調査の時点で入院している人はどれくらいいるのでしょうか。
世帯人員に占める入院者の割合を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。
岩手県が2.21%で1位。
47都道府県の平均は1.44%、中央値は1.4%です。
最も高い2.21%と最も低い1.02%の差は1.19ポイント、倍率にすると2.17倍でした。
47都道府県の単純平均
1.4%
入院している人の割合(2022年)
最も多い 岩手県
2.2%
最も少ない 宮城県
1.0%
地図で見る
| 項目 | 入院している人の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 1.5% |
| 青森県 | 1.3% |
| 岩手県 | 2.2% |
| 宮城県 | 1.0% |
| 秋田県 | 1.5% |
| 山形県 | 1.5% |
| 福島県 | 1.5% |
| 茨城県 | 1.2% |
| 栃木県 | 1.2% |
| 群馬県 | 1.2% |
| 埼玉県 | 1.1% |
| 千葉県 | 1.6% |
| 東京都 | 1.1% |
| 神奈川県 | 1.3% |
| 新潟県 | 1.3% |
| 富山県 | 1.4% |
| 石川県 | 1.4% |
| 福井県 | 1.4% |
| 山梨県 | 1.3% |
| 長野県 | 1.4% |
| 岐阜県 | 1.7% |
| 静岡県 | 1.4% |
| 愛知県 | 1.2% |
| 三重県 | 1.7% |
| 滋賀県 | 1.1% |
| 京都府 | 1.4% |
| 大阪府 | 1.2% |
| 兵庫県 | 1.2% |
| 奈良県 | 1.2% |
| 和歌山県 | 1.3% |
| 鳥取県 | 1.5% |
| 島根県 | 1.4% |
| 岡山県 | 1.4% |
| 広島県 | 1.7% |
| 山口県 | 1.5% |
| 徳島県 | 1.6% |
| 香川県 | 1.2% |
| 愛媛県 | 1.6% |
| 高知県 | 1.9% |
| 福岡県 | 1.7% |
| 佐賀県 | 1.8% |
| 長崎県 | 1.7% |
| 熊本県 | 1.6% |
| 大分県 | 1.8% |
| 宮崎県 | 1.5% |
| 鹿児島県 | 1.8% |
| 沖縄県 | 1.5% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは岩手県です。
次いで高知県、大分県、鹿児島県、佐賀県が続きます。
淡いのは宮城県、東京都、滋賀県でした。
47都道府県の平均は1.44%、中央値は1.4%です。
岩手県の2.21%は平均を0.77ポイント上回ります。
1位と47位の差は1.19ポイント、倍率にすると2.17倍でした。
入院者のいる世帯の割合で並べ替えると岩手県が4.96で最も高く、開きは2.47倍になります。
主指標で1位の岩手県は入院者のいる世帯の割合では1位、入院者のいる世帯の割合で1位の岩手県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 入院している人の割合(%) | 地方 | 入院者のいる世帯の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 岩手県 | 2.21 | 東北 | 4.96 |
| 2 | 高知県 | 1.93 | 四国 | 3.7 |
| 3 | 大分県 | 1.83 | 九州 | 3.74 |
| 4 | 鹿児島県 | 1.8 | 九州 | 3.74 |
| 5 | 佐賀県 | 1.76 | 九州 | 3.94 |
| 6 | 福岡県 | 1.73 | 九州 | 3.39 |
| 7 | 長崎県 | 1.72 | 九州 | 3.99 |
| 8 | 岐阜県 | 1.69 | 中部 | 3.89 |
| 9 | 広島県 | 1.66 | 中国 | 3.57 |
| 10 | 三重県 | 1.65 | 近畿 | 3.68 |
| 11 | 愛媛県 | 1.62 | 四国 | 3.24 |
| 12 | 熊本県 | 1.59 | 九州 | 3.52 |
| 13 | 千葉県 | 1.57 | 関東 | 3.46 |
| 13 | 徳島県 | 1.57 | 四国 | 3.3 |
| 15 | 山形県 | 1.54 | 東北 | 4 |
| 15 | 山口県 | 1.54 | 中国 | 3.12 |
| 17 | 宮崎県 | 1.53 | 九州 | 3.18 |
| 17 | 北海道 | 1.53 | 北海道 | 2.89 |
| 19 | 沖縄県 | 1.52 | 九州 | 3.2 |
| 19 | 福島県 | 1.52 | 東北 | 3.58 |
| 21 | 秋田県 | 1.51 | 東北 | 3.38 |
| 22 | 鳥取県 | 1.48 | 中国 | 3.62 |
| 23 | 静岡県 | 1.4 | 中部 | 3.28 |
| 23 | 富山県 | 1.4 | 中部 | 3.32 |
| 25 | 島根県 | 1.38 | 中国 | 2.86 |
| 26 | 岡山県 | 1.36 | 中国 | 3.04 |
| 26 | 京都府 | 1.36 | 近畿 | 2.76 |
| 26 | 石川県 | 1.36 | 中部 | 3.23 |
| 26 | 長野県 | 1.36 | 中部 | 3.27 |
| 30 | 福井県 | 1.35 | 中部 | 3.26 |
| 31 | 青森県 | 1.33 | 東北 | 2.92 |
| 31 | 和歌山県 | 1.33 | 近畿 | 3.02 |
| 33 | 新潟県 | 1.31 | 中部 | 3.07 |
| 34 | 神奈川県 | 1.28 | 関東 | 2.61 |
| 35 | 山梨県 | 1.27 | 中部 | 2.76 |
| 36 | 栃木県 | 1.23 | 関東 | 2.74 |
| 36 | 兵庫県 | 1.23 | 近畿 | 2.58 |
| 38 | 愛知県 | 1.22 | 中部 | 2.63 |
| 39 | 茨城県 | 1.19 | 関東 | 2.84 |
| 39 | 群馬県 | 1.19 | 関東 | 2.65 |
| 39 | 香川県 | 1.19 | 四国 | 2.76 |
| 42 | 奈良県 | 1.16 | 近畿 | 2.77 |
| 43 | 大阪府 | 1.15 | 近畿 | 2.34 |
| 44 | 埼玉県 | 1.13 | 関東 | 2.43 |
| 45 | 滋賀県 | 1.09 | 近畿 | 2.64 |
| 46 | 東京都 | 1.07 | 関東 | 2.01 |
| 47 | 宮城県 | 1.02 | 東北 | 2.28 |
入院している人が多い上位5県
入院している人が多い上位5県です。
岩手県は2.21%、高知県は1.93%、大分県は1.83%でした。
1位と2位の差は0.28ポイントです。
4位は鹿児島県で1.8%、5位は佐賀県で1.76%。
上位5はいずれも47都道府県の平均1.44%を上回りました。
1位の岩手県は平均を0.77ポイント上回りました。
中央値の1.4%と比べると0.81ポイント高く、平均に対する比では1.53倍にあたります。
6位以下は福岡県で1.73%、長崎県で1.72%、岐阜県で1.69%と続きました。
2位と3位の差は0.1ポイント、3位と4位の差は0.03ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.07ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.45ポイント、1位から8位までの幅は0.52ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
岩手県は入院者のいる世帯の割合でも1位に入っています。
全国の値は1.35%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は岩手県の2.21パーセント。
東北の県が上位に入ります。
入院者のいる世帯の割合と並べて見ます
ここから先は、入院している人の割合がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
入院者のいる世帯の割合で並べ替えると、順位が変わります。
1位は岩手県の4.96、2位は山形県の4、3位は長崎県の3.99。
4位以下は佐賀県、岐阜県と続きます。
逆に下位は宮城県が2.28、東京都が2.01。
岩手県と東京都では2.47倍の開きです。
同じ東北でも岩手県が1位で宮城県が47位という対照的な並びです。
病床の多さや在宅医療の広がりの違いがうかがえます。
病院報告の在院患者数(病院の所在地ベース)と違い、こちらは住んでいる人ベースの数字です。
当サイトの入院している人の数の記事と見比べると、2つの数え方の違いが分かります。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が1.68%で最も高く、関東7都県が1.24%で最も低くなります。
四国4県1.58%と北海道1.53%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
入院している人が少ない下位5都県
入院している人が少ない下位5都県です。
47位の宮城県は1.02%、46位の東京都は1.07%、45位の滋賀県は1.09%でした。
1位の岩手県とは1.19ポイントの差があります。
44位は埼玉県で1.13%、43位は大阪府で1.15%、42位は奈良県で1.16%と続きます。
最も低い宮城県は1.02パーセント。
1位と47位の差は2.2倍です。
47都道府県の中央値は1.4%、平均は1.44%です。
47位の宮城県は平均を0.42ポイント下回りました。
47位の宮城県は1位の岩手県の46.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.17倍の開きです。
46位との差は0.05ポイント、45位との差は0.07ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.14ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均1.44%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.13ポイントです。
宮城県は入院者のいる世帯の割合では46位です。
全国の値は1.35%なので、47位はこれを0.33ポイント下回っています。
地方別に見る
入院している人の割合は、東北と西日本で高めになります。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が1.68%で最も高くなります。
次いで四国4県が1.58%、北海道が1.53%、東北6県が1.52%と続きました。
低いほうは中国5県が1.48%、中部9県が1.37%、近畿7府県が1.28%、関東7都県が1.24%でした。
最も高い九州・沖縄8県と最も低い関東7都県の差は0.44ポイントです。
入院者のいる世帯の割合で見ると九州・沖縄8県が最も高く、関東7都県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
100人に1〜2人が入院中
入院している人は全国で1.35パーセント。
おおよそ100人に1人強という水準です。
病床数の多い県ほど入院の割合も高くなる傾向は、ここでも確かめられます。
3年に一度の大規模調査
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。
公表されているのは人数や世帯数なので、区分の数を総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の「率」とは分母の取り方が違うことがあります。
標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の岩手県は2.21%、47位の宮城県は1.02%。
差は1.19ポイント、倍率にすると2.17倍です。
中央値は1.4%、平均は1.44%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.04ポイントの差でした。
入院者のいる世帯の割合で並べ替えると開きは2.47倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
入院している人の割合とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
最も似ていたのは【入院者のいる世帯】全国2.87%、30世帯に1世帯(順位相関0.9)です。
正反対だったのは【4人世帯の家計支出】全国は月29.5万円、差は1.38倍で、相関は-0.66です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た入院している人の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 2.21 | 宮城県 1.02 |
| 関東 | 千葉県 1.57 | 東京都 1.07 |
| 中部 | 岐阜県 1.69 | 愛知県 1.22 |
| 近畿 | 三重県 1.65 | 滋賀県 1.09 |
| 中国 | 広島県 1.66 | 岡山県 1.36 |
| 四国 | 高知県 1.93 | 香川県 1.19 |
| 九州 | 大分県 1.83 | 沖縄県 1.52 |
まとめ
入院している人の割合を47都道府県で比べると、最も高い岩手県で2.21%、最も低い宮城県で1.02%でした。
その差は1.19ポイント、倍率にすると2.17倍です。
47都道府県の中央値は1.4%、平均は1.44%でした。
全国の値は1.35%です。
入院者のいる世帯の割合で並べ替えると開きは2.47倍になり、主指標で1位の岩手県はその見方では1位に位置します。
入院している人の割合の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、住んでいる人ベースで数えた数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
入院者のいる世帯の割合では岩手県が4.96で最も高く、主指標で1位の岩手県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では九州・沖縄8県が1.68%で最も高く、関東7都県が1.24%で最も低くなりました。
入院者のいる世帯や病院の在院患者数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の岩手県と2位の高知県の差は0.28ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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- 【入院日数の平均】全国25.6日、差は1.9倍
- 【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイント
- 【80代前半の入院】全国3.5%、県によって4.8倍
出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041061
- 備考: 世帯人員のうち、調査時点で病院などに入院している人の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は入院者のいる世帯の割合
注記: 世帯人員のうち、調査時点で病院などに入院している人の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は入院者のいる世帯の割合
