映画館の座席が、いちばん多い県はどこだと思いますか?
県じゅうの映画館の座席をぜんぶ足した数でくらべます。
いまの映画館の多くは「シネマコンプレックス(シネコン)」と呼ばれる形です。
同じ建物のなかに5つ以上のスクリーンをならべ、いくつもの作品を同時に上映します。
ショッピングセンターのなかにあることが多く、みなさんが行く映画館もたいていこの形です。
このランキングは、2018年の「特定サービス産業実態調査(映画館)」で調べました。
こたえの発表
こたえは、東京都です。
6万7,067席の座席があります。
2位は愛知県で4万8,873席、3位は大阪府で4万854席でした。
入場者数のランキングとは、2位と3位が入れかわっています。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(席) |
|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 67,067 |
| 2 | 愛知県 | 48,873 |
| 3 | 大阪府 | 40,854 |
| 4 | 神奈川県 | 38,485 |
| 5 | 埼玉県 | 38,427 |
| 6 | 千葉県 | 37,039 |
| 7 | 福岡県 | 27,738 |
| 8 | 北海道 | 18,788 |
| 9 | 兵庫県 | 18,026 |
| 10 | 静岡県 | 16,325 |
| 11 | 茨城県 | 15,394 |
| 12 | 京都府 | 12,674 |
| 13 | 宮城県 | 12,434 |
| 14 | 石川県 | 12,384 |
| 15 | 群馬県 | 11,570 |
| 16 | 新潟県 | 11,532 |
| 17 | 広島県 | 11,289 |
| 18 | 三重県 | 10,912 |
| 19 | 栃木県 | 10,425 |
| 20 | 岐阜県 | 10,394 |
上位20の県を表にしました。
20位の岐阜県(ぎふけん)でも1万394席。
入場者数とは順番のちがう県があります。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、大都市をかかえる県にならびます。
入場者数の地図とくらべると、少しちがう県が入っています。
どうしてだろう?
どうして座席数と入場者数で順番がちがうのでしょうか。
座席は「入れものの大きさ」、入場者は「実際に来た人」です。
座席が多くても、いつも満席になるわけではありません。
入場者数を座席数でわると、1つの座席が1年に何回使われたかが出ます。
この数字が大きい県は、映画館がよく使われている県ということになります。
車で行きやすい郊外に大きな映画館をつくった県は、座席数が多くなりやすくなります。
この調査では、映画館の数が少ない県は数字が公表されません。
1つか2つの会社の売上が分かってしまうためです。
これを秘匿(ひとく)といいます。
鳥取県・島根県・徳島県・高知県の4県がこれにあたります。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 入場者数を座席数でわって、1席が1年に何回使われたか計算する
- 近くの映画館のスクリーンごとの座席数をしらべて足してみる
- 座席数を県の人口でわって、1人あたりの座席を出してみる
さらに調べたい人への問い: 「いちばん座席の多い映画館はどこ?」「むかしの映画館は何席あった?」
データについて
このランキングは、経済産業省の「特定サービス産業実態調査(映画館)」(2018年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
2018年時点の映画館の座席数の合計です。
4県は秘匿のため公表されていません。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 経済産業省「特定サービス産業実態調査(映画館)」(2018年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
映画館の座席がいちばん多い県は東京都で、6万7,067席でした。
座席は入れものの大きさ、入場者は来た人の数です。
わり算をすると、使われ方が見えてきます。
出典
- 統計名: 特定サービス産業実態調査(映画館)
- 調査年: 2018年
- 公開元: 経済産業省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003409797
- 備考: 2018年時点の映画館の座席数の合計。同じ映画館のなかのスクリーンごとの座席をぜんぶ足した数。4県は数字が公表されていない
