食べものを自分でいちばんまかなえる県はどこだと思いますか?
自分の県でとれる食べものだけで、そこに住む人をどれくらいまかなえるでしょうか。
これをカロリーに直して割合で表したものを「食料自給率(しょくりょうじきゅうりつ)」といいます。
100を超える県は、食べる量より多くつくっていることになります。
今回は、この食料自給率を都道府県別に比べます。
このランキングは、2021年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、北海道です。
223%あります。
2位は秋田県で204%、3位は山形県で147%でした。
100を超えているので、食べる量より多くつくっていることになります。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(%) |
|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 223 |
| 2 | 秋田県 | 204 |
| 3 | 山形県 | 147 |
| 4 | 青森県 | 120 |
| 5 | 新潟県 | 109 |
| 6 | 岩手県 | 108 |
| 7 | 佐賀県 | 95 |
| 8 | 鹿児島県 | 79 |
| 9 | 富山県 | 77 |
| 10 | 福島県 | 75 |
| 11 | 宮城県 | 72 |
| 12 | 栃木県 | 71 |
| 13 | 茨城県 | 70 |
| 14 | 福井県 | 65 |
| 15 | 宮崎県 | 64 |
| 16 | 島根県 | 63 |
| 17 | 鳥取県 | 61 |
| 18 | 熊本県 | 58 |
| 19 | 長野県 | 52 |
| 20 | 滋賀県 | 49 |
上位20の県を表にしました。
20位の滋賀県(しがけん)でも49%。
上位と下位の差がとても大きい指標です。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、北日本と、農業のさかんな県にならびます。
大都市をかかえる県には、点がつきません。
どうしてだろう?
100%を超えるとはどういうことでしょうか。
その県でつくった食べもののうち、県の人が食べる分をこえた量は、ほかの県へ運ばれます。
大都市の自給率が低いのは、農地が少ないうえに人がたくさん住んでいるためです。
足りない分は、上位の県から運ばれてきます。
つまりこの数字は、県ごとの成績ではありません。
「つくる県」と「食べる県」がつながって、日本全体の食卓が成り立っていることを表しています。
日本全体の食料自給率は40%前後で、残りは外国から輸入しています。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 冷蔵庫の食べものの産地を調べて、地図に印をつける
- 上位の県が何をつくっているか、農業産出額で調べる
- 日本全体の食料自給率が何%か調べてみる
さらに調べたい人への問い: 「カロリーベースと生産額ベースはどうちがう?」「輸入が止まったらどうなる?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2021年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
カロリーベースの食料自給率です。
100を超えると、県の人が食べる量より多くつくっていることになります。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2021年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
食料自給率がいちばん高い県は北海道で、223%でした。
これは県ごとの成績ではありません。
つくる県と食べる県がつながって、日本の食卓ができています。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010109
- 備考: その県でとれる食べもののカロリーが、県の人が食べるカロリーの何%にあたるかを表す。100を超えると、食べる量より多くつくっていることになる
