フルタイムで働く人の平均年齢は、県によってどれくらい違うのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の賃金構造基本統計調査、2022年の都道府県別の数字。
徳島県が45.7歳で1位。
47都道府県の平均は44.2歳、中央値は44.2歳です。
最も高い45.7歳と最も低い42.3歳の差は3.4歳、倍率にすると1.08倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
44.2歳
一般労働者の平均年齢(2022年)
最も多い 徳島県
45.7歳
最も少ない 愛知県
42.3歳
地図で見る
| 項目 | 一般労働者の平均年齢 |
|---|---|
| 北海道 | 45.5歳 |
| 青森県 | 45.2歳 |
| 岩手県 | 45歳 |
| 宮城県 | 44歳 |
| 秋田県 | 45.2歳 |
| 山形県 | 44.6歳 |
| 福島県 | 44.3歳 |
| 茨城県 | 43.7歳 |
| 栃木県 | 44.2歳 |
| 群馬県 | 44.4歳 |
| 埼玉県 | 44.2歳 |
| 千葉県 | 44.3歳 |
| 東京都 | 42.6歳 |
| 神奈川県 | 44.4歳 |
| 新潟県 | 44.2歳 |
| 富山県 | 45歳 |
| 石川県 | 44.1歳 |
| 福井県 | 43.7歳 |
| 山梨県 | 44.4歳 |
| 長野県 | 44.5歳 |
| 岐阜県 | 43.6歳 |
| 静岡県 | 43.9歳 |
| 愛知県 | 42.3歳 |
| 三重県 | 43.3歳 |
| 滋賀県 | 43.2歳 |
| 京都府 | 44歳 |
| 大阪府 | 43.7歳 |
| 兵庫県 | 44.2歳 |
| 奈良県 | 44.4歳 |
| 和歌山県 | 44.4歳 |
| 鳥取県 | 44.5歳 |
| 島根県 | 43.9歳 |
| 岡山県 | 43.9歳 |
| 広島県 | 43.7歳 |
| 山口県 | 44.9歳 |
| 徳島県 | 45.7歳 |
| 香川県 | 44.6歳 |
| 愛媛県 | 44.5歳 |
| 高知県 | 44.6歳 |
| 福岡県 | 43.2歳 |
| 佐賀県 | 44.2歳 |
| 長崎県 | 45.3歳 |
| 熊本県 | 43.9歳 |
| 大分県 | 44.2歳 |
| 宮崎県 | 44.8歳 |
| 鹿児島県 | 44歳 |
| 沖縄県 | 43.2歳 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは徳島県です。
次いで北海道、長崎県、青森県、秋田県が続きます。
淡いのは愛知県、東京都、沖縄県でした。
47都道府県の平均は44.2歳、中央値は44.2歳です。
徳島県の45.7歳は平均を1.5歳上回ります。
1位と47位の差は3.4歳、倍率にすると1.08倍でした。
平均勤続年数で並べ替えると秋田県が13.7で最も高く、開きは1.37倍になります。
主指標で1位の徳島県は平均勤続年数では14位、平均勤続年数で1位の秋田県は主指標では5位でした。
| 順位 | 都道府県 | 一般労働者の平均年齢(歳) | 地方 | 平均勤続年数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 徳島県 | 45.7 | 四国 | 13 |
| 2 | 北海道 | 45.5 | 北海道 | 11.9 |
| 3 | 長崎県 | 45.3 | 九州 | 12.5 |
| 4 | 秋田県 | 45.2 | 東北 | 13.7 |
| 4 | 青森県 | 45.2 | 東北 | 12.5 |
| 6 | 岩手県 | 45 | 東北 | 13.6 |
| 6 | 富山県 | 45 | 中部 | 13.6 |
| 8 | 山口県 | 44.9 | 中国 | 12.9 |
| 9 | 宮崎県 | 44.8 | 九州 | 11.7 |
| 10 | 香川県 | 44.6 | 四国 | 12.8 |
| 10 | 高知県 | 44.6 | 四国 | 12.8 |
| 10 | 山形県 | 44.6 | 東北 | 13.3 |
| 13 | 愛媛県 | 44.5 | 四国 | 12.1 |
| 13 | 長野県 | 44.5 | 中部 | 13.1 |
| 13 | 鳥取県 | 44.5 | 中国 | 12.1 |
| 16 | 群馬県 | 44.4 | 関東 | 13.1 |
| 16 | 山梨県 | 44.4 | 中部 | 12.5 |
| 16 | 神奈川県 | 44.4 | 関東 | 12.2 |
| 16 | 奈良県 | 44.4 | 近畿 | 13.2 |
| 16 | 和歌山県 | 44.4 | 近畿 | 12.8 |
| 21 | 千葉県 | 44.3 | 関東 | 11.9 |
| 21 | 福島県 | 44.3 | 東北 | 11.9 |
| 23 | 佐賀県 | 44.2 | 九州 | 12.1 |
| 23 | 埼玉県 | 44.2 | 関東 | 12.1 |
| 23 | 新潟県 | 44.2 | 中部 | 13.5 |
| 23 | 大分県 | 44.2 | 九州 | 12.2 |
| 23 | 栃木県 | 44.2 | 関東 | 13.4 |
| 23 | 兵庫県 | 44.2 | 近畿 | 12.6 |
| 29 | 石川県 | 44.1 | 中部 | 13.2 |
| 30 | 宮城県 | 44 | 東北 | 12.4 |
| 30 | 京都府 | 44 | 近畿 | 11.8 |
| 30 | 鹿児島県 | 44 | 九州 | 11.4 |
| 33 | 岡山県 | 43.9 | 中国 | 12.8 |
| 33 | 熊本県 | 43.9 | 九州 | 11.9 |
| 33 | 静岡県 | 43.9 | 中部 | 12.8 |
| 33 | 島根県 | 43.9 | 中国 | 12.4 |
| 37 | 茨城県 | 43.7 | 関東 | 13.4 |
| 37 | 広島県 | 43.7 | 中国 | 12.8 |
| 37 | 大阪府 | 43.7 | 近畿 | 12.3 |
| 37 | 福井県 | 43.7 | 中部 | 12.7 |
| 41 | 岐阜県 | 43.6 | 中部 | 12.9 |
| 42 | 三重県 | 43.3 | 近畿 | 12.4 |
| 43 | 沖縄県 | 43.2 | 九州 | 10 |
| 43 | 滋賀県 | 43.2 | 近畿 | 13.1 |
| 43 | 福岡県 | 43.2 | 九州 | 11.8 |
| 46 | 東京都 | 42.6 | 関東 | 11.5 |
| 47 | 愛知県 | 42.3 | 中部 | 13.1 |
働く人の平均年齢が高い上位5県
働く人の平均年齢が高い上位5県です。
徳島県は45.7歳、北海道は45.5歳、長崎県は45.3歳でした。
1位と2位の差は0.2歳です。
4位は青森県で45.2歳、5位は秋田県で45.2歳。
上位5はいずれも47都道府県の平均44.2歳を上回りました。
1位の徳島県は平均を1.5歳上回りました。
中央値の44.2歳と比べると1.5歳高く、平均に対する比では1.03倍にあたります。
6位以下は岩手県で45歳、富山県で45歳、山口県で44.9歳と続きました。
2位と3位の差は0.2歳、3位と4位の差は0.1歳。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.3歳でした。
1位から5位までの幅は0.5歳、1位から8位までの幅は0.8歳でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
徳島県は平均勤続年数でも14位に入っています。
全国の値は44.2歳で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は徳島県の45.7歳。
四国と中国地方の県が上位に並びます。
差はわずか3.4歳に収まります
この分布の背景を、ここから考えてみます。
働く人の平均年齢の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
平均勤続年数で並べ替えると、順位が変わります。
1位は秋田県の13.7、2位は岩手県の13.6、3位は富山県の13.6。
4位以下は新潟県、茨城県と続きます。
逆に下位は鹿児島県が11.4、沖縄県が10。
秋田県と沖縄県では1.37倍の開きです。
この統計の差は3.4歳と、当サイトで扱った指標のなかでも指折りの小ささです。
それでも高齢化の進む県ほど、働く人も年を重ねています。
愛知県や東京都が下位(若い側)に来るのは、若い働き手を集め続けているからです。
当サイトの20代の転入の記事とあわせて見ると、その流れが確かめられます。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が45.5歳で最も高く、近畿7府県が43.89歳で最も低くなります。
四国4県44.85歳と東北6県44.72歳がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
働く人の平均年齢が低い下位5都県
働く人の平均年齢が低い下位5都県です。
47位の愛知県は42.3歳、46位の東京都は42.6歳、45位の沖縄県は43.2歳でした。
1位の徳島県とは3.4歳の差があります。
44位は福岡県で43.2歳、43位は滋賀県で43.2歳、42位は三重県で43.3歳と続きます。
最も低い愛知県は42.3歳。
1位と47位の差は1.1倍しかありません。
47都道府県の中央値は44.2歳、平均は44.2歳です。
47位の愛知県は平均を1.9歳下回りました。
47位の愛知県は1位の徳島県の92.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.08倍の開きです。
46位との差は0.3歳、45位との差は0.9歳。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1歳しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均44.2歳を下回りました。
47位から43位までの幅は0.9歳です。
愛知県は平均勤続年数では中位位です。
全国の値は44.2歳なので、47位はこれを1.9歳下回っています。
地方別に見る
働く人の平均年齢は、四国・中国地方で高く、大都市圏で低くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が45.5歳で最も高くなります。
次いで四国4県が44.85歳、東北6県が44.72歳、中国5県が44.18歳と続きました。
低いほうは九州・沖縄8県が44.1歳、関東7都県が43.97歳、中部9県が43.97歳、近畿7府県が43.89歳でした。
最も高い北海道と最も低い近畿7府県の差は1.61歳です。
平均勤続年数で見ると中部9県が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
職場の平均は44歳
フルタイムで働く人の平均年齢は47都道府県平均で44.2歳。
どの県でも職場の中心は40代です。
働く人の高齢化は全国共通で進んでおり、60代で働く人の給与も別の記事で比べています。
賃金構造基本統計調査という物差し
賃金構造基本統計調査は、毎年6月分の給与を全国の事業所から集めた、賃金のいちばん詳しい統計です。
この記事は常用労働者10人以上の事業所で働く一般労働者(フルタイム)の2022年の数字を使っています。
千円単位の公表値を万円に換算しました。
パートタイムで働く人は含まれていません。
勤め先の所在地で集計されるため、県境をこえて通勤する人は勤め先の県に数えられます。
数字の散らばり
1位の徳島県は45.7歳、47位の愛知県は42.3歳。
差は3.4歳、倍率にすると1.08倍です。
中央値は44.2歳、平均は44.2歳でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0歳の差でした。
平均勤続年数で並べ替えると開きは1.37倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
働く人の平均年齢の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【平均年齢】全国47.6歳、最も若い県と最も高い県では9.4歳という開き(順位相関0.73)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【世帯の数・10年推移】人口が減っても所帯はふえるという逆転(順位相関-0.66)です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た一般労働者の平均年齢
| 地方 | 最も多い(歳) | 最も少ない(歳) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 45.2 | 宮城県 44 |
| 関東 | 群馬県 44.4 | 東京都 42.6 |
| 中部 | 富山県 45 | 愛知県 42.3 |
| 近畿 | 奈良県 44.4 | 滋賀県 43.2 |
| 中国 | 山口県 44.9 | 広島県 43.7 |
| 四国 | 徳島県 45.7 | 愛媛県 44.5 |
| 九州 | 長崎県 45.3 | 沖縄県 43.2 |
まとめ
働く人の平均年齢を47都道府県で比べると、最も高い徳島県で45.7歳、最も低い愛知県で42.3歳でした。
その差は3.4歳、倍率にすると1.08倍です。
47都道府県の中央値は44.2歳、平均は44.2歳でした。
全国の値は44.2歳です。
平均勤続年数で並べ替えると開きは1.37倍になり、主指標で1位の徳島県はその見方では14位に位置します。
働く人の平均年齢の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、パートタイムで働く人を含まないこと。
2つ目は、勤め先の所在地で集計した数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
平均勤続年数では秋田県が13.7で最も高く、主指標で1位の徳島県はこの見方では14位でした。
地方ごとの平均では北海道が45.5歳で最も高く、近畿7府県が43.89歳で最も低くなりました。
平均勤続年数や60代前半の月給を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の徳島県と2位の北海道の差は0.2歳で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 賃金構造基本統計調査(都道府県別DB)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003426933
- 備考: 一般労働者(フルタイム)の平均年齢。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は平均勤続年数
注記: 一般労働者(フルタイム)の平均年齢。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は平均勤続年数
