学年をこえて一緒に学ぶクラスが、いちばん多い県はどこだと思いますか?
生徒の数がへると、1つの学年だけでクラスをつくれなくなることがあります。
そこで2つの学年を1つの教室にまとめます。
これを「複式学級(ふくしきがっきゅう)」とよびます。
先生は1人で、前半は上の学年に、後半は下の学年に教えるといった進め方をします。
今回は、公立中学校の複式学級の数を都道府県別に比べます。
このランキングは、2024年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、北海道です。
33学級あります。
2位は鹿児島県で16学級、3位は沖縄県で13学級でした。
1位は2位の2.1倍でした。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(学級) |
|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 33 |
| 2 | 鹿児島県 | 16 |
| 3 | 沖縄県 | 13 |
| 4 | 長崎県 | 8 |
| 5 | 青森県 | 6 |
| 6 | 福島県 | 6 |
| 7 | 長野県 | 6 |
| 8 | 岩手県 | 5 |
| 9 | 新潟県 | 5 |
| 10 | 佐賀県 | 5 |
| 11 | 宮崎県 | 5 |
| 12 | 山形県 | 3 |
| 13 | 和歌山県 | 3 |
| 14 | 三重県 | 2 |
| 15 | 山口県 | 2 |
| 16 | 徳島県 | 2 |
| 17 | 香川県 | 2 |
| 18 | 高知県 | 2 |
| 19 | 宮城県 | 1 |
| 20 | 茨城県 | 1 |
上位20の県を表にしました。
20位の茨城県(いばらきけん)でも1学級。
数字のない県は上位20に入らないので、この表には出てきません。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、島の多い県や、山あいの集落が広がる県にならびます。
大都市の県には点がつきません。
どうしてだろう?
どうして複式学級ができるのでしょうか。
生徒の数が少なくなると、1学年で1クラスをつくれなくなります。
そこで2つの学年を1つの教室にまとめます。
先生は1人で、前半は1年生に、後半は2年生に教える、といった進め方をします。
上の学年が下の学年を教える場面もあります。
島や山あいの学校では、学校をなくすと子どもが通えなくなってしまいます。
複式学級は、地域に学校を残すためのしくみでもあります。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 上位の県に島がいくつあるか、地図で数えてみる
- 自分の学校の1クラスの人数を数えてみる
- 複式学級の授業の進め方を調べてまとめる
さらに調べたい人への問い: 「何人以下だと複式学級になる?」「先生は1人で大変じゃない?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2024年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
複式学級は、生徒の少ない学校で2つの学年を1つのクラスにまとめたものです。
公立中学校の数です。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2024年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
学年をこえて学ぶクラスがいちばん多い県は北海道で、33学級でした。
島や山あいの学校を残すためのしくみです。
数字の向こうに、地域の事情があります。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010105
- 備考: 複式学級は、生徒の少ない学校で2つの学年を1つのクラスにまとめたもの。公立中学校の数。数字のない県は上位20に入らないため、この表には出てこない
