日本の映画を、いちばんたくさん上映した県はどこだと思いますか?
1年のあいだにその県の映画館で公開された邦画の本数でくらべます。
いまの映画館の多くは「シネマコンプレックス(シネコン)」と呼ばれる形です。
同じ建物のなかに5つ以上のスクリーンをならべ、いくつもの作品を同時に上映します。
ショッピングセンターのなかにあることが多く、みなさんが行く映画館もたいていこの形です。
このランキングは、2018年の「特定サービス産業実態調査(映画館)」で調べました。
こたえの発表
こたえは、東京都です。
1年で6,494本が公開されました。
2位は愛知県で4,580本、3位は大阪府で3,931本でした。
入場者数のランキングとは、上位の顔ぶれが少しちがいます。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(本) |
|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 6,494 |
| 2 | 愛知県 | 4,580 |
| 3 | 大阪府 | 3,931 |
| 4 | 神奈川県 | 3,526 |
| 5 | 埼玉県 | 2,925 |
| 6 | 千葉県 | 2,889 |
| 7 | 福岡県 | 2,814 |
| 8 | 兵庫県 | 2,043 |
| 9 | 静岡県 | 1,905 |
| 10 | 北海道 | 1,851 |
| 11 | 茨城県 | 1,591 |
| 12 | 広島県 | 1,372 |
| 13 | 京都府 | 1,312 |
| 14 | 沖縄県 | 1,170 |
| 15 | 宮城県 | 1,069 |
| 16 | 熊本県 | 1,054 |
| 17 | 長野県 | 1,017 |
| 18 | 栃木県 | 995 |
| 19 | 新潟県 | 964 |
| 20 | 大分県 | 942 |
上位20の県を表にしました。
20位の大分県(おおいたけん)でも942本。
映画館の多い県が上位にならびます。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、映画館の多い県に集まります。
入場者数の地図と似ていますが、順番の入れかわる県があります。
どうしてだろう?
この数字の読み方には、ひとつ注意が要ります。
この本数は、映画館ごとに数えた合計です。
同じ作品を県内の10の映画館で上映すれば、10本と数えます。
つまりこれは「何種類の映画が見られたか」ではなく、「上映の機会がどれだけあったか」を表す数字です。
映画館の数が多い県ほど大きくなるのは、そのためです。
この調査では、映画館の数が少ない県は数字が公表されません。
1つか2つの会社の売上が分かってしまうためです。
これを秘匿(ひとく)といいます。
鳥取県・島根県・徳島県・高知県の4県がこれにあたります。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 公開本数を映画館の数でわって、1館あたりの本数を出してみる
- 入場者数を公開本数でわって、1本あたりの人数を計算する
- 近くの映画館の1週間の上映作品を数えてみる
さらに調べたい人への問い: 「1年に何本の映画がつくられる?」「上映期間はどれくらい?」
データについて
このランキングは、経済産業省の「特定サービス産業実態調査(映画館)」(2018年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
2018年の1年間に公開された日本映画の本数です。
映画館ごとに数えるため、同じ作品が何回も数えられます。
4県は秘匿のため公表されていません。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 経済産業省「特定サービス産業実態調査(映画館)」(2018年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
日本の映画をいちばん上映した県は東京都で、6,494本でした。
この数は、映画館ごとに数えた合計です。
何を数えているのかを確かめると、数字の意味が変わります。
出典
- 統計名: 特定サービス産業実態調査(映画館)
- 調査年: 2018年
- 公開元: 経済産業省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003409797
- 備考: 2018年の1年間に、その県の映画館で公開された日本映画の本数。映画館ごとに数えるため、同じ作品が何回も数えられる。4県は数字が公表されていない
