレツへの支出。店で食べる場合は外食の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 惣菜として買うとんかつやカツレツへの支出。
店で食べる場合は外食の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
