自分の健康状態を「よい」と言い切れる人はどれくらいいるのでしょうか。
健康意識を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。
沖縄県が26.5%で1位。
47都道府県の平均は21.93%、中央値は21.64%です。
最も高い26.5%と最も低い18.8%の差は7.7ポイント、倍率にすると1.41倍でした。
47都道府県の単純平均
21.9%
健康意識が「よい」人の割合(2022年)
最も多い 沖縄県
26.5%
最も少ない 山形県
18.8%
健康意識が「よい」人が多い上位5都県
健康意識が「よい」人が多い上位5都県です。
沖縄県は26.5%、山梨県は26.07%、鹿児島県は25.98%でした。
1位と2位の差は0.43ポイントです。
4位は宮崎県で24.22%、5位は福岡県で23.58%。
上位5はいずれも47都道府県の平均21.93%を上回りました。
1位の沖縄県は平均を4.57ポイント上回りました。
中央値の21.64%と比べると4.86ポイント高く、平均に対する比では1.21倍にあたります。
6位以下は群馬県で23.51%、大分県で23.41%、栃木県で23.37%と続きました。
2位と3位の差は0.09ポイント、3位と4位の差は1.76ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.21ポイントでした。
1位から5位までの幅は2.92ポイント、1位から8位までの幅は3.13ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
沖縄県は健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合でも37位に入っています。
全国の値は22%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は沖縄県の26.5パーセント。
4人に1人が「よい」と答えています。
「よくない」の割合と並べて見ます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は健康状態が「よい」人の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合で並べ替えると、順位が変わります。
1位は高知県の15.48、2位は山口県の14.38、3位は岩手県の14.08。
4位以下は大分県、広島県と続きます。
逆に下位は鹿児島県が10.89、栃木県が10.82。
高知県と栃木県では1.43倍の開きです。
これは体の状態ではなく、自分でどう感じるかの数字です。
症状があっても「よい」と答える人もいれば、その逆もあります。
若い人が多い県ほど高く出るのは自然ですが、同じ年齢構成でも土地柄の楽観・悲観がにじむ興味深い指標です。
当サイトのこころのストレスの記事とあわせて見てみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が23.35%で最も高く、東北6県が20.1%で最も低くなります。
関東7都県22.49%と中部9県22%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
健康意識が「よい」人が少ない下位5県
健康意識が「よい」人が少ない下位5県です。
47位の徳島県は18.8%、46位の山形県は18.8%、45位の岩手県は19.1%でした。
1位の沖縄県とは7.7ポイントの差があります。
44位は秋田県で19.31%、43位は富山県で19.42%、42位は青森県で20.59%と続きます。
最も低い徳島県は18.8パーセント。
1位と47位の差は1.4倍です。
47都道府県の中央値は21.64%、平均は21.93%です。
47位の徳島県は平均を3.13ポイント下回りました。
47位の徳島県は1位の沖縄県の70.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.41倍の開きです。
46位との差は0ポイント、45位との差は0.3ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.79ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均21.93%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.62ポイントです。
徳島県は健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合では6位です。
全国の値は22%なので、47位はこれを3.2ポイント下回っています。
地方別に見る
健康と感じる人の割合は、沖縄と首都圏で高くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が23.35%で最も高くなります。
次いで関東7都県が22.49%、中部9県が22%、近畿7府県が21.98%と続きました。
低いほうは中国5県が21.87%、北海道が21.25%、四国4県が20.88%、東北6県が20.1%でした。
最も高い九州・沖縄8県と最も低い東北6県の差は3.25ポイントです。
健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合で見ると四国4県が最も高く、関東7都県が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 健康意識が「よい」人の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 21.3% |
| 青森県 | 20.6% |
| 岩手県 | 19.1% |
| 宮城県 | 21.3% |
| 秋田県 | 19.3% |
| 山形県 | 18.8% |
| 福島県 | 21.5% |
| 茨城県 | 22.9% |
| 栃木県 | 23.4% |
| 群馬県 | 23.5% |
| 埼玉県 | 21.0% |
| 千葉県 | 23.1% |
| 東京都 | 22.4% |
| 神奈川県 | 21.2% |
| 新潟県 | 21.5% |
| 富山県 | 19.4% |
| 石川県 | 20.6% |
| 福井県 | 21.4% |
| 山梨県 | 26.1% |
| 長野県 | 22.8% |
| 岐阜県 | 20.9% |
| 静岡県 | 23.4% |
| 愛知県 | 22.0% |
| 三重県 | 22.7% |
| 滋賀県 | 21.5% |
| 京都府 | 21.8% |
| 大阪府 | 20.9% |
| 兵庫県 | 21.9% |
| 奈良県 | 22.4% |
| 和歌山県 | 22.8% |
| 鳥取県 | 21.6% |
| 島根県 | 22.3% |
| 岡山県 | 22.3% |
| 広島県 | 22.0% |
| 山口県 | 21.2% |
| 徳島県 | 18.8% |
| 香川県 | 21.3% |
| 愛媛県 | 21.8% |
| 高知県 | 21.6% |
| 福岡県 | 23.6% |
| 佐賀県 | 20.8% |
| 長崎県 | 20.7% |
| 熊本県 | 21.6% |
| 大分県 | 23.4% |
| 宮崎県 | 24.2% |
| 鹿児島県 | 26.0% |
| 沖縄県 | 26.5% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは沖縄県です。
次いで山梨県、鹿児島県、宮崎県、福岡県が続きます。
淡いのは徳島県、山形県、岩手県でした。
47都道府県の平均は21.93%、中央値は21.64%です。
沖縄県の26.5%は平均を4.57ポイント上回ります。
1位と47位の差は7.7ポイント、倍率にすると1.41倍でした。
健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合で並べ替えると高知県が15.48で最も高く、開きは1.43倍になります。
主指標で1位の沖縄県は健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合では37位、健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合で1位の高知県は主指標では25位でした。
| 順位 | 都道府県 | 健康意識が「よい」人の割合(%) | 地方 | 健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄県 | 26.5 | 九州 | 11.98 |
| 2 | 山梨県 | 26.07 | 中部 | 11.03 |
| 3 | 鹿児島県 | 25.98 | 九州 | 10.89 |
| 4 | 宮崎県 | 24.22 | 九州 | 12.06 |
| 5 | 福岡県 | 23.58 | 九州 | 12.26 |
| 6 | 群馬県 | 23.51 | 関東 | 11.67 |
| 7 | 大分県 | 23.41 | 九州 | 13.84 |
| 8 | 栃木県 | 23.37 | 関東 | 10.82 |
| 9 | 静岡県 | 23.36 | 中部 | 11.32 |
| 10 | 千葉県 | 23.1 | 関東 | 12.09 |
| 11 | 茨城県 | 22.85 | 関東 | 11.66 |
| 12 | 長野県 | 22.81 | 中部 | 12.79 |
| 12 | 和歌山県 | 22.81 | 近畿 | 13.21 |
| 14 | 三重県 | 22.72 | 近畿 | 11.84 |
| 15 | 東京都 | 22.4 | 関東 | 12.93 |
| 16 | 奈良県 | 22.37 | 近畿 | 11.76 |
| 17 | 岡山県 | 22.3 | 中国 | 13.29 |
| 18 | 島根県 | 22.26 | 中国 | 12.79 |
| 19 | 愛知県 | 22.01 | 中部 | 12.53 |
| 20 | 広島県 | 21.98 | 中国 | 13.56 |
| 21 | 兵庫県 | 21.91 | 近畿 | 13.35 |
| 22 | 愛媛県 | 21.8 | 四国 | 13.2 |
| 23 | 京都府 | 21.75 | 近畿 | 12.59 |
| 24 | 鳥取県 | 21.64 | 中国 | 13.43 |
| 25 | 高知県 | 21.61 | 四国 | 15.48 |
| 26 | 熊本県 | 21.59 | 九州 | 13.18 |
| 27 | 福島県 | 21.5 | 東北 | 12.9 |
| 28 | 新潟県 | 21.47 | 中部 | 12.81 |
| 29 | 滋賀県 | 21.45 | 近畿 | 12.48 |
| 30 | 福井県 | 21.39 | 中部 | 11.95 |
| 31 | 香川県 | 21.32 | 四国 | 13.07 |
| 32 | 宮城県 | 21.31 | 東北 | 12.25 |
| 33 | 北海道 | 21.25 | 北海道 | 12.52 |
| 34 | 神奈川県 | 21.23 | 関東 | 12.74 |
| 35 | 山口県 | 21.16 | 中国 | 14.38 |
| 36 | 埼玉県 | 20.98 | 関東 | 11.93 |
| 37 | 大阪府 | 20.87 | 近畿 | 13.52 |
| 38 | 岐阜県 | 20.85 | 中部 | 12.42 |
| 39 | 佐賀県 | 20.79 | 九州 | 12.86 |
| 40 | 長崎県 | 20.73 | 九州 | 13.48 |
| 41 | 石川県 | 20.63 | 中部 | 11.98 |
| 42 | 青森県 | 20.59 | 東北 | 12.6 |
| 43 | 富山県 | 19.42 | 中部 | 13.05 |
| 44 | 秋田県 | 19.31 | 東北 | 13.22 |
| 45 | 岩手県 | 19.1 | 東北 | 14.08 |
| 46 | 山形県 | 18.8 | 東北 | 13.43 |
| 46 | 徳島県 | 18.8 | 四国 | 13.56 |
このグラフについての豆知識
「ふつう」が最多
健康意識で最も多い答えは「ふつう」です。
「よい」と言い切る人は全国で22パーセントにとどまります。
「まあよい」まで含めれば4割を超え、日本人の控えめな自己評価がにじみます。
3年に一度の大規模調査
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。
公表されているのは人数や世帯数なので、区分の数を総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の「率」とは分母の取り方が違うことがあります。
標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の沖縄県は26.5%、47位の徳島県は18.8%。
差は7.7ポイント、倍率にすると1.41倍です。
中央値は21.64%、平均は21.93%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.29ポイントの差でした。
健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合で並べ替えると開きは1.43倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た健康意識が「よい」人の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 21.5 | 山形県 18.8 |
| 関東 | 群馬県 23.51 | 埼玉県 20.98 |
| 中部 | 山梨県 26.07 | 富山県 19.42 |
| 近畿 | 和歌山県 22.81 | 大阪府 20.87 |
| 中国 | 岡山県 22.3 | 山口県 21.16 |
| 四国 | 愛媛県 21.8 | 徳島県 18.8 |
| 九州 | 沖縄県 26.5 | 長崎県 20.73 |
まとめ
健康と感じる人の割合を47都道府県で比べると、最も高い沖縄県で26.5%、最も低い徳島県で18.8%でした。
その差は7.7ポイント、倍率にすると1.41倍です。
47都道府県の中央値は21.64%、平均は21.93%でした。
全国の値は22%です。
健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合で並べ替えると開きは1.43倍になり、主指標で1位の沖縄県はその見方では37位に位置します。
健康状態が「よい」人の割合を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、本人の自己評価の数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合では高知県が15.48で最も高く、主指標で1位の沖縄県はこの見方では37位でした。
地方ごとの平均では九州・沖縄8県が23.35%で最も高く、東北6県が20.1%で最も低くなりました。
健康がよくないと感じる人やどこも悪くない人を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041061
- 備考: 6歳以上の世帯人員のうち、自分の健康状態を「よい」と答えた人の割合。「まあよい」「ふつう」は含まない。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合
注記: 6歳以上の世帯人員のうち、自分の健康状態を「よい」と答えた人の割合。
「まあよい」「ふつう」は含まない。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は健康状態が「あまりよくない・よくない」の割合
