【一般病床の入院患者】1日平均64万5,093人、入院の6割

【一般病床の入院患者】1日平均64万5,093人、入院の6割

手術や急性期の治療を担う一般病床に入院している人は、全国でどれくらいいるのでしょうか。
1日平均の在院患者数を47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の病院報告、2024年の数字。

東京都が57,879人で1位。
47都道府県の平均は13,725.4人、中央値は8,506人です。
1位と47位の間には15.7倍の開き、人口10万人あたりでは2.3倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

13,725人

一般病床の1日平均在院患者数(2024年)

最も多い 東京都

57,879人

最も少ない 鳥取県

3,690人

地図で見る

一般病床の1日平均在院患者数(2024年)
一般病床の1日平均在院患者数(2024年) 病院報告(都道府県別)(厚生労働省)をもとに作成。単位は人。 北海道 35,898人青森 6,457人岩手 6,705人宮城 10,802人秋田 5,601人山形 5,764人福島 9,352人茨城 12,244人栃木 8,857人群馬 10,578人埼玉 28,260人千葉 26,626人東京 57,879人神奈川 36,067人新潟 11,640人富山 5,715人石川 6,993人福井 4,577人山梨 4,234人長野 11,171人岐阜 8,506人静岡 15,048人愛知 29,871人三重 7,818人滋賀 6,645人京都 16,525人大阪 49,520人兵庫 29,453人奈良 7,585人和歌山 6,214人鳥取 3,690人島根 4,293人岡山 12,350人広島 15,855人山口 8,268人徳島 4,636人香川 5,912人愛媛 7,984人高知 5,750人福岡 33,933人佐賀 4,989人長崎 8,483人熊本 12,606人大分 8,977人宮崎 6,041人鹿児島 11,290人沖縄 7,433人
一般病床の1日平均在院患者数(人)
一般病床の1日平均在院患者数(2024年)
項目一般病床の1日平均在院患者数
北海道35,898人
青森県6,457人
岩手県6,705人
宮城県10,802人
秋田県5,601人
山形県5,764人
福島県9,352人
茨城県12,244人
栃木県8,857人
群馬県10,578人
埼玉県28,260人
千葉県26,626人
東京都57,879人
神奈川県36,067人
新潟県11,640人
富山県5,715人
石川県6,993人
福井県4,577人
山梨県4,234人
長野県11,171人
岐阜県8,506人
静岡県15,048人
愛知県29,871人
三重県7,818人
滋賀県6,645人
京都府16,525人
大阪府49,520人
兵庫県29,453人
奈良県7,585人
和歌山県6,214人
鳥取県3,690人
島根県4,293人
岡山県12,350人
広島県15,855人
山口県8,268人
徳島県4,636人
香川県5,912人
愛媛県7,984人
高知県5,750人
福岡県33,933人
佐賀県4,989人
長崎県8,483人
熊本県12,606人
大分県8,977人
宮崎県6,041人
鹿児島県11,290人
沖縄県7,433人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、北海道、福岡県が続きます。
淡いのは鳥取県、山梨県、島根県でした。

47都道府県の平均は13,725.4人、中央値は8,506人です。
東京都の57,879人は平均の4.2倍にあたります。

上位3で22.2パーセント、1位と47位で15.7倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと高知県が876.52人で最も多く、開きは2.3倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは44位、人口あたり1位の高知県は実数では39位でした。

順位都道府県一般病床の1日平均在院患者数(人)地方人口10万人あたりの一般病床の1日平均在院患者数
1東京都57879関東408.23
2大阪府49520近畿565.49
3神奈川県36067関東390.97
4北海道35898北海道711.84
5福岡県33933九州666.4
6愛知県29871中部400.42
7兵庫県29453近畿551.86
8埼玉県28260関東385.43
9千葉県26626関東425.95
10京都府16525近畿655.75
11広島県15855中国584.19
12静岡県15048中部426.65
13熊本県12606九州742.84
14岡山県12350中国674.49
15茨城県12244関東436.35
16新潟県11640中部554.55
17鹿児島県11290九州736.95
18長野県11171中部562.2
19宮城県10802東北480.52
20群馬県10578関東559.68
21福島県9352東北536.55
22大分県8977九州827.37
23栃木県8857関東469.87
24岐阜県8506中部443.95
25長崎県8483九州677.56
26山口県8268中国645.43
27愛媛県7984四国625.71
28三重県7818近畿456.93
29奈良県7585近畿590.27
30沖縄県7433九州507.03
31石川県6993中部636.89
32岩手県6705東北585.59
33滋賀県6645近畿473.97
34青森県6457東北554.25
35和歌山県6214近畿706.14
36宮崎県6041九州584.8
37香川県5912四国644.71
38山形県5764東北570.13
39高知県5750四国876.52
40富山県5715中部573.22
41秋田県5601東北624.41
42佐賀県4989九州633.12
43徳島県4636四国676.79
44福井県4577中部619.35
45島根県4293中国668.69
46山梨県4234中部535.27
47鳥取県3690中国694.92
病院報告(都道府県別)(2024年、厚生労働省)をもとに作成

一般病床の入院患者が多い上位5都府県

上位5都道府県の一般病床の1日平均在院患者数
上位5都道府県の一般病床の1日平均在院患者数 病院報告(都道府県別)(2024年) 020,00040,000東京都: 57,879人57,879人大阪府: 49,520人49,520人神奈川県: 36,067人36,067人北海道: 35,898人35,898人福岡県: 33,933人33,933人東京都大阪府神奈川県北海道福岡県
上位5都道府県の一般病床の1日平均在院患者数
項目一般病床の1日平均在院患者数
東京都57,879人
大阪府49,520人
神奈川県36,067人
北海道35,898人
福岡県33,933人
下位5都道府県の一般病床の1日平均在院患者数
下位5都道府県の一般病床の1日平均在院患者数 病院報告(都道府県別)(2024年) 01,0002,0003,0004,000鳥取県: 3,690人3,690人山梨県: 4,234人4,234人島根県: 4,293人4,293人福井県: 4,577人4,577人徳島県: 4,636人4,636人鳥取県山梨県島根県福井県徳島県
下位5都道府県の一般病床の1日平均在院患者数
項目一般病床の1日平均在院患者数
鳥取県3,690人
山梨県4,234人
島根県4,293人
福井県4,577人
徳島県4,636人

一般病床の入院患者が多い上位5都府県です。

東京都は57,879人、大阪府は49,520人、神奈川県は36,067人でした。
東京都は2位の大阪府の1.17倍です。

4位は北海道で35,898人、5位は福岡県で33,933人。
上位5で全国の33.1パーセント、上位3で22.2パーセント、上位10で53.3パーセントでした。

1位だけで9パーセントを占めます。
47都道府県の平均は13,725.4人なので、1位は平均の4.2倍。
中央値の8,506人と比べると6.8倍にあたります。

6位以下は愛知県で29,871人、兵庫県で29,453人、埼玉県で28,260人と続きました。

2位と3位の差は13,453人、3位と4位の差は169人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の66.9パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると107,399人。
これだけで全国の16.6パーセントにあたります。

実数は人口の多さに沿います。
1位でも全国の9パーセントにとどまりました。

人口あたりでは高知県が1位です

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
一般病床に入院している人の数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は高知県の876.52人、2位は大分県827.37人、3位は熊本県742.84人。

4位以下は鹿児島県、北海道と続きます。
逆に人口あたりの下位は神奈川県390.97人、埼玉県385.43人。
高知県と埼玉県では2.3倍の開きです。

人口あたりの1位は高知県です。
実数1位の都は人口あたりでは44位まで下がります。

一般病床の入院は、手術や検査など密度の高い医療が中心です。
人口あたりの差には、病床の多さと入院日数の長さの両方が効いています。

当サイトの一般病床の平均在院日数の記事とあわせて見ると、入院の中身が見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が711.8人で最も多く、関東7都県が414.3人で最も少なくなります。
四国4県687.1人と九州・沖縄8県672.3人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの一般病床の1日平均在院患者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの一般病床の1日平均在院患者数の上位5都道府県 病院報告(都道府県別)(2024年) 0200400600800高知県: 876.5876.5大分県: 827.4827.4熊本県: 742.8742.8鹿児島県: 737.0737.0北海道: 711.8711.8高知県大分県熊本県鹿児島県北海道
人口10万人あたりの一般病床の1日平均在院患者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの一般病床の1日平均在院患者数
高知県876.5
大分県827.4
熊本県742.8
鹿児島県737.0
北海道711.8

一般病床の入院患者が少ない下位5県

一般病床の入院患者が少ない下位5県です。

47位の鳥取県は3,690人、46位の山梨県は4,234人、45位の島根県は4,293人でした。
1位の東京都とは15.7倍の差があります。

44位は福井県で4,577人、43位は徳島県で4,636人、42位は佐賀県で4,989人と続きます。

15.7倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。

47都道府県の中央値は8,506人。
平均は13,725.4人なので、平均が中央値の1.6倍です。

47位の鳥取県は平均の26.9パーセント、中央値の43.4パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の3.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで9パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の6.38パーセントにあたる水準です。

46位との差は544人、45位との差は603人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には54,189人の開きがあります。

このグラフについての豆知識

入院の主役

一般病床の在院患者は1日平均64万5,093人。
入院している人全体の6割弱を占める、入院医療の主役です。

平均在院日数は全国15.5日と、精神病床の255日や療養病床に比べてずっと短く、回転が速い病床です。

病院報告という統計

病院報告は、全国のすべての病院が毎月提出する報告をまとめた統計です。
この記事は2024年の年平均を使っています。

対象は病院(病床20床以上)だけで、町の診療所は含まれていません。

また、患者数は住んでいる人ではなく病院の所在地で数えます。
県境をこえて通院・入院する人がいるため、その県の住民の受療そのものではないことに注意してください。

数字の開き

1位の東京都は57,879人、47位の鳥取県は3,690人。
両者の間には15.7倍の開きがあります。
上位3で全国の22.2パーセント、上位10で53.3パーセントを占めます。

中央値は8,506人、平均は13,725.4人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと2.3倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

一般病床に入院している人の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

いちばん近かったのは【看護師は全国に106万人】人口あたりの上位は西日本の県で、順位相関は0.99でした。
正反対だったのは【1住宅当たり延べ面積】いちばん広い県は140平方メートル、狭い都の2.2倍で、相関は-0.71です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た一般病床の1日平均在院患者数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 10802秋田県 5601
関東東京都 57879栃木県 8857
中部愛知県 29871山梨県 4234
近畿大阪府 49520和歌山県 6214
中国広島県 15855鳥取県 3690
四国愛媛県 7984徳島県 4636
九州福岡県 33933佐賀県 4989
病院報告(都道府県別)(2024年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

一般病床に入院している人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で57,879人、最も少ない鳥取県で3,690人でした。
1位と47位の間には15.7倍の開きがあります。

上位3で全国の22.2パーセント、上位10で53.3パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は8,506人、平均は13,725.4人でした。
人口10万人あたりに直すと2.3倍の開きになります。

一般病床に入院している人の数の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、病院の所在地で数えた数字であること。
2つ目は、診療所への入院を含まないこと。
3つ目は2024年の数字であることです。

人口10万人あたりでは高知県が876.52人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは44位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の28パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が711.8人で最多でした。
一般病床の平均在院日数やがんの手術件数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

注記: 2024年の一般病床の1日平均在院患者数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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